RE604の試聴結果大変良好だったようで安心しました。 一番音質変化が大きいと思われるコンデンサーのエージングが終わったとのこと、後はトランスに含侵したニスの乾燥と巻き線のエージングが終わればアンプ全体のエージング完了ですね。 RS289は1930年代の後半に登場したと思われます。 TYPE-IからTYPE-Vまで確認しています。 TYPE-IからⅢまでがメッシュプレートです。 製造数は板プレートが圧倒的に多くメッシュプレートの入手は困難です。 板プレートは1940年ころから終戦まで製造されていたようです。 つまり製造後70年以上経過していることになります。 楽しみながら時間を掛けてエージングしてください。
RE604の件、承知いたしました。 チューブオーディオさんから購入したRS289も、やはりしっかりとしたエージングが必要なんですね。 やっとカップリングコンデンサのエージングを終えた頃合いですが、トランスはまだ時間が掛かる見込みです。 博士が絶賛されているRE604は楽しみですが、やはりテレフンケンの球ですから締まりの良い音質がベースとなっているのでしょうね。ワクワクします。
いよいよRE604ですね! 現在取り寄せ中のRE604はコロナの影響で通常より時間がかかっています。 気長にお待ちください。
エージング中の球がどのような経過を辿っているのか自分なりに整理してみました。 長期間未通電であった球に通電すると、 1、管壁や電極等からガス成分がイオン化して真空度が低下し始めガスによりIpは増加し始める。 この時点では音のフォーカスが甘く感じることが多いように思います。 2、球全体が十分に温まりゲッタが活性化すると管内ガスの吸着が始まり真空度が上昇し始めIpは減少傾向に転じます。 この時点のIpの減少はフィラメントやヒーターの性能が落ちているのではなく真空度の上昇によってガス電流が減少するためです。 3、管内ガスの吸着が完了すると再びIpは微増傾向となりIpの増加が止まればエージング完了です。 この時点になると解像度が増し低音の締まり具合も良好となります。 球の状態にもよりますが、直熱管で24時間以上、傍熱管で36時間以上はかかります。
真空管やカートリッジを取り替えて、違う雰囲気の音質を楽しむのもオーディオの醍醐味かもしれません。 部屋が狭いので一系統で全てのジャンルを楽しめるならその方が良いのではとも考えましたが、音楽を違う雰囲気で聴いたり、機器を取り替えたりするのもオーディオの楽しみと考え、無理しないでこのまま楽しんで行こうと考えております。 PX25などの大型管も使えるのですね。素晴らしい。チャンスがあれば試してみたいと思います。 本当に色々可能性の高いアンプですね。
良くできたアンプと良くできた真空管の組み合わせは音楽のジャンルを問わず良い音がすると思います。 特定ジャンルの音楽に強みを発揮する場合何らかの欠点も併せ持っている可能性があります。 もちろん完全無欠なアンプなど存在しませんがそれを目指すのがアンプ製作の醍醐味と思っています。 数十年間真空管アンプの研究をしてきましたがようやく自分なりの結論に近付いたように感じています。
さて、追加の使用可能真空管情報です。 今回のコンパチアンプは中型出力管にフォーカスした設計となっていますが、大型管であっても軽い動作で使用可能です。 PX25、DO24、PP5/400はPX4と同じ設定でOKです。 DA30、PX25A、V503はRE604と同じ設定でOKです。 もしお知り合いにこれらの大型管をお持ちの方がいらっしゃいましたらお借りして音出しも一興かと思います。
なるほどこの真空管のタイトな響きは、その辺の構造から来ているのですね。 RV210では音質の重心が中高域にあるため、響きが薄いより締まった音色に感じております。 RS289の方は低域方向にやや重心を落として、聴きやすいバランスになっているようです。 これらのテレフンケンTUBEはjazzやロックなどの曲種にも相性が良いかもしれません。
RS289と弦楽器の相性は抜群のようですね。 RS289の音を聴かれた方は一様にバイオリンやビオラの再生音を絶賛されます。 ある方はRS289で聞くとストラディバリとガルネリの違いが明瞭に分かると仰いました。 これはRS289の解像度の高さのなせる業でしょう。 RS289は送信管ですから受信管よりも真空度が高いのです。 更にはグリッドのプラス領域まで入力を加えますから動作時のピーク電流は相当なものになります。 球自体は大きくありませんがヒーターパワーはPX25やDA30同等であり豊富なエミッションを実現しています。 それからコンパクトな電極構造も見逃せません。 送信管は電極間の静電容量をできるだけ小さくするためにプレートは小さいほうが良いのです。 電極間の静電容量が小さければ抜けの良いハイスピードな音が期待できます。 これらのことを踏まえると低周波増幅使用時のRS289は非常に楽な動作をしているといえます。 RS289の解像度が高いのは、高い真空度、豊富なエミッション、コンパクトな電極構造が寄与していると考えています。
詳細情報をありがとうございます。 新しいアンプのエージングを兼ねながら、1週目PX4から始めて現在2週目でRV210とRS289を試聴中です。 PX4のゴージャスなホールトーンとテレフンケンの弦楽器のソロは素晴らしいです。 次週3週目、トリのRE604を聴くのが楽しみで、その頃にはアンプのエージングがかなり進んでいると思われます。 2週目に入ってアンプの音質も少し落ち着いてきましたが、それぞれ前段や整流管の組み合わせをあれこれ変えながら試聴を続け、好みに合うような最適な組み合わせを探っております。 これらの真空管の音質特徴を理解して、エージングも終わって音質が落ち着きましたらまたご相談させていただきます。 しばらくはこれらのTUBEの音質に触れながら、十分に音楽を楽しめると思います。
