アライさん
「ふははー! 米を洗っただけで大儲けしたのだ!
おかげでこのジャパリ御殿を建てたのだ!」
ショウジョウトキ
「ついにこの私の出番がやってきたんですけど!」
そう言いながら、いと美しいショウジョウトキは、ジャパリ御殿にある冷蔵庫から出てきた。
アライさん
「不法侵入者なのだ! 引っ捕らえるのだー!」
ショウジョウトキはじゃぱり留置所に連行された。
ショウジョウトキ
「こんな展開、聞いてないんですけど! (ドヤァ)」
看守ツキノワ
「おい、面会だぞ」
アルパカ
「ショウジョウちゃん、差し入れ持ってきたゆぉ〜」
ショウジョウ
「感謝感激! この気持ちを是非とも歌にしたいんですけど!!」 ドヤァ
ショウジョウトキさんの歌で看守たちは全員気絶してしまった!
「嬉しさのあまり失神してしまったのね」ドヤァ
そう言うとショウジョウは留置所をあとにした。
すると看板が見えてきた。 「アライさんのジャパリ御殿こっち→」
ショウジョウトキ
「なんて書いてあるか読めないんですけど!」ドヤァ
すると道の向こう側からアメリカビーバーとオグロプレーリードッグが歩いてきた。
しかし2人とも不機嫌そうで、どことなくよそよそしい。
ショウジョウ
「こんにちは。 どうかしまして?」
プレーリー
「最近ぜんぜんごあいさつ出来ないであります」
ビーバー
「コロナが心配っすからねぇ…」
太陽の方のコロナ
「コロナ退治なら私に任せて!
ヒャッハー! コロナは消毒だぁー!」 紫外線→
コロナウイルスはこの世から完全に消え去ったのだ!
プレーリー
「これで思う存分ごあいさつ出来るであります! 今までの分も・・・」
ショウジョウ
「じーーーっ」
ビーバー
「ちょ… 見られてるっすよぉ!」
プレーリー
「誰だか知らないでありますが、とりあえずアナタにもごあいさつであります!」
※しばらくお待ちください※
ショウジョウ
「さあ! 今度こそアライグマん家に泊めてもらうわよ!」(何事も無かったかのように)
トキ
「あら? どうしたの体中にキスマーク付けて」
ショウジョウトキの脳内
(とりあえずアナタにもごあいさつでありますとりあえずアナタにもごあいさつでありますとりあえずアナタにもごあいさつであります…)
ショウジョウトキ
「・・・ご、ごあいさつさせてほしいんですけど!」
※しばらくお待ちください※
ショウジョウトキさんはトキにフルスイングのビンタを食らってしまった!
※しばらくお待ちください※
ショウジョウ
「さあ! 次こそアライグマん家に向かうわよ!」(何事も無かったかのように)
アルパカ
「あんらぁ~ ショウジョウちゃんじゃなぁい。 どぅしたのぉ、ほっぺに手形付けてぇ?」
ショウジョウトキの脳内
(とりあえずアナタにもごあいさつでありますとりあえずアナタにもごあいさつでありますとりあえずアナタにもごあいさつであります…)
※しばらくお待ちk… 「ぺっ!」
アルパカは高速で唾を飛ばす。
「危なっ!」
ショウジョウはすんでの所で躱し、ドヤ顔をキメる。
ナレーション(CVキムタク)「ちょ… 待てよぉ」
ショウジョウトキ
「さあ! 次こそアライグマん家に向かうわよ!」(何事も無かったかのように)
ホワイトタイガー
「む、こんな所で誰が奇声をあげてるのかと思えばショウジョウトキではないか」
ショウジョウトキ
「とりあえずアナタにもごあいさつなんですけどー!」ドヤァ
ショウジョウトキはホワイトタイガーにあいさつをしようとした。 が…
ホワイトタイガー
「タイガーアッパーカット!!」
タイガーアッパーカットを食らったショウジョウトキは正気に戻った。
ショウジョウトキ
「波動拳!!」
…さあ ひょうしょうしきだ。なにぃっ、しょうじょうときがいない! いったいどこへ..
ショウジョウトキさんは今砂浜でバカンス中だった。
その時、突然ショウジョウトキの近くにある砂が動き始めた。
スナネコ
「スナネコです」
ショウジョウトキ
「ちょっと、ビックリさせないでほしいんですけど!」ドヤァ
スナネコ
「最初は井戸小屋に居てぇ、収容されてぇ、気付いたらココに…」
ショウジョウ(経緯は聞いてないんですけど!)ドヤぁ
スナネコ
「因みに今ボクが埋めらている場所は満潮時になると水没して…でもまあ…いいか…」
ショウジョウトキ
「全然よくないんですけど! 今すぐ助けてあげるんですけど!」
ー砂嵐が突然発生!ー
ショウジョウトキのかぜおこしで砂嵐を相殺したので事なきを得た。
こうして、ショウジョウトキはスナネコが埋められている場所までたどり着いた。
だがしかし、あたり一面プレーリーが穴を掘りまくった場所だったのでショウジョウトキも埋まってしまったぞ!
