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みんみ教徒の集い / 2906

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流浪のみんみ教徒 2021/07/08 (木) 00:03:03 修正 457e0@5bb77

本日はジャイアントパンダ「トントン」の命日であります。
・「トントン」は、東京都恩賜上野動物園で飼育されていたジャイアントパンダで、
 日本国内で繁殖に成功した最初のジャイアントパンダでもあります。
・父は1982年11月9日に上野動物園に来園した「フェイフェイ」(飛飛)、
 母は1980年1月29日に来園していた「ホアンホアン」(歓歓)。
 この2頭の間で行われた人工授精により「ホアンホアン」が妊娠し、
 1985年6月27日に日本初のパンダの赤ちゃん「チュチュ」(初初)が誕生するも、
 不慮の事故により45時間という短い生涯を閉じてしまう事となりました。
 1986年、再び人工授精によりパンダの赤ちゃんが誕生する事となり、
 名前が公募された結果、27万通の応募の中から「トントン」に決定しました。
 同年12月16日から開始された一般公開においては
 大勢の方々が「トントン」を目当てに来園され、
 公開開始1ヵ月で来園者数が前年比約2倍の42万人に達しました。
 「トントン」の誕生でパンダ舎が手狭となり、また、「トントン」人気で
 来園者も増加したため、それまでのパンダ舎を拡張する形で建て替え、
 1988年4月に新しいパンダ舎をオープンさせました。
 なお、「トントン」は当初オスだと思われていましたが、
 嫁探しを行おうとした4歳の時になって、実はメスである事が判明しております。
・「トントン」の人気を裏付けるエピソードとして、NTT東京総支社では
 「トントン」の誕生から2か月間にわたって「トントンの鳴き声を聞く事ができる
 テレホンサービスを実施したところ、その着信数は66万本に達しました。
 また、1986年12月15日から「トントン」のテレホンカードを発売し、
 4種類の合計で516万枚の売り上げを記録しました。これらの功績が認められ、
 1987年10月22日に「トントン」はNTTから「特別事業功労者」を受賞しております。
・「フェイフェイ」と「ホアンホアン」のペアは、「トントン」出産後も
 人工授精により1988年6月23日にオスの「ユウユウ」(悠悠)を出産しております。
 1992年、1972年からの日中国交正常化20周年を記念し、
 中国とジャイアントパンダのオス同士を交換する事になり、
 同年11月5日に中国からオスの「リンリン」(陵陵)が来日し、
 代わりに「ユウユウ」が11月13日に北京動物園へ渡る事となりました。
 「リンリン」と「トントン」のペアは1994年から人工授精を毎年行いましたが、
 残念ながら出産に至りませんでした。
 2000年7月8日、「トントン」は癌による腹膜炎を患い、
 14歳1ヵ月の生涯を閉じる事となりました。現在、「トントン」の剥製は
 国立科学博物館の地球館3階にて父「フェイフェイ」と並んで展示されております。
けものフレンズにはジャイアントパンダのフレンズがいらっしゃいます。
旧アプリ版から現在の「けものフレンズ3」までの各作品に出演されており、
その愛らしい姿と独特のキャラクター像で存在感を強くアピールされております。
パンダはもちろん可愛いだけの動物ではありませんが、
その存在感は、ご覧になられる方々に癒しをもたらすのに充分なものであります。
動物を通じた交友は素晴らしいものでありますが、
動物に頼りきったものでは、本来の交友とは呼びづらいのも確かであります。
仲介となる動物への感謝の気持ちを忘れずに、
相手との交友を喜ぶ事こそが本来の姿であると私は考えております。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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