RV210ミニ解説と使える球の追加情報 RV210はプレート損失25Wの傍熱型三極管です。 内部抵抗はとても低くWE300BやDA30と同じくらいです。 WE300BやDA30より少し増幅率が高いので直線性は良好です。 プレートの形状を工夫して電極間の静電容量を低減しているので純三極間の中ではハイスピードな方です。 音声信号を扱う様々な用途に使用されていたようです。 業務用アンプ 送信機のモジュレーター 有線ラジオ設備 電話通信設備 フルオペレーションですと7W近く出ますが今回のコンパチアンプでは軽い動作で3W程度と思います。 RV210には弟分とも言うべきAD101という球があります。 コンパチアンプではRV210同様PX4の設定で使用可能です。 出力はRE604と同じくらいですのでRE604の傍熱バージョンと言えるかも知れません。 試聴希望であればチューブオーディオラボさんが貸してくれるかもしれません。 テレフンケン製の安価な球でRENS1374dという五極管があります。 ST型の初期の球はメッシュプレートの外側にワイヤーリングによるシールドを施すという他に類を見ない特殊な構造をしています。 出力は1W弱と小さいですが音質は良好です。 PX4の設定にて使用可能@8000円程度です。 手持ちが数本ありますので貸し出し可能です。
おっしゃる通りです。 特にMullardは1959年まで製造されていたLong Plateの方が断然音が良いです。 Marantz7でいろいろ試しましたが、カップリングをBBに交換後はTelefunkenのダイヤマークが不動となりました。 どうぞよろしくお願いいたします。
12AX7の件了解しました。 12AX7は一般的にショートプレートよりもロングプレートの方が歪が少ない傾向にあります。 ショートプレートの方が音が甘く感じるのは歪が多いからではないでしょうか。 また、カソードの制振も音に影響を与えるように思います。 カソードの上部をマイカスプリングで抑えているX7の方が音がすっきりしているように感じます。 真空管は本当に奥が深いですね!
ありがとうございます。 ご説明いただいた通り、RE604は素晴らしいですね。 PX4から始めてまだじっくり試聴しておりませんが、楽しみにしております。 GEの12AX7はJANコードの軍用品のほか、Short Plateが複数本ありますが少し音質が甘く出番は少ないです。 Marantz7はやはりTelefunkenで固定ですが、Long Plateは別のプリアンプなどで期待できそうなので、 中途半端で申し訳ないのですが2本頂戴できますでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。
RE604発送したと昨晩連絡がありました。 来週には着くと思います。 近々GE製の12AX7ロングプレートが4本到着します。 中古ですが程度は良いようです。 試聴希望であればRE604発送時に同梱いたします。 以前Maranz7K愛用者の方に6本提供しましたがインプレッションは悪くなかったです。 @3000円でしたので普段使いには良いかもしれません。
博士 今回の「新規アンプ導入計画」ではいろいろとお世話になり、誠にありがとうございました。 まだまだ聴き始めではございますが、予想を上廻る結果を得たと感じております。 やはり今回の最大の成果はおっしゃる通り、古典球の素晴らしさと絶妙な博士の回路構成に加え、K村さんのアンプ作りのノウハウや使用パーツの適切な選択など、全てが調和した結果と考えております。 希少なRE604調達の件につきましても、どうぞよろしくお願いいたします。 関東にお越しになる機会がございましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。
K村さん直々にアンプをお届けになったようですね。 私も同席したかったなー! 「各楽器やソリストの実在感のある響き」との感想を持たれたのはアンプ製作に参加した者として嬉しい限りです。 個人的には古典管自体は懐古趣味的な側面を持っていると思いますが、古典管によるアンプの音質についてはリアリズムを追及しているつもりです。 真空管特有の耳当たりの良さを失わずにいかに解像度を上げるかというのが私のアンプ造りの基本です。
今回のプレートチョーク結合のアンプは私の集大成的な側面を持っています。 古くは浅野勇氏が50シングルアンプにプレートチョーク結合を採用していますが前段管に出力管を使用したパワードライブとなっています。 この回路を普通の電圧増幅管に適用出来たらなーという思いがずっと頭の中にあったのですがK村氏の巧みなワイヤリングで実現することとなりました。
先日、ACPX4Aという非常に珍しい球を入手しました。 近々ブログにアップします。
K村さま 本日は遠路はるばる待ち侘びた新作アンプをお届けいただきまして、ありがとうございました。 お帰りになった後もPX4の試聴を続けておりましたが、各楽器やソリストの実在感のある響きはこれまで経験のないものでした。 エージングを進めながらそれぞれの出力管の特徴を見極め、初段管や整流管にも相性の良いものを選んで行きたいと思っております。まだまだ今年一杯は楽しみが続くのではないでしょうか。 次のオーダーをお待ちの愛好家もおられるようですから、体調をお気遣いいただきながら素晴らしいアンプ作りに邁進してください。ありがとうございました。
本日はありがとうございました。 貴重なAXIOM22MKⅡを聴かせて頂き良い経験に為りました。 心配していたハム音も気にならないレベルに収まり、ホットしています。 PX4からRE289~RV210と最後にRE604を聴かせて頂きましたが、どの球もそれぞれに良かったと思います。 中でも圧巻はTELEFUNKEN RE604 バリュームフィラメントでは無かったでしょうか、高音のヌケの良さと低音の分厚さは AXIOM22MKⅡ共々感心致しました。 ヨーロッパの音楽文化に培われた真空管で聴く音楽は格別かと思います。 エージングが進むにつれ各真空管の音を堪能して下さい、ありがとうございました。
ありがとうございます。 以前おしゃっていたナス管のバルボ(LK460)も魅力ですが、お値段次第ということで よろしくお願いします。
RE604の極上品の入手お任せください。 RE604のバリウム昇華型フィラメントのタイプが最もお勧めです。 このタイプのRE604は酸化被膜フィラメントの最高性能を誇るWE300B以上の性能なのです。 そのため出力こそWE300Bに及びませんが動作における直線性においてはWE300Bを全く寄せ付けません。 詳細はメールでご案内いたします。
Y下さま お久しぶりです。その後お元気でしょうか? 「私のオーディオ人生」薬師寺の記事を拝見させていただきました。 またお暇が出来ましたら、音楽を楽しみにお越しください。
