2021年11月15日(月)04時53分34秒
みなさんうーんおはようございます
打ち込み始めている時間が夜明け前のあさ4時前であります、こんばんはは聊かですが、へら師としてはおはようございますが妥当な線でありましょうか。
さて、まずは土曜日ですが、過日の雨で増水必至の各釣り場と思われましたので、ウグイがきつくなっているかもとの思いを抱きつつ、前週の月形の小沼中洲の釣れ味が忘れられず、会友M氏とかの地に向かったのであります。
予想通りに増水しておりました。
ステージはひたひたに小沼通路は一部が水没しておりました、また中洲は勿論のこと全没でした。
それでも未練が残って一応ウエーダーを履いて、中洲まで手ぶらで歩いてみたものの、入るにしても道具を一旦置ける場所もなく断念しました。
で、開いていたキャンプ場駐車場下でお店開きをしている最中に、Kazuさんが合流し始めたのですがこれが・・・。
強烈なウグイ祭りになりました。
尺上系の重たい両マッシュで何とか底に餌を付けようと試みますが、それさえできないほどのウグイで、しかも不幸にも型が良いので、餌大きくしてもなお、道中で彼らの検問に引っかかってしまいます。
為す術なしで、万策尽き正午には閉店ガラガラとなってしまいました。
3名で型を見たのは管理人のみでしかもまぐれの1枚でありました。
カラスカーで日曜日ですが、新十津川の野崎沼(菊水沼が正式名か?)に行きました。
ほぼ夜明けの6時過ぎに現地に到着し、275号をガソリンスタンドから右折し、一番下流の沼から舐めるように偵察を始めました。2番目と3番目の沼の通路に車を止めて観察し、一番目の沼に向かうと、そこは・・・。
一面のモジリでありました。
これは絶対に釣れる!!って感じのモジリですが、ただこのモジリを演出しているへらは小ぶりであるようであります。
兎に角、このモジリを見て入らずば如何せんといったことで、釣り具を降ろしている最中に地元滝川のS会員が合流し、「昨日もモジリはすごかったけど1.5時間打ってノーヘラだった」とのこと、前週に型物40枚以上を釣り上げている2番目の沼がお勧めとのことで、この地元情報に従わない何物もなく、南風を風裏にできる2番目と3番目の通路から北を向く選択で釣りを開始しました。
竿は管理人で15尺を選択しましたが、釣りを終えた後の感想としては少し長かったようであります。
で、結果は管理人で6枚でありました。
型は8寸が一枚の他は、全て尺上であります。
タチは0.7本ほどだったでしょうか、ウグイはたった2匹、モツゴ系のジャミはほどほど居ましたが基本的にはアタリ無い系の釣りでありました。
水温が終日8度台、前日の月形が10度でしたので、冷たさが激喰い渋りを生み、触ってから喰いあたりが出るまで長いこと・・・ハイ。
ままっ、それでこそこの時期の釣りならではでありますが、往生しました。
会友M氏は多分この日の釣りがシーズン最後の釣りといったことで、2枚のへらを愛おしむ様に捌いておられました。
そうです、管理人は「まーだまーだ~」ですが、常人はそうした賢い選択をします。
お恥ずかしい限りなんでありますが、帰りの車中来週どこ行こうかなーなんてことを思案している自身は、バカの極みであると・・・ハイ。
木々の葉も季節風に削がれては、身を軽くしてこの冬を乗り切ろうとのよじりが見受けられます。
一介のへら師としてもよじりで身を厚くして晩秋の釣りに立ち向かってはおりますが、幸いの気温には恵まれているものの、さて明日は何処に・・・。
いつ果てるとも知れずの時候にあっては、一枚のへら1回のアタリをせいぜい楽しみつつ、やがて来る絶壁が真冬のそれに対して、後ずさりをするように少しでも抵抗し、逝く秋をしっかりと噛み締めていくつもりであります。
友が竿を曲げたる雄姿をカメラで切り取り、オフシーズンに向かう彼に今年もありがとうを・・・。
2021年11月15日(月)12時02分41秒
皆さんこんにちは
さて、管理人ですが、最近よくプロ釣り師・村〇基氏のユーチューブを拝見しております。
といっても、オンラインサロンの切り抜き動画とのことで、オンラインサロンがどういったシステムのところなのかさえ分けっていないので、そこからの切り抜き動画といっても、何のことやらさっぱりなんであります。
同氏は釣りのプロといったことで、当然のこと実績は言うまでもなく、釣りに対する知識の深まりはまー凄いんであります・・・、アマがプロに凄いは失礼かもしれませんね。
ままっさておき、本日見た動画に竿を折るといったことがテーマにされておりました。
折れるといったことは、竿の限界を超えた先に存在し、それぞれの竿個体が持っている固有のポテンシャルを超えれば・・・、「そうなる」とのことでありましたが、他方では「よく竿を折る人には共通の”クセ”がある」との指摘もありました。
これは、管理人もこの掲示板を通して何度か申し上げてきましたが、件のユーチューブでは指摘内容が管理人の鳴らす警鐘とまったく一致しておりましたので、ぜひ一度ご覧いただくことをお勧めいたします。
管理人は基本的にへら鮒の取り込みにはタモを使います。
毎年約1500枚のへらを釣りますが、タモを使わないへら鮒は10枚もいるかどうかです。
検寸ギリギリだったり、マブかなーとか、何か別のことに気取られてついなど、「あっしまった」が直後にセットですので、まあへら鮒であれば型の大小はタモを出すことの基準にはかかわりません。
なぜ?取り敢えず2つの理由があります。
一つ目は、方(形)を大事にしたいといったことがあります。
へら鮒釣はいつも同じ釣り姿であるべくと思っており、それの再現性は合理を生み、不合理を排除すると思っているからであります。
へら鮒釣にとっての不合理とは、基本的にはトラブルであると思っております。
ライン周りのトラブルが代表格ですが、一番厳しいトラブルはやはり前出の竿のトラブルでしょう。
勿論のことこの最大のトラブルは、起こりえる頻度としては、精々が数年に一度であり、「また今日も