ありがとうございます。よろしくお願いします。
enc25さま ご無沙汰しております。 shigetaさんにご報告しておきます。
この場をお借りして、私と同様のスピーカーを使っておられるshigeta様とお話させて頂きたいと思っておりましたが、ご本人様の投稿がありましたので、この機会にご本人様にお伺いいたします。 大変不躾なお願いで恐縮ですが、人様のページで間接的にお話させていただくのも失礼なことと思いますので、できれば直接の情報交換できないでしょうか?
直接メールをいただきましたので当方のアドレスは削除させていただきました。 同郷で中学・高校の先輩の方でした。 なんとパイオニアで設計をされた方が御近所さんだなんて知りませんでした。
shigetaさま お元気でお過ごしでしょうか? 確かにMEISTER GEの馬力と切れ味も捨てがたいのですが、古いAシェル丸針の低域の締まったドラムの音質は これまで聴いてきたカートリッジの中でも最高と言ってもおかしくありません。 まだ幅広い曲種を試しておりませんが、ロックではこの1本で十分な気持ちにさせてくれます。
ご無沙汰しております。 ブログの方は定期的に拝見しております。 すると今回はなんと、SPU‐Aが掲載されているではありませんか。Aシェルを愛好する私にとってはなにかお仲間が増えたような感じで嬉しい限りです。AシェルはGシェルタイプに比べてシェル自体の堅牢性も高まっていますし、シェルリード線不要ということで接点の数が少ないのも精神的に気持ちの良いところです。 アナログオーデイオをやっている人の中には、カートリッジだけは新しいタイプのものを使っている人も多いのですが、SPU独特の実在感を醸し出す音を聴いてしまうと、”こちらの方が正解だな”といつも思ってしまうのです。 そんなことで「ぶれないKさんの今回の選択」にもろ手を挙げて快哉を叫びたいと思います。
ヤフオク出品中のラックスCL-35Ⅲの仕様検索中に、貴HPに遭遇しました。長期に渡りオーディオ人生ご苦労さんです。私は、京都出身で中学時代に42のアンプを製作。高校時代は放送部で寺町の谷山、飛燕堂でアンプ部品を購入していました。1971年に東京の会社に就職それ以来横浜住人です。 直接メールで情報交換できますでしょうか。
再度、整流管について真空管博士にご投稿いただいた内容を検証しておりました。 その中で疑問点を博士に質問させていただいたところ、当方のチューブ・オーディオ・ラボさんで製作されたコンパチアンプなどでは、出力も控えめに取って出力管に負担の少ない設計となっているので傍熱型や直熱型のどちらを組み合わせても大丈夫とのことでした。 しかし出力を限界近く取った設計のアンプであったり、頻繁に電源のON/OFFを繰り返すような使用方法をされている方は、傍熱型を組み合わせる方が良いとのことです。 そんな訳で、出力管ごとに相性の良い整流管を選ぶ際、直熱型と傍熱型に関係なく内部抵抗の関係性で選んで行きたいと思っております。
博士さま 我が家のコンパチアンプで希少なRE604(中庸)やPX4(中庸)を使用する時は、傍熱型のGZ32/53KU(中庸)が一番良さそうですね。91B型の方はWE-300Bには通常5U4Gを使うことにいたします。 電気特性を考慮しながら出力管と整流管の相性をみた方が良いですね。 大変勉強になりました。ありがとうございます。
ksusumu777 様 良く知られた整流管の内部抵抗について纏めてみました。 直熱型 内部抵抗が高い:5R4GY、WE274A/B、UX280、5Y3G、U12、U14 内部抵抗が中庸:5Z3/5U4G、U52、U18/20、RGN1064/1054、RGN2004、RGN2504 内部抵抗が低い:RG105、83、82、AX50、AX1 傍熱型 内部抵抗が高い:6087、80K、IW3、RGN1883、6106 内部抵抗が中庸:GZ32、5V4G、83V、43IU。45IU、5Z4G、84、6X5、53KU、52KU 内部抵抗が低い:GZ34、KR1、6CA4
博士さま ありがとうございます。 傍熱型整流管の方が出力管に優しく、直熱型整流管の方が音質的には有利とのことですね。 出力管と整流管の内部抵抗をなるべく合わせた方が相性は良くなるとのことですが、代表的な整流管の内部抵抗の高低を出力管の時と同じくご教授いただけないでしょうか?