久しぶりにホームページを見ました、いよいよアンプの完成まであと少しですね、新しいアンプには夢があります きっと良い音で音楽を楽しめると思います。PX4は売ってしまいました、PX25と比較したのですが似たような音です。 PX25は交流点火で動作させていますがほとんどハムはありませんが交流も直流もどちらでもよいと考えます。 SV91Bとの比較しても好みの問題ですからそう神経質にならないようお願いしますね、たまに音を聞きますがアナログの場合 奥の院から音が浮かび上がって鳴ります。スピーカーの存在感がなくなり心地よい響きですがもう音の事は詳しくありませんしどれが良い音なのかわからなくなりましたが自分が楽しめれば良しとすべきですね、 新作アンプ完成には夢がありますね、羨ましい限りです。
博士、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。 音を聴くのが待ち遠しいです。 次に604系の真空管のどれか音質の良いものをお願いできますでしょうか。 どうぞよろしくお願いします。
新潟から最後の微調整について相談がありました。 無事微調整を終え完成したとのことです。 シャーシ内の半田屑を清掃して初期エージングを行えば発送するそうです。 おめでとうございます!
博士、情報をありがとうございます。 現在、12AT7は6060/CV4024の「Yellow T」を使用しておりますが、スペシャルチューブの「13D9」今度調達してみます。
Brimarのスペシャルチューブ13D9をご存じでしょうか? 13D9は12AT7相当の球です。 時折Ebayに安価に出品されています。 https://www.ebay.com/itm/13D9-BRIMAR-NOS-SPECIAL-ECC81-TUBE-VALVE-TUBE-X-1PC/271302751577?epid=1334599993&hash=item3f2ae77559:g:pDAAAOSwrgVdeqaH ものすごい値段で出品している人もいます。 12AU7相当は13D8です。 12AX7相当は無いようです。 イギリスの誇る銘電圧増幅管MH4を双三極管にしたような球もあります13D3です。
ありがとうございます。 e-bayで確認しましたが、ほとんどがグレープレートでブラックプレートは値段が倍くらいしていますね。 注意いたします。
Brimarの5Z4Gを探す際には旧型のブラックプレートタイプをお勧めします。 グレープレートの5Z4Gは薄利多売のためにプレートを安価なアルミクラッド鋼板にした製品なのです。 ブラックプレートはニッケル製のプレートです。
そうなんですか、簡単には行かないものなのですね。 整流管は当初、形やサイズがPX4(ST管)と同じコッサー53KUを選びました。 現在、6AR6のアンプにMullard GZ32を使用していて良い塩梅なので、そちらも使えそうですね。 BRIMAR-5Z4Gも良さそうなので探してみます。 色々ありがとうございます。
シャーシ内のワイヤリング作業が終わりパーツ類の取り付け作業に入ったようです。 音質に悪影響を与えないように慎重な部品配置を心がける必要がありますからここからが本番と言ったところでしょうか。 整流管について少し考えてみました。 PX4やRE604に見合うオクタルベースの整流管は意外と少なく、時間をかけて出来の良い球を探すのが良いと思います。 私のお薦めとして、 GZ32 旧型 5Z4G Brimar旧型 52KU Cossor旧型 5V4G RCA旧型
お世話さまです。 どのような状況かよく理解できませんが、承知いたしました。 よろしくお願いいたします。
PX4アンプの製作者です。 お世話様です、Rチャンネルのボリューム位置がトランスケースに近いので操作しにくいです。 アンプのボリュームは左右のレベル合わせに使って頂き、プリアンプで音量調整を行うようにして下さい。
相場まで押さえられていて本当にすごい知識ですね。全く驚きです。 結構高価ですのでどれもこれもというのも無理そうですね。「バリウム昇華型フィラメント」と言うのを一度使ってみたかったし、PX4もST管ではなく初期型ナス管もフォルムが綺麗だし・・・・・。 まあ焦らずじっくり揃えて参りますのでよろしくお願いします。
やはりライフテストしないとダメですか? そう言えばこれまでEL34/6CA7を533で数多く試験しているのですが、基準値がGm6000なのに松下の新品でも5500、TESLAでは5000ほどしかありません。他の種類で試験すると使用頻度の低いものほど基準値を大きく上廻るのが普通なのですが、使用して来た球の中でEL34だけが基準値を上廻る球を見たことがありません。ライフテストでは特性のバラツキに影響を受けませんが、各社の球の測定値が大きく基準値に満たないため、HICKOKの基準値設定がおかしいのではと考えてしまいます。
クラングフィルムの回路も参考にされているのですか。予想通りPX4は素晴らしい音質になりそうですね。 一昨日ラボのK村さんから連絡があり、シャーシが上がって来たので塗装に出すとのことでした。 楽しみだな〜。
RV210の相場は送料込みで@15000~17000円 RE604は1933年~1941年にかけて製造されたバリウム昇華型フィラメントの球が最高ですが程度の良いものは少なく値段もそれなり(新品同様の極上品で@70000円程度)です。 比較的入手しやすいのは酸化被膜フィラメントの三往復タイプでしょう。 Ebeyでじっくり探せば極上品が入手可能です。 運が良ければ@3万円台、通常の相場は@40000~60000円でしょう。 RE604にはクラングフィルムへ納めたバージョンがありKL71403と言います。 また、ドイツの業者がEbayに新品同様のKL71403を1本出品しています。 即決で送料込み50000円くらいのようです。 私の手持ちの1本(新品同様)は45000円ほどで放出可能です。 KL71403はRE604より高値で取引されていますから相場より安価と思います。 WE300BのOLD球の値段を考えるとお買い得に思えます。 なにせWE300B以上の音が出ますので。 先日完成したチューブオーディオラボ製のヨーロッパ球コンパチアンプのオーナーの方(岡山県在住)は、あっさりとWE300Bのアンプを処分されたほどです。 その方曰く、「PX4とRE604は甲乙付け難く至福の時を過ごしています。」 また、栃木県在住のK氏はWE300A(Bではない)、DA30等名だたる銘球をさんざん試した挙句PX4のナス型に落ち着かれたとのことです。