ショウジョウトキ
「タッケテー」ドャァ
スナドリネコ
「お? お前そんなところに埋まって何やってんだ? 今日は大潮だからそこ水没するぞ」
デロリアンに乗ったサモエドも颯爽とやってきた。
「時を戻そう…」
スナドリネコ
「ぺこぱかよ!?」 #゚Д゚) ノ
なんだかんだで夕方・・・
スナネコはジャパリ御殿の入り口まで来ていた。
スナネコ
「やあ、何でしょうこのおうちは?」
ショウジョウトキ
「なんか見覚えあるんですけど!」ドヤァ
これがどんな場所だが、知らないがスナネコはドアをノックした。
ドアがギィ~~~~ と開くと、そこには思いもよらない光景が広がっていた。
なんと・・・
あー一面のクソミドリ・・・
ーかに見えたそれは際限無く分身したパンサーカメレオンであった。
ショウジョウトキ
「いっぱいいるんですけどーーーーー!!」
パンカメ
「アワワワ…」
その声に驚いたパンカメはステルス化する。
ショウジョウ
「姿を消したって、いっぱいいることに変わりないんでしょー!?」
その時突然、影分身したニホンツキノワグマがジャパリ御殿の方へ全速力で走って向かってきた。
そして大量のステルスパンカメと衝突し大爆発が起こった。
これがビッグバンである。
その衝撃によりじゃぱり御殿は再創造された。
ショウジョウトキ
「何が起こったのかよくわからないけど、早速乗り込みますよー!」
アライさん
「ふははー! よく来たのだ! この先に進みたければアライさんに贈り物を寄越すのだ!」
スナネコ
「贈り物ですか…? 砂しか持ってないです」
その時、誰かの贈り物がじゃぱり御殿に届いた。
贈り物の箱の中のフェネック(ふふふ、アライさーん、私自身が贈り物なのさ~)
暫くお待ちください・・・ (花畑の映像)
あらい
「あーびっくりしたのだ!
ビックリし過ぎて思わずジャパリ御殿の自爆スイッチを押してしまったのだー、ぬへへへ」
この事は、のちにまだ終わってないのに爆発オチなんてサイテー事件としてフレンズの間で語られるのであった。
一方、その頃ショウジョウトキは…
ジャガーさんの屋台で立ち食いそばを食っていた!
ショウジョウ
「なんかうどんみたいに白いんですけどぉ!?」
ジャガー
「米で作ったからねー」
ショウジョウ
「それじゃあビーフンなんですけどぉ!」ドヤァ
その後立ち食いビーフンがパークで大流行!
ショウジョウトキはそばを500杯平らげた!
ショウジョウトキは体重が5倍になってしまった!
ショウジョウトキ
「なんか体が重いんですけど?!」
ショウジョウトキはヘラジカブートキャンプに入隊することになった。
ヘラジカ
「ワンモアセッ!!」
マッスルショウジョウ
「体脂肪率5パーセントなんですけど!」ドヤァ
???
「ねえちゃん自衛隊入らへんか?」
ショウジョウトキ
「望むところなんですけどー!」ドヤァ!
時は流れ、遂に音楽隊への入隊を果たしたのであった!
ショウジョウ
「入ったはいいけど、フルート担当じゃあ歌えないんですけどぉ!」ドヤァ
ショウジョウトキは嫌々フルートを演奏したが、結構うまかった。
そしてついにフルート奏者としてソロデビューを果たす!!
ミリオンヒットだ!
高嶺の花になってしまったショウジョウトキは昔お世話になったジャパリカフェを改めて訪れた。
アルパカ
「ありまぁ〜 立派になっちゃってぇ〜」
トキ
「そう言えばあなたに招待状が来てたわよ」
差出人アライさん
「有名人とお近付きになりたいので御殿に招待するのだ!」
ショウジョウトキ
「ジャパリ御殿か…、何もかもみな懐かしい…んですけど…」ドヤァ…
ショウジョウトキはジャパリ御殿を目指すためにスペースシャトルに乗り込んだ。
ナレーション
「なぜ宇宙に飛び出す必要があったのか? だが答えてくれる者は居ない。
そのうちショウジョウトキは考えるのをやめた…」
そしてカウントダウンが始まる
『Ten, Nine, ignition sequence start, Six, Five, Four, Three, Two, One,
all engine running, Lift off, we have a lift off!』
ショウジョウトキ
「あれ? なんで私は宇宙へ向かってるんですかね? よくわからないんですけど!」ドヤァ!
激しく白煙を噴き出しながらスペースシャトルは遥か上空へと昇ってゆく。
スペースシャトルに平行して飛行してきたオイナリサマ
「お待ちなさい、そこのフレンズ!
旅のお供、いなり寿司を忘れてますよ!」
ショウジョウは飛んだ。
いなり寿司1つを共にして・・・
やがてシャトルは溶け出した。
太陽に近付き過ぎたのだ。
ショウジョウ
「お、落ちるぅー ・・・って私、飛べるんですけど?」どやぁ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
年老いたアルパカ
「・・・こうして、ショウジョウトキちゃんはみんなの太陽になったんだゆぉ」
幼いフレンズ達
「ほんと~?」
アルパカ
「さぁ~て、にぇ・・・フヒヒ」
ー完ー