ksusumu777 様 整流管の側から出力管との相性を考えてみたいと思います。 整流管の側から見た場合も基本的には内部抵抗の低い整流管には内部抵抗の低い整流管が内部抵抗の高い整流管には内部抵抗の高い出力管が相性の良い組み合わせとなります。 内部抵抗以外の面に目を向けると直熱型の整流管と傍熱型の整流管の出力管との組み合わせはどう考えればよいかという問題があります。 直熱型の整流管はスイッチオンで直ぐにB電圧が立ち上がります。 傍熱型の整流管はゆっくりとB電圧が立ち上がります。 当然ながらゆっくりとB電圧が立ち上がる傍熱型の方が出力管には優しい動作となます。 スペアチューブの確保の難しい希少出力管を少しでも長く使いたいのであれば傍熱型整流管を組み合わせるべきでしょう。 一方で直熱型整流管はその名のとおりエミッション発生物質を直熱加熱するのでエミッション応答性に優れていると考えています。 内部抵抗が同等であれば直熱型整流管の方が音質的には有利に感じます。 直熱型整流管で比較すると米系の整流管は内部抵抗が高いものが多くヨーロッパ型とりわけテレフンケンの整流管は内部抵抗が低いものが多いです。 低内部抵抗の整流管は出力管を選ばない傾向にあり高内部抵抗の整流管は高内部抵抗の出力管でないとうまく動作しない傾向があるように感じます。 うまく説明できているとは感じてはいないので疑問等な遠慮なく質問してください。
又、連絡させて頂きまーす!
Sさま お久しぶりです。 黒っぽいコーン紙を使用したものは、リコーンしたユニットのようですね。 是非一度お越しください。
ご無沙汰をしております。Goodmasのコーン紙の件は、驚きました!ksusumuさんのシステムは、大変な発展があったようで、これにも驚いています。コロナが収まったら、是非、聞かせてください。
博士さま そうですか〜、逆だったですね。 整流管を選ぶ上で出力管が変更可能なコンパチアンプでは、出力管ごとに相性を考えないとダメなのですね。 Part3よろしくお願いいたします。
ksusumu 様 RS289は内部抵抗が低くRENS1374dは内部抵抗が中庸です。 RS289の内部抵抗はWE300B並に低いのです。 チューブオーディオラボではRS289と内部抵抗の低い整流管である83と組み合わせることにより好結果を得ています。 また、傍熱型整流管のGZ34、GZ32、5V4G等もRS289との相性は良いと思います。 RENS1374dは内部抵抗が中庸の中でも少し高い部類に属しますので整流管をあまり選り好みしない傾向があります。
次回はご要望の整流管から見た出力管との相性を投稿いたします。
なるほど〜。 我が家にあるTelefunken RS289は内部抵抗が高いグループ、RENS1374dは低いグループとの理解で良かったですか? 次は整流管側の内部抵抗の高低により、出力管との相性がわかると言うことですね。 よろしくお願いいたします。
ksusumu777 様 出力用の三極管は数多あり我々の真空管ライフを豊かなものにしてくれています。 出力用の三極管に負けないほど整流管も多くの種類があります。 長年真空管と向き合っていると絶対的ではないもののある程度法則めいたものが見えてきます。 私がこれまでに感じてきたことが皆様の参考になれば幸いです。
出力用の三極管を内部抵抗でグループ分けします。 内部抵抗が高い VT25 UX210 E408 P4100等 内部抵抗が中庸 RE604 UX245 UX171A PX4 PP3/250 AC044 PX25 PP5/400等 内部抵抗が低い WE300B DA30 2A3 AD1 Ed等
これまでの経験で出力管の内部抵抗と整流管の内部抵抗には密接な関係を感じています。 内部抵抗が低い出力管には内部抵抗の低い整流管の組み合わせが、内部抵抗の高い出力管には内部抵抗の高い整流管の組み合わせが好結果を得やすく感じているのです。 これは電流を要求する側と供給する側の力関係のバランスが取れていることが原因ではないかと想像しています。 以上の事はあくまでも無帰還のシングルアンプに限ってのことです。
上記に当て嵌まらない例 WEの91アンプや86アンプは内部抵抗の低いWE300Bと内部抵抗の高いWE274Aの組み合わせですが極めて音が良いことで知られています。 なぜこのような組み合わせが可能かと言いますと、 91アンプは大量のNFBが掛かっています。 NFBを大量に掛けるとアンプの音質はNFBによって支配され整流管が音質に与える影響が少なくなるのです。 86アンプはWE300BをA級PPで動作させています。 A級PP動作はアンプ自体が定電流動作となり整流管への依存度が低くなるのです。 真空管の事を知り尽くしたWEであればこそ実現した組み合わせと思います。
