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みんみ教徒の集い / 3089

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流浪のみんみ教徒 2021/11/04 (木) 07:03:03 修正 457e0@f9906

本日は2016年に気候変動に関するパリ協定が発効された日であります。
・パリ協定は、第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催された
 フランスのパリにて、2015年12月12日に採択/2016年11月4日に発効された
 気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定(合意)であります。
 産業革命前からの世界の平均気温上昇を2℃未満に抑える事を目的としており、
 加えて平均気温上昇1.5℃未満を目指す場合は節電などに気を付けて生活し、
 団体や学校等においても温暖化に繋がる行為を極力控える事を推奨しております。
・1997年に採択された京都議定書以来18年ぶりとなる
 気候変動に関する国際的枠組みであり、気候変動枠組条約に加盟する
 全196カ国全てが参加する枠組みとしては史上初であります。
 この協定は2020年以降の地球温暖化対策を定めたものであり、
 排出量削減目標の策定義務化や進捗の調査など一部においては
 法的拘束力があるものの、基本的に罰則規定というものはございません。
 2016年4月22日のアースデーに署名が始まり、同年9月3日に温室効果ガスの
 二大排出国である中華人民共和国とアメリカ合衆国が同時批准し、
 同年10月5日に欧州連合が法人として批准した事によって
 同年11月4日に正式に発効する事となりました。
 なお、日本の批准は協定発効後の2016年11月8日であります。
 2019年12月現在の批准国・団体数はヨーロッパ連合を含めて187であり、
 参加していないのは世界でもシリア内戦で失敗国家化しているシリアと、
 より厳しい環境規制を求めているニカラグアだけでありましたが、
 ニカラグアは2017年10月に協定に署名する意向を発表し、
 同年11月にシリアも批准を表明しております。
・第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)での議長国である
 フランスのファビウス外相は「この野心的でバランスのとれた計画は
 地球温暖化を低減させるという目標で“歴史的な転換点”である」
 と述べられましたが、2016年アメリカ合衆国大統領選挙に勝利されて
 「アメリカ第一主義」を政権運営の柱に据えられた
 ドナルド・トランプ氏はかねてから地球温暖化に対して懐疑的で、
 「地球温暖化という概念は、アメリカの製造業の競争力を削ぐために
 中国によって中国のために作り出された」とも主張されており、
 2017年6月に協定から離脱する意向を表明され、正式な離脱通告が可能となった
 2019年11月4日に正式に離脱を表明されました。
 世界2位の温室効果ガス排出国であるアメリカの離脱の表明を受け、
 協定の同時批准国で発展途上国の大量離脱を招く恐れのある
 中国の対応が注目されましたが、2017年12月に中国は世界最大の
 排出取引市場となる全国炭素排出取引市場を設立させております。
 その後、2021年1月20日にトランプ元大統領から政権を引き継がれた
 ジョー・バイデン大統領によってアメリカのパリ協定復帰が表明されました。
海底火山の噴火によって出現した島をそのまま動物園施設とした
ジャパリパークは、動物及びフレンズの方々が暮らしやすい環境とするべく、
開発及び二酸化炭素の発生を最小限に留めて建設されているものと思われ、
それはジャパリバスや太陽光発電などからも窺う事ができます。
ただいま、第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)が
イギリスのグラスゴーで開催されております。
二酸化炭素排出量の多い各国とも大きな削減目標を掲げておりますが、
それを額面通り達成したとしても世界の平均気温上昇を
1.5℃どころか2℃未満に抑える事も不可能ではないかと心配されております。
しかし、それが温暖化抑制に向けた努力を怠る言い訳とはなりません。
可能な限り二酸化炭素の発生を抑える取り組みを
少しずつでもきちんと続ける事が大切なのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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