サーベル「うみゃみゃみゃみゃー!」
博士「速いだけでなく、硬い。これはかなり骨が折れそうなのです」
キンシコウ「伸びろ棒!…これも効きませんか、っと」
重い一撃を避けて、キンシコウが跳躍する。それにセルリアンが気を取られている内に、合体したデビルマスクと他のハンター達が仕掛けるが、まるで通用していない。
かばん「皆さん、離れて!」
\セルリアン、マキシマムドライブ!/
かばん「やーっ!」
巨大な光球を蹴りつけるかばん。しかしこの攻撃も、敢え無く巨腕に防がれる。
かばん「駄目か…」
クロ「ガラ…!」
クロが熱線を放つが、先ほどとは違い表皮を焼くだけに留まった。どうやら防御に集中しているようだ。
かばん「セルミミズクさん、石の場所は分かりますか!?」
セルミミズク「私の頭上、こいつの胸の部分にあるのです!そこに、メモリも突き刺さってます!」
助手「そこを攻撃出来れば…しかし、体内にあってはどうする事も……」
その時、馬の鳴き声が轟いた。同時に放たれた光が、セルリアンを貫通する。
ジョニィ「なんだか分からないけど、助けに来たよ!」
ジャイロ「“黄金の回転”なら、ヤツの装甲をブチ抜けるみてぇだな!」
しかし、傷はすぐに再生してしまった。
かばん「援護に感謝します。ではすみませんが、次はあのセルリアンの胸の部分を狙ってくれませんか?下のセルミミズクさんには当たらないようにして」
ジョニィ「OK、行くぞジャイロ!」
ジャイロ「任せろ!」
2人はそれぞれ、回転する光弾を放った。
ジョニィ「完全なるッ」
ジャイロ「黄金のッ」
2人「「回転エネルギーッ!!」」
光弾は人型の像に変身し、セルリアンの防御をすり抜けてその胸へと突き刺さる。
2人「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!炸裂しろォッ!!!」」
叩き込まれるラッシュ。その攻撃により甲殻は粉砕され、石が露出した。
同時に、2人の身体にも変化が。
ジョニィ「あれ?僕達の身体が透けて…」
ジャイロ「あー、分かったぞ。ここは別の世界だ。で、今のエネルギーをこの世界が許容出来なくて、もうすぐ元の世界に俺たちは帰されるんだ」
かばん「なんだか分かりませんが…ありがとうございました!」
ジョニィ「良いよ。それじゃ、頑張って」
それだけ言って、2人は消えてしまった。