ksusumu777 様 整流管の種類 オーディオアンプに使用される整流管の種類は大別して3種類ほどあります。 直熱型 米系では5Z3、5U4G、280(80)、WE274A/B、5Y3等 欧州系ではU14、U52、RGN2504、RGN1064、1561、AZ1等 傍熱型 米系では83V、5V4G、5AR4、6CA4、6087等 欧州系では53KU、52KU、GZ34、GZ32、43IU等 水銀蒸気入り 米系では83、82、866等 欧州系ではAX1、AX50等
直熱型整流管の特徴 比較的内部抵抗が高く負荷電流の増減に対する安定度は高くないが出力管には優しい A級シングル動作、A級PP動作のアンプに好適です。 傍熱型整流管の特徴 比較的内部抵抗が低く負荷電流の増減に対する安定度は高く直熱型整流管使用時よりも出力管には厳しい AB級PPアンプで大出力を取り出すときに好適です。 水銀蒸気入り整流管の特徴 3種類の中で最も内部抵抗が低くチョークインプット型平滑回路を使用することにより最大の効果を発揮する B級PP等の電流変動の大きな増幅回路に好適です。
次回の投稿では三極管のシングルアンプで3種類の整流管を組み合わせる場合の私の考え方を述べたいと思います。
博士さま 芸術的な製造品で、見ているだけで楽しめます。 ググってみると東京神田の会社で、現在でも蛍光ランプを製作している会社のようですね。 ありがとうございます。
この2A3はElevam(宮田製作所)が戦前に製造していたものです。 最大の特徴は国産では珍しいセパレートタイプのプレートを採用していることと夫々のプレートに三往復のフィラメントを持っていることです。 更には驚くべきことにオリジナルの2A3(RCA製)よりも高いGmを有しその値はWE300Bに匹敵します。 残念ながら日本は全国各地で空襲を受けたので戦前の真空管はあまり残っていません。 数少ない戦前の国産球を頑張って収集してみると極めて興味深い逸品が有ったことが分かってきました。 機会を見て紹介していきたいと思います。
ksusumu777 様 整流管の投稿をお待ちいただく間の繋ぎの話題として電話でお話しした国産2A3の逸品を紹介します。
博士さま 承知いたしました。 楽しみにしております。
ksusumu777 様 整流管についての投稿のご依頼について紙に書いて整理してみたのですがあまりにボリュームが大きくなりすぎてしまい分かりやすい文章にすべく苦慮しています。 今しばらくお待ちください。
博士さま ご無事で何よりです。大切な真空管を含めて・・・・(笑) 東日本大震災の余震がまだ続いているのですね、恐ろしい・・・・・。 まだ新幹線などに地震の影響が出ていますね。 管理人
皆様 私の所では震度5弱でした。 幸い手持ち真空管の被害はゼロでした。
真空管アンプは音質が暖かく、響きや余韻も美しいので我が家のオーディオで手放せないものとなっております。 またアナログの世界も同様に音が良いだけでなく、カートリッジの変更により違う音質が味わえて楽しいですよ。 また何かございましたら、お立ち寄りください。
さっそくのご返事をありがとうございました。 真空管アンプの世界は大変奥深いものですね、そこが楽しいのでしょう。 ゆっくり、考えて検討いたします。 お忙しいところ、本当にありがとうございました。 参考になりました。
tm0203さま ご投稿ありがとうございます。
出品されているクリスキットを拝見いたしました。当方も出品価格あたりで落札したと記憶しております。 ラックスのA3700をお使いでしたらラックスのCL32/35あたりでもしっかりメンテすれば十分に使用できるのではないでしょうか? ラックスでしたら今でもオリジナルに近い修理を受け付けてくれるのではないでしょうか? (カップリングCは昔使用していたオイル系ではありませんが) クリスキットはラックスなどの音質傾向とは異なりますが、カップリングCをオイル系に交換すれば噂通りに 良い音質だと思います。 当方あまりトーンコントロールを使用しないものですから問題なく、低域の不足感は感じませんでした。 若干の問題は真空管ソケットが流石に寿命が来ておりましたので、接触不良によるノイズが出やすい点にあります。 