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24 分前
領土拡大、新規建国コーナー 24 分前
21
58 分前
南米カルテル紛争スレ 58 分前
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1 時間前
質問部屋 1 時間前
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1 時間前
画像コーナー 1 時間前
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個人の設定スレ 2 時間前
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3 時間前
架空設定コーナー 3 時間前
786
6 時間前
輸出物紹介・取引コーナー 6 時間前
10135
13 時間前
談話室 13 時間前
403
13 時間前
茶番協議スレ 13 時間前
624
16 時間前
国の詳細設定 16 時間前
32
16 時間前
戦争史スレ 16 時間前
167
16 時間前
ICF合同軍事演習 16 時間前
1819
1 日前
NEWS コーナー 1 日前
4196
1 日前
兵器紹介 1 日前
1456
1 日前
外交用 1 日前
101
2 日前
架空兵器スレ 2 日前
71
3 日前
兵器資料スレ 3 日前
96
3 日前
人外関連設定スレ 3 日前
165
7 日前
模擬戦技術用コーナー 7 日前
1860
9 日前
茶番スレ 9 日前
519
15 日前
条約コーナー・機構コーナー 15 日前
671
18 日前
会議場 18 日前
4
1 ヶ月前
初心者さん案内スレ 1 ヶ月前
59
1 ヶ月前
(仮称)二つ名命名スレ 1 ヶ月前
111
2 ヶ月前
ファントム&リバティニア合同茶番 2 ヶ月前
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3 ヶ月前
クイズコーナー 3 ヶ月前
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入った人はココに個々に名前を入れてね 4 ヶ月前
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4 ヶ月前
TNO茶番専用スレッド 4 ヶ月前
318
6 ヶ月前
深海生物と争う末期な世界線(仮※)用コーナー 6 ヶ月前
18
1 年前
この鯖の決まりごと(法律のようなもの) 1 年前
モルトラヴィスから戻った彼女は、とある場所に来ていた。
「あれからもう1年半か…」
あの戦争の日々がまるで嘘のように思えてくるほど静かなその場所には、数多くの人々の眠り場所を示す石達がただひたすら雨に打たれている。
ここに眠る人たちは、全員…
やがて、彼女は何百とある石のうちの一つにたどり着いた。
そして彼女の視界に入ったのは…“クラウス・アンドラーデ”。
「全部、終わったよ」
墓石の前に立ち尽くしながら、彼女はそう言った。
「戦いは終わった。共産主義も。でも、これが君のやりたかった事なのかは、私にはもうわからない。君は、もういないから。」
「どうなんだろう。君は、喜んでいるのかな」
問いかけても、あたりに響くのはやけに物静かな雨音だけで、返事が聞こえることはなかった。でも、彼は答えてくれた気がした。
「…じゃあ、そろそろ行くね」
冷たい墓石に花とウォッカを備え、また来ることを固く誓って彼女はその場を後にした。
『…そうか、終わったんだね。ありがとう。これで、何の心配も、後悔もなく…』
ー俺も傭兵になってみたい
そんなコメントが見えた。今、僕は久々の晩酌配信でEFTをしている。最近疲れすぎて、動画更新を忘れていたからその動画の代わりとしてね。
「傭兵ねぇ~…正直言って、それなりのポテンシャルがないといけないよ?」
100mタスクのために、敵が来るのを待ちながら返答する。
「それなりの実戦経験も必要だし、なにより給料が安い。普通に働いてた方がいいまである」
ー白狼君はどうなの?傭兵としてやりがいとかって
「やりがいねぇ……」
上を向いて考える。先ほどまで回っていたアルコールがどこかに消えた気がした。
「結構あるけどね。傭兵としてのやりがいは」
ー実際傭兵っていう職種はどうなの?大変?
「大変だけど、うちの会社はほかの傭兵会社よりいいかな。当たり前のように福利厚生があるし、何だったら定時退社に有休もとれるからね。思った以上にホワイトだよ」
グビッ ごくごく
缶に余っているビールを飲み干す。これだけでも結構酔いがすごい。
ー収入っていくらぐらい
やっぱりそう来たか。ある程度予想はつくから答えやすいな。
「いつもは月収60万弱。それにプラスしてハンター業や配信者の収入もあるからな。それと作戦随伴時の追加ボーナス。一年で1000万は超えてるんじゃないかな?」
あいまいだけど僕も気にしたことがないからわからない。
ー高くない?
「僕が特殊なだけ。普通だと年収400~600万ぐらいだよ。まぁ、うちの会社は副業アリだからみんなこれ以上は稼いでるけどね」
ーなんで傭兵になったの?
「スカウト。訳あってその誘いを断れなくてねぇ~楽しいからいいけど…」
ーこれからの続けるつもり?
「うん。もう数十年はやりたいかな。ぶっちゃけ配信一本でも生きていけるけど、せっかくの軍での経験を活かしたいじゃん」
リスナーと談笑しながら僕はゲームをする。まだこれからだよ。僕の傭兵ライフは
「ゲリラの元幹部を殺害…か。よくここまで隠したものだ」
無機質な蛍光灯が照らすオフィスの一角で、かつて№2と呼ばれた女は独り言ちる。手にはタブレット型端末を持ち、ニュースを読んでいるようだった。
「これで№1は死亡、くだらん革命ごっこも終わり…ではないか。しかし最後の言葉がなんとも情けない」
デルタフォースから上がってきた報告の中にあった、撃たれる直前の№1を笑いつつ、アリシアは思い出す。シュガートと呼ばれ、多くの財団職員に慕われていた壮年の男を。
「まだ終わらないか…№1が死んだ今、シュガートが動くかもしれないな。奴を殺すまで私も死ねん」
脳裏にバーを去っていくヘンダーソンの姿が映る。曲がりなりにも信頼していた部下を誑かした革命家連中を、彼は恨んでいるだろうか。否、恨んではいないだろう。危ういな。誰かを恨んでいると、ある意味それが生きる目的にもなる。彼は何を見て生きるのか。自らの頭を埋め尽くす思考に嫌気が差し、一度画面から目を離す。
突然、断続的なヘリのローター音が聞こえてきた。席を立ち、窓の外に目を向けると、一機のUH-3が頭上を通り、夕陽に染まる後ろ姿をこちらに晒していた。
「一体どこに…あぁ、国防総省か」
ここからは見えない五角形の建物を思い浮かべながら、席に戻る。コーヒーを一口飲んで、タブレットへと意識を戻した。
2024年2月、トラスト地方。
戦火真っただ中のこの場所で、
チェコ最高の狙撃手のライラ・ニーニコスキは
窓一つない部屋の中で同じく精鋭兵と共に簡素なパイプ椅子に座っていた。
その視線の先では、壁に設置されたスクリーンを操作している
彼女の上官… ハンネス・コイヴランタ少将が立っている。
「やあ、諸君。 わざわざ遠くからここに来てくれてありがとう。
早速だが、今回の作戦のブリーフィングを始めさせてもらう…」
リモコンのボタンを押すと、、
少将はこの精鋭たちにブリーフィングを始めた。
スクリーンに、不鮮明な中国系の一人の写真が映し出される。
「まず…今回の標的、刘梓萱(リウ ズシュエン)だ。
今のうちに顔を覚えておくといい」」
「刘梓萱? 誰だ、そいつは?」
ライラの隣に座っている、一人のビリー・ゼイン似の男が質問する。
すぐさま少将が回答した。
「ああ、すまん。説明を間違えた…
最近チェコ軍でよく噂されている「南昌の暗殺者」の事だ。
情報部がどっかから本名を見つけてきたらしい。」
「あの、見えない所から正確に敵を射抜くとか言う「南昌の暗殺者」か?
