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みんみ教徒の集い / 3169

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流浪のみんみ教徒 2022/01/10 (月) 03:30:30 457e0@8e229

本日は1723年に小石川養生所が開設された日であります。
・小石川養生所は、江戸時代に幕府が江戸に設置した無料の医療施設であります。
 江戸時代中期、農村からの人口流入により江戸の都市人口は増加し、
 没落された困窮者の方々は都市下層民を形成しており、
 享保の改革においては江戸の防火整備や風俗取締と並んで、
 下層民の方々への対策も主眼となっておりました。
 享保6年(1721年)7月、将軍・徳川吉宗公は日本橋に高札を立てられ、
 和田倉御門近くの評定所前に毎月2日、11日、21日の月3回、
 目安箱を設置する事を公示されました。同年12月、漢方医の小川笙船氏は
 この目安箱を利用して施薬院の設置を嘆願する投書を行われました。
 享保7年(1722年)正月、吉宗公は小川氏の上書を取り上げられ、
 側近の有馬氏倫氏に施薬院の設立を命じられました。
 有馬氏の命を受けられた町奉行の中山時春氏と大岡忠相氏は
 大岡邸に小川氏を呼ばれて意見を聴取されました。
 翌日、両奉行は中山出雲守組与力の満田作左衛門氏と
 大岡越前守組与力の吉田十郎兵衛氏を設立の事務方に当たらせました。
・小石川養生所は享保7年(1722年)12月13日に小石川薬園
 (現在の小石川植物園)内に開設されました。建物は柿葺の長屋で
 薬膳所が2カ所に設置され収容人数は40名でありました。
 養生所は町奉行支配となり、開設に尽力された小川氏が肝煎(院長)を、
 満田氏と吉田氏が引き続き養生所与力を務められました。
 医師ははじめ本道(内科)のみで小川氏ら7名が担当されました。
 設立時の医師として岡丈庵氏と林良適氏が、夜間の救急対応の医師として
 木下同圓氏/八尾伴庵氏/堀長慶氏が任命されました。当初は寄合医師/
 小普請医師などの幕府医師の家柄の方々が治療を担当されましたが、
 天保14年(1843年)からは町医者に切り替えられ、その町医者の方々の中には
 養生所勤務の年功により幕府医師に取り立てられる方もおられました。
 当初は患者を実験台にして薬草の効能を試験するという風評が立ち、
 また、無宿者と同等の扱いを受けるのを嫌われて利用が滞りました。
 そのため、設立間もない享保8年(1723年)2月には入院の基準を緩和し、
 身寄りがなく経済的に厳しい方々だけでなく看病される方々であっても
 経済的に厳しい方々であれば収容される事とし、また、同年7月には
 町名主の方々の見学のために養生所を解放して風評の払拭に務めたため
 利用される方々が増加し、以後は定数や医師の増員を随時行いました。
 また、同年10月には行き倒れの方や寺社奉行支配地における
 経済的に厳しい方々も収容しております。
 幕末の時期になると、蘭方医が台頭し「医学所」と「医学館」が対立し、
 蘭方医の権威が低下すると共に養生所の質が低下する事となりました。
 その後の明治維新によって、幕府の終焉と共に養生所は一旦廃止されたものの
 医学館の管轄に移って「貧病院」と改称して存続されましたが、
 新政府の漢方医廃止の方針によって間もなく閉鎖されました。
 1870年に薬園と共に養生所施設は文部省の管轄に移行され、
 1877年に東京帝国大学に払い下げられ、最終的には理学部に組み込まれました。
 2012年9月19日、「小石川植物園(御薬園跡及び養生所跡)」として
 国の名勝および史跡に指定されました。現在、小石川植物園
 (正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」)内に、
 当時養生所で使われていた井戸が保存されております。この井戸は
 関東大震災の際に被災者の飲料水として大いに役立ったとされております。
ジャパリパークは桁外れに広大な動物園および研究施設であるため、
自動化が進められている事を考えても相当数の職員の方々が務められ、
また、その広大さから敷地内に病院が設置されているものと考えられます。
その病院は、職員やお客様の方々が利用されるものと、
フレンズの方々が利用されるものが一体となっているか、
あるいは別々の区画に分けられているとも考えられます。
また、パーク内にはフレンズではない動物も生息しているため、
動物病院も設置されているのではないかと想像できます。
医療は誰にでも平等に行われるものであり、
それに従事される医療関係者の方々には頭が下がります。
現在、こちらは新型ウイルスのオミクロン株が広がっており、
医療機関への大きな負担が心配されております。
日頃の対策によってウイルスの影響や、それによる
医療機関への負担がなるべく小さく済む事を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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