ソケット自体は安価なものですが、ソケットを交換するには一回配線を外して基板を取り出す必要があり、 当方の技術力では難易度が高いのでどう修理するか課題となっております。 もし出品されているものを購入されるのであれば技術力のある方がメンテして出品されているようですから、 その方に相談してから購入しても良いかもしれませんね。 クリスキットの音のイメージですが、なかなか言葉で表すのは難しいです。 我が家のMarantz7Rに大幅に改造を加えてオリジナルに極力近づけたプリと比較すると、カップリングCなど 交換後には大きな差は感じませんが、奥行き感などの音場の広がりでは流石差は出てくるようです。 購入時のシズキフィルムコンでは薄っぺらい余韻の少ない音だと感じましたので、やはりカップリングは交換 した方が良いでしょうね。 なかなか音質を言葉に表すのは難しいですので、説明が不足しているようでしたら気に掛かる内容をまた ご質問ください。よろしくお願いいたします。 頑張ってくださいね。
初めまして 最近、真空管オーディオを始めた真空管アンプ初心者です。 いつも、勉強になる記事をありがたく拝見させていただいております。 特にChriskit Mark Ⅵ Customの記事が良かったです、真空管プリアンプを探している私にとっては タイムリーな内容で大変勉強になりました。 現在、ラックスのパワーアンプA3700Ⅱ(KT88)を購入したのですがプリアンプが決まっていません。 Chriskit Mark Ⅵ Customは以前から気になっていました。 具体的な音質やトーンコントロールが付いていないので低音の量感などをお教えていただけないでしょうか。 スピーカーはJBL4333Aを使用しいて聴いてる音楽はクラッシック以外全般です。 現在、ヤフオクにメンテナンス済の記事と同じようなChriskit Mark Ⅵ Customが出品されて いて、思案しているところです。 正直なところ、Chriskit Mark Ⅵ Custom音がイメージできません。 大変ご無理なお願いとは思いますが、宜しくお願い致します。
K村さま 配線材のWE単線ありがとうございました。 整流管を楽しみにしております。
おはよう御座います。 Bendix 6106 セラミックヒーターで立ち上がりがとても遅くて、RS289などの整流用に重宝しています。 ナショナル 5AR4 メタルベース 見た目は此方の方が良いので2本共近々に発送致します。 K村
博士さま いろいろとバックアップありがとうございました。 段間のカップリングというと、V1・V2に接続されている0.1μF×4でしょうか? WESTCAPを確認するとサイズも何とか収まりそうですね。 今度はタッチしないように圧縮チューブを足に付けることにします。 整流管はK村さんに聞いてみます。 ありがとうございました。
ksusumu777 様 イコライザーアンプの製作お疲れさまでした。 十分にエージングを行い音質が安定した段階でパーツ交換の必要性を判断することになりましょう。 段間のカップリングコンデンサーあたりが交換候補になるでしょう。 整流管の私のおすすめはBendixの6106です。 民生球のGZ34とは比較にならぬほどの高信頼管です。 私に手持ちはありませんがチューブオーディオラボのK村さんがお持ちかもしれません。
今回お送りした5U4Gは本当に良い整流管と思います。 もし出物があれば自分用に購入しておこうと考えています。
承知いたしました。 ありがとうございます。
ksusumu777 様 5U4Gを本日(4日)発送します。 宅配業者への集荷依頼の手違いにより一遅れました。
博士さま 大きい写真の掲載方法が分かりました。
ご投稿のみなさまへ 画像のアップ方法をタイトル画像(Marantz7)の下部に説明書きを加えました。 ご活用のほどよろしくお願いします。 博士さま、ありがとうございました。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
enc25さま
ご無沙汰しております。
shigetaさんにご報告しておきます。
この場をお借りして、私と同様のスピーカーを使っておられるshigeta様とお話させて頂きたいと思っておりましたが、ご本人様の投稿がありましたので、この機会にご本人様にお伺いいたします。
大変不躾なお願いで恐縮ですが、人様のページで間接的にお話させていただくのも失礼なことと思いますので、できれば直接の情報交換できないでしょうか?