RE604と同規格でクオリティーの高いナス型古典三極管としては独バルボのLK460があります。 以前は高価でしたが最近は国内相場がこなれてきました。 ヤフオクに出てくれば@30000円くらいではないでしょうか。 LK460は大別して3形態あり、 最初期型 ナス型 バリウム昇華型フィラメント 中期型 ナス型 酸化被膜フィラメント ブラックプレート 後期型 ナス型 酸化被膜フィラメント グレープレート(中期型のローコストバージョン) 国内外で流通しているのは99%後期型です。 最初期型はほぼ入手不可能に近いコレクター球で私はかろうじて1本だけ電気的に新品同様の物を入手できました。 中期型の極上品が1本手元にあり近々もう1本入手の見込みです。 中期型は後期型よりも遥かに出来が良くRE604並みの価格で取引されていますが、相場より安く入手できそうです。 @35000円くらいの予定、2本揃えばペアでの放出可能です。
私が入手するナス型の古典球は殆どが電気的には新品同様の物です、 Ebayでは中庸の程度の物でさえ高価に取引されていますから注意が必要です。 手元に届いた球はライフテストを実施して程度をを確認しています。 国内の真空管販売店でライフテストを実施している所は無いと思います。 ライフテストを実施してしまうと高価に販売できない球が出てくるからです。 私のブログにライフテストについて書いています。 https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
今回のPX4コンパチアンプの回路はクラングフィルムの回路を少し参考にしていますが、音質的には無色に近く、ほんのりと薄化粧したような音が出れば私の狙い通りなのですが。 アンプの色付けが濃いとプログラムソースの得て不得手が出てしまったり、演奏者や録音エンジニアの意図が歪曲される恐れがありますから。
そうなんですね。 納得いたしました。 昨日K村さんからご連絡があり、やっとシャーシが上がって来たので今度は塗装に出すとのことでした。 また差し替え可能なRS289は比較的安価にチューブ・オーディオ・ラボさんから調達できそうですが、それ以外のRV210やRE604系は難しいので博士に相談してくれとのことでした。 特にRE604系は希少なこともあり、e-bayでも高価な価格で取引されているようですね。 まあ、急がずにのんびり探しますので、当方のような貧乏人が調達できそうなものがあればご教授願います。 どうぞよろしくお願いいたします。
個人的には球とスピーカーの年代を意識して合わせているわけではありません。 スピーカーは開発と製造にとてもコストがかかります。 1960年代以降はいかにしてローコストに製造するかに重きを置き始めたように思います。 私から見てコストと手間をかけた良いスピーカーは1950年代以前の物が多いのです。 また、1950年代以前は古典三極管によってスピーカーの音のチューニングが行われたと思います。 古典三極管とのビンテージスピーカーの相性が良いのは自然な流れでしょう。 GoodmansのユニットとPX4の相性はバッチリと思いますよ!
やはり古典球に合わせて同時期のSPを使用されるのでしょうか。 JENSENやLowtherは存じ上げておりますが、独のユニットはほとんど見たことがありません。 当方の使用しているGoodmansのユニットも1950年代に製造されたものですが、やはり同時期に製造された真空管との相性が良いのでしょうね。
最終的な自分用の再生システムとして考えているのはモノラルです。 貧乏コレクターなのでステレオ用に2本球を揃えるのが財政的に困難なうえ1本入手するだけでも大変な希少球ばかり集めていますので。 スピーカーにはフィールドタイプを主に使用します。 メインスピーカーが英Benjamin社の12インチフィールドスピーカーです。 https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-317.html 不動品を格安で手に入れました。 完全に分解してフレームの錆取り再塗装とメッキ部分の再メッキ、コーン紙の破れを補修します。 現在組み合わせるツイーターを物色中です。 ツイーターの候補はEmilarのEA-175型ドライバーです。 フルレンジのスピーカとしては、 Jensen10インチフィールド C10RS型 独Blaupunktの10インチフィールド 独RFTの9インチフィールド https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-8.html Lowther PM6A ステレオ再生用としては、 独Grundigの8インチアルニコ これらが常設できればと考えています。 ゆっくりと時間をかけて構築して行ければと思います。
そうなんですか。 数多くの素晴らしい古典球をお持ちですが、それぞれのアンプを作成していくと物凄い数になりますね。 アンプを自作できるのが羨ましいですね。
来年の真空管オーディオフェアでチューブオーディオラボさんがお披露目してくれると嬉しいのですが。 コンパクトで本格的な直熱管の音が楽しめるアンプが実現できそうです。 実は既に組み合わせる整流管と前段管を入手済みです。
早速閲覧いたしました。 フォルムがEL34に似ていますね。
RE604の試聴結果大変良好だったようで安心しました。
一番音質変化が大きいと思われるコンデンサーのエージングが終わったとのこと、後はトランスに含侵したニスの乾燥と巻き線のエージングが終わればアンプ全体のエージング完了ですね。
RS289は1930年代の後半に登場したと思われます。
TYPE-IからTYPE-Vまで確認しています。
TYPE-IからⅢまでがメッシュプレートです。
製造数は板プレートが圧倒的に多くメッシュプレートの入手は困難です。
板プレートは1940年ころから終戦まで製造されていたようです。
つまり製造後70年以上経過していることになります。
楽しみながら時間を掛けてエージングしてください。
RE604の件、承知いたしました。
チューブオーディオさんから購入したRS289も、やはりしっかりとしたエージングが必要なんですね。
やっとカップリングコンデンサのエージングを終えた頃合いですが、トランスはまだ時間が掛かる見込みです。
博士が絶賛されているRE604は楽しみですが、やはりテレフンケンの球ですから締まりの良い音質がベースとなっているのでしょうね。ワクワクします。
いよいよRE604ですね!
