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みんみ教徒の集い / 2998

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流浪のみんみ教徒 2021/09/05 (日) 00:03:03 457e0@6a11d

本日は国際チャリティー・デーであります。
マザー・テレサ氏の命日である9月5日に因んで、
国際連合の議会にて制定された国際デーの一つであります。
マザー・テレサ氏が行われた数々の慈善活動は
「慈愛の精神」「思いやりの心」「寛容な振る舞い」など、
チャリティーの語を形容するに相応しい事から制定されております。
例年、この日はボランティア活動や慈善活動の重要性について
再認識すると共に、マザー・テレサ氏を偲び、
貧しく弱い立場にある方々のために行動を起こすべく、
様々な呼びかけやイベントが世界中で展開されております。
なお、マザー・テレサ氏については一昨年のこちらのトピックにて、
氏の誕生日である8月26日に書き込みをさせていただいております。
・チャリティーとは、慈愛/慈善/博愛または
 同胞愛の精神に基づいて行われる公益的な行為や活動の事であります。
 その語源は「親切」を意味する古代ギリシャ語「χάρις」(カリス)、
 及びそのラテン語形「charitas」(カリタス)に由来しております。
 世界各地にてチャリティーの活動やそれを行っている組織が見られますが、
 それらの多くは宗教的な背景を持っております。
 チャリティーはしばしば身体障害者や高齢者などに対する社会福祉/
 貧困地域の飢餓救済/紛争地域の難民救済、災害や事故などの犠牲者や
 遺族に対する支援活動などといった形態をとっておりますが、
 実際に行われるのはそれらの活動に留まらず、
 社会に対する貢献全般がチャリティーと定義されております。
 また、チャリティーを行う際の費用は
 多くの場合において寄付や寄進によって賄われます。
・文明が発達すると富の集中が発生して社会内部に格差が生じ、
 それを緩和するために「宗教」が生まれ、また、「富の再分配」が行われました。
 そして多くの文明でこの両方が密接な関係を構築していき、
 富の再分配が宗教的な意味合いを持つようになりました。
 中世ヨーロッパ期には民間による組織が結成されて
 教会と並んでチャリティー活動を展開されましたが、近代ヨーロッパ期には
 市民社会の成長と共にチャリティーと宗教的背景との分離が進んでいきました。
 産業革命期以後は産業界の成功者の方々によるチャリティー活動が盛んになり、
 この時期になりとチャリティーは宗教的な色彩が薄まっていきました。
 これらの団体が組織的かつ計画的なチャリティー活動を実施してきた一方で、
 政府による公的な社会福祉支援が次第に充実していき、
 チャリティーの組織化が民公両面で進む事となりました。
 20世紀に入ると公的な社会福祉が高度に整備されたため、
 民間によるチャリティーは主流ではなくなりました。
 しかし、公的社会福祉ではカバーできない分野を担う役割は大きく、
 特にイギリスやアメリカでは社会の中で大きな役割を果たし続けております。
 日本において本格的なチャリティー活動は奈良時代からと考えられており、
 平安時代前期には上流貴族が諸国において
 貧民救済政策をとる事例が比較的多く見られました。
 鎌倉時代中期から後期においては叡尊氏や忍性氏、
 室町時代中期においては願阿弥氏など、社会福祉事業に尽力される
 仏教僧が中世日本には多数おられた事は特筆すべきものであります。
 明治時代になると西洋からチャリティー精神が紹介され、
 第二次大戦前までは皇室と財閥による活動が中心となり、
 戦後は政府による福祉国家政策が推進されていきました。
 その後、現在も行われるチャリティー活動が続々と誕生する事となります。
けものフレンズにおいてチャリティーで思い浮かぶものといえば、
旧アプリ版やアニメ版、そして「けものフレンズ3」において、
パークで様々な活動をされているフレンズの方々かもしれません。
それぞれの方々の多くは自主的に参加されており、
パークやフレンズの方々に貢献すべく活動をされております。
チャリティーは、ともすればその単語が独り歩きしてしまいがちですが、
要はお困りの方に対する気持ちを行動に表したものであります。
もちろん強制ではなく、活動の程度も限られますでしょうが、
その気持ちと行動が社会を明るくさせる光となるのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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