直接メールをいただきましたので当方のアドレスは削除させていただきました。
同郷で中学・高校の先輩の方でした。
なんとパイオニアで設計をされた方が御近所さんだなんて知りませんでした。
shigetaさま
お元気でお過ごしでしょうか?
確かにMEISTER GEの馬力と切れ味も捨てがたいのですが、古いAシェル丸針の低域の締まったドラムの音質は
これまで聴いてきたカートリッジの中でも最高と言ってもおかしくありません。
まだ幅広い曲種を試しておりませんが、ロックではこの1本で十分な気持ちにさせてくれます。
ご無沙汰しております。
ブログの方は定期的に拝見しております。
すると今回はなんと、SPU‐Aが掲載されているではありませんか。Aシェルを愛好する私にとってはなにかお仲間が増えたような感じで嬉しい限りです。AシェルはGシェルタイプに比べてシェル自体の堅牢性も高まっていますし、シェルリード線不要ということで接点の数が少ないのも精神的に気持ちの良いところです。
アナログオーデイオをやっている人の中には、カートリッジだけは新しいタイプのものを使っている人も多いのですが、SPU独特の実在感を醸し出す音を聴いてしまうと、”こちらの方が正解だな”といつも思ってしまうのです。
そんなことで「ぶれないKさんの今回の選択」にもろ手を挙げて快哉を叫びたいと思います。
ヤフオク出品中のラックスCL-35Ⅲの仕様検索中に、貴HPに遭遇しました。長期に渡りオーディオ人生ご苦労さんです。私は、京都出身で中学時代に42のアンプを製作。高校時代は放送部で寺町の谷山、飛燕堂でアンプ部品を購入していました。1971年に東京の会社に就職それ以来横浜住人です。
直接メールで情報交換できますでしょうか。
再度、整流管について真空管博士にご投稿いただいた内容を検証しておりました。
その中で疑問点を博士に質問させていただいたところ、当方のチューブ・オーディオ・ラボさんで製作されたコンパチアンプなどでは、出力も控えめに取って出力管に負担の少ない設計となっているので傍熱型や直熱型のどちらを組み合わせても大丈夫とのことでした。
しかし出力を限界近く取った設計のアンプであったり、頻繁に電源のON/OFFを繰り返すような使用方法をされている方は、傍熱型を組み合わせる方が良いとのことです。
そんな訳で、出力管ごとに相性の良い整流管を選ぶ際、直熱型と傍熱型に関係なく内部抵抗の関係性で選んで行きたいと思っております。
博士さま
我が家のコンパチアンプで希少なRE604(中庸)やPX4(中庸)を使用する時は、傍熱型のGZ32/53KU(中庸)が一番良さそうですね。91B型の方はWE-300Bには通常5U4Gを使うことにいたします。
電気特性を考慮しながら出力管と整流管の相性をみた方が良いですね。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
ksusumu777 様
良く知られた整流管の内部抵抗について纏めてみました。
直熱型
内部抵抗が高い:5R4GY、WE274A/B、UX280、5Y3G、U12、U14
内部抵抗が中庸:5Z3/5U4G、U52、U18/20、RGN1064/1054、RGN2004、RGN2504
内部抵抗が低い:RG105、83、82、AX50、AX1
傍熱型
内部抵抗が高い:6087、80K、IW3、RGN1883、6106
内部抵抗が中庸:GZ32、5V4G、83V、43IU。45IU、5Z4G、84、6X5、53KU、52KU
内部抵抗が低い:GZ34、KR1、6CA4
博士さま
ありがとうございます。
傍熱型整流管の方が出力管に優しく、直熱型整流管の方が音質的には有利とのことですね。
出力管と整流管の内部抵抗をなるべく合わせた方が相性は良くなるとのことですが、代表的な整流管の内部抵抗の高低を出力管の時と同じくご教授いただけないでしょうか?