てっきりプロパガンダかと思ってたぜ」
「今回の標的はそのプロパガンダだ。
上層部もただの噂だと思っていたんだが、スパイが向こうの政府官僚から聞きだしてきてな…
後で説明するが、証拠もちゃんとある。」
「でも、いる場所が分からないですよね?
いったいどうやって見つけるんですか?」
今度はライラが質問する。
「使用銃だ」
「…使用銃?」
「標的は鹵獲品のチェコ製のCz.07対物ライフルを使ってる。
14.5㎜弾を使用する大型の銃で、その薬莢をうちの空挺兵が先日発見した…
龍虎山、要は山岳地帯でな」
「…山岳地帯であの銃を?
二組に分解しなければ持ち運べないほど重い銃ですけど…」
「それがな、どうやら…
あー… 彼女は、人間じゃないらしい」
「人間じゃない?」
「どういう事だ? まさか嘘じゃないだろうな」
「そんなことあり得るのか? ここはマンガじゃないぜ」
口々に声が上がるが、それをさえぎるように少将が言った。
「最初は私も嘘だと思っていたんだが…現地部隊の話を聞くにどうやら本当らしい。
現に、チェコ空軍の無人偵察機がそれを一人で持ち運ぶ様子を撮影してる。」
「それで殺せなかったんですか?」
「いや、直後に撃墜された。
エンジンを対物ライフルで撃ちぬかれたと説明してる。」
「…その人、本当に人間なんですか?」
「ああ…さっきも言ったが、人間じゃない。
人外とか、そういう類の奴らしい。」
「成程…だから、私を含めて色々な部隊から精鋭狙撃手が引き抜かれたんですか」
色褪せたベレー帽をかぶった、初老のランディ・クートゥア似の男が言った。
「ええ、その通りです。
場所は高地地帯で、通常とは環境が違う。
そこで、軍の上層部はこんな場所でも狙撃ができる
精鋭狙撃手チームを編成しました。
…それで、現地で指揮を執ってもらうのが貴方と言うわけです」
少将が敬意を表しながら回答した。
「さて…それでは、今回の作戦に参加する隊員を紹介させてもらう。
えーと、右から…
チェコ最高の狙撃手、ライラ・ニーニコスキ。
(ニョック・リ似(フルメタル・ジャケットのベトコン狙撃兵))
空挺軍所属のマークスマン、エルヴィーン・ロハーチェク。(アントニオ・バンデラス似)
担当は狙撃手。
海兵隊偵察部隊所属の精鋭兵、デニス・シュルツ。(ビリー・ゼイン似)
担当はポイントマン。
特殊部隊員、ラドヴァン・シュチェルバ。(ケラン・ラッツ似)
担当は衛生兵。
高地部隊所属のグエン・ヴァン・クアン、(タイ・ホア似)
それと現地ベテラン狙撃手、チャン・バー・ビエン。(クアン・ス似)
両者とも担当はスポッターだ。
最後にチェコ軍教官、テオドル・リネク。(初老、ランディ・クートゥア似)
担当は現地作戦指揮。」
「たった7人? 少なすぎませんか?」
「安心しろ、ライラ。
コマンド迫撃砲装備の一個中隊を護衛に着けておくから、
機関銃手や通信兵、衛生兵とかはこっから引っ張ってくるといい。
それから…」
「それから?」
「あー、驚かないで聞いてほしいんだが…
今回の作戦に当たって、こっちも人外を投入することが決定した」
正体を現したな!チェコの人外め!!!
いろいろ人外が増えてきましたね()
南昌昌北国際空港の滑走路にて各国の輪送機が次々と着陸していき、その光景はあたかも流れる水滴のようだった。それらは今では貨物ターミナルに整然と並んでいる。機体にはモルトラヴィス帝国や北米独立国家連合を始めとした各国のの国章が刻まれ、それぞれの企業の紋章の付いた航空貨物を次から次へと吐き出していく。輸送機の砲銀色よりもそれぞれの紋章の色の方が輝いていた。
また木箱と一緒に各企業の代表者らもやって来て、欧人の監督の下、大勢の国家憲兵隊員や华人の男達が忙しなく動き回っていた。福建の港湾労働者や人夫がターミナルの影から用心深く見守る中、男達は手際良くトラックに貨物を積み込んでいっている。その様子は工場のベルトコンベア宛らの光景であった。
南昌内部ではバスやリムジンそして国憲隊のトラックで構成された車列が空っぽとなったの前に停車し、の紋章は度重なる雨や日光でコンクリートに染み込まずくっきりと見えていた。珠人と欧人は恐ろしき兵隊に護られながら欧州の男達と共に新しい巣穴に入り、南昌の街角に潜り込んで行く。
その夜、南昌のエリート達は集まりの企業の社長らを迎えた。
「お集りの皆様に乾杯」
と楊煌明は明らかに疲れ切っている様子で乾杯の音頭を挙げ、まるで練習していたかのような感性もその疲れの様子を完全には拭え切れなかった。各社の代表がそれぞれの意思で握手をし、シャンパンを片手に談話をする中、マクスフェルド大佐は減多に見せる事のない笑顔を浮かべており、その笑顔を見た翁敬黎はついにその場から去り彼らに対する不満の声を漏らした。
企業国家はまだ生きている。
・楊煌明(よう こうめい)
福江国(元トラスト)の行政長官。合理化による経済成長を目指し翁敬黎と対立している。
モデルは井深大
・マクスフェルド大佐
福江国家憲兵隊の司令官。在中利軍襲撃事件にてWOLF勢力の対処をした。
・翁敬黎(おう けいれい)
楊煌明の旧友。現在では福江国の国家方針の相違により仲違いし、現地人に寄り添った政治を支持している。
マクスフェルドの笑顔を見て不満を言ったのは他国企業の更なる進出により現地人の労働環境が悪化する可能性を思ってこと。
モデルは盛田昭夫
詳しくは個人設定スレをご覧ください。
人というのは自分たちと違う少数派を虐げたい、という考えがあるのだと私は思っている。そんな中、私はとある青年を見つけた。少数派であり、過去に過ちを犯し嫌われたがそれでもなお懸命に生きている。
「手がぶれてんなぁ~」
