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みんみ教徒の集い / 3137

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流浪のみんみ教徒 2021/12/17 (金) 00:03:03 457e0@a18a6

本日は1790年にメキシコのメキシコシティにて、
「太陽の石」が発掘された日であります。
・太陽の石は、古代アステカ文明のモノリス
 (地質学的特徴を持つ1枚の塊状の岩や石)であります。
 「アステカの暦石」と呼ばれる事もありますが、
 年月日を知る機能は無いので厳密には暦ではなく、
 アステカの宇宙観/時間観/歴史観を表した石彫の造形物であり、
 直径約3.6m/重量約24tの円形の玄武岩に様々な模様が彫刻されております。
 かつてはアステカ帝国の君主アシャヤカトル氏の治世である
 西暦1470年代のものと考えられておりましたが、現在その説は否定され、
 アステカの第9代君主モクテスマ2世氏の治世である
 1502年~1521年頃に製作されたという説が有力となっております。
 1790年12月17日にメキシコシティの中央広場から発掘され、
 現在はメキシコ国立人類学博物館に展示されております。
・ひとつの解釈では、中央には大地の神トラルテクトリの顔が描かれており、
 その周囲四方の動物はアステカ神話において現在の時代が始まる前の
 4つの時代(4のジャガー/4の風/4の雨/4の水)を象徴しております。
 その周囲には左回りにアステカの祭祀暦「トナルポワリ」を構成する
 20の日の記号が記されており、その外側の8つの三角形は8つの方角を表し、
 これにより全世界を象徴しているとされております。
 一番外側には、アステカ神話の太陽神ウィツィロポチトリと関連する、
 一対のアステカ神話の炎の蛇の怪物シウコアトルが描かれております。
 一番上には「十三の葦」の日付が記されておりますが、
 これは現在(第5)の時代のはじまりの年であると同時に、
 テノチティトランの第4代トラトアニ(統治者)にしてアステカ帝国を建国された
 イツコアトル氏の即位の年でもあり、天地創造とアステカの建国を一致させ、
 アステカによる支配を正当化するための重要な年でありました。
 全体としてアステカ帝国が全世界を支配する事の正当性を示すとされております。
・別の解釈では、中央の顔は昼または夜の太陽とも言われますが判然としておらず、
 ただ口から舌を出しているのは血と肉を求めている事を示すとされております。
 外周のシウコアトルが天上の王国を、中央の顔の左右に描かれた
 ジャガーの口が地上の王国を表すとされております。
 20の日の記号は暦によって天の王国と地の王国を結び合わせる事を示しており、
 石板の各所に描かれる生き物は暦の体系に従って変身を行うとされております。
 また、アメリカの考古学者のデイヴィッド・ステュアート氏は
 中央の顔をモクテスマ2世氏の肖像とする新説を主張されております。
けものフレンズにおいて重要な役割を持つ石で思い浮かぶものといえば、
アニメ一期にて登場した石板「四神」かもしれません。
みんみ様達がサンドスターが噴出する山を登頂されるまでに
ラッキービースト様による映像によりその存在が明らかとなり、
やがて山頂にて掘り出されて四神の役割を目の当たりにされる事となりました。
その四神は4枚あり、それぞれ朱雀/青龍/玄武/白虎が描かれております。
石は記録を長期間残す事に向いている素材であるとも言われ、
実際に「太陽の石」は500年前の古代アステカ文明の一端が記録されており、
解析によって様々な事が明らかとなっております。
古代の人々の暮らしは現代の私達の時代に繋がるものであり、
その繋がりを発見する事こそが「温故知新」なのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー

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