2022年 2月 4日(金)12時10分12秒
取り敢えず
2022年 2月 4日(金)14時59分33秒
みなさんこんにちは 前回の書き込みの続きから流れるように、続きを打ち込んでマイ池のススメに流れるように書き込みをしたのが、確か水曜日でした。 さて、これが・・・。 さんざの推敲を重ねて乾坤一擲『投稿する』ボタンをポチリ・・・、直後の沈黙後飛びました勿論の書き込んだ内容を含めて写真まで全部であります。
何度か回復を試みましたが為す術なく・・・、で投降ですアタシ! その後は、同じ内容を書き込む気力が湧かず本日の書き込みとなったのであります。
といった経緯があり、へら鮒の帰巣本能についての考察はまたの機会にさせていただきますが、本日はマイ池のススメといったことで、何度か書きこんだことがある管理人のマイ池についてでありますが、まずは大前提を申し上げておきます。 マイ池にはへら鮒は一切入っていま・・・、じゃなかったこの池の目的は餌落ちメモリをとるためのそれであることその一点であります。 それと、管理人は板鉛を巻く際にはウレタンパイプの0.5mmサイズのものに巻いて使っている(要は道糸に直巻きではないので、着脱は比較的容易である)こと前述項目は、本項目の前提があるから使っているといっても良いかもしれませんね。
さてマイ池のススメですが、以前にも書きこみましたが、まずは絶対に完全にマルットスッカリ餌落ちがきっちりとあっているウキ(勿論のこと釣り場で)と板錘を用意します。 その板錘を仕掛から外してウキの足に巻き付けます写真のそれのような感じであります。 で、それをマイ池に入れると、餌落ちメモリよりも浮いた状態(喰い上げている状態)で、ウキが立ちます、なので別建ての板錘をウキ足に巻きそれを調整してきっちりと餌落ちメモリをとります。 その別建ての板錘が実は仕掛けの重さになります。 これを、次に餌落ちをとりたいウキに先に付け(後述しますが本当は後付けが望ましいのです)ます、で、本体となるべく別板錘で新たに餌落ちをとりたいウキの餌落ちをとっていくのです。 これを繰り返していくと、手持ちのウキは全て自宅にいながら餌落ちをとることができるのです。
「おいおい、タナが違ったり針の大きさが違ったり」皆まで言うな! 管理人もこの方式を取り入れるまでは、「ままっ、同じようなタナだったり、同じような針だったりの時に使える・”かも”」とした感を持っており、やる前からかなり懐疑的な見方をしておりました。 ただ、実際にこれをやって見ると、思っているより数段レベルで「あっ意外に問題ないのね」ってな思いになったのであります。 で、「なぜ問題が発生しないのか」を、逆検証してみました。 タナの違いが餌落ちメモリに関わらない:これはナイロン糸前提ですが、ナイロンの比重が≒1であることに集約していると思われます。 比重が≒1といったことで比重は言い換えれば水比であります。 単位体積当たりの水との重量比ですので、例えば1立方メートルの水は1tですが、鉄なら鉛ならそしてナイロンならといったことでそれぞれの物体の持つ固有の比重が授けられます。 その比重が明らかに重い鉄や鉛は沈みますが、ナイロンは浮きも沈みもせずに水中を漂うだけであります。 よく、『浮力』とした言葉が使われますが、これは単位体積当たりを水に置き換えたいわば体積のことを指します。 ですので、鉄の1立方メートルは水に沈みはしますが、水1立方メートル分を押しのけているので、浮力は持っております、浮力に勝る重量があるので相殺して沈んでいるのです。 だから地上では持ち上がりませんが水中では1t軽くなるので簡単にもちあがり・・・、ませんねきっと。 水に沈む鉄でできたタンカーがなぜ水に浮くのか、それは鉄で空間を作って体積を増しているからで、タンカーの大きさの持った鉄のムクならば絶対に進水式は浸水式であります。 簡単な実験では風呂桶を水に沈めてしまえば沈むけど、ひっくり返して沈めると浮き上がるですかー。 ままっ兎に角水に沈んでいるものでも、その物体が押しのけている水の体積分が浮力として潜在的に与えられているといったことなんであります。