現在取り寄せ中のRE604はコロナの影響で通常より時間がかかっています。
気長にお待ちください。
エージング中の球がどのような経過を辿っているのか自分なりに整理してみました。
長期間未通電であった球に通電すると、
1、管壁や電極等からガス成分がイオン化して真空度が低下し始めガスによりIpは増加し始める。
この時点では音のフォーカスが甘く感じることが多いように思います。
2、球全体が十分に温まりゲッタが活性化すると管内ガスの吸着が始まり真空度が上昇し始めIpは減少傾向に転じます。
この時点のIpの減少はフィラメントやヒーターの性能が落ちているのではなく真空度の上昇によってガス電流が減少するためです。
3、管内ガスの吸着が完了すると再びIpは微増傾向となりIpの増加が止まればエージング完了です。
この時点になると解像度が増し低音の締まり具合も良好となります。
球の状態にもよりますが、直熱管で24時間以上、傍熱管で36時間以上はかかります。
真空管やカートリッジを取り替えて、違う雰囲気の音質を楽しむのもオーディオの醍醐味かもしれません。
部屋が狭いので一系統で全てのジャンルを楽しめるならその方が良いのではとも考えましたが、音楽を違う雰囲気で聴いたり、機器を取り替えたりするのもオーディオの楽しみと考え、無理しないでこのまま楽しんで行こうと考えております。
PX25などの大型管も使えるのですね。素晴らしい。チャンスがあれば試してみたいと思います。
本当に色々可能性の高いアンプですね。
良くできたアンプと良くできた真空管の組み合わせは音楽のジャンルを問わず良い音がすると思います。
特定ジャンルの音楽に強みを発揮する場合何らかの欠点も併せ持っている可能性があります。
もちろん完全無欠なアンプなど存在しませんがそれを目指すのがアンプ製作の醍醐味と思っています。
数十年間真空管アンプの研究をしてきましたがようやく自分なりの結論に近付いたように感じています。
さて、追加の使用可能真空管情報です。
今回のコンパチアンプは中型出力管にフォーカスした設計となっていますが、大型管であっても軽い動作で使用可能です。
PX25、DO24、PP5/400はPX4と同じ設定でOKです。
DA30、PX25A、V503はRE604と同じ設定でOKです。
もしお知り合いにこれらの大型管をお持ちの方がいらっしゃいましたらお借りして音出しも一興かと思います。
なるほどこの真空管のタイトな響きは、その辺の構造から来ているのですね。
RV210では音質の重心が中高域にあるため、響きが薄いより締まった音色に感じております。
RS289の方は低域方向にやや重心を落として、聴きやすいバランスになっているようです。
これらのテレフンケンTUBEはjazzやロックなどの曲種にも相性が良いかもしれません。
RS289と弦楽器の相性は抜群のようですね。
RS289の音を聴かれた方は一様にバイオリンやビオラの再生音を絶賛されます。
ある方はRS289で聞くとストラディバリとガルネリの違いが明瞭に分かると仰いました。
これはRS289の解像度の高さのなせる業でしょう。
RS289は送信管ですから受信管よりも真空度が高いのです。
更にはグリッドのプラス領域まで入力を加えますから動作時のピーク電流は相当なものになります。
球自体は大きくありませんがヒーターパワーはPX25やDA30同等であり豊富なエミッションを実現しています。
それからコンパクトな電極構造も見逃せません。
送信管は電極間の静電容量をできるだけ小さくするためにプレートは小さいほうが良いのです。
電極間の静電容量が小さければ抜けの良いハイスピードな音が期待できます。
これらのことを踏まえると低周波増幅使用時のRS289は非常に楽な動作をしているといえます。
RS289の解像度が高いのは、高い真空度、豊富なエミッション、コンパクトな電極構造が寄与していると考えています。
詳細情報をありがとうございます。
新しいアンプのエージングを兼ねながら、1週目PX4から始めて現在2週目でRV210とRS289を試聴中です。
PX4のゴージャスなホールトーンとテレフンケンの弦楽器のソロは素晴らしいです。
次週3週目、トリのRE604を聴くのが楽しみで、その頃にはアンプのエージングがかなり進んでいると思われます。
2週目に入ってアンプの音質も少し落ち着いてきましたが、それぞれ前段や整流管の組み合わせをあれこれ変えながら試聴を続け、好みに合うような最適な組み合わせを探っております。
これらの真空管の音質特徴を理解して、エージングも終わって音質が落ち着きましたらまたご相談させていただきます。
しばらくはこれらのTUBEの音質に触れながら、十分に音楽を楽しめると思います。
RV210ミニ解説と使える球の追加情報
RV210はプレート損失25Wの傍熱型三極管です。
内部抵抗はとても低くWE300BやDA30と同じくらいです。
WE300BやDA30より少し増幅率が高いので直線性は良好です。
プレートの形状を工夫して電極間の静電容量を低減しているので純三極間の中ではハイスピードな方です。
音声信号を扱う様々な用途に使用されていたようです。
業務用アンプ
送信機のモジュレーター
有線ラジオ設備
電話通信設備
フルオペレーションですと7W近く出ますが今回のコンパチアンプでは軽い動作で3W程度と思います。
RV210には弟分とも言うべきAD101という球があります。
コンパチアンプではRV210同様PX4の設定で使用可能です。
出力はRE604と同じくらいですのでRE604の傍熱バージョンと言えるかも知れません。
試聴希望であればチューブオーディオラボさんが貸してくれるかもしれません。
テレフンケン製の安価な球でRENS1374dという五極管があります。
