素晴らしい上昇力、体がエンジンに引っ張られるよう。失速・旋回性能はゼロ戦の方が上。中翼からくる視界と安定性、足回りの故障から乗りやすい機体ではなかった。(四〇三空)/登場時の戦局・士気練度・稼働率のために零戦(登場の)時代のような華々しい活躍はできなかった。脚と発動機の故障が多い。零戦になれた搭乗員は無理な操作ですぐ失速を起こした。水平速度・降下速度・火力に優れる。(七〇一空)。/同部隊で同じような意見は割愛したが、総じて足回りの故障と零に比べて低い低速安定性や、中翼からくる視界に不満がもたれ、上昇力や火力速力に優れると評価される。高空性能は紫電の方が改に比べてやや良かったはず。特に足回りの不具合は古今東西パイロットにかなり嫌がられる要素なので、この辺が評価にかなり影響していそう。川西設計陣の話を見ると、紫電は強風からの早期戦力化のための過渡期の機体で、ゆくゆくは紫電改のように低翼機体に改造されるのは紫電開発時からの路線だったよう。
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足が折れるからダメだとか足が頑丈でありがたかったとか故障で足が出なかったらどうすんだとか、当時の人のお話読んでると確かに皆気にしてるなぁ足。海軍の方で水上機の会社の川西に任せて大丈夫かって思われたのもこの辺が一因だったのかね?引込脚の開発史とか見てても強度や信頼性を洗練していく経験が各社でありそうだし、重武装の大重量機で難しいのを水上機流用でいきなり水上機メーカーに引込脚で…ってのは大変そうだ。
零があまりに乗りやすかったというのはありそう。正直、失速の安定性や視界は零戦と雷電の比較で前例があるので、どこまで信じたらいいかわからん。
足回り以外は何となく鍾馗の評価と同じ感じがするんだよね…
下方視界が悪いと評価されるのは、水面に対してほぼ水平に着水するため問題にならない水上機の強風と、着陸時に機首上げを要する紫電の差だといわれてるな。