本日はイギリスの動物学者/比較解剖学者でいらっしゃる
デービッド・メレディス・シアーズ・ワトソン氏の誕生日であります。
・1886年6月18日、ランカシャー州サルフォード近くのHigher Broughtonにて
父親で金属学者のデービッド・ワトソン氏のご子息としてお生まれになりました。
マンチェスター大学にて地質学を学ばれ、炭田の植物化石を研究され、
後に女性運動家として有名になられるマリー・ストープス氏と共著で
論文を発表されました。大学にて修士号を取得された後も
ロンドン自然史博物館にて化石の研究を続けられ、
南アフリカ/オーストラリア/アメリカにも足を運ばれました。
1912年にはユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの
脊椎動物古生物学の講師に就任されました。
第一次大戦が勃発した事で1916年に研究は中断される事となり、
海軍や空軍に従軍され、空軍では気球や飛行船の設計に関わられました。
終戦で大学に戻られ、1921年にユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの
動物学、比較解剖学の教授に就任され、
1922年には王立協会フェローに選出されました。
1931年に政府の農業研究協議会のメンバーに選出され、
1937年にはアメリカのイェール大学にて講義を行われました。
第二次大戦時にはユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの動物学部を
ウェールズのBangorへ退避させる指揮を執られ、
内閣の食糧政策委員会の科学技術小委員会の事務長を務められました。
また、ワトソン氏は王立協会フェロー選出時から
第二次大戦後の時代までに様々なメダルを受賞されております。
1924年:クルーニアン・メダル(王立協会)
1942年:ダーウィン・メダル(王立協会)
1949年:リンネ・メダル(ロンドン・リンネ協会)
1958年:ダーウィン=ウォレス・メダル(ロンドン・リンネ協会)
1965年:ウォラストン・メダル(ロンドン地質学会)
1973年7月23日、イギリスのイーズボーンにて87年の生涯を閉じられました。
ジャパリパークは海底火山の噴火によって出現した島が土台であるが故に、
その土地には様々な地層が重なっている事が想像でき、
その中には様々な化石が眠っている可能性も考えられます。
それはフレンズの元となる動物への進化に繋がる重要な手がかりとなり、
パーク内の研究施設において日々研究が進められているものと考えられます。
化石は生物の進化を示す大きな証拠のみならず、
現代の生物がこれから辿る進化についてのヒントとなり得る存在であります。
生物の進化の過程はさながら大河のようであり、
現代を生きる生物達はまだまだ道半ばなのかもしれません。
本日もお祈りいたします、みんみー。