『焦りすぎだ。タイムアタックでも落ち着いてやるべき』
「そうなんだ…って社長さん!?」
青年は驚いた顔でこちらを見る。耳と尻尾を伸ばして
『顔に焦りが見えたぞ。それでも狙撃手か?落ち着いて狙え。お前の腕だったらやれる』
「分かりました。それと今お時間よろしいでしょうか?」
『問題ない。何か用か?』
彼はハンドガンをホルスターにしまう。
「社長さんは……なぜ僕を会社に招待したのですか?」
『……』
予想外の質問に私は思わず困惑した
「どこの国でも会社でもいいです。不祥事を起こして、世界の敵のような立場になった僕を雇うところってふつうありますかね?」
『…だとしたらうちが異常なだけだな』
笑って答える。彼もつられて笑う。
『傭兵としてみるならこの行動は一ドルのお金にもならないが…人として見るなら話は別だからな』
「…そうですよね。僕らの会社は普通の傭兵とは一味やふた味が違いますからね」
彼は立ち上がったラックに立てかけていた銃をかたずけ始める。
「この後新部隊での訓練がありますのでそろそろ行きますね。自分から呼び止めてあれなんですけど…」
『いいんだ。社員の心のよりどころにも慣れないと社長失格だからな』
彼はバックを背負い、射撃訓練場のドアを開ける。
「それでは行ってきます」
『あぁ、いってこい』
彼はドアをくぐり新設部隊の訓練に向かうべく、連絡通路を走っていった。
彼の名前は月夜仁。少数でありながらも懸命に生きてるしがないと自称する狼傭兵だ。
シェーン・レミックは、実に平凡な男だった。ある時までは。そこそこの大学を出てから、就職をしようとしたものの、彼は日々の生活から何かが足りないと感じた。「刺激」である。生と死の間を綱渡りし、一歩踏み間違えれば深淵に転げ落ちるところでタップダンスをする。そんな「刺激」を彼は欲していた。
そこからは早かった。まずは州軍広報センターの門を叩き、ニューヨーク州軍で2年間訓練と警備を行った。そして今、彼は州軍から引き抜かれてイラク・サウジ国境付近にいた。肩書はこうだ。『北アメリカ陸軍第6歩兵師団第42歩兵大隊E中隊第17分遣隊長』
強い風が砂を巻き上げ、汗ばんだ肌に少し張り付く。双眼鏡から覗くサウジ方向の景色には、アルゴン第三帝国陸軍の戦車部隊が映る。レミックの隣には部下であるスティール軍曹が同じように双眼鏡を覗いていた。
「なんと言うか…第三帝国陸軍というのは…不思議な雰囲気ですよね。不気味というか、かっこいいと言うか」
「ジャパニーズアニメの秘密組織みたいだな。LAHMV の燃料はどのくらいある?」
「ここから最寄りのキャンプ・デルタアルファまでなら」
レミックは双眼鏡から目を離し、時計に目をやる。短針は14:00を指していた。
「そろそろ戻る。全員呼んでとっとと帰ろうか」
「了解です少尉」
小さく頷くスティールを横目に、双眼鏡をしまって支給されたM6(プロジェクト時XM6.8)のスリングベルトに肩を通す。置いてあったバッグを背負い、20m離れた車両に向けて歩き出しながら無線で伝える。
「こちらチャーリー1アクチュアル。車両に戻れ、2分後にRTB」
言い終わると同時に空から聞こえる音に気づき、ヘルメットで重量が増した頭を動かす。
「空ってのは羨ましいもんだ。ゴミの掃き溜めみてぇな地上を見ることなく、悠々と飛びやがる。楽そうなもんだよな」
CAPをしているのか、我が物顔で空を漂う空軍のF-13CXを見て、レミックはそんな羨望とも憧れとも似つかない感情を抱いた。漆黒の戦車達が進軍を始めるところを尻目に、砂丘を去る。
どこぞのパイロット「航空機ってのは落ちたら終わりなんだ」
…エスコン0かなんかのセリフだった気がするんですが、うろ覚えなので教えてくれると助かります()
エリッヒ・ヒレンベランドさん、「シュネー1」さんの言葉ですね。彼の戦闘機乗りとしての生き様はかっちょいいですね…
(*゚Д゚)オォォ...クォレハ。
アルゴンの良さをよく分かっているじゃないですか(自賛)
第7機械化装甲師団はサウジ侵攻に向け、10両のobject2803を投入している。
アルゴン軍の指揮下に入るまで、派遣旅団にはサウジ国境付近の警戒にあたるよう命令が出ている。
車長「おおい、ここの塗装違うぞ、しっかりやれー」
砲手「冗談きついですよ。この猛暑でろくに作業もできません。」
車長「まぁ気持ちはわかるが、、、流石に本土迷彩で砂漠はまずいだろ。まったく、国防省の奴ら、何考えてんだよ。下手するとうちらのせいでアルゴン軍の居場所がバレることになるぞ」
砲手「ほんとですよね〜うちの軍、ただでさえ迷彩のマニュアル難しいのに、、、なんで現地でやらせてるんでしょうね?」
車長「まぁ急な派遣だったからな、アルゴン軍に遅れるわけにもいかないしな」
運転手「砂がサスペンションに派手に絡まってて整備もくそめんどくさいです、早く涼しいワルシャワに戻りたいですよ」
車長「まぁ、特別手当も結構出るし、、、我慢してください()」
---]
砲手「そういえばアルゴン軍のAFVって全体的に黒じゃなですか」
車長「それがどうした?」
砲手「いや、車内が爆熱になってるんじゃないかなって、、、」
車長「まぁ、超軍事大国だ、AFVにはエアコンがついてるのが当たり前なのだろう。」
砲手「羨ましいですね〜うちのMBT-70にはアルゴンAFVの影響が多く含まれてたのでついてたのですが、、、、一台あたりの価格が高すぎて、本国の一部部隊にしか配備されてませんからね〜」
車長「ちょっとうちの部隊が貧しく思えてきたぞ、本部に扇風機よこすように言っておkuy」
運転手「おい、ちょっと待て、なんかあっちから飛行機来てないか?
車長「おいおいおいおいお。来てるって、撃つ?撃っちょゃう?