少し脱線しましたが、これがナイロン糸に置き換えると水比≒1といったことで、太さに関わらず長さに関わらず、水の中では軽くも重くもないのであります。 ナイロン糸が押しのける水の量は、ナイロン糸の重さとまったく同じという言い方ができますね。 実はここで主語を置き換えると、ウキ自体のメカニズムにも近づきます。 餌落ちメモリが取れているウキはその下に沈んでいる部分の浮力と押しのけている水の量が釣り合っているといったことになるわけです。 「おいおい、じゃウキの水に出ている部分はどうよ」「忘れておりました」つまりこの部分は船の積み荷なんであります。 港に船が止まって何やら怪しい荷物をどんどん積んでいきます、「伝七親分あれはご禁制の品々でしょうか」張り込み中の十手持ちが「いやあの量を積み込んでなお舟の喫水線はそれほど下がっちゃいない今は踏み込むときではねーぜぇー」「さすが―親分でぇー」パチパチパチ・・・。 で、積み荷なので荷を下ろすとウキはどうなるかというと、食い上げ状態になるんであります。 つまり、餌落ちメモリが取れているといったことは、積み荷である”トップ部分を含めた重量を背負って餌落ち下が押しのける水の量と釣り合っている”といったことになるんであります。 「じゃさ、それはムクの話でしょ、パイプだったらどうよ!」「基本的には一緒です」パイプの中に空気が入っており、かなり俗っぽい言い方になりますが、それの押しのける水の量(体積)と、自重の差し引きになりますので、ムクよりは少し浮力(相対的な)は大きくなります。 因みにですが、これはパイプの中に空気が入っている状態ですので、例えばストローを思い浮かべてほしいのですが、下を水が侵入しないようにして上が空いた状態のまま沈めていくとそのストローの体積分の浮力(後述しますがこれはストローの素材の浮力と空気が入っている状態の体積の合算であるところの相対浮力)によって水から押し返されます。 ただこのまま力ずくでおし続けて、口(上)から水が浸入すると空気が押しのけていた体積の持つ浮力が失われて、水に沈んで押し返す力も失われます。 ウキで考えると、餌落ちをとったパイプトップのウキの上を切ってマイ池で実験すればまずは食い上げ状態になり、そのまま強制的に沈めていって上から水が入ったら沈没する? 先ほどの浮力と相対浮力があるので、セルトップのパイプならセルロイドの持っている浮力が水より軽いのであれば、餌落ちメモリまでのパイプの中の空気分の体積の浮力と相殺しておそらく完全に水没はしないはずです。 つまりパイプトップのウキは浮力とすれば、その内径と長さを体積(空気部分なので約ゼロ)に置き換えた浮力と、セルロイドの部分の水比に与えられる浮力を併せ持っておることになります。 だから、上から(下からでもいいのですが)水が入って空気部分が持っておいた体積の浮力が失われる(風呂桶を返して空気がボコッとなった瞬間に)と、桶のみ、セルロイドのみの浮力となって桶が木でできているのか鉄でできているのかで、その後の行き先は決まります。 ままっ、兎にも角にもナイロン糸を使っている場合は、浮力と相殺されて長さや太さで餌落ちメモリは殆ど変わらないといったことになりますハァー疲れたー。
で、今度は針ですが、管理人はバラサの4・5・6号をメインに使っております。たまに寒い時期に3号なんかを使うときもありますが、寒い時期に釣れるへらは大きいものが多いので最近はもっぱら4号が最小であります。 4号のハリ1本の重さが17.7mgで、それぞれ5号は21.3mg、6号が26.1mgであります。 因みに管理人は偶数号は銀、奇数は金を使っておりますので参考まで、つまり2本針を付けるへら鮒釣では、4・5で39.0mg、5・647.4mgですので、その差は8.4mgであります。 4号のハリの半分以下になりますね。 でこの8.4mgとは如何ほどの重さかというと・・・。 mgとはミリグラムですので、1gの8.4/1000となります。 管理人が過去に一度実験しましたが、管理人の使っている0.3mm厚さの板錘(ビバ・ホ〇ムさんで買っております0.3㎜×5cm×30cm)で、一円玉の大きさと丁度同じ重さでした。 