ST型の初期の球はメッシュプレートの外側にワイヤーリングによるシールドを施すという他に類を見ない特殊な構造をしています。
出力は1W弱と小さいですが音質は良好です。
PX4の設定にて使用可能@8000円程度です。
手持ちが数本ありますので貸し出し可能です。
おっしゃる通りです。
特にMullardは1959年まで製造されていたLong Plateの方が断然音が良いです。
Marantz7でいろいろ試しましたが、カップリングをBBに交換後はTelefunkenのダイヤマークが不動となりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
12AX7の件了解しました。
12AX7は一般的にショートプレートよりもロングプレートの方が歪が少ない傾向にあります。
ショートプレートの方が音が甘く感じるのは歪が多いからではないでしょうか。
また、カソードの制振も音に影響を与えるように思います。
カソードの上部をマイカスプリングで抑えているX7の方が音がすっきりしているように感じます。
真空管は本当に奥が深いですね!
ありがとうございます。
ご説明いただいた通り、RE604は素晴らしいですね。
PX4から始めてまだじっくり試聴しておりませんが、楽しみにしております。
GEの12AX7はJANコードの軍用品のほか、Short Plateが複数本ありますが少し音質が甘く出番は少ないです。
Marantz7はやはりTelefunkenで固定ですが、Long Plateは別のプリアンプなどで期待できそうなので、
中途半端で申し訳ないのですが2本頂戴できますでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
RE604発送したと昨晩連絡がありました。
来週には着くと思います。
近々GE製の12AX7ロングプレートが4本到着します。
中古ですが程度は良いようです。
試聴希望であればRE604発送時に同梱いたします。
以前Maranz7K愛用者の方に6本提供しましたがインプレッションは悪くなかったです。
@3000円でしたので普段使いには良いかもしれません。
博士
今回の「新規アンプ導入計画」ではいろいろとお世話になり、誠にありがとうございました。
まだまだ聴き始めではございますが、予想を上廻る結果を得たと感じております。
やはり今回の最大の成果はおっしゃる通り、古典球の素晴らしさと絶妙な博士の回路構成に加え、K村さんのアンプ作りのノウハウや使用パーツの適切な選択など、全てが調和した結果と考えております。
希少なRE604調達の件につきましても、どうぞよろしくお願いいたします。
関東にお越しになる機会がございましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。
K村さん直々にアンプをお届けになったようですね。
私も同席したかったなー!
「各楽器やソリストの実在感のある響き」との感想を持たれたのはアンプ製作に参加した者として嬉しい限りです。
個人的には古典管自体は懐古趣味的な側面を持っていると思いますが、古典管によるアンプの音質についてはリアリズムを追及しているつもりです。
真空管特有の耳当たりの良さを失わずにいかに解像度を上げるかというのが私のアンプ造りの基本です。
今回のプレートチョーク結合のアンプは私の集大成的な側面を持っています。
古くは浅野勇氏が50シングルアンプにプレートチョーク結合を採用していますが前段管に出力管を使用したパワードライブとなっています。
この回路を普通の電圧増幅管に適用出来たらなーという思いがずっと頭の中にあったのですがK村氏の巧みなワイヤリングで実現することとなりました。
先日、ACPX4Aという非常に珍しい球を入手しました。
近々ブログにアップします。
K村さま
本日は遠路はるばる待ち侘びた新作アンプをお届けいただきまして、ありがとうございました。
お帰りになった後もPX4の試聴を続けておりましたが、各楽器やソリストの実在感のある響きはこれまで経験のないものでした。
エージングを進めながらそれぞれの出力管の特徴を見極め、初段管や整流管にも相性の良いものを選んで行きたいと思っております。まだまだ今年一杯は楽しみが続くのではないでしょうか。
次のオーダーをお待ちの愛好家もおられるようですから、体調をお気遣いいただきながら素晴らしいアンプ作りに邁進してください。ありがとうございました。
本日はありがとうございました。
貴重なAXIOM22MKⅡを聴かせて頂き良い経験に為りました。
心配していたハム音も気にならないレベルに収まり、ホットしています。
PX4からRE289~RV210と最後にRE604を聴かせて頂きましたが、どの球もそれぞれに良かったと思います。
中でも圧巻はTELEFUNKEN RE604 バリュームフィラメントでは無かったでしょうか、高音のヌケの良さと低音の分厚さは
AXIOM22MKⅡ共々感心致しました。
ヨーロッパの音楽文化に培われた真空管で聴く音楽は格別かと思います。
エージングが進むにつれ各真空管の音を堪能して下さい、ありがとうございました。
ありがとうございます。
以前おしゃっていたナス管のバルボ(LK460)も魅力ですが、お値段次第ということで
よろしくお願いします。
RE604の極上品の入手お任せください。
RE604のバリウム昇華型フィラメントのタイプが最もお勧めです。
このタイプのRE604は酸化被膜フィラメントの最高性能を誇るWE300B以上の性能なのです。
そのため出力こそWE300Bに及びませんが動作における直線性においてはWE300Bを全く寄せ付けません。
詳細はメールでご案内いたします。
Y下さま
お久しぶりです。その後お元気でしょうか?