ksusumu777 様
整流管の側から出力管との相性を考えてみたいと思います。
整流管の側から見た場合も基本的には内部抵抗の低い整流管には内部抵抗の低い整流管が内部抵抗の高い整流管には内部抵抗の高い出力管が相性の良い組み合わせとなります。
内部抵抗以外の面に目を向けると直熱型の整流管と傍熱型の整流管の出力管との組み合わせはどう考えればよいかという問題があります。
直熱型の整流管はスイッチオンで直ぐにB電圧が立ち上がります。
傍熱型の整流管はゆっくりとB電圧が立ち上がります。
当然ながらゆっくりとB電圧が立ち上がる傍熱型の方が出力管には優しい動作となます。
スペアチューブの確保の難しい希少出力管を少しでも長く使いたいのであれば傍熱型整流管を組み合わせるべきでしょう。
一方で直熱型整流管はその名のとおりエミッション発生物質を直熱加熱するのでエミッション応答性に優れていると考えています。
内部抵抗が同等であれば直熱型整流管の方が音質的には有利に感じます。
直熱型整流管で比較すると米系の整流管は内部抵抗が高いものが多くヨーロッパ型とりわけテレフンケンの整流管は内部抵抗が低いものが多いです。
低内部抵抗の整流管は出力管を選ばない傾向にあり高内部抵抗の整流管は高内部抵抗の出力管でないとうまく動作しない傾向があるように感じます。
うまく説明できているとは感じてはいないので疑問等な遠慮なく質問してください。
又、連絡させて頂きまーす!
Sさま
お久しぶりです。
黒っぽいコーン紙を使用したものは、リコーンしたユニットのようですね。
是非一度お越しください。
ご無沙汰をしております。Goodmasのコーン紙の件は、驚きました!ksusumuさんのシステムは、大変な発展があったようで、これにも驚いています。コロナが収まったら、是非、聞かせてください。
博士さま
そうですか〜、逆だったですね。
整流管を選ぶ上で出力管が変更可能なコンパチアンプでは、出力管ごとに相性を考えないとダメなのですね。
Part3よろしくお願いいたします。
ksusumu 様
RS289は内部抵抗が低くRENS1374dは内部抵抗が中庸です。
RS289の内部抵抗はWE300B並に低いのです。
チューブオーディオラボではRS289と内部抵抗の低い整流管である83と組み合わせることにより好結果を得ています。
また、傍熱型整流管のGZ34、GZ32、5V4G等もRS289との相性は良いと思います。
RENS1374dは内部抵抗が中庸の中でも少し高い部類に属しますので整流管をあまり選り好みしない傾向があります。
次回はご要望の整流管から見た出力管との相性を投稿いたします。
なるほど〜。
我が家にあるTelefunken RS289は内部抵抗が高いグループ、RENS1374dは低いグループとの理解で良かったですか?
次は整流管側の内部抵抗の高低により、出力管との相性がわかると言うことですね。
よろしくお願いいたします。
ksusumu777 様
出力用の三極管は数多あり我々の真空管ライフを豊かなものにしてくれています。
出力用の三極管に負けないほど整流管も多くの種類があります。
長年真空管と向き合っていると絶対的ではないもののある程度法則めいたものが見えてきます。
私がこれまでに感じてきたことが皆様の参考になれば幸いです。
出力用の三極管を内部抵抗でグループ分けします。
内部抵抗が高い
VT25 UX210 E408 P4100等
内部抵抗が中庸
RE604 UX245 UX171A PX4 PP3/250 AC044 PX25 PP5/400等
内部抵抗が低い
WE300B DA30 2A3 AD1 Ed等
これまでの経験で出力管の内部抵抗と整流管の内部抵抗には密接な関係を感じています。
内部抵抗が低い出力管には内部抵抗の低い整流管の組み合わせが、内部抵抗の高い出力管には内部抵抗の高い整流管の組み合わせが好結果を得やすく感じているのです。
これは電流を要求する側と供給する側の力関係のバランスが取れていることが原因ではないかと想像しています。
以上の事はあくまでも無帰還のシングルアンプに限ってのことです。
上記に当て嵌まらない例
WEの91アンプや86アンプは内部抵抗の低いWE300Bと内部抵抗の高いWE274Aの組み合わせですが極めて音が良いことで知られています。
