その時だった。
クイーン「何をさせるものかぁあああ!」
ヒグマ「!危ない!!」
雷撃が、彼女達の元に降り注いだ。
かばんの近くにいたヒグマが、彼女を押し飛ばす。
サーバル「ヒグマぁ!」
キンシコウ&リカオン「「ヒグマさん!」」
そのまま、ヒグマは雷の直撃を食らった。
筈だった。
ヒグマ「…あれ」
気が付けば、傷1つ付いてない自身の体。起き上がって周りを見て、ヒグマは漸く状況を理解する。
ヒグマ「クロ…?」
クロ「…」
クロは片手で雷撃を防ぎながら、悲しそうな目でヒグマを見ていた。
まるで、もう会えないかのように。
キンシコウ「クロ、ちゃ…」
クロ「ガゥアッ!!」
言葉にならない言葉。しかし、その場にいた全員が理解出来た。
来るな、と。彼女はそう言ったのだ。
クロの身体から、意図的にサンドスターが放出される。
フレンズを、やめていく。
巨大化していくする身体。
太く、硬くなっていく尻尾。
強靭になっていく肌。
溜め込んだ核エネルギーと吸収していた雷撃を糧にして。
そして、彼女…
否。“王”は吠えた。
シン・ゴジラ「ガァァァアアアアアアア!!!」
通報 ...