砲手「どうやって戦闘機相手にAPFDS当てるんですか、たぶんICFだと思いますよ」
車長「ほんとか、、、?これでサウジのCAS機だったら地獄で呪うからな」
運転手「こっちまっすぐ来てますよ。。。うぉ!!」
車長「あれはF-13CXだな、ICFだ、よっかたな、サウジだったら今頃マーベリックとキスしてたかもしれねぇぞ」
砲手「にしちゃあ、すごい速度出してますね、報告されましたかね、、、、?」
車長「多分なぁ」
ヌッ!!早速書いてますね()
編入先についてはもう少々お待ちを...。
追記:アルゴン車の色はニッケルと亜鉛を含んだ防錆剤の色だったりします。耐蝕、耐久性に優れる反面コストが高く、これ以上何かを塗布すると金も労力もかかる上に、今まで特に問題とならなかったためそのままにされているというなんとも貧乏くさい理由があったりします...()本当に丈夫なコーティングなのでこれだけで十分という理由もありますが
いいとこづくしの黒塗装、我が国も採用するか、、、、あれ、予算はどこかな()
Uzi1-1:こちらUzi1-1、複数の装甲車両を視認。
ステーション管制:ステーション管制からUzi1-1。目標の所属を識別し次第RTBせよ。
Uzi1-1:Uzi了解。目標はナムルノ陸軍所属の可能性大。指示を。
ステーション管制:ステーション了解。あー、連合のタワーが無線に入る。
タワー:こちら北米連合空軍中東防空司令部イラクステーション、Uzi1-1は感度報告せよ。
Uzi1-1:1-1、感度良好。こちらは一機のF-13CX、武装はAMRAAMが4発、サイドワインダーが2発、マーベリックが2発。
タワー:オーケーUzi1-1、方位1-6-0、エンジェル20にボギーが確認された。ボギーシングル、機種は不明。無線とIFFに返答はなし。確認せよ、オーバー。
ステーション管制:こちらステーション管制、現在Uzi1-1の所属は便宜上ICF国際平和監視軍第768制空維持飛行隊だ。連合は指揮系統に介入するな。
タワー:急を要する事態だタイラー少佐。現時点よりUzi1-1を連合防空司令部の指揮下に置く。これは私の指示ではなく、司令部の指示だ。
ステーション管制:(4秒の沈黙)ステーション了解。
タワー:Uzi1-1、ヘディング1-6-0。ボギーマニューバ1-3-5。2分後にバグダッド上空にエントリー。防空部隊は撃墜権限を保有している。防空網にボギーが掛かる前にtallyせよ。
Uzi1-1:Uzi了解。本機に撃墜権限はあるのか?
タワー:(3秒の沈黙)少し待て。(他の人員と会話を交わす様子)…Uzi1-1、撃墜権限を付与する。
Uzi1-1:1-1了解。したくないがな。
Uzi1-1:こちらUzi1-1、タリーボギー。高度がだいぶ低くなってるぞ。大丈夫かこれ?
タワー:あー、Uzi1-1、Faded。ロストコンタクト。どうなっている?
Uzi1-1:そんなはずはない。目の前で飛んでいるぞ。タワー、Uzi1-1。ボギーは空中給油機…いや違う。旅客機だ、ありゃ旅客機だぞ。
タワー:こちらタワー。えぇとだな、撃墜は許可できない。ウェポンズホールド。
Uzi1-1:タワー、防空部隊へ伝達は?
タワー:既にしてある。あぁクソ、既知の脅威ではないな。対象をUAT*と認定。状況を注視せよ。
Uzi1–1:こちらUzi1-1、ラジオコンタクトを試みる。
Uzi1-1:こちらIC(咳払い)北米空軍所属F-13CX、コールサインUzi1-1。貴機は現在封鎖空域に侵入しようとしている。直ちに針路を変え、この場を離れろ。
(不明機からの応答は一切ない)
Uzi1-1:不明機が旋回を始めた。(不明瞭な叫び声)ファック、背面飛行を始めやがった。あんな機体じゃどうなるか…
(大きな爆発音)
タワー:こちらタワー。Uzi1-1、状況を報告せよ。
Uzi1-1:クソクソ!ボギークラッシュド。繰り返す、ボギークラッシュド!空中分解した、破片と人体が飛び散ってる。生存者は絶望的だろう。
タワー:(2秒の沈黙)あー、Uzi1-1、離脱を許可、帰投後に司令部へ出頭せよ。只今より管制をICFに戻す。アウト。
Uzi1-1:なんだありゃ…財団の時もあんなの見たことねぇぞ。ビンゴフューエル。Uzi1-1、チェックアウトしてRTB。
[記録終了]
*UAT…Unknown Air Targetの略。
未知航空目標(未知空中脅威)を示す。
…ガコンッ…ウィーーーーー…ガタンッ
砲手:っと。よし、全弾装填完了だ。
車長:装填機構の動作確認…大丈夫そうだな。
砲手:120mm砲になってからいい事づくしですね…もう砲弾と装薬を分けて装填とかできないですね
砲手:しっかし何なんですかこの暑さは。寒冷地育ちの我々にはとても耐えられそうにない…
車長:すでに熱中症で倒れてる奴らも何人かいるって噂だ。車内は涼しいとはいえ水分補給は怠るなよ。
操縦手:まあ暑いおかげかエンジンはだいぶかかりがいいけどな。
砲手:足回りも面倒ですけど固まった泥よりかは遥かに楽ですしねぇ…
車長:そうだ砲手、のぼりを忘れずにつけておいてくれ。
砲手:はーい…ガコッ これでよし。そしたらハッチ閉めて操砲装置は…OK.Готово.
操縦手:Готово.
車長:よし。エンジン始動。巡回に行くぞ。
ガガッ…ブウウウウンガロロロロ…
ジナビア国旗と複数言語で「人道支援部隊」と書いてあるヤツ。
運転手:しっかし暑いもんだ。ダブエムにエアコンがなかったら今頃蒸し人間だよ
兵士A:一応服装は自由だからな。他のICFの兵士よりは楽に過ごせているはずさ
兵士B:ところで今はどこに向かっているんだ?
運転手:どこにも
兵士B:それはさすがに冗談だろ?
運転手:実際のことを言うと、ただの巡回だ
兵士C:それだったらより安全なVの方がよくないか?
運転手:前回の演習でな、ダブエムの有能性が証明されてよぉ、戦車よりコスパがいいからこれになった
兵士D:ゆうて、うちの戦車って安い方だお思うが?
運転手:120mmぶっぱなすよりもV-マルスを連射した方が強い気がするけどな
ジ・・・ジジ・・・
兵士A:おいお前ら。無線が入ったぞ
パイロットA:あーあー。こちらβ‐4のウルフ1よりγ‐13のレイブン1へ。感度はいかが?
兵士A:こちらレイブン1のγ‐13‐4。感度は良好。フライトはどうだ?
パイロットA:見渡す限り砂漠。たまに北米連合のF-13CXと会うぐらい。背面飛行であいさつしてきたぜ
兵士B:訓練と比べたら?
パイロットA:海上で飛ぶよりかは楽だ。地面が見えるからな
運転手:雑談はそれぐらいにしとけ。それでウルフ1。何の用だ?
パイロットA:先ほど旅客機が空中分解して墜落したと無線が入った
運転手:それで?
