本日は「のぼりべつクマ牧場」にて暮らしていた
日本最高齢の雄のエゾヒグマ「ロコ」の誕生日であります。
・「ロコ」は1980年1月19日生まれの雄のエゾヒグマであります。
2012年9月21日、「ロコ」の敬老が祝われ、
アイヌ民族伝統の儀式“カムイノミ”が行われました。
2013年1月に現役世代で最高齢の33歳となり、
翌2014年1月に記録を更新して34歳となった当時、
人間なら100歳に近い高齢で足腰が弱っていたものの、
体長約210cm/体重約320Kg(ともに推定)の体格でありました。
しかし、その月の末から体調を崩し、
2014年2月4日に肺炎によって生涯を閉じました。
・のぼりべつクマ牧場は、北海道登別市登別温泉町にて
クマを主に取り扱っている動物園であります。
倶多楽湖外輪の四方嶺(標高550m)山頂付近に位置し、
1957年に加森観光の前身である「加森産業」が第三セクター方式で
ロープウェイ「登別温泉ケーブル」を開業した後、山頂が夏場の海霧によって
太平洋の眺望を見込めない事から観光施設を建設し集客を補う計画を立案し、
北海道に生息する野生動物の保護/観察/研究のために
1958年7月17日に開園しました。当初はエゾヒグマ8頭を放牧しておりました。
世界で初めてヒグマの多頭集団飼育に成功し、人工繁殖や冬ごもりの実験など
教育普及にも努めている他、クマのショーやアヒルの競走など
アトラクションにも力を入れております。
登別温泉街からロープウェイで約7分、標高550mの四方嶺(通称「クマ山」)の
山頂に、ヒグマの第1牧場・第2牧場の2つの放飼場(展示場)をはじめ、
「人のオリ」、「ユーカラの里」(アイヌコタン、「アイヌ生活資料館」など)、
世界唯一の「ヒグマ博物館」、クッタラ湖展望台、リス村等が設置されており、
その中で北海道のエゾヒグマ/ヒグマ/ツキノワグマの他、
エゾリスの繁殖群を放養しております。また、本施設の周囲は
支笏洞爺国立公園であり、野生動物も多く生息しております。
けものフレンズには様々なクマのフレンズの方々がおられ、
今回取り上げたエゾヒクマのフレンズもいらっしゃいます。
大きいものを見付け、集め、愛でるチーム「ラージラブズ」
(アニメ版のけもフレ図鑑では「L♡Lベアーズ」)のリーダーを務められており、
男勝りでノリが良く、お祭り事を大変好まれ、物事を大きく行われる主義という、
まさに「豪快な親分肌」をそのまま体現されているフレンズでいらっしゃいます。
クマはその体格と力強さで恐れられる存在ではありますが、
クマや他の動物達からすれば、人間こそが最も恐ろしい動物であります。
しかし、同じ地球に住む動物同士、適度な距離感を保って
平和に暮らしていく事も不可能ではないはずであり、
それこそが健全な地球環境を保つための一歩なのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。