「私のオーディオ人生」薬師寺の記事を拝見させていただきました。
またお暇が出来ましたら、音楽を楽しみにお越しください。
久しぶりにホームページを見ました、いよいよアンプの完成まであと少しですね、新しいアンプには夢があります
きっと良い音で音楽を楽しめると思います。PX4は売ってしまいました、PX25と比較したのですが似たような音です。
PX25は交流点火で動作させていますがほとんどハムはありませんが交流も直流もどちらでもよいと考えます。
SV91Bとの比較しても好みの問題ですからそう神経質にならないようお願いしますね、たまに音を聞きますがアナログの場合
奥の院から音が浮かび上がって鳴ります。スピーカーの存在感がなくなり心地よい響きですがもう音の事は詳しくありませんしどれが良い音なのかわからなくなりましたが自分が楽しめれば良しとすべきですね、
新作アンプ完成には夢がありますね、羨ましい限りです。
博士、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。
音を聴くのが待ち遠しいです。
次に604系の真空管のどれか音質の良いものをお願いできますでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
新潟から最後の微調整について相談がありました。
無事微調整を終え完成したとのことです。
シャーシ内の半田屑を清掃して初期エージングを行えば発送するそうです。
おめでとうございます!
博士、情報をありがとうございます。
現在、12AT7は6060/CV4024の「Yellow T」を使用しておりますが、スペシャルチューブの「13D9」今度調達してみます。
Brimarのスペシャルチューブ13D9をご存じでしょうか?
13D9は12AT7相当の球です。
時折Ebayに安価に出品されています。
https://www.ebay.com/itm/13D9-BRIMAR-NOS-SPECIAL-ECC81-TUBE-VALVE-TUBE-X-1PC/271302751577?epid=1334599993&hash=item3f2ae77559:g:pDAAAOSwrgVdeqaH
ものすごい値段で出品している人もいます。
12AU7相当は13D8です。
12AX7相当は無いようです。
イギリスの誇る銘電圧増幅管MH4を双三極管にしたような球もあります13D3です。
ありがとうございます。
e-bayで確認しましたが、ほとんどがグレープレートでブラックプレートは値段が倍くらいしていますね。
注意いたします。
Brimarの5Z4Gを探す際には旧型のブラックプレートタイプをお勧めします。
グレープレートの5Z4Gは薄利多売のためにプレートを安価なアルミクラッド鋼板にした製品なのです。
ブラックプレートはニッケル製のプレートです。
そうなんですか、簡単には行かないものなのですね。
整流管は当初、形やサイズがPX4(ST管)と同じコッサー53KUを選びました。
現在、6AR6のアンプにMullard GZ32を使用していて良い塩梅なので、そちらも使えそうですね。
BRIMAR-5Z4Gも良さそうなので探してみます。
色々ありがとうございます。
シャーシ内のワイヤリング作業が終わりパーツ類の取り付け作業に入ったようです。
音質に悪影響を与えないように慎重な部品配置を心がける必要がありますからここからが本番と言ったところでしょうか。
整流管について少し考えてみました。
PX4やRE604に見合うオクタルベースの整流管は意外と少なく、時間をかけて出来の良い球を探すのが良いと思います。
私のお薦めとして、
GZ32 旧型
5Z4G Brimar旧型
52KU Cossor旧型
5V4G RCA旧型
お世話さまです。
どのような状況かよく理解できませんが、承知いたしました。
よろしくお願いいたします。
PX4アンプの製作者です。
お世話様です、Rチャンネルのボリューム位置がトランスケースに近いので操作しにくいです。
アンプのボリュームは左右のレベル合わせに使って頂き、プリアンプで音量調整を行うようにして下さい。
相場まで押さえられていて本当にすごい知識ですね。全く驚きです。
結構高価ですのでどれもこれもというのも無理そうですね。「バリウム昇華型フィラメント」と言うのを一度使ってみたかったし、PX4もST管ではなく初期型ナス管もフォルムが綺麗だし・・・・・。
まあ焦らずじっくり揃えて参りますのでよろしくお願いします。
やはりライフテストしないとダメですか?