なぜこのような組み合わせが可能かと言いますと、
91アンプは大量のNFBが掛かっています。
NFBを大量に掛けるとアンプの音質はNFBによって支配され整流管が音質に与える影響が少なくなるのです。
86アンプはWE300BをA級PPで動作させています。
A級PP動作はアンプ自体が定電流動作となり整流管への依存度が低くなるのです。
真空管の事を知り尽くしたWEであればこそ実現した組み合わせと思います。
ksusumu777 様
整流管の種類
オーディオアンプに使用される整流管の種類は大別して3種類ほどあります。
直熱型
米系では5Z3、5U4G、280(80)、WE274A/B、5Y3等
欧州系ではU14、U52、RGN2504、RGN1064、1561、AZ1等
傍熱型
米系では83V、5V4G、5AR4、6CA4、6087等
欧州系では53KU、52KU、GZ34、GZ32、43IU等
水銀蒸気入り
米系では83、82、866等
欧州系ではAX1、AX50等
直熱型整流管の特徴
比較的内部抵抗が高く負荷電流の増減に対する安定度は高くないが出力管には優しい
A級シングル動作、A級PP動作のアンプに好適です。
傍熱型整流管の特徴
比較的内部抵抗が低く負荷電流の増減に対する安定度は高く直熱型整流管使用時よりも出力管には厳しい
AB級PPアンプで大出力を取り出すときに好適です。
水銀蒸気入り整流管の特徴
3種類の中で最も内部抵抗が低くチョークインプット型平滑回路を使用することにより最大の効果を発揮する
B級PP等の電流変動の大きな増幅回路に好適です。
次回の投稿では三極管のシングルアンプで3種類の整流管を組み合わせる場合の私の考え方を述べたいと思います。
博士さま
芸術的な製造品で、見ているだけで楽しめます。
ググってみると東京神田の会社で、現在でも蛍光ランプを製作している会社のようですね。
ありがとうございます。
この2A3はElevam(宮田製作所)が戦前に製造していたものです。
最大の特徴は国産では珍しいセパレートタイプのプレートを採用していることと夫々のプレートに三往復のフィラメントを持っていることです。
更には驚くべきことにオリジナルの2A3(RCA製)よりも高いGmを有しその値はWE300Bに匹敵します。
残念ながら日本は全国各地で空襲を受けたので戦前の真空管はあまり残っていません。
数少ない戦前の国産球を頑張って収集してみると極めて興味深い逸品が有ったことが分かってきました。
機会を見て紹介していきたいと思います。
ksusumu777 様
整流管の投稿をお待ちいただく間の繋ぎの話題として電話でお話しした国産2A3の逸品を紹介します。
博士さま
承知いたしました。
楽しみにしております。
ksusumu777 様
整流管についての投稿のご依頼について紙に書いて整理してみたのですがあまりにボリュームが大きくなりすぎてしまい分かりやすい文章にすべく苦慮しています。
今しばらくお待ちください。
博士さま
ご無事で何よりです。大切な真空管を含めて・・・・(笑)
東日本大震災の余震がまだ続いているのですね、恐ろしい・・・・・。
まだ新幹線などに地震の影響が出ていますね。 管理人
皆様
私の所では震度5弱でした。
幸い手持ち真空管の被害はゼロでした。
真空管アンプは音質が暖かく、響きや余韻も美しいので我が家のオーディオで手放せないものとなっております。
またアナログの世界も同様に音が良いだけでなく、カートリッジの変更により違う音質が味わえて楽しいですよ。
また何かございましたら、お立ち寄りください。
さっそくのご返事をありがとうございました。
真空管アンプの世界は大変奥深いものですね、そこが楽しいのでしょう。
ゆっくり、考えて検討いたします。
お忙しいところ、本当にありがとうございました。
参考になりました。
tm0203さま
ご投稿ありがとうございます。
出品されているクリスキットを拝見いたしました。当方も出品価格あたりで落札したと記憶しております。
ラックスのA3700をお使いでしたらラックスのCL32/35あたりでもしっかりメンテすれば十分に使用できるのではないでしょうか?
