こうして、この物語はひとまず終わりを告げる。
記憶こそ消されたが、一度団結した事により世界は少し平和になった。
スネーク「さぁて、葉巻でも…」
ゼロ『スネーク、ちょっとした任務だ』
スネーク「…マジか」
元からこの世界に生きていた者は、元に戻りつつも比較的穏やかな生活を送り。
キャシャーン「これ 美味しいじゃーん」
デビルマン「分かルマーン!」
タイガーマスク「たァーッ!(同意)」
ジャイロ「さぁて、故郷に帰るかジョニィ!」
ジョニィ「ああ、ジャイロ…!」
別世界の者達も、記憶を失いそれぞれの世界でそれぞれの人生を辿る。
だが、一方で。
ガイ「あばよ、かばん。そしてフレンズ達。お前は見事に、闇を抱きしめ光になった。その強さがあれば、何処までも歩いて行けるはずだ。応援してるぜ」
ジャグラー「全く、どいつもこいつも甘ちゃんだ…俺も含め。ま、そこが悪く無いんだが」
クロ「…」
ヒグマ「ん?どうしたクロ?」
クロ「…ガルル♪」
世界の修正力を超えていた者達は、記憶を失わないまま各々の道を歩き続ける。
千差万別の在り様。だが全てに共通して言えるのは“今回の件は無駄ではなかった”という事だろう。記憶の有無に関わらず、彼らの人生は確かに変わったのだから。
互いに影響しあい。
ぶつかり合い。
励まし合い。
そして、その命を走り続ける。
故に、人はこう言うのだ。
“姿形も十人十色 だから惹かれ合う”と。
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