パイロットA:墜落現場に行って、ないとは思うけど生存者を確認してこい。ついでにどこの国のか確認できればうれしい ぞ
運転手:了解。オーバー
パイロットA:オーバー
運転手:こちらレイブン1のγ‐13‐4からステーションへ。これより航空機墜落現場へ向かう
[記録終了]
運転手「いや~それにしても熱いな、ストーブの中にいるみたいだぜ。」
兵士1「まぁここ中東だからな、熱いのは当たり前だろ。」
兵士2「そういや今どこに向かってるんだ?」
運転手「( ᐛ)シラネ」
兵士1「えぇ(困惑)」
兵士2「流石に冗談だよな?」
運転手「まあな、ただの巡回任務だ。」
兵士3「ん?巡回だったらなんでUAZじゃなくて高機なんだ、装甲の厚いUAZの方がいいんじゃないか?。」
兵士4「銃撃戦の中を突っ走るんじゃないから高機で良いんだとよ。」
兵士3「なるほどねぇ。」
ジー・・ジーージジ
運転手「おいお前ら、無線だぞ。」
パイロット「あーあー聞こえてるか?こちらι‐4のホーク5よりσ‐5のスカウト2へ感度はいかが?」
兵士1「こちらσ‐5のスカウト‐2。感度良好。フライトはどうだ?」
パイロット「見渡す限り砂ばっかだ。たまに他のICF部隊に会うくらいだな。」
兵士2「訓練と比べたら?」
パイロット「そこまで変わらんよ。」
兵士1「お喋りはそのくらいにしとけ。それでホーク5。何のようだ?」
パイロット「さっき作戦指令本部から旅客機が空中分解して墜落したって無線が入った。」
運転手「それで?」
運転手「そこに行って…多分ないと思うが生存者の捜索をしてこい。あっそうだついでにどこの所属かも見てくれればありがたい。」
兵士1「OKだ。オーバー」
パイロット「ありがとょ。オーバー」
兵士1「こちらσ‐5のスカウト‐5から作戦指令本部へこれより旅客機の墜落現場に向かう。」
WOLFさんの茶番をリスペクトさせていただきました。
「閣下、いらっしゃいますか?リュドミラです」
国立病院の病室の一角、書類と見舞品、…頼まれた昼食を手に扉を数回ノックする。
『どうぞ』
若そうな女の人の声…、私から聞いたら聞き覚えしかない声が部屋の中から聞こえてきたのを確認して扉を開けた。
「体調はいかがですか?」
『昔よりかは身体の治りが早いね。骨は繋がったし腕は動く』
「お元気そうでなによりです」
体の至る所を包帯で巻かれた彼女、ただの患者のように見えるが足元には頑丈そうな枷、首には神経毒のチョーカーをつけてさながら"囚人"のようである。
彼女が今の帝国を作り上げた、かの英雄にまで称えられる皇帝権の一員で「強い帝国」の第一線を率いる外務宰相であっても、帝国は彼女をこうして飼い殺しにしている。そんなこと気づいていない、いや、慣れてしまったのかただニコニコと微笑んでいる。
『腹が減っていてね。こうも体がボロボロでも食欲は衰えないものだね』
「一応ご希望に沿うように買いましたが…、今回は色々と報告すべきことがありましたので伺った次第です」
そう言って彼女は、私の買ってきたファストフードの袋を開けて次々と食べていった。買った量は一日で一般人が食べる量を軽く超えていたが、彼女は平気で食べてしまうだろう。
「…、まず海洋研究所ですがACMFがそのまま駐留して防衛。特殊作戦群と合同で臨時防衛にあたるようです」
『まぁそうだろうね。襲撃で企業共の私兵は蹴散らされたわけだしいくらエレナ・ニーナと言っても補充は容易じゃないだろうし…、あむっ』
「襲撃者は全滅。…ですが研究所からいくつかのデータのコピーの形跡が確認されていたようです。漏洩した可能性は高い…と」
彼女はそんな報告を耳にしつつも食事の手を止めない。
『襲撃者はどこの差し金だって?』
「現状では不明…とのことです。ただあんな高度なものを反政府勢力が調達できるとは思えません」
『ん…、旧OCSTか第三国か、…それとも企業か…、はたまた味方か…、まぁそれを探すのは私の仕事じゃなくて企業や政府、軍の仕事だ』
ACMF
エーギル停戦監視軍こと、帝国陸軍第22独立自動車化狙撃兵旅団のこと。
リュドミラ
リュドミラ・ヴィツカヤ・シチェコチヒナ。元帝国陸軍第6自動車化狙撃兵師団所属で、現在は訳あって帝国外務省特別保安任務部隊(通称、ヴァルハラ小隊)の隊長。最終軍歴は上等兵。
『昔よりかは身体の治りが早いね』
能力の使いすぎによって、抑制剤で抑制できる同化の範囲を超えて同化が進行した結果。よりエーギルに近くなった、人間から遠ざかった。その他
シナミー茶番の後日談みたいなもの。
ペロッ...、これは後日談...ッ!!(迫真)
これは、こちらも書かねば無作法というもの...。
今週中には仕上げるのでしばしお待ちを。
シナノさんのファストフードシーンで、某ドナルドな店のハンバーガーが脳裏にチラつきました()
[記録開始]
ヒガシ担当官:こんにちは、エマーソン管理官。お忙しい中すみません、急なインシデントでして。
エマーソン管理官:忙しいとわかっているなら連絡をよこすな。しかもわざわざ秘匿回線とは。
ヒガシ担当官:そうも言っていられません。1時間前、バグダッド西7マイルで旅客機が墜落しました。
エマーソン管理官:それだけか?
ヒガシ担当官:いえ、『コードオレンジ』の発令です。
エマーソン管理官:こんな時に逸脱性とはな。何があった?こんなクソ忙しい時に。
ヒガシ担当官:今初期対応通信記録を送ります。対象の旅客機なのですが、いかなる国のいかなる機種とも合致しませんでした。報告では墜落直前に背面飛行を行ったと。墜落直前にとる軌道としては、いささか非常識的であり、対応中のレーダーから消失したという報告もあるため、逸脱性存在と認定されました。
エマーソン管理官:ヒガシ、現在対処に当たっているCREMATESはなんだ?
ヒガシ担当官:第82騎兵師団第912歩兵大隊S中隊が現場に、L中隊、F小隊が付近の道路を封鎖しています。上空には空域封鎖警告をかけていますが…どこかのバカが入るかもしれません。
エマーソン管理官:不十分だな。第253は?
ヒガシ担当官:バグダッド第3航空基地で待機中です。ETO可能、ETA3分です。
エマーソン管理官:少し待て。
ヒガシ担当官:はい。
(2分間無線は沈黙を保つ)
エマーソン管理官:墜落地点に別勢力は近づいているか?
ヒガシ担当官:えぇと…巡回中の大和共和国軍とWOLF社の車両隊が接近中とのことです。こちらは第10山岳師団に対応させます。
エマーソン管理官:厄介だな。あの二つは逸脱性への造詣が深い。絶対近づけるな。殺す気で対応させろ。印象が悪くなっても構わん。
ヒガシ担当官:はい、指令を出しておきます。それと、一つ質問が。
エマーソン管理官:なんだ?
ヒガシ担当官:そこまで言うのはCREMATESの名誉のためですか?
