本日は二本立てであります。
本日は世界ヒョウの日であります。
2009年に制定されたと云われておりますが、
どなたによって制定されたかは明らかとなっておりません。
・ヒョウは哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類の動物であります。
ネコ科の構成種では最も広域に分布しており、アフリカ大陸から
アラビア半島・東南アジア・ロシア極東にかけて生息しており、
生息地域に応じて様々な亜種に分類されております。
なお、クロヒョウは劣性遺伝によって毛衣が黒くなった突然変異種で、
湿度の高い熱帯林や亜熱帯林・山地林に生息しておりますが、
乾燥林で生息が確認される事もあります。地域別ではアジア南部、
特にマレーシアやジャワ島の個体群では黒化個体が多いとされております。
クロヒョウにも斑紋があり、赤外線照射による個体識別が可能であります。
ヒョウの特徴は様々な資料にて示されておりますが、
その中でも際立ったものを幾つか挙げてみますと、
・全身は柔らかい体毛で密に被われ、背面の毛衣は淡黄褐色や淡褐色で、
腹面の毛衣は白い。頭部や頸部、腹面には黒い斑点が入り、
背面や体側面には黒い斑点が花のように並ぶ斑紋が入る。
・他の食肉目ネコ科と比べて四肢がやや短い。
・サバンナや熱帯雨林・半砂漠など様々な環境で生息する他に、
都市部の郊外でも生息が確認される事もある。
夜行性で、群れを形成せず単独で生活する。
・稀に大型の有蹄類の成獣を捕食する事もあり、
記録があるもので最も大型の獲物としてイランドの成獣を狩った例もある。
・木登りを得意としており、捕えた獲物を樹上へ運んで
数日にわたって保存して食べる事があり、
これはライオンやハイエナ等の他の捕食者から
獲物を横取りされるのを防ぐのが主な狙いであるとされる。
また、獲物を樹上へ持ち上げる際の力が強く、
キリンやクロサイの幼獣を樹上まで運んだ例もある。
以上の事だけでも、ヒョウの特徴が際立っております。
ヒョウはアフリカでは欧米の狩猟者にとって最も危険な五大猟獣として、
サイ/スイギュウ/ゾウ/ライオンと並び「ビッグファイブ」とされており、
また、害獣としての駆除、毛皮目的や娯楽としての狩猟などにより
生息数は減少しており、1975年のワシントン条約発効時から
ワシントン条約附属書Iに掲載され、絶滅危惧種に指定されております。
日本では2020年の時点でパンテラ属(ヒョウ属)単位で特定動物に指定され、
2019年6月には愛玩目的での飼育を禁止し、翌年6月に施行されております。
けものフレンズにはヒョウのフレンズの方々がいらっしゃいます。
ヒョウ様とクロヒョウ様は旧アプリ版から現在に至るまで
双子の姉妹として知られる存在でいらっしゃいます。
お二人とも関西弁で話されるのが特徴となっており、
これは特に大阪におけるヒョウ柄の人気が影響している事が考えられます。
ヒョウは人類の文化に深く影響を与えている動物である一方、
環境破壊や狩猟などによる生息域や生息数への影響が懸念されております。
ヒョウ達が安心して暮らす事のできる世の中とするために、
地球環境を考えた取り組みの積み重ねが重要となってくるのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。