ということで、これが丁度わかり良いので1円玉の大きさの板錘を千等分しその中の8個半分といったことになりますので・・・、「てか、まず千等分出来ねーし」「しかもそのうちの8個半って半個分ぐらい負けてよー」、「イヤイヤお客さん鼻かみ代わりにもならないしマルッと気持ちよく勉強させていただきまさー」 そもそもこの8個半分をハサミで正確に切れません、「紙やすりでごしごしですかー」いやいやお客さん後は頼むのだー! 精密秤を使ってみると分かりますが、0.01gまでは割としっかりとした大きさになりハサミでも切ることは可能ですが、この下の0.001g(1mg)になるとこれが一気に難易度が増します。 管理人の仕掛けの重さは、0.09gですが±0.001gは最初から許容しております。 つまり、仕掛けの重さをコピーして増やすときは、0.089、0.091共にOKであります。 0.088は捨てるし、0.092は切って、0.090になればよし、もし0.089でも0.091でも採用であります。 事程左様に針の号数の違いについては、大沼へとか、針の銘柄そのものを変えるなどしなければ、神経質になるようなことはいらないのであります。 今度、一度やろうと思っているのですが、PCムクの0.8mmのトップで0.01gで何ミリ沈むのか計測してみようと思っております。 何目盛りでなく何ミリなのか?、そこから0.001gで何ミリ相当になるのかがわかりますものね。 またこれをトップの径のサイズを変えて行っていき、そこから感度を見える化することができますよね。 研究会らしい取り組みといえるかもしれませんね。
もし見える化できたら、独占して内緒にしておきます。 じゃなかった研究会でした、勿論ですがその一切を隠しません、ただ実験に幾何かの懐疑を抱かれるのであれば、マイ池のススメであります。
で、この餌落ちメモリをとるといったことで板錘をハサミで切っていくのですが、正直10本も調整した日にゃー相当数量の切り欠けが出ます、もしこの餌落ちメモリを釣り場で調整すると、余程気を付けても切り欠けは水に・・・。 重金属によるところの害は水俣に学ばずとも学業の中で必ず通て来ているはずです、また鉛に限定すれば、特に道東などで蝦夷鹿が撃たれたことによるその後の猛禽類などの鉛の食害など、ニュースでもよく目にしますね。 水鳥の中では、マガモなどは水中のコケや水草などを餌としており、これが誤って鉛を口に入れる可能性・・、杞憂に過ぎますか。
兎に角、釣り場で過ごす貴重な地理時間ですので、「折角の釣り時間だよ、家でできることは家でやれ」ってことで、マイ池のススメでありました。 実際、釣り場でハリスを機械で巻いている方も見たことは結構ありますので、「家でやれることは・・・」にはあまり説得力はないのでしょうが、この餌落ちメモリが取れているウキは本当に便利ですよー。 まずは、兎に角ウキを換えることがノンストレスであること、付け替えて錘を巻きなおして、そのまま餌を付けてはい復帰であります。 「この場所朝逆光でウキが見え難いんだよなー」「途中からウグイががっちり寄ってきてウキが踊ってしまう」「急に食いが渋くなってきてもう少し感度が欲しいなー」ETC日常茶飯事のことばかりですが、どれもウキを差し替えれば対応可能のことばかりなんであります。
マイ池のススメ、さても押し付けるつもりはありませんし、もっと簡便な方法があれば、そちらをされるとよいと思います(ネットにはネタはあふれております)、皆さんのご随意になさってくださいませ。 ただ「いいじゃん」ならうれしいところであります。 マイ池のススメ、ひっくり返してびしゃびしゃになっても、責任はとれませんから悪しからずのココロダー
2022年 2月 4日(金)18時45分45秒
皆さんこんばんは マイ池のススメで針の重さに関しての部分で、一部表現に誤解を招きかねない表記があるので補足しておきます。 針の重さの差が8.4mgといったことで、gに換算すると0.008gであります。
管理人の仕掛けの重さが0.09mgですので、±0.001gまでは許容している→0.002g狂っていると許容しないといったことで、なのに針の誤差が0.008gでは変化がないといったことは理屈に合わないのでは?