そう言えばこれまでEL34/6CA7を533で数多く試験しているのですが、基準値がGm6000なのに松下の新品でも5500、TESLAでは5000ほどしかありません。他の種類で試験すると使用頻度の低いものほど基準値を大きく上廻るのが普通なのですが、使用して来た球の中でEL34だけが基準値を上廻る球を見たことがありません。ライフテストでは特性のバラツキに影響を受けませんが、各社の球の測定値が大きく基準値に満たないため、HICKOKの基準値設定がおかしいのではと考えてしまいます。
クラングフィルムの回路も参考にされているのですか。予想通りPX4は素晴らしい音質になりそうですね。
一昨日ラボのK村さんから連絡があり、シャーシが上がって来たので塗装に出すとのことでした。
楽しみだな〜。
RV210の相場は送料込みで@15000~17000円
RE604は1933年~1941年にかけて製造されたバリウム昇華型フィラメントの球が最高ですが程度の良いものは少なく値段もそれなり(新品同様の極上品で@70000円程度)です。
比較的入手しやすいのは酸化被膜フィラメントの三往復タイプでしょう。
Ebeyでじっくり探せば極上品が入手可能です。
運が良ければ@3万円台、通常の相場は@40000~60000円でしょう。
RE604にはクラングフィルムへ納めたバージョンがありKL71403と言います。
また、ドイツの業者がEbayに新品同様のKL71403を1本出品しています。
即決で送料込み50000円くらいのようです。
私の手持ちの1本(新品同様)は45000円ほどで放出可能です。
KL71403はRE604より高値で取引されていますから相場より安価と思います。
WE300BのOLD球の値段を考えるとお買い得に思えます。
なにせWE300B以上の音が出ますので。
先日完成したチューブオーディオラボ製のヨーロッパ球コンパチアンプのオーナーの方(岡山県在住)は、あっさりとWE300Bのアンプを処分されたほどです。
その方曰く、「PX4とRE604は甲乙付け難く至福の時を過ごしています。」
また、栃木県在住のK氏はWE300A(Bではない)、DA30等名だたる銘球をさんざん試した挙句PX4のナス型に落ち着かれたとのことです。
RE604と同規格でクオリティーの高いナス型古典三極管としては独バルボのLK460があります。
以前は高価でしたが最近は国内相場がこなれてきました。
ヤフオクに出てくれば@30000円くらいではないでしょうか。
LK460は大別して3形態あり、
最初期型 ナス型 バリウム昇華型フィラメント
中期型 ナス型 酸化被膜フィラメント ブラックプレート
後期型 ナス型 酸化被膜フィラメント グレープレート(中期型のローコストバージョン)
国内外で流通しているのは99%後期型です。
最初期型はほぼ入手不可能に近いコレクター球で私はかろうじて1本だけ電気的に新品同様の物を入手できました。
中期型の極上品が1本手元にあり近々もう1本入手の見込みです。
中期型は後期型よりも遥かに出来が良くRE604並みの価格で取引されていますが、相場より安く入手できそうです。
@35000円くらいの予定、2本揃えばペアでの放出可能です。
私が入手するナス型の古典球は殆どが電気的には新品同様の物です、
Ebayでは中庸の程度の物でさえ高価に取引されていますから注意が必要です。
手元に届いた球はライフテストを実施して程度をを確認しています。
国内の真空管販売店でライフテストを実施している所は無いと思います。
ライフテストを実施してしまうと高価に販売できない球が出てくるからです。
私のブログにライフテストについて書いています。
https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
今回のPX4コンパチアンプの回路はクラングフィルムの回路を少し参考にしていますが、音質的には無色に近く、ほんのりと薄化粧したような音が出れば私の狙い通りなのですが。
アンプの色付けが濃いとプログラムソースの得て不得手が出てしまったり、演奏者や録音エンジニアの意図が歪曲される恐れがありますから。
そうなんですね。
納得いたしました。
昨日K村さんからご連絡があり、やっとシャーシが上がって来たので今度は塗装に出すとのことでした。
また差し替え可能なRS289は比較的安価にチューブ・オーディオ・ラボさんから調達できそうですが、それ以外のRV210やRE604系は難しいので博士に相談してくれとのことでした。
特にRE604系は希少なこともあり、e-bayでも高価な価格で取引されているようですね。
まあ、急がずにのんびり探しますので、当方のような貧乏人が調達できそうなものがあればご教授願います。
どうぞよろしくお願いいたします。
個人的には球とスピーカーの年代を意識して合わせているわけではありません。
スピーカーは開発と製造にとてもコストがかかります。
1960年代以降はいかにしてローコストに製造するかに重きを置き始めたように思います。
私から見てコストと手間をかけた良いスピーカーは1950年代以前の物が多いのです。
また、1950年代以前は古典三極管によってスピーカーの音のチューニングが行われたと思います。
古典三極管とのビンテージスピーカーの相性が良いのは自然な流れでしょう。
GoodmansのユニットとPX4の相性はバッチリと思いますよ!
やはり古典球に合わせて同時期のSPを使用されるのでしょうか。
JENSENやLowtherは存じ上げておりますが、独のユニットはほとんど見たことがありません。
当方の使用しているGoodmansのユニットも1950年代に製造されたものですが、やはり同時期に製造された真空管との相性が良いのでしょうね。
最終的な自分用の再生システムとして考えているのはモノラルです。
貧乏コレクターなのでステレオ用に2本球を揃えるのが財政的に困難なうえ1本入手するだけでも大変な希少球ばかり集めていますので。
スピーカーにはフィールドタイプを主に使用します。
メインスピーカーが英Benjamin社の12インチフィールドスピーカーです。
https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-317.html
不動品を格安で手に入れました。
完全に分解してフレームの錆取り再塗装とメッキ部分の再メッキ、コーン紙の破れを補修します。
現在組み合わせるツイーターを物色中です。
ツイーターの候補はEmilarのEA-175型ドライバーです。
フルレンジのスピーカとしては、
Jensen10インチフィールド C10RS型
独Blaupunktの10インチフィールド
独RFTの9インチフィールド
https://d404f203.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
Lowther PM6A
ステレオ再生用としては、
独Grundigの8インチアルニコ
これらが常設できればと考えています。
ゆっくりと時間をかけて構築して行ければと思います。
そうなんですか。
数多くの素晴らしい古典球をお持ちですが、それぞれのアンプを作成していくと物凄い数になりますね。
アンプを自作できるのが羨ましいですね。
来年の真空管オーディオフェアでチューブオーディオラボさんがお披露目してくれると嬉しいのですが。
コンパクトで本格的な直熱管の音が楽しめるアンプが実現できそうです。
実は既に組み合わせる整流管と前段管を入手済みです。
早速閲覧いたしました。
フォルムがEL34に似ていますね。