けものフレンズBBS NEO

みんみ教徒の集い / 3141

3592 コメント
views
90 フォロー
3141
流浪のみんみ教徒 2021/12/19 (日) 00:03:03 457e0@8fbde

本日は1988年に九州旅客鉄道株式会社(JR九州)の
門司港駅舎が国の重要文化財に指定された日であります。
・門司港駅は福岡県北九州市にあるJR九州の鹿児島本線の起点駅であります。
 当初は九州鉄道の起点駅「門司駅」として1891年4月1日に開設され、
 その駅舎は木造平屋建/切妻造/瓦葺の外観となっており、
 建設されたのは現在の門司駅舎が所在する地点よりも東側、
 現在の北九州銀行門司支店の裏手に当たる場所でありました。
 1901年5月27日には関門連絡船の運航が開始され、本州の鉄道と結ばれて
 多くの旅客と貨物がこの駅を経由する事となりましたが、
 間もなく1911年10月から下関~小森江間で貨車の車両航送が開始され、
 貨車は直接連絡船に載せて本州と九州の間でやり取りされるようになり、
 門司駅を経由するのは旅客が中心となりました。
 1914年に木造2階建ての石盤葺、ネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる
 左右対称の外観を持つ現在の2代目駅舎が完成し、
 移転開業した後も九州の鉄道の起点として役割を担っておりました。
 しかし、関門トンネルの開通に伴って「門司駅」の名前は
 関門トンネルが接続する事になる大里駅の新名称として使用される事となり、
 元「門司駅」の駅舎の名称は「門司港(もじこう)駅」へと改称される事となり、
 それに合わせて門司の埠頭にある貨物輸送用の駅が
 「門司港(もじみなと)駅」から「門司埠頭駅」に改称され、以降の「門司港駅」は
 本州と九州を連絡する鉄道輸送の流れから外れる事となりました。
 第二次大戦時の1945年3月5日にはアメリカ軍の空襲に遭い、
 21世紀になってから行われた駅舎復元工事の際には、
 駅舎に残されていた機銃や爆弾の痕跡が発見されました。
 門司港駅が輸送の流れから外れた後も、門司鉄道管理局や国鉄九州総局などは
 引き続き門司港駅のそばに置かれ、国鉄が分割民営化された後も
 JR九州は異例となる福岡と北九州の2つの本社体制を維持して、
 門司港駅脇に北九州本社が引き続き設置されておりました。
 しかし、福岡本社への統合に伴い2000年北九州本社は閉鎖となり、
 この建物は旧三井物産門司支店として現存しております。
 それ以降は門司港レトロへの観光客などが利用する駅となっております。
 2012年より、開業当初の姿への復原や耐震工事のために
 一度仮駅舎に移行しましたが、2019年に工事が完了しております。
・門司港駅は1988年11月18日に駅舎が重要文化財に指定答申され、
 同年12月19日に駅舎として全国初となる国の重要文化財に指定されております。
 また、2007年11月30日と2009年2月6日には
 近代化産業遺産に以下の施設と共に認定されております。
 ・2007年[31.北九州炭鉱 - 筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産]
 ・2009年[続33(09.鉄道と港 - 関門航路関連遺産)]関門連絡船通路跡と共に
けものフレンズにおいて駅舎で思い浮かぶものといえば、
アニメ二期に登場したジャパリラインの駅舎であります。
ジャパリラインの路線は高架にあるため駅舎は2階建ての構造となっており、
その外観は大きい箱形で、トラと思われる模様や配色が施されており、
車両の進行方向には最上部両端に耳となる張り出し、
その下には目となるガラス窓、路線の真下には口となる大きなガラス窓、
そこには角ではないかと思われるデザインが施されております。
本編ではセルリアンの襲撃によって建物が全体的に破損しており、
その内部も多くの設備が機能していない状態でありました。
駅は目的地へと繋がる鉄路と共にあり、旅における出入口でもあります。
そこは「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「おかえりなさい」
などといった、人生の様々な場面が映し出されるプラットホームであり、
人間模様が紡ぐ歴史の舞台そのものでもあるのです。
全ての旅人の方々に、みんみ様の御加護のあらん事を……
本日もお祈りいたします、みんみー。

通報 ...