>> 34において「キャラクターへの誹謗中傷」について「投稿も散見」とされていましたが、数件の例外はあるものの、基本的には1名によるものが主でした。結果的により厳格な編集ルールへの違反を起こし対応されました。
差別用語あるいは侮蔑用語は、ある言葉や概念(他者や他集団などを指すことが主)に対して、比喩(暗喩)あるいは転義(レトリック)などの表現技法を用い、他の言葉の意味やイメージ(主にネガティブあるいは負)の重ね合わせや付与を行うことで成立します (その上で発言者が言及する言葉や概念を下に見る構図や侮る(バカにする)意図が明らかにされるなどの効果、または意識的か無意識かを問わず他者の可能性や行為を阻止する効果を期待するなど)。そして言葉の意味が任意の文脈に依存する以上は例えば「にんじん」ですら侮蔑用語になりえます。
ただし一般に差別や侮辱よりどころないし口実とされる特性については事例がある程度は整理されているとも言えるものの*、やはり社会や集団や時代によって適用される基準は変わります。愚痴掲示板においては個人と個人が口頭で行うという形式のため緊急性や重大性は低めです。
前例として愚痴掲示板では、性差別的な表現 (個人的には5chへのアンチテーゼとしての意味と理解しています)、国や民族や人種差別的な表現 (個人的には初期の状況を見るにコミュニティ外部からの脆弱性になりうるためと理解しています)の2件がまずよく対処されうると把握しています。
また声優など関係する第三者的な開発協力者への誹謗中傷という雑談板の例*がありますが、これを反論が難しい他者への誹謗中傷と解釈拡大して愚痴版に転用することで、キャラクターへの誹謗中傷とくに具体的には名前をもじった侮蔑表現 (コクセイは許容、酷晴は不許容、珊ゴミ宮は不許容)という対処基準を作成するのも適当になるのではないだろうかとも考えます。
個人的には愚痴掲示板においては、いわゆる誹謗中傷ですが具体的には上のような「尊厳を失わせるような言動に対する反論可能性の可否」という基準によって対処することが適当かと考えます (口論はしないという方針に反してはしまいますが)。
しかし「乞食」のような社会的・歴史的カテゴリーに属する特性である身分、社会的地位、貧富、職業などを利用した差別・侮蔑などの表現をも対処の範囲に含めるべきとの考えもまた妥当であるため、どこに基準を設けるのかは、最終的には管理人の判断に任されますが、>> 34の問題提起のように検討の余地があるのかもしれません。
実際実務上としては、>> 34で言及されるような利用者は他のルール違反もしがちであるため、編集差し戻しや追加のコメント削除などの新たな対処コストを発生させてしまうことにはなりますが、そちらの方に上手いこと持っていって対処するのが無難かなと思いました。