本日は国際オオカミの日であります。
いつ、どなたによって制定されたかは明らかになっておりません。
・オオカミはイヌ科イヌ属に属する動物で、
通常はタイリクオオカミ一種のみでありますが、
広い分布域に応じて多くの亜種に細分化されております。
また、同じイヌ属の近縁種としてはアメリカアカオオカミ/
コヨーテ/アビシニアジャッカル(エチオピアオオカミ)等がおります。
なお、イヌ(イエイヌ)は従来はオオカミの近縁種とされていましたが、
近年ではオオカミの1亜種とする見方が主流となりつつあります。
オオカミの特徴は様々な資料にて示されておりますが、
その中でも際立ったものを幾つか挙げてみますと、
・オオカミは雌雄のペアを中心とした平均4~8頭ほどの社会的な群れ
(パック)を形成する。群れの頭数は最多で42頭にもなった記録があるものの、
平均して概ね3~11頭の間である。群れはそれぞれ縄張りを持っており、
その広さは食物量により100~1000㎢にも及ぶ。
・群れの内外とのコミュニケーションにはボディランゲージ/表情/
吠え声などを使用し、表情や仕草は群れの順位を確認する際に良く使われる。
遠吠えは、群れの仲間との連絡/狩りの前触れ/
縄張りの主張などの目的で行われ、それぞれ吠え方が異なるとされる。
また、その合唱のように共同で遠吠えする場合もある。
・イヌとオオカミで特に異なる部分は胸郭であり、
オオカミはイヌよりも幅が狭く、上下の高さが高い。
肋骨の主部が立ち上がっている形状のイヌに対して、
オオカミの胸郭は肋骨頸の曲がりが殆ど無く後ろに寝ている形状であるため、
特に深呼吸をする際には一層胸郭の容積を大きくする事ができ、
イヌよりも深い呼吸を行う事が可能である。
・狩りを行う際に、走る速さが最高速の70km/hであれば20分間、
30km/h前後であれば7時間以上獲物を追い回す事ができる。
以上の事だけでも、オオカミの特徴が際立っております。
けものフレンズには様々なオオカミのフレンズがいらっしゃいます。
それぞれ服装や立ち振舞い等が大きく異なるのは、
オオカミならではの広い生息域を表しているものでもあり、
いずれの方々もオオカミらしい凛々しさ等を持ち合わせておられます。
オオカミは日本にもニホンオオカミが存在しておりましたが、
現在はその生息を確認する事ができません。
絶滅種をこれ以上増やさないためにも、
未来のために日々の取り組みを積み重ねていきたいものであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。