当然であります、ただ針の誤差と、最初の基準になる定規たるものの精度は違ってきます。物差しは正確なことには越したことがないのであります。 その正確さを要求される物差しでさえ、0.001gの誤差は無視するといったことなのであります。
マイ池で実際に餌落ちをとると分かりますが、表面張力の関係からなのか、0.001gというか0.01gの差でも正直餌落ちが変わらないことがあります。 で、「沈めては浮いてきたところを」と、何度も試行を繰り返したり果てはしばらくほっぽって見たり・・・、なぜかというと「さっきは合ってたけどなんか切りすぎ状態になった」といったことが、結構頻発します、果ては「ままっ何とかこんなもんか」ってな感じになるんですが、実情はある程度のところで妥協するといったことになってしまいます。 でそうした背景があるので0.008gは無視するといったことになるんであります。 なにせ、餌落ち調整が、目の前で行われますので、黒帯の上でとるのか下でとるのか、までやろうと思ったらできるはずですが、これが前述通りに毎回違いますのである程度の歩留まりで納めます。 見えない方が正確ってことになりましょうか・・・。
とまあこんな背景があるのです。 この辺をご容赦いただけますと、わかり良いかと思います。
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2022年 2月 4日(金)14時59分33秒
みなさんこんにちは
前回の書き込みの続きから流れるように、続きを打ち込んでマイ池のススメに流れるように書き込みをしたのが、確か水曜日でした。
さて、これが・・・。
さんざの推敲を重ねて乾坤一擲『投稿する』ボタンをポチリ・・・、直後の沈黙後飛びました勿論の書き込んだ内容を含めて写真まで全部であります。
何度か回復を試みましたが為す術なく・・・、で投降ですアタシ!
その後は、同じ内容を書き込む気力が湧かず本日の書き込みとなったのであります。
といった経緯があり、へら鮒の帰巣本能についての考察はまたの機会にさせていただきますが、本日はマイ池のススメといったことで、何度か書きこんだことがある管理人のマイ池についてでありますが、まずは大前提を申し上げておきます。
マイ池にはへら鮒は一切入っていま・・・、じゃなかったこの池の目的は餌落ちメモリをとるためのそれであることその一点であります。
それと、管理人は板鉛を巻く際にはウレタンパイプの0.5mmサイズのものに巻いて使っている(要は道糸に直巻きではないので、着脱は比較的容易である)こと前述項目は、本項目の前提があるから使っているといっても良いかもしれませんね。
さてマイ池のススメですが、以前にも書きこみましたが、まずは絶対に完全にマルットスッカリ餌落ちがきっちりとあっているウキ(勿論のこと釣り場で)と板錘を用意します。
その板錘を仕掛から外してウキの足に巻き付けます写真のそれのような感じであります。
で、それをマイ池に入れると、餌落ちメモリよりも浮いた状態(喰い上げている状態)で、ウキが立ちます、なので別建ての板錘をウキ足に巻きそれを調整してきっちりと餌落ちメモリをとります。
その別建ての板錘が実は仕掛けの重さになります。
これを、次に餌落ちをとりたいウキに先に付け(後述しますが本当は後付けが望ましいのです)ます、で、本体となるべく別板錘で新たに餌落ちをとりたいウキの餌落ちをとっていくのです。
これを繰り返していくと、手持ちのウキは全て自宅にいながら餌落ちをとることができるのです。
「おいおい、タナが違ったり針の大きさが違ったり」皆まで言うな!
