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みんみ教徒の集い / 2942

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流浪のみんみ教徒 2021/08/05 (木) 07:03:05 修正 457e0@9bc97

本日は1888年にカール・ベンツ氏の妻であるベルタ・ベンツ氏が、
世界初の長距離自動車ドライブを行われた日であります。
・以前にも書き込みをさせていただいた通り、カール・ベンツ氏は
 1886年1月29日に「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」で特許を取得され、
 この日が初めて乗用車が誕生した記念日として知られております。
 「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」は当初は全く売れませんでしたが、
 1888年8月5日、ベルタ氏はカール氏の発明品が役に立つ事を証明するため、
 カール氏に内緒にされたままお二人の御子息を同伴させた上で
 「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」3号車でマンハイムから
 ベルタ氏の生まれ故郷のプフォルツハイムへドライブに出かけられました。
 初の長距離ドライブでは様々な出来事があったそうであります。
 燃料のガソリンは当時、ベンジン(ここではガソリンと同義)が
 衣服のシミ抜き用として薬局で少量ずつ販売されているだけであったため、
 燃料補給のため各地の薬局に立ち寄る必要がありました。
 また、ブレーキにライニング(摩擦材)をつける事を考案される等、
 ベルタ氏自ら車の修理をされる事もありました。
 またある時は、幾つかの長い下り坂を経た後に靴屋に立ち寄られ、
 革をブレーキブロックに打ち付けるよう頼まれる事もありました。
 そして夕方には目的地に到着され、ベルタ氏は電報でカール氏に報告されました。
 これによって、ベルタ氏は「自動車を運転された初めての女性」と呼ばれ、
 実際に旅行する事でモトールヴァーゲンの可能性を示されました。
 また、この旅行はモトールヴァーゲンの弱点を見つける役割も果たしており、
 ドライブに使用された初期型モトールヴァーゲンは変速ギアを持っておらず、
 急な坂を自力で上る事ができなかったという事例も、
 後の生産車の製造に活かされております。なお、モトールヴァーゲンは
 1886年から1893年まで25台が生産されております。
・ベルタ氏が通られた正確なコースは判然としておりませんが、
 バーデンのブドウ畑などを通ったものと見られております。
 2008年2月25日、ベルタ氏の世界初の長距離自動車旅行のルートが、
 「ベルタ・ベンツ・メモリアルルート」としてドイツ観光街道に選定されました。
 マンハイムからハイデルベルクを経由してプフォルツハイム
 (シュヴァルツヴァルト)まで行って戻る194kmのルートには
 その標識が立っており、どなたでもそのルートを辿れるようになっております。
 また、現在ではこの歴史的な出来事を祝して、
 2年ごとにクラシックカーのラリーが開催されております。
ジャパリパークは非常に広大であるため長距離移動には乗り物が欠かせず、
そのための主な手段として活躍するのがジャパリバスであります。
けものフレンズの各作品にて幾つかの違いこそあるものの登場しており、
そのいずれも物語において重要な役割を果たしております。
現在、自動車を取り巻く環境は大きく変化しつつあり、
それに対応する形でメーカーも様々な可能性を探っております。
この地球環境があってこそ自動車が存在できると考えるならば、
地球にとって私達にできる事は自ずと定まっていき、
自動車もそれに対応するものとなる事は間違いないと言えるでしょう。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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