島本町から高槻方面へ171号線を走ると梶原では道路脇に高さ30mはあろうかと思う高い橋脚が聳えていますが、7月に入ると国道を跨ぐ橋が架かるようです。
7月10日~12日と7月31日~8月2日の夜、夜間工事として行われ、171号線の交通規制と迂回路設定がされるようです。
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/fa5017af485223bb48f56b71153f91d265e67805/
https://trafficnews.jp/photo/133157#photo2
日中の交通規制については記事では触れていませんが、2夜続きの夜間工事であり、日中にも影響があるかも知れません。当日この方面へ出かけられる方は注意が要りそうです。
今、鵜殿では橋脚工事も大分進んで、橋塔工事の準備でしょうか、移動式のトラッククレーンが減って、固定式のセルフクライミングタワージブクレーンがクレーンが組み立てられ活躍を始めています。上下合計6車線の斜釣橋ができるとのことで、どんな橋塔が立つのでしょうか。
ジブの組立て
タワー継ぎ足し1段
タワー継ぎ足し2段目
同上
10日夜、高槻市梶原の171号線の上に橋桁が南から押し出されてきます。
西日本高速道路株式会社の資料によれば「送出し架設工法」と言うのだそうです。
下記資料の28ページから42ページにかけて詳しく図解・説明されていますのでご興味のある方はどうぞ!
https://corp.w-nexco.co.jp/procurement/guideline/pdfs/20-01.pdf
添付画像は6月下旬、コーナンの近くから撮った梶原の架橋現場です。
上記資料に倣えば、先ずオレンジ色の桁が繰り出されて北側の橋脚に届き、オレンジ桁に接続した灰色の本物の橋桁が送り出され、最後にオレンジ色の桁と灰色桁に繋がる暗緑色部分が切り離されると言う手順のようです。
その先新幹線と阪急、更にJR線路も跨ぐ工事があるので類似工事が続くのかな?
あるいはまた別の工法が採られるのか、興味が湧いてきます。
1日間違えて投稿していました。
四小傍の高浜歩道橋からも直線道路の向こうに見ることができます。
10日夕方の高浜歩道橋から見た梶原方面、架橋現場は1.6km先、途中にある歩道橋は450m先
この直線道路は戦争末期に滑走路として使用することを想定して作られたとか聞いた記憶ありますが、背後にも水無瀬川まで直線が続き、成程と頷く長さですね。
10日夜~11日未明の工事
11日昼見ると「手延機」と呼ぶらしいのですが朱色の桁が171号線を跨いでいました。
かねてから、171号線を跨ぐ辺りの橋脚は、上牧水田地帯の橋脚に比べ、頭部がひと回り大きいのは何のためかと疑問に感じ、工事関係者に聞いてみたいと思っていましたが、今日写真を撮って見て解決できました。
送り出し工事のための様々な架設機材の設置に必要なスペースだったようです。
15日に見ると「手延機」の先端部で何か作業が始まっていました。
高力ボルトを操作するような激しいインパクトレンチの音が聞こえます、分解作業?
散歩の途中、高浜歩道橋や堤防から見ると昨日に引き続き「手延機」周りで工事をしているのが見えましたが、梶原の現場へ回って見ると京都側の手延機の大部分は地上へ降ろされていました。
手振れ・ポンボケですが作業員の姿も見えます。
17日朝、高浜歩道橋から。
拡大すると手前側の朱色の桁が無くなっているのが分かります。
7月19日朝、手延機の解体が終了しました。
家庭菜園に出る途中で、高浜歩道橋から
同上、部分拡大
80分後の帰り道、オレンジ色の部材(手延機)は無くなっていました。
8年前、171号線井尻新幹線下と高槻ジャンクションを結ぶ道路の建設でも「送出し架設工法」が採用され、跨線橋が架けられました。
昨日、古い画像から探し物をしていて偶然見つけましたが、当時は余り関心がなかったため撮影したこと自体全く記憶にありません。2016年6月16日撮影です。