本日はフランスの地質学者でいらっしゃる、
ガブリエル・オーギュスト・ドブレ氏の誕生日であります。
・1814年6月25日、フランス北東部の都市・メスにてお生まれになり、
パリ近郊の公立高等教育研究機関エコール・ポリテクニークで学ばれました。
20歳の時に鉱山技師の資格を取得され、1838年にメスから更に東にある
アルザス地方のバ=ラン県の鉱山にて働かれた後、
ストラスブール大学鉱物学/地質学の教授に就任されました。
1859年にパリの国立自然史博物館の鉱物部門の主任となられ、
1861年に地質学教授に就任されたのと同時に
フランス科学アカデミーの会員に選出されました。
1862年からは国立鉱山学校の地質学教授に、
1872年には国立鉱山学校の学長に就任されました。
また、ある種のスズ鉱石の起源への興味から1841年に研究論文を発表され、
1852年には鉄鉱石の形成について研究されました。
また、ドブレ氏の業績はバ=ラン県の詳細な地質図の作成や、
鉱物や岩石の人工的な製造などの実験を続けられた事で知られている他、
岩石の透水性について研究されて火山活動への影響を論じられ、
変成作用/地殻の変形/地震/隕石の成分の分析や分類の研究も行われました。
また、硫化鉱物であるダウブリール石の名前の由来となっております。
1880年にロンドンの地質学会からウォラストン・メダルを受賞されております。
その後の1896年5月29日に81年の生涯を閉じられました。
ジャパリパークは海底火山の噴火によって出現した島を利用している事から、
島の出現の基となった火山活動や島の地質は大変興味深いところであります。
サンドスターという特異性は別としても、動物達が生活するのに
相応しい環境の礎となった島は研究対象としても魅力的なものであり、
パーク内の研究施設などにて調査や研究が行われているものと思われます。
私達が生活している土地の基となる大地は
気の遠くなるような年月をかけて形成されており、
直接は感じられずとも絶大な恩恵を私達にもたらしてくれております。
その大地を作り上げた地球環境に、そして、その地球環境に対して
日々調査研究されている方々に改めて感謝をいたしましょう。
本日もお祈りいたします、みんみー。