管理人もこの方式を取り入れるまでは、「ままっ、同じようなタナだったり、同じような針だったりの時に使える・”かも”」とした感を持っており、やる前からかなり懐疑的な見方をしておりました。
ただ、実際にこれをやって見ると、思っているより数段レベルで「あっ意外に問題ないのね」ってな思いになったのであります。
で、「なぜ問題が発生しないのか」を、逆検証してみました。
タナの違いが餌落ちメモリに関わらない:これはナイロン糸前提ですが、ナイロンの比重が≒1であることに集約していると思われます。
比重が≒1といったことで比重は言い換えれば水比であります。
単位体積当たりの水との重量比ですので、例えば1立方メートルの水は1tですが、鉄なら鉛ならそしてナイロンならといったことでそれぞれの物体の持つ固有の比重が授けられます。
その比重が明らかに重い鉄や鉛は沈みますが、ナイロンは浮きも沈みもせずに水中を漂うだけであります。
よく、『浮力』とした言葉が使われますが、これは単位体積当たりを水に置き換えたいわば体積のことを指します。
ですので、鉄の1立方メートルは水に沈みはしますが、水1立方メートル分を押しのけているので、浮力は持っております、浮力に勝る重量があるので相殺して沈んでいるのです。
だから地上では持ち上がりませんが水中では1t軽くなるので簡単にもちあがり・・・、ませんねきっと。
水に沈む鉄でできたタンカーがなぜ水に浮くのか、それは鉄で空間を作って体積を増しているからで、タンカーの大きさの持った鉄のムクならば絶対に進水式は浸水式であります。
簡単な実験では風呂桶を水に沈めてしまえば沈むけど、ひっくり返して沈めると浮き上がるですかー。
ままっ兎に角水に沈んでいるものでも、その物体が押しのけている水の体積分が浮力として潜在的に与えられているといったことなんであります。
2022年 2月 4日(金)14時59分33秒
少し脱線しましたが、これがナイロン糸に置き換えると水比≒1といったことで、太さに関わらず長さに関わらず、水の中では軽くも重くもないのであります。
ナイロン糸が押しのける水の量は、ナイロン糸の重さとまったく同じという言い方ができますね。
実はここで主語を置き換えると、ウキ自体のメカニズムにも近づきます。
餌落ちメモリが取れているウキはその下に沈んでいる部分の浮力と押しのけている水の量が釣り合っているといったことになるわけです。
「おいおい、じゃウキの水に出ている部分はどうよ」「忘れておりました」つまりこの部分は船の積み荷なんであります。
港に船が止まって何やら怪しい荷物をどんどん積んでいきます、「伝七親分あれはご禁制の品々でしょうか」張り込み中の十手持ちが「いやあの量を積み込んでなお舟の喫水線はそれほど下がっちゃいない今は踏み込むときではねーぜぇー」「さすが―親分でぇー」パチパチパチ・・・。
で、積み荷なので荷を下ろすとウキはどうなるかというと、食い上げ状態になるんであります。
つまり、餌落ちメモリが取れているといったことは、積み荷である”トップ部分を含めた重量を背負って餌落ち下が押しのける水の量と釣り合っている”といったことになるんであります。
「じゃさ、それはムクの話でしょ、パイプだったらどうよ!」「基本的には一緒です」パイプの中に空気が入っており、かなり俗っぽい言い方になりますが、それの押しのける水の量(体積)と、自重の差し引きになりますので、ムクよりは少し浮力(相対的な)は大きくなります。
因みにですが、これはパイプの中に空気が入っている状態ですので、例えばストローを思い浮かべてほしいのですが、下を水が侵入しないようにして上が空いた状態のまま沈めていくとそのストローの体積分の浮力(後述しますがこれはストローの素材の浮力と空気が入っている状態の体積の合算であるところの相対浮力)によって水から押し返されます。
ただこのまま力ずくでおし続けて、口(上)から水が浸入すると空気が押しのけていた体積の持つ浮力が失われて、水に沈んで押し返す力も失われます。
ウキで考えると、餌落ちをとったパイプトップのウキの上を切ってマイ池で実験すればまずは食い上げ状態になり、そのまま強制的に沈めていって上から水が入ったら沈没する?
