本日は二本立てであります。
というより、本来はこれから書き込む内容こそがけものフレンズに相応しく、
後回しになってしまった事は誠にお恥ずかしい限りであります。
毎年九月の第三土曜日は国際レッサーパンダの日であります。
アメリカで設立されたレッサーパンダ保全団体
「Redpanda Network」によって提唱されました。
・レッサーパンダは哺乳綱食肉目レッサーパンダ科
レッサーパンダ属に分類される食肉類の動物であります。
現在の主な生息地なインド北東部/中国の四川省西部/
ネパール/ブータン/ミャンマー北部となっております。
パンダという名前は、1825年に西洋人がヒマラヤで発見された
レッサーパンダの名前を現地人に尋ねられたところ、
「竹を食べる者」と言う意味の「ネガリャポンヤ」だと答えられ、
「ポンヤ」が「パンダ」に変わったとされております。
「パンダ」は当初はレッサーパンダの事を指す呼び名でありましたが、
後にジャイアントパンダが発見されて有名になると
そちらが「パンダ」と呼ばれようになり、英語においては従前の「パンダ」の方に
「小さい方の」という意味の英語「レッサー」(lesser)や
毛色から赤「レッド」(red)を付けて、レッサーパンダまたは
レッドパンダと呼ばれる事となりました。
レッサーパンダの特徴は様々な資料にて示されておりますが、
その中でも際立ったものを幾つか挙げてみますと、
・標高1500~4800mにある温帯・亜熱帯の森林や竹林に生息する。
・夜行性もしくは薄明薄暮性で昼間は休むが、夏季には昼間も活動する。
・爪をやや引っ込める事ができる。前肢の種子骨が指状の突起に変化し、
指と向かい合っているため物を掴む事ができ、頭から樹を降りる事ができる。
・周囲の様子を伺う時に後ろ足二本で直立する事がある。
日本では2005年5月、千葉市動物公園で飼育されているオスの「風太」が
30秒間ほど後ろ足二本で直立すると内外のマスコミで取り上げられ、
後に大手メーカーの缶コーヒーのCMに起用されるなど、
レッサーパンダの一大ブームが巻き起こった。
以上の事だけでも、レッサーパンダの特徴が際立っております。
けものフレンズにはレッサーパンダのフレンズがいらっしゃいます。
旧アプリ版とアニメ二期版でデザインが違っており、
リデザイン版はアニメ二期が初出となっております。
性格も異なっており、旧アプリ版での活発な印象に対して、
アニメ版はややネガティブな印象が特徴となっております。
レッサーパンダは、開発や森林伐採による生息地の破壊、
展示用やペット用の乱獲などにより生息数は減少しており、
ワシントン条約附属書Ⅰにおいて絶滅危惧種に指定されております。
前述の通り日本での人気が非常に高く、2015年の時点で
全世界での飼育数の7割に当たる頭数が飼育されております。
レッサーパンダはその容姿の可愛らしさや仕草等が注目されがちですが、
彼らも厳しい自然環境を生き抜く動物である事を忘れるべきではありません。
彼らのためにも、日々の取り組みを積み重ねていきたいものであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。