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みんみ教徒の集い / 2958

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流浪のみんみ教徒 2021/08/12 (木) 00:33:33 修正 457e0@982f8

本日は1883年にクアッガが絶滅した日であります。
・クアッガはウマ科ウマ属サバンナシマウマの一亜種で、
 主にアフリカ大陸南部の草原地帯に生息しておりました。
 体高135cm程度で、外見の主な特徴は身体の後ろ半分に縞模様が無く
 茶色一色となっている事であります。縞模様はウマとの交雑(ゼブロイド)
 によって発現したものではなくクアッガ特有のものであります。
 脚とその付け根は白色で歯の形や耳が小さく、
 ウマと共通の特徴を有しておりますが、ウマとシマウマのどちらに
 近縁なのか判明しておりませんでしたが、その後のDNA解析により
 サバンナシマウマが一番の近縁である事が判明しております。
 なお、「クアッガ」または「クアッハ」という名前の由来は、
 「クーアッハクーアッハ」というその鳴き声を写したものであります。
 1785年のとある記録ではその鳴き声について、「ロバとはかなり違っており、
 マスティフ犬の滅茶苦茶な吠え声に似ていた」との記述が存在しております。
・数十頭で群れを作って生活していたとされております。
 なお、同じ地域にバーチェルサバンナシマウマが生息しておりましたが、
 混じり合わずに別々の群れを作っていたとされております。
 なお、身体の後ろ半分に縞模様がないという進化の仕方や
 理由については資料に記載が存在しておりません。
・絶滅に至った経緯は人間による乱獲と、開発に伴う生息地の減少であります。
 野生の最後のクアッガは1861年に絶滅し、ヨーロッパ各地の動物園にて
 飼育されていた個体も絶滅回避を図るには数が少なすぎる状態でありました。
 オランダ・アムステルダムのアルティス動物園で飼育されていた
 最後の1頭が亡くなったのは1883年8月12日の事でありました。
・前述の通りクアッガはDNA解析によってサバンナシマウマの亜種である事が
 判明しており、これを受けて交配によってクアッガを復活させようという
 「クアッガプロジェクト」が1986年に発足されました。
 事務局は南アフリカ共和国ケープタウンに置かれ、
 カルー国立公園やエランズバーグの農場などにて繁殖が行われております。
 1988年12月9日にクアッガに似た模様の個体が生まれ、
 2005年1月20日に「ヘンリー」と名付けられた個体が生まれております。
 その後もクアッガ似の模様のサバンナシマウマは増え続けており、
 これらの個体群は「Rau quagga」と呼ばれております。
けものフレンズにはクアッガのフレンズがいらっしゃいます。
縞模様を含めた色の特徴は髪や服装のカラーリングに、
名前の由来も旧アプリ版でのプロフィール内のセリフに表れております。
お持ちのスキルも特徴的な鳴き声がモチーフとなっております。
絶滅した動物を題材に取り上げる度に人間の身勝手さを痛感せざるを得ません。
先日の書き込みの通り、ヒトは他の動物達と同じく、一つの種族に過ぎません。
ヒトはヒトとして何ができるのか、じっくり考えて行動したいものであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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