先ほどの浮力と相対浮力があるので、セルトップのパイプならセルロイドの持っている浮力が水より軽いのであれば、餌落ちメモリまでのパイプの中の空気分の体積の浮力と相殺しておそらく完全に水没はしないはずです。
つまりパイプトップのウキは浮力とすれば、その内径と長さを体積(空気部分なので約ゼロ)に置き換えた浮力と、セルロイドの部分の水比に与えられる浮力を併せ持っておることになります。
だから、上から(下からでもいいのですが)水が入って空気部分が持っておいた体積の浮力が失われる(風呂桶を返して空気がボコッとなった瞬間に)と、桶のみ、セルロイドのみの浮力となって桶が木でできているのか鉄でできているのかで、その後の行き先は決まります。
ままっ、兎にも角にもナイロン糸を使っている場合は、浮力と相殺されて長さや太さで餌落ちメモリは殆ど変わらないといったことになりますハァー疲れたー。
で、今度は針ですが、管理人はバラサの4・5・6号をメインに使っております。たまに寒い時期に3号なんかを使うときもありますが、寒い時期に釣れるへらは大きいものが多いので最近はもっぱら4号が最小であります。
4号のハリ1本の重さが17.7mgで、それぞれ5号は21.3mg、6号が26.1mgであります。
因みに管理人は偶数号は銀、奇数は金を使っておりますので参考まで、つまり2本針を付けるへら鮒釣では、4・5で39.0mg、5・647.4mgですので、その差は8.4mgであります。
4号のハリの半分以下になりますね。
でこの8.4mgとは如何ほどの重さかというと・・・。
mgとはミリグラムですので、1gの8.4/1000となります。
管理人が過去に一度実験しましたが、管理人の使っている0.3mm厚さの板錘(ビバ・ホ〇ムさんで買っております0.3㎜×5cm×30cm)で、一円玉の大きさと丁度同じ重さでした。
ということで、これが丁度わかり良いので1円玉の大きさの板錘を千等分しその中の8個半分といったことになりますので・・・、「てか、まず千等分出来ねーし」「しかもそのうちの8個半って半個分ぐらい負けてよー」、「イヤイヤお客さん鼻かみ代わりにもならないしマルッと気持ちよく勉強させていただきまさー」
そもそもこの8個半分をハサミで正確に切れません、「紙やすりでごしごしですかー」いやいやお客さん後は頼むのだー!
