名前なし
2022/06/14 (火) 12:23:56
f1e32@f3b7f
実際のとこ、当時の紫電の評判はどうだったんだろうか。戦争終盤のハンデの多い時期に登場してあまり派手な活躍のチャンスが無かっただろうし、しかも割と早くに紫電改が出て来ちゃって「紫電から別物になるほど改良された、かの有名な紫電改の活躍」的な紫電改を語る時の一部みたいな扱いだったりするのもよく見かけるから、じゃあ紫電そのものはどうだったんだろうか…?もちろん万能とか最強とかではないにしても、少なくとも当時零戦とか乗ってた人にとっては頼もしかったんだろうか。
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武装や降下時の突っ込みは良いものの、エンジンや脚周りの不具合が多いのと飛行特性があまり良くないと言う評価が多かったような記憶が
鈍重で空戦性能が零戦に比べて遥かに劣る乗りにくい戦闘機だとか、F6Fに手も足も出なかったとか言われてる様なので微妙な機体扱いだったのでは?零戦52型と比べて速度は大して変わらないのに1トン以上重くなってるんだからさぞ乗りにくかったと思うよ
台湾沖での評価はF6Fと対等とかだったはず。けど脚はボロクソに言われてた
重いし失速性能が劣悪だけど零戦と比べて加速とトップスピードが速いくて20ミリがあるからそれなりに良かったって聞いた。特に20ミリが4機はありがたかったとか
あと下方視界もぼろくそに言われてたみたい
素晴らしい上昇力、体がエンジンに引っ張られるよう。失速・旋回性能はゼロ戦の方が上。中翼からくる視界と安定性、足回りの故障から乗りやすい機体ではなかった。(四〇三空)/登場時の戦局・士気練度・稼働率のために零戦(登場の)時代のような華々しい活躍はできなかった。脚と発動機の故障が多い。零戦になれた搭乗員は無理な操作ですぐ失速を起こした。水平速度・降下速度・火力に優れる。(七〇一空)。/同部隊で同じような意見は割愛したが、総じて足回りの故障と零に比べて低い低速安定性や、中翼からくる視界に不満がもたれ、上昇力や火力速力に優れると評価される。高空性能は紫電の方が改に比べてやや良かったはず。特に足回りの不具合は古今東西パイロットにかなり嫌がられる要素なので、この辺が評価にかなり影響していそう。川西設計陣の話を見ると、紫電は強風からの早期戦力化のための過渡期の機体で、ゆくゆくは紫電改のように低翼機体に改造されるのは紫電開発時からの路線だったよう。
足が折れるからダメだとか足が頑丈でありがたかったとか故障で足が出なかったらどうすんだとか、当時の人のお話読んでると確かに皆気にしてるなぁ足。海軍の方で水上機の会社の川西に任せて大丈夫かって思われたのもこの辺が一因だったのかね?引込脚の開発史とか見てても強度や信頼性を洗練していく経験が各社でありそうだし、重武装の大重量機で難しいのを水上機流用でいきなり水上機メーカーに引込脚で…ってのは大変そうだ。
零があまりに乗りやすかったというのはありそう。正直、失速の安定性や視界は零戦と雷電の比較で前例があるので、どこまで信じたらいいかわからん。
足回り以外は何となく鍾馗の評価と同じ感じがするんだよね…
下方視界が悪いと評価されるのは、水面に対してほぼ水平に着水するため問題にならない水上機の強風と、着陸時に機首上げを要する紫電の差だといわれてるな。
賛否両論なのね。良くも悪くも、機体の性質とか当時の戦況考えるとそれは確かにそうだろうなって意見が多い感じで納得できた。足が折れるとか発着事故が多いとか、曲がらないからダメだ、いや火力と急降下攻撃を活かすんだとか、この辺は他の日本戦闘機でも高速重武装タイプ目指していくと出てくる評価みたいだし、紫電そのものの設計で特有に欠陥が大きいわけでもなさそうかね…?中翼は元は水上機の頃の都合だろうし、5枝が言ってるように過渡期だからそこは仕方ないのか。
早々に開発が開始されていて、うわさも流れていた紫電改が欲しいという意見は結構あっても、零に戻してくれという意見はぱっと見たところない当たりとにかく新型機が必要だったのだろうことは戦局を見てもよくわかる。
欠陥と言うか悪癖が強すぎて安全に飛ばせる戦闘機かと言うと…?みたいな話があったような記憶が
不安定なの?>悪癖 川西飛行機といえば水上機、特に各種飛行艇とか94水偵とか安定飛行重視タイプの機種で実績積みあがってる印象だが、安定性より俊敏さ重視の戦闘機は開発に不慣れだったんだろうか。川西で戦闘機は強風が初めてだよな?でも機敏で安全な93中練も川西ちゃんと作ってる実績あるしな…
飛行時の安定性は紫電も高かったと聞く。まずかったのは失速特性とかだったと
不安定と言うより「脚が長いから離陸滑走中に暴れやすい」「空中機動中に兆候なしで突然失速を起こす」「特に操縦桿を急激に引くと自転を起こすし錐揉みに入りやすい。背面錐揉みに入ると回復は困難」「長い脚とブレーキの片効き傾向が相まって着陸滑走中にグラウンドループからの主脚折損が起きやすかった」等の癖があるので、癖を飲み込んでる搭乗員はともかくそうでない者はからすれば…と言う部分があります
そういや離着陸時みたいな低速状態だと、他の機体以上に左側に旋回する癖があって離着陸が難しいって話があったな
天山とかもブイーンと左にふれていくのが強いって読んだ記憶があるな。天山も確か初期型誉に近いエンジンパワーだったはずだし、それで重い雷撃機でも振り回されるなら、重武装でも誉積んだ戦闘機なら同じようになるんだろうかね?疾風や紫電改とか他の誉搭載機はどうだったんだろうか。
離着陸時の安定性の悪さについては米軍の鹵獲レポートでも記載されてたよね。疾風は分からいけど紫電改に関しては”離陸滑走初期に左回頭性があるも離陸は容易。あらかじめ方向舵のタブを右に調整すれば方向舵で調整でき直進は容易”とあるね
疾風も記載見つけた。陸軍航空審査部によると”発動機のトルク相当大なる故十分踏棒を右に踏み直進すべし”だって。やっぱり大きかったんだね
反トルクに関してはどの機も癖としてあるけどね。紫電の原型機が二重反転プロペラ採用するくらいだし。原因はプロペラを取っ払ったからじゃないかと思う。