エマーソン管理官:(4秒間の沈黙) 連合のため
だ。
[記録終了]
運転手:お前ら撤収するぞ
兵士A:なんで?墜落現場に向かうのではないのか?
運転手:スカイネットからの連絡だ。北米連合が付近を封鎖してるから任せろ…だってさ
兵士B:同じICFでも?
運転手:レーダーから答えがわかる。墜落現場方面から北米連合の車両が向かってきている。おそらく忠告だろう。
兵士C:どうするのさ?そのまま走って「すみません」とでもいうのか?
運転手:同じICFとして同盟内での問題は起こしたくない。
キィー
運転手:いまから撤収する。これでついてこなければいいのでが、それでもついてきたら…
兵士A:攻撃?
運転手:お前の顔面を助走付きでなぐってやろうか?
兵士A:冗談さ
運転手:じゃなくて、マルスを展開しておく。しれっとミサイル対策で迎撃ミサイルを数発詰めてきたからな。
車が反対方向に動き出す
運転手:結構気になるが、北米連合に任せるとしよう。変なことしなければいいのだがな
[記録終了]
どうやら近づいたらまずそうなので帰らせておきます()
そうしてください(暗黒微笑)
後のことはおまかせを()
運転手「お前ら帰るぞ」
兵士3「は?なんでだよ墜落現場に行くんじゃないのか。」
運転手「作戦指令本部からの連絡だ。「北米連合の部隊が付近を封鎖してるからそのまま任せろ」だってよ。」
兵士1「同じICFだろ?別に行ってもいいだろ。」
運転手「レーダー見てみろ。墜落現場の方から北米連合の車両がこっち来てるだろ。ありゃ多分忠告だろ。」
兵士2「じゃあどうする?そのまま走って「ごめんなさい」とでも言うか?」
運転手「…流石に同じICFとして同盟内での面倒ごとを起こしたくない。」
キィ
運転手「今から撤収する。ついて来る事はないと思うが、ついて来きたら……」
兵士3「銃をぶっ放す?」
運転手「てめぇの顔面吹っ飛ばしてやろうか?」
兵士3「流石に冗談だよ。(震え)」
運転手「じゃなくて煙幕を張るんだよ。煙幕なら大量に積んでるからな。」
車を反対方向に向けて走り始める
運転手「まぁ気にならないわけじゃないが……「触らぬ神に祟りなし」だ。逃げるぞ。」
[記録終了]
なんかまずそうな雰囲気なので、逃げるが勝ち理論で帰らせてます()
近づかないで下さいねー()
やけどしまっせ…
出遅れた(笑)
「えーと…こんにちは。ミレナ・レヴァーです。」
目の前に立っている黒髪ロングの少女は、
深くお辞儀をしながらそう言った。
年齢は18歳ぐらいだろうか。
…少なくとも、戦場に行く人の見た目ではない。
「紹介しよう、ミレナだ。
このチーム唯一の人ではない兵士で、担当は狙撃手。
君たちと同じチームに入る。」
「能力は?」
「足がすごく速いです!
あ、試しに実演しますか?」
「おい、たったそれだー」
「はい、それだけです」
…次の瞬間、
彼女は後ろにいた。
さらに、誰も彼女を見る事すらができなかった。
無論、全員が特殊部隊から選抜された精鋭中の精鋭である。
その彼らの動体視力を持ってしても、
ほんの僅かな残像が見えただけだった。
「マジかよ… 目で追うぐらいしかできなかったぞ、どうなってんだ」
「本当ですよ!種も仕掛けもありません!」
彼女がふくれっ面で反論した。
そしてその後ろでは、その様子を並んで見ながら、
ライラとハンネス大佐は話し合っている。。
「どうだライラ?今回の作戦で使えそうか?」
「室内での近距離戦や中距離戦ならどうにか…
遠距離戦は無理っぽいですね。」
「やはりそうか…」
「やはり?」
「彼女の投入は、上の一存で決められたことなんだよ。
私も最初は反対しようと思っていたんだが…
流石に分が悪すぎたんだ」
「上と言うと… 大将とか、元帥クラスですか?」
「もっと上だよ」
「…参謀総長? それとも…国防長官?」
「もっと上だ…
ラドヴァン・ドゥプチェク。どうやら、チェコ首相直々に口を挟んできたらしい。」
「首相がわざわざ口を出してくるんですか?
そりゃあ、人じゃないらしいしそれぐらい重要だと思いますけど…」
「まあ…そんなこと、私たちには分かりっこないさ。
とにかく、作戦を遂行することだけを考えておいてくれ。」
「はあ…」
「ひま~」
ハンドルにもたれかかって愚痴をこぼす。はたから見たらただの変な人だが、ここではそんなことはなかった。
「おぉ、狼くん。また警ら任務か?」
「そうですよぉ。他の職員はトラスト市に行ったり、学園都市で教育をしたりと色々やってるのに…」
「まぁまぁ。君がいるおかげで、最近は道路も安全になってきたし」
「確かに安全になってますけど…」
運転手は耳と尻尾を垂らして、ほほを膨らます。気づけば通行人はどこかに歩き去っていった。
ふぁ~
大きな欠伸をして、またハンドルにもたれかかった瞬間。
『ピピッ 入電です』
一つの機械音が車内に鳴り響いた。
「はいはい、なになに?」
『役所前メインストリートで強盗が発生。犯人は車で東側に逃走中。管轄不問で対応を求める』
さっきまでやる気がなかった態度から一変。シートベルトを付け直し、入電対応をした。
「こちらWM‐5。追跡の対応に当たります」
言葉を放ちながら、アクセルを踏む。一台の黒塗りのランドクルーザーは、巨体にそぐわない速度で走り出した。
夜の明かり一つない高地地帯の暗闇の中を、
1機の中型輸送機が高速で突っ走っている。
「ここがデートスポットか? とても彼女と出会えそうにないがな」
「軽口を叩くなよ、本当に惚れちまうぞ」
「おい、油断するなよ。
MANPADSでも飛んできた暁にはみんなお陀仏だぜ」
機体の中では、8人の乗員が雑談をしながらそれぞれの銃を点検していた。
最新のマークスマンライフルから旧式のボルトアクションライフルまで、
実に多種多様な武器が揃っている。
「そういえばお嬢ちゃん、今何歳だい?