精密秤を使ってみると分かりますが、0.01gまでは割としっかりとした大きさになりハサミでも切ることは可能ですが、この下の0.001g(1mg)になるとこれが一気に難易度が増します。
管理人の仕掛けの重さは、0.09gですが±0.001gは最初から許容しております。
つまり、仕掛けの重さをコピーして増やすときは、0.089、0.091共にOKであります。
0.088は捨てるし、0.092は切って、0.090になればよし、もし0.089でも0.091でも採用であります。
事程左様に針の号数の違いについては、大沼へとか、針の銘柄そのものを変えるなどしなければ、神経質になるようなことはいらないのであります。
今度、一度やろうと思っているのですが、PCムクの0.8mmのトップで0.01gで何ミリ沈むのか計測してみようと思っております。
何目盛りでなく何ミリなのか?、そこから0.001gで何ミリ相当になるのかがわかりますものね。
またこれをトップの径のサイズを変えて行っていき、そこから感度を見える化することができますよね。
研究会らしい取り組みといえるかもしれませんね。
もし見える化できたら、独占して内緒にしておきます。
じゃなかった研究会でした、勿論ですがその一切を隠しません、ただ実験に幾何かの懐疑を抱かれるのであれば、マイ池のススメであります。
で、この餌落ちメモリをとるといったことで板錘をハサミで切っていくのですが、正直10本も調整した日にゃー相当数量の切り欠けが出ます、もしこの餌落ちメモリを釣り場で調整すると、余程気を付けても切り欠けは水に・・・。
重金属によるところの害は水俣に学ばずとも学業の中で必ず通て来ているはずです、また鉛に限定すれば、特に道東などで蝦夷鹿が撃たれたことによるその後の猛禽類などの鉛の食害など、ニュースでもよく目にしますね。
水鳥の中では、マガモなどは水中のコケや水草などを餌としており、これが誤って鉛を口に入れる可能性・・、杞憂に過ぎますか。
兎に角、釣り場で過ごす貴重な地理時間ですので、「折角の釣り時間だよ、家でできることは家でやれ」ってことで、マイ池のススメでありました。
実際、釣り場でハリスを機械で巻いている方も見たことは結構ありますので、「家でやれることは・・・」にはあまり説得力はないのでしょうが、この餌落ちメモリが取れているウキは本当に便利ですよー。
まずは、兎に角ウキを換えることがノンストレスであること、付け替えて錘を巻きなおして、そのまま餌を付けてはい復帰であります。
「この場所朝逆光でウキが見え難いんだよなー」「途中からウグイががっちり寄ってきてウキが踊ってしまう」「急に食いが渋くなってきてもう少し感度が欲しいなー」ETC日常茶飯事のことばかりですが、どれもウキを差し替えれば対応可能のことばかりなんであります。
マイ池のススメ、さても押し付けるつもりはありませんし、もっと簡便な方法があれば、そちらをされるとよいと思います(ネットにはネタはあふれております)、皆さんのご随意になさってくださいませ。
ただ「いいじゃん」ならうれしいところであります。
マイ池のススメ、ひっくり返してびしゃびしゃになっても、責任はとれませんから悪しからずのココロダー
2022年 2月 4日(金)18時45分45秒
皆さんこんばんは
マイ池のススメで針の重さに関しての部分で、一部表現に誤解を招きかねない表記があるので補足しておきます。
針の重さの差が8.4mgといったことで、gに換算すると0.008gであります。
管理人の仕掛けの重さが0.09mgですので、±0.001gまでは許容している→0.002g狂っていると許容しないといったことで、なのに針の誤差が0.008gでは変化がないといったことは理屈に合わないのでは?
当然であります、ただ針の誤差と、最初の基準になる定規たるものの精度は違ってきます。物差しは正確なことには越したことがないのであります。
その正確さを要求される物差しでさえ、0.001gの誤差は無視するといったことなのであります。
マイ池で実際に餌落ちをとると分かりますが、表面張力の関係からなのか、0.001gというか0.01gの差でも正直餌落ちが変わらないことがあります。
で、「沈めては浮いてきたところを」と、何度も試行を繰り返したり果てはしばらくほっぽって見たり・・・、なぜかというと「さっきは合ってたけどなんか切りすぎ状態になった」といったことが、結構頻発します、果ては「ままっ何とかこんなもんか」ってな感じになるんですが、実情はある程度のところで妥協するといったことになってしまいます。
でそうした背景があるので0.008gは無視するといったことになるんであります。
なにせ、餌落ち調整が、目の前で行われますので、黒帯の上でとるのか下でとるのか、までやろうと思ったらできるはずですが、これが前述通りに毎回違いますのである程度の歩留まりで納めます。
見えない方が正確ってことになりましょうか・・・。
とまあこんな背景があるのです。
この辺をご容赦いただけますと、わかり良いかと思います。