本日は世界献血者デーであります。
ABO式血液型を発見されたオーストリアの病理学者
カール・ラントシュタイナー氏の誕生日を記念して、国際赤十字/赤新月社連盟/
世界献血団体連盟/国際輸血学会によって2004年に制定されました。
カール・ラントシュタイナー氏は、オーストリア出身の
病理学者/血清学者でいらっしゃいます。
1868年6月14日にバーデン・バイ・ウィーンにてお生まれになり、
父親の記者/新聞編集/法学博士のレオポルト・ラントシュタイナー氏とは
6歳の時に死別され、母親ファニー・ヘス氏によって育てられました。
1891年にウィーン大学にて医学の学位を取得され、
ドイツの化学者のエミール・フィッシャー氏らのもとで学ばれた事で
化学にも精通しておられました。1900年にABO式血液型を発見され、
翌1901年11月14日に論文を発表されました。
なお、ラントシュタイナー氏が発見したのはAB型以外の3つであり、
発表時点ではA型/B型/C型としておりました。この功績により、
1930年にノーベル生理学・医学賞を受賞されております。
1908年にウィーン大学の病理学の教授就任され、
その年にポリオの病原体やポリオウイルスを発見されました。
1916年にはヘレン・ヴラスト氏と結婚されて一人のご子息子を授けられ、
その後は第一次大戦を逃れられるためにオランダへと移られました。
1922年にアメリカ・ニューヨークのロックフェラー研究所に入られ、
1937年に弟子のアレクサンダー・ウィーナー氏と共にRh因子を発見されました。
この間、アメリカ国籍を取得された事により、1939年にロックフェラー研究所を
退職された後もニューヨークで過ごされました。その後の1943年6月26日、
実験室にて心臓発作に見舞われた事で75年の生涯を閉じられました。
・世界献血者デーは、世界保健デー/世界結核デー/世界免疫週間/
世界マラリアデー/世界禁煙デー/世界肝炎デー/世界エイズデーと共に
世界保健機関(WHO)により執行される公的なグローバル・ヘルス運動の
8つの国際デー内の一つで、毎年6月14日に世界中の国々で行われております。
2004年に始まった世界献血者デーは、安全な血液や
血液製剤の為の需要の認識を高め、自発的な血液の救命的な提供を
献血者の方々に感謝する事を目的としております。
輸血と血液製剤は毎年何百万もの命を救う手助けをしており、
支援は医療処置や外科手術の複合体であり、生命の脅威に晒されておられる
患者ね方々が長く高いクオリティ・オブ・ライフと共に生きられるようにし、
母性と周産期ケアにおける極めて重要な生命維持の役割もあります。
安全で充分な血液と血液製剤の確保は、分娩中や出生後の深刻な出血による
死亡率や障害を減らす手助けを可能としております。
しかし、多くの国で安全な血液が十分供給されておらず、
品質と安全も守る一方で血液事業は重要な血液を得る難題に直面しております。
充分な供給は、有志の無報酬の献血者による日常的な献血を通じて
確実なものにしているに過ぎず、WHOの目標は、全ての国が2020年迄に
有志の無報酬の献血者からの血液提供で全てを賄う事であります。
2014年、73か国が依然家族や有償の献血者に大きく依存している状況の中で、
60か国は99~100%の有志で無報酬の献血者を基本とした
全国的な血液供給を行っている状況であります。
動物もそうであるようにフレンズの方々も血液の健康は重要であり、
私達と同じく健康管理において重要な項目となっているはずであります。
パークでは職員や関係者の方々はもちろん、フレンズの方々においても
血液に関して検査や、場合によっては治療も行われているものと思われます。
人通りの多い場所において献血の呼び掛けを度々見かけますが、
それは健康な方々からの血液の確保が難しい事の証左でもあります。
可能な限り、全ての方々の健康を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。