本日は1998年に多摩都市モノレール線の
立川北駅〜上北台駅間が開業した日であります。
・多摩都市モノレール線は多摩都市モノレール株式会社が運営する、
東京都東大和市と多摩市を結ぶモノレール路線であり、
旅客案内上においては「多摩モノレール」の呼称を使用します。
都市計画事業としての名称は各都市計画区域ともに、
「都市計画道路9・6・1号多摩南北線」および
「都市計画都市高速鉄道都市モノレール第1号線」であります。
南北方向の交通手段の整備が望まれていた多摩地域を縦断する路線であり、
既存の鉄道路線の駅と鉄道空白地帯だった地域との連絡輸送が主でありますが、
接続する鉄道にて事故等によって遅延や運休が発生した際には
代替経路として振替輸送にも利用されます。モノレールであるため
ほぼ全線が高架鉄道となっており、基本的には高架駅で統一されておりますが、
中央大学・明星大学駅のみ地上駅となっております。また、当線は本格的に
可動式ホーム柵タイプのホームドアを初めて採用した路線であります。
路線の特長としては、上北台駅から甲州街道駅の区間にて、高層建築物の多い
立川駅周辺を除いて南西方向に富士山の眺望に恵まれております。
沿線は概ね住宅地で通勤/通学客の多い朝夕は非常に混雑し、周辺に大学等の
教育機関が点在し、最寄り駅や他線の接続駅は学生で賑わいます。
駅のプラットホームと改札口を結ぶエスカレーターは、
高松駅と立飛駅以外は常に上り方向に運転されております。
1979年に東京都が「多摩都市モノレール等基本計画調査」を実施。
1981年に「多摩都市モノレール等基本計画」の
調査報告で約93kmの構想路線が発表。
1982年9月に日本モノレール協会がモノレール計画試案を発表。
1987年12月26日に多摩都市モノレール株式会社が
上北台~多摩センター間の軌道法に基づく特許を取得。
1990年6月に上北台~立川北間の工事が認可。
1991年9月に立川北~多摩センター間の工事が認可。
1998年11月27日に上北台~立川北間が開業。
2000年1月10日に立川北~多摩センター間が開業。
2002年11月に利用者数が延べ1億人を突破。
2012年6月27日に開業から13年7か月目で利用者数が延べ5億人を突破し、
モノレール利用者数として日本国内における最速達成を記録。
2016年8月28日に開業から17年9か月で利用者数が延べ7億人を突破。
2018年、2020年1月10日までを延伸開業20周年記念特別期間とし、
20周年ロゴマーク制定やラッピング列車の運行などを実施。
2019年3月23日に開業以来初となる全面的なダイヤ改正を実施。
けものフレンズにおいてモノレールといえば、
アニメ二期にて登場したジャパリラインであります。
ジャパリラインはレールからの給電による走行はもちろん、
太陽光発電によるバッテリーを使用して走行を行えるシステムも備えており、
広大なパークを巡るために必要な性能を有する移動手段となっております。
地球温暖化や気候変動がクローズアップされる昨今において、
温室効果ガスを排出しない移動手段はますます注目される存在であり、
それは移動のみならず、製造からリサイクルに至るまでの工程における
環境への配慮も含めた考え方においても重要なテーマであると言えます。
その移動手段も含めてあらゆる事柄において、
地球環境に優しい生活の在り方が問われているのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。