本日は1835年にチャールズ・ダーウィン氏がビーグル号による
世界探検の途上にてガラパゴス諸島に到達された日であります。
・「ガラパゴス諸島」は東太平洋上の赤道下にあるエクアドル領の諸島であります。
スペイン語表記の「Islas Galápagos」は「ゾウガメたちの島々」という意味で、
スペイン語でゾウガメを意味する「galápago」に由来しております。
正式名称は「コロン諸島」で、スペイン語表記の「Archipiélago de Colón」は
「コロンブスの群島」を意味しております。約主要言語はスペイン語で、
約25000人以上が居住しております。
・エクアドル本土より約900km西に位置し、大小多くの島と岩礁のうち、
123の島に名前が付けられております。北端のダーウィン島と
南端のエスパニョラ島の間は220km離れております。
ガラパゴス諸島の島々は、東端にあるフェルナンディナ島に位置する
ホットスポットの火山活動によって代々形成されたと考えられております。
ガラパゴス諸島一帯に位置するプレートの一つである
ナスカプレートが年間数cmずつ南東へ移動しているため、
形成されている他の島々も南東に移動しております。
南東側から西に向かって順に新しい島になっており、
現存する島ではエスパニョラ島がもっとも古く、
今から300万~500万年前に誕生したとされております。
噴火活動は西側の島ほど活発で、東に行くほど火山活動は小さくなります。
古い島は島を構成する岩石が古く侵食が進んでおり、
そのうち海に沈むと考えられております。
・ガラパゴス諸島の最大の特徴は、その独自の生態系であります。
この諸島はいわゆる海洋島で、大陸と陸続きになった歴史を持っておらず、
在来の生物は飛来したか海を渡って漂着したものの子孫に限られております。
また、ガラパゴス諸島は多くの固有種を見られる事が特に顕著で、
その大部分は南アメリカ大陸が由来ではありますが、
非常に多くの固有種が存在しております。
・この島々が人間に発見されたのは1535年であるとされ、
スペイン人の司教フレイ・トマス・デ・ベルランガ氏が、インカ帝国内の領地へ
伝道師として向かわれる航海の途中にて偶然に発見されたと云われております。
その後はスペイン船の金などの積載物を狙う海賊の隠れ家として利用され、
大航海時代には捕鯨船によるゾウガメの捕食やヤギの繁殖が起こり、
1832年にエクアドルが領有を宣言すると次々と入植が進みました。
チャールズ・ダーウィン氏が到達されたのはこの時代の事であります。
その後、航空路や横断道路が建設されると観光客が訪れるようになると、
それに伴って環境への悪影響が深刻となりました。この問題に対して、
国立公園管理事務所の設置や観光客に対するナチュラリストガイド制度などの
厳重な自然保護対策が講じられ、現在もそれが続けられております。
1978年にUNESCOの世界自然遺産として登録され、
2001年にはガラパゴス海洋保護区も含めて登録されております。
けものフレンズにおいてガラパゴス諸島由来の動物のフレンズといえば、
ガラパゴスゾウガメ様とダーウィンフィンチ様であります。
ガラパゴスゾウガメ様は堅牢な鎧と盾を携えておられながら、
非常におっとりとしておられる性格が特徴であります。
対してダーウィンフィンチ様は元気で友好的な性格であり、
ガラパゴスゾウガメ様とも非常に仲が良いようであります。
ガラパゴス諸島のような場所は、その環境でしか成立しない生態系を有しており、
それ故に環境の変化が如実に表れやすい事は想像に難くありません。
私達と直接的に関係がなくとも、私達の行動がそこでの生き物達の生活に
少なからず影響を与えている事を忘れるべきではないのであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。