兵士ににしてはちょっと若いように見えるが…」
チェコ軍教官のテオドル・リネクが、ミレナに向かって
孫に話しかけるように優しく聞いた。
「今年で20歳です。
まだまだ新兵ですがまあ頑張りますよ。」
「そうか… まあ、そんなに急ぐこともない。
ベテランは1年や2年でなれるもんじゃないしな…。」
「おい、目的地まであとどれぐらいだ?」
コックピットでは、ハンネス大佐がパイロットの1人に話しかけていた。
「あと5分ぐらいで、現地の簡易滑走路に着陸できます。
それと、現地基地のソフトスキンやIFVは自由に使用していいと
総司令部から先ほど連絡が入りました。」
「そうか。 ありがとう。」
森の中に作られた簡易的な航空基地に、
チェコ空軍のクノヴィツェ L-430双発輸送機が着陸した。
タラップから滑走路に降りると、現地指揮官とそれを護衛する歩兵小隊が出迎えてくる。
「どうも、イェレミアーシュ中佐です。
各種車両は奥のバンカーに止めてあるので、
ご自由にお持ちください。」
言った通り、滑走路の奥に航空機用のバンカーがあった。
そこを目指して、部隊が現地指揮官の説明を聞きながら移動していく。
「敵部隊の大部分は制圧しましたが、
刘梓萱…「南昌の暗殺者」を含めた残存兵は
先週からゲリラ戦を展開してます」
「そうか。残存している兵はどれぐらいだ?」
ハンネス大佐が質問し、中佐が素早く答える。
「大隊規模です。
あの「暗殺者」さえ排除すれば、
残敵の掃討は容易と思われます」
「そいつが原因の損害はどれぐらい出てる?」
「輸送ヘリ2機と攻撃ヘリ1機が撃破、
無人攻撃機1機が撃墜。
装輪装甲車4台撃破。
…あくまで、奴の攻撃と断定できたものだけですが」
「ヘリが3機撃破か。 …残存機は?」
「輸送4,攻撃5」
「攻撃2と輸送1をこっちの支援用に回してくれ。優先目標だ」
「了解しました。 空軍の者に言っておきます。」
そんなことを言っている間に、バンカーに到着した。
「思ったより、結構色々あるな」
エルヴィーン・ロハーチェクが呟く。
目の前には、ジープから歩兵戦闘車まで
雑多な車両が定員分用意されていた。
「おい、ライラ。
どの車両に乗るのがいいと思うか?」
「あ、それはー」
数分後、彼らは狭いOT-94装輪装甲車の中に押し込まれていた。
もちろん景色は見えないし、クーラーも無いのでそこそこ熱い。
ただし、その代わり防弾性能は保障されている。
「…そういえば、まだ皆さんの使ってる銃を聞いてませんでしたね。」
ライラが全員に質問する。
エルヴィーンが答える。
「vz.54自動小銃。ストッピングパワーなら一番だ。」
デニスが答える。
「Vz.68散弾銃だ。近接ならこれが最高だぜ」
ラドヴァンが答える。
「vz.64短機関銃とRPG-85対戦車兵器。
遠距離戦闘には向きませんが、支援要員としては十分でしょう」
グエンが答える。
「Cz.807のマークスマンです。
ビエンさんも同じものを使ってます」
最後にテオドルが答えた。
「Cz.1905。最良の友だよ」
「一次大戦期のボルトアクションライフル?そんな旧式兵器が使えるのか?」
デニスが古い銃を馬鹿にする。
「なに、故障もしないし威力も申し分ない。
私から見たら最高の武器だよ。」
「それで… ニーニコスキとレヴァーは何を使うんだい?」
続いて、ラドヴァンが2人に質問した。
「cz.07です。
重量的に1人で持ち運ぶのは無理なので、現地の皆さんに運ばせる予定です。
…あ、それとレヴァーちゃんは?」
「ZK-383短機関銃です。1938年採用ですが、
これは今年生産された物なので故障の心配はない…と思います…。」
自信が無さそうにミレナが言う。
「ま、大丈夫だろうさ。
私の小銃は1932年製だが、今まで故障したことはない…」
そんな話をしながら、装輪装甲車は山道を走り抜けていった。
ア・セブン・ネーション・アーミー・クッドントゥ・ホールド・ミー・バック
2024年2月25日 AM5:50
ライラ・ニーニコスキ
トラスト市江西省
Vz.54…M14 Vz.68…レミントンM870
Vz.64…スコーピオン RPG-22…M72 RAW
Cz.807…MASADA Cz.1905…モシン・ナガン
cz.07…ダネル NTW-14.5
朝日が昇りつつある高地地帯を、
1台の装輪装甲車が護衛のヘリと軽装甲車両を
伴いながら疾走している。
「こちらブラボー・ノーベンバーより
本部、目標まであと五分。」
「了解。
目標地点で現地部隊の歩兵一個分隊を待機させている。
…ところで少佐、どうしてこんなコードネームを?」
「ああ、それはな…」
音質の悪い無線通信をしながら、
無線越しに指揮の為に前線航空基地に留まっているハンネス大佐と
現地で直接指揮を執っているテオドル少佐が話し合っている。
「1982年のフォークランド紛争…知ってるだろ?」
「ええ、もちろん…それが何か?」
「「ブラボー・ノーベンバー」ってのは、
紛争時に唯一運用されていた利軍のCH-47のコードネームなんだ…
そのあと、紛争終結まで孤軍奮闘してる。
なに、単なる個人の道楽だよ」
「なるほど。いい名前だな…」
そんなことを話しているうちに
車列はスピードを徐々に落としていき、
最終的に部隊は前線に作られた
通信だけを目的とした簡易的な前線基地に停車した。
…ただし、規模に似つかない2個分隊の歩兵が待機しているが。
「総員降車!」
そう言うや否や、装輪装甲車から
精鋭兵たちがぞろぞろと出てくる。
「畜生、ようやく到着かよ…」
「到着じゃないぞ。 これから二時間歩く」
「あ、山道歩くのは得意ですよ!
昔ホーチミン・ルートを良く歩いてたし…」
「…あ、ようやく到着ですか?」
全員が口々に愚痴をこぼす中、
最後に目をこすりながらライラ・ニーニコスキが出てきた。
「いや、これからもう少し歩くぞ。
装輪装甲車でも、さすがに山頂までは行けないからな…」
ライラの質問に、Cz.807を構えながらテオドル少佐が回答する。
「こんにちは、ヴァスィル・ムルクヴィチュカです」
基地に付くや否や、あらかじめ待機していた
歩兵分隊の指揮官が近づいてきた。
「ああ…君が案内役かい?」
「ええ。こちらこそ、精鋭部隊の案内ができて光栄です」
「そうか。よろしく頼むよ。
…さて、ようやく歩けるぞみんな。
ヴァスィル二等軍曹。
これから移動する、案内を頼むよ。」
テオドル少佐とヴァスィル二等軍曹が
短い会話を終えると、
全員が一列縦隊で移動を開始した。
目がくらむような眩しい日光の下、
リバティニア空軍の爆撃で穴だらけになった
山道をチェコ陸軍の部隊が一列縦隊で進んでいく。
「そういえば、ここでの状況はどうなっているんだね?
