本日は盲導犬「チャンピイ」の命日であります。
・チャンピイは日本で育成された盲導犬の第1号となった
ジャーマン・シェパードで、チャンピィとも表記される事もあります。
1955年に行われたパーティーにて、アメリカ合衆国大使館付の
海軍武官であったW・C・ノーベル大佐が外交官の河相達夫氏から
失明されていたご子息の河相洌氏の話を聞かれ、
ノーベル大佐は「社会復帰のための盲導犬として育てて欲しい」として
生後6ヶ月の雄のチャンピイを日本に贈呈されました。
その後、河相氏は盲導犬の訓練について視力障害者センターの教官であった
松井新二郎氏に相談されたところ、日本シェパード犬協会会長であった
相馬安雄氏に聞く事を薦められた後に紹介されて来たのが、
塩屋愛犬学校を設立され、警察犬や家庭犬の訓練をされていた
塩屋賢一氏であります。塩屋氏によって訓練を受けたチャンピイは
1957年より河相洌氏の盲導犬として活躍を続けましたが、
河相洌氏が上京の際に預けられた浜松の知り合いの獣医のもとで
突如として亡くなってしまいました。12歳とはいえ元気であったため、
河相氏にとっては全く予想外の事でありました。
後にチャンピイに関するテレビ番組が放送される事となり、
2002年にNHK総合テレビの「プロジェクトX 挑戦者たち」が、
2008年には「ありがとう!チャンピイ〜日本初の盲導犬誕生物語〜」
のタイトルでテレビドラマが放映されました。
けものフレンズにジャーマン・シェパードのフレンズはいらっしゃいませんが、
イヌのフレンズで献身的な印象が強い方といえばアニメ二期にて活躍された
イエイヌ様かもしれません。こちらに関しては以前の書き込みの通りであります。
日本においても盲導犬は重要な存在となっておりますが、
その先駆けであるチャンピイは現在に繋がる偉大な存在であります。
日本における盲導犬の更なる地位向上を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。