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みんみ教徒の集い / 3103

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流浪のみんみ教徒 2021/11/17 (水) 07:03:03 修正 457e0@ba5a4

本日は1970年にソビエト連邦の無人月探査機「ルナ17号」が月面に着陸し、
世界初の月面車「ルノホート1号」による探査が開始された日であります。
・ルナ17号はソビエト連邦が打ち上げた無人月探査機であります。
 降下ステージと月面車の2つのユニットから構成されており、
 降下ステージは前年に打ち上げられたルナ16号と共通で、
 逆噴射ロケットを用いて探査機全体が4本の脚で軟着陸できるように設計され、
 月面車ルノホート1号はその上に乗せられております。
 ルノホート1号の本体は鉢のような形をした与圧容器で、
 観測装置としては4台のテレビカメラ/土壌の機械的性質を調べる装置/
 X線スペクトル計/X線望遠鏡/宇宙線検出器などを搭載しております。
 上部には展開式の太陽電池パネルが装備されており、
 3か月間ほどの活動が想定されておりました。
 探査機全体での重量は推進剤込みで5.6tほどでありました。
 1970年11月10日14時44分01秒(UTC)、ルナ17号はバイコヌール宇宙基地から
 プロトンロケットによって打ち上げられ、宇宙待機軌道に達した後に
 最終段のロケットが点火され、14時54分UTCに月へと向かいました。
 11月12日と14日の2度、手動で軌道の修正が行われた後、11月15日22時00分
 (UTC)に月周回軌道に入り、11月17日には月周回軌道から離れ、
 探査機は月面の地点の一つ「雨の海」に軟着陸し、降下ステージに備えられた
 スロープが展開されてルノホート1号が月面に降り立ちました。
 その後、ルノホート1号による観測は予定の3か月を超えて続けられ、
 1971年10月4日に計画の終了が発表されました。
・ルノホート1号は、ルノホート計画の一環として
 ソビエト連邦にて製造された2機の無人ローバーのうちの1機であり、
 ルナ17号で月に運ばれ、遠隔操作で月面探査を行ったロボットであります。
 他の天体の上に到着した遠隔操作ロボットとしては人類史上初でありました。
 名前のルノホートはロシア語で「月面を歩く者」を意味しております。
 全長は2.3mで、上部分は凸状の大きな蓋がついたたらいのような形で、
 独立駆動する8つのタイヤを備えた月面車であります。
 主な装備は円錐型のアンテナ/高指向性のヘリカルアンテナ/
 4つのテレビカメラ/月の土壌の密度や力学特性を試験するために
 月面に衝突させられる特殊な拡張性装置/X線分光計/X線望遠鏡/
 宇宙線検出器/レーザー装置となっております。
 動力源は上部分の蓋の下側にあるバッテリーで、
 月面の昼間は太陽電池で充電を行います。真空の中を進むために、
 フッ化物でできた特別な潤滑油が用いられ、電気モーターは気圧を保った
 容器の中に収められております。月面の夜間には蓋は閉じ、
 ポロニウム210放射性同位体ヒーターで内部を活動温度まで温めます。
 ルノホート1号は、月面上で月の3日間(地球の時間で約3ヶ月間)稼働するように
 設計されていましたが、実際には月の11日間も稼働しておりました。
 1971年9月14日13時05分(UTC)にルノホート1号と地球との
 最後の通信セッションが終了しました。通信の回復が試みられるも上手くいかず、
 公式にはスプートニク1号の記念日に当たる10月4日をもって
 ルノホート1号の運用を終了する事となりました。
 ルノホート1号は地球時間に換算して322日間にわたる運用で10540mを移動し、
 20000枚以上の画像や206枚の高解像度パノラマ画像が地球へ送信されました。
 更に蛍光X線分光計や透過度計を用いて、500の異なった地点で
 月面の土壌についての25の分析が行われました。
 その後、ルノホート1号の最後の位置は長く不明とされていましたが、
 2010年4月、カリフォルニア大学サンディエゴ校のチームによって
 アパッチポイント天文台にてアメリカ航空宇宙局(NASA)の
 ルナー・リコネサンス・オービターを用いて、レーザー測定ができる範囲にまで
 オービタを近づける実験が行われました。4月22日と23日に月面までの距離を
 測定する事に何度か成功した結果、立体的な月面の地図を描く事によって
 ルノホート1号の位置を1mの精度で特定する事に成功しており、
 2010年11月までにルノホート1号の位置は約1cmの精度で特定されております。
ジャパリパークには特定の用途に用いる乗り物が幾つかあり、
ジャパリバス/ペダルカー/コインを投入して走る遊具/ゴーカート/
ロープウェイ/足こぎ式のリフト/船/ジャパリラインなどであります。
中にはアニメ一期のジャパリバス/ペダルカー/船のように
本来の用途以外に使用されたものが幾つか見受けられます。
人類の活動が宇宙に向けられ始めてから半世紀以上経った現在、
宇宙事業を含めた科学技術は目覚ましい発展を遂げ、
地球外での生活が現実的なものとして考えられ始めております。
しかし、それを達成する前にやらなければならない事が山積しているのも事実で、
地球環境の改善が宇宙事業の発展に繋がる事を覚えておくべきであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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