一行にオンモラキの参加も決まり、今後の方針を決める一行
「それで、我々の今後の動きについてですが・・・」
と、ハヌマンラングールが切り出すと それを食い気味にオンモラキが口を開いた
「その前にちょっといいかしら」
一斉にオンモラキに注目が集まる
「??どうしたの?」
「ちょっと助っ人に心当たりがあるのよ。でも少々問題のあるやつでね…引っ張ってくるのを手伝ってちょうだい」
突飛なオンモラキの意見に眉をひそめるハシグロアビ
「助っ人ですって・・・?今、このタイミングで?事は一刻を争う状況なのよ。」
「・・・今回は敵の数が多い、とくれば少しでも手が欲しいのは事実ですが・・・」
「うまく手を借りられれば、何かと頼れるヤツよ」
「私は反対よ。一刻も早くガラクタリアンの方へ向かうべきだわ」
「そうだぜ、そんな悠長にやってる場合かよ」
「場所もここからそう遠くはないし、うまくいけばすぐに先発隊と合流できるでしょう」
「・・・部隊を分けるリスクを犯すだけの価値もあるってことか・・・」
「・・・」🤔
一同に沈黙が流れる・・・
「ハヌマンラングール、あなたの判断に任せましょう」
「・・・わかりました。オンモラキさんの案に乗ってみましょう。して、如何にすれば?」
「ハヌマンラングール、貴女と・・・ハシグロアビ。あなたも一緒に来てもらうわ」
「・・・なっ・・・!」
「あれ、ちょっとまってよ?ってことは、私達だけでガラクタリアンと鉢合わせることになるの?」
「この面子で大丈夫なんですの!?正直言って不安しかないですわ!」
不安を口にする二人の横でぼそりとスケリーが呟く
「フ~・・・こっちは先回りをして待ち伏せ・・・ハシグロアビ達は後から追いかける・・・つまり挟み撃ちの恰好になるわネ」
「・・・はは~ん、なぁるほどね」ニヤリ