現地の指揮官は、「南昌の暗殺者」さえ倒せば
すぐに掃討できると言っていたが…」
「はい、一応逃げられないように包囲する事には成功しています。
しかも昨日ー」
…直後、彼が全員の視界から消えた。
「…何?」
乾いた空気に、一発の銃撃音が響き渡った。
目の前にいた兵士の上半身が吹き飛び、
そのまま衝撃で残った下半身と頭が地面に叩きつけられる。
「エンゲージ!」
全員が、一斉に近くの窪地へと転がり込む。
また一人の兵士が撃たれ、
今度は右足の付け根から下が丘を転がり落ちていった。
「衛生兵!」
「馬鹿野郎、撃たれるぞ!」
一人の兵士が救援に飛び出そうとしたが、
首を掴まれて制止された。
それとほぼ同時に、銃弾が地面に突き刺さる。
そして、それに応じるように阻止砲火が火を噴いた。
「おい!なんで反撃しないんだ!?」
もう一つの分隊の下士官がライフルを握りしめながら、半狂乱になって叫ぶ。
ライラが、先ほど地面に刺さった一発の弾丸を下士官に向かって投げ渡した。
「…14.5mm弾、最大有効射程は1500m以上。
反撃は一応できますが、
プロの狙撃手相手に居場所を探すのは無理に等しいですよ」
「畜生! 煙幕と弾幕貼れ、俺がヴァスィルを引っ張ってくる!」
スモークグレネードが宙を舞い、
それと同時にマークスマンライフルから分隊支援火器まで
あらゆる火器をフルオートで乱射する。
続いて、分隊長が片手に銃を持ちながら飛び出していった。
「おい、しっかりしろ!
すぐに助けが来るぞ!」
撃たれた一人の兵士を安全地帯まで引っ張っていく。
幸いにも、撃たれることはなくどうにか帰ってこれた。
「救急ヘリを要請しろ!
そいつを何としてでも生きて帰らせるんだ!」
狙撃銃をリロードしながら、デニスがライラに話しかけた。
「どうだ、ライラ?こっから生きて帰れると思うか?」
「そういう事は帰ってから考える方がいいですよ…」
赤十字が架かれた1機の汎用ヘリと、
それを護衛する2機の戦闘ヘリコプターが近づいてくる。
この任務が一週間も続くことを、
まだ彼女…ライラ・ニーニコスキは
知る由もなかった。
ちなみに18世紀より国号をリバティニアにしている設定なのでフォークランド紛争当時はとっくに利軍となっています。
私が大好きなサッチャーさんは、テイラー現首相がいるので存在自体が抹消されています。
お、了解です。
セリフ変更しときます。
ニューヨークのビル群の中を縫うハイウェイを、黒塗りのランヴィーが駆け抜ける。
「いやはや、旧財団の評議会員と言うのは揃いも揃って変な奴しかいないのかね。お陰で予定より長くなってしまったよホント…」
車内にはスーツとサングラス、黒いフェドーラ帽子を着用した女が一人、そして真っ黒な装備にバラクラバを付けた戦闘員が運転手と助手席、女の両隣合わせて四人乗っている。
「ICFは足並み揃わず、サウジの火は消えるどこか燃え広がっちゃってますし」
「まぁ、財団自体あまり人の良い組織じゃなかったしねー。給料だけは良かったんだけど」
両隣の兵士が喋る。その出立ちとは裏腹に、若い女の声だった。バラクラバから出ている目は愉しげに笑っていた。
「№3との交渉は終了、あとは№2に話を通せば今回の仕事は終わりだ。最も、邪魔が入るとも限らな__」
急に車が止まり、思わず前屈みになる。上半身が前部座席の方へ出るすんでの所で強制的に停止する。両隣の二人が手で体を抑えてくれたらしい。手の動かし方がアレでちょっとくすぐったいと言うかアレだが。
「その手の動かし方をっ、やめたまえ。ちょっと…はぁ、状況は?」
運転席に座る女兵士が喋りだす。バックミラー越しに見える鋭い視線はこちらを捉えていた。
「無線です。2ブロック先でUBCIのDIRUが道路を封鎖、1ブロック先を右に曲がって迂回せよと」
「理由はなんて?」
次は助手席に座る兵士が口を開く。全員女らしい。初めて全員女部隊を書いたかも…
「何も言われてませんが、DIRUなので逸脱性関連かと」
そこまで聞いた女は溜まった疲労を吐き出すように息を吐く。先程の衝撃で外れかかったサングラスを元に戻しながら重たい唇を開く。
「捜査するのは良いんだが、良い加減こっち にも情報渡して欲しいね全く…わかった。迂回してくれ…帰ったらシャワー浴びて早めに床につくとしよう…」
「「「さんせーい」」」
暗い車内に四人の元気な女性の声が響く。彼女の茶髪とサングラスの間からは、薄らと光を放つ翡翠色の虹彩が覗いていた。
~良い評価~
・伏せ状態でのジャム解消がスムーズ
・5.56以上の殺傷能力と貫通力、有効射程が感じられた
・F46より長い銃身のため、集弾性能がF46以上
・高い発射レート
・任務に合わせた弾薬の変更が良き
・SMGレベルの反動
・安い
・アッパーレシーバーだけ買えば、AR-15系統すべてをF46A1にできる
~悪い評価~
・20連だと発射レートと相まって、継続射撃に不向き
・標準モデルだと屋内の取り回しに難あり
~今後追加予定オプション~
・統合戦闘システムの搭載(M157光学照準スコープ的なもの)それとシステムパッドの採用
~朝7時ごろ~
スマホのアラームを止め、朝食の支度をする。その間に雪が起きて、料理中の仁にまとわりついてくる。
~8時ごろ~
仁が愛車で出勤。途中まで雪を乗せていってテレビ局まで送る。自分はそのまま財団本部に出勤。
~8:30→12:30~
午前中は広報部としての仕事。その月の広報誌を会長さんに渡すのも仁の役目
~お昼~
食事です
~13:15→20:00~
警ら任務や機動部隊での訓練。陸戦隊や他部隊との模擬戦をやっている。その後、定時に帰宅。夜勤をすることもある。
~夜~
副業の動画配信をやったり、夕食を食べたり。その後は雪と一緒に就寝
「予定時刻まであと2分」
「そろそろ奴が出てくる時間だな」
長きにわたり続いたグラトス内戦は、戦いこそ終わったものの、グラペジア要人たちは隠れ、準備し、もしかしたら行動を起こすかもしれない。あの戦いのせいで国の大半が荒れ果てた。もうあんな目に会うのは御免だ。
「奴は装甲車に乗って移動する。外したら確実に逃走されるだろう。必ず当てろ。」
「да.」
「予定時刻まであと1分」
「奴が見えた」
「確実に仕留めるが故、撃つのは乗ってからだ。集中しろ。」
「…照準完了、いつでも撃てる」
ついにこの戦いに終止符を打つことになる。
「……」
「……」
「……」
「…奴が乗ったぞ!」
「Стрелять!」
砲手がレバーを引いた瞬間、弾頭は加速して砲身を離れた。安定翼が開く。そのまま約1kmを旅し、車両にぶつかった瞬間、信管が作動し炸薬に火をつけた。
「やった!」
「大爆発してるぞ!」
「やったぞ!ついに終わったんだ!」
その後1分程度、車内は歓喜の叫びで満たされていた。
一連の騒動はついに「終わった」。