ラックスでしたら今でもオリジナルに近い修理を受け付けてくれるのではないでしょうか?
(カップリングCは昔使用していたオイル系ではありませんが)
クリスキットはラックスなどの音質傾向とは異なりますが、カップリングCをオイル系に交換すれば噂通りに
良い音質だと思います。
当方あまりトーンコントロールを使用しないものですから問題なく、低域の不足感は感じませんでした。
若干の問題は真空管ソケットが流石に寿命が来ておりましたので、接触不良によるノイズが出やすい点にあります。
ソケット自体は安価なものですが、ソケットを交換するには一回配線を外して基板を取り出す必要があり、
当方の技術力では難易度が高いのでどう修理するか課題となっております。
もし出品されているものを購入されるのであれば技術力のある方がメンテして出品されているようですから、
その方に相談してから購入しても良いかもしれませんね。
クリスキットの音のイメージですが、なかなか言葉で表すのは難しいです。
我が家のMarantz7Rに大幅に改造を加えてオリジナルに極力近づけたプリと比較すると、カップリングCなど
交換後には大きな差は感じませんが、奥行き感などの音場の広がりでは流石差は出てくるようです。
購入時のシズキフィルムコンでは薄っぺらい余韻の少ない音だと感じましたので、やはりカップリングは交換
した方が良いでしょうね。
なかなか音質を言葉に表すのは難しいですので、説明が不足しているようでしたら気に掛かる内容をまた
ご質問ください。よろしくお願いいたします。 頑張ってくださいね。
初めまして
最近、真空管オーディオを始めた真空管アンプ初心者です。
いつも、勉強になる記事をありがたく拝見させていただいております。
特にChriskit Mark Ⅵ Customの記事が良かったです、真空管プリアンプを探している私にとっては
タイムリーな内容で大変勉強になりました。
現在、ラックスのパワーアンプA3700Ⅱ(KT88)を購入したのですがプリアンプが決まっていません。
Chriskit Mark Ⅵ Customは以前から気になっていました。
具体的な音質やトーンコントロールが付いていないので低音の量感などをお教えていただけないでしょうか。
スピーカーはJBL4333Aを使用しいて聴いてる音楽はクラッシック以外全般です。
現在、ヤフオクにメンテナンス済の記事と同じようなChriskit Mark Ⅵ Customが出品されて
いて、思案しているところです。
正直なところ、Chriskit Mark Ⅵ Custom音がイメージできません。
大変ご無理なお願いとは思いますが、宜しくお願い致します。
K村さま
配線材のWE単線ありがとうございました。
整流管を楽しみにしております。
おはよう御座います。
Bendix 6106 セラミックヒーターで立ち上がりがとても遅くて、RS289などの整流用に重宝しています。
ナショナル 5AR4 メタルベース 見た目は此方の方が良いので2本共近々に発送致します。
K村
博士さま
いろいろとバックアップありがとうございました。
段間のカップリングというと、V1・V2に接続されている0.1μF×4でしょうか?
WESTCAPを確認するとサイズも何とか収まりそうですね。
今度はタッチしないように圧縮チューブを足に付けることにします。
整流管はK村さんに聞いてみます。
ありがとうございました。
ksusumu777 様
イコライザーアンプの製作お疲れさまでした。
十分にエージングを行い音質が安定した段階でパーツ交換の必要性を判断することになりましょう。
段間のカップリングコンデンサーあたりが交換候補になるでしょう。
整流管の私のおすすめはBendixの6106です。
民生球のGZ34とは比較にならぬほどの高信頼管です。
私に手持ちはありませんがチューブオーディオラボのK村さんがお持ちかもしれません。
今回お送りした5U4Gは本当に良い整流管と思います。
もし出物があれば自分用に購入しておこうと考えています。
承知いたしました。
ありがとうございます。
ksusumu777 様
5U4Gを本日(4日)発送します。
宅配業者への集荷依頼の手違いにより一遅れました。
博士さま
大きい写真の掲載方法が分かりました。
ご投稿のみなさまへ
画像のアップ方法をタイトル画像(Marantz7)の下部に説明書きを加えました。
ご活用のほどよろしくお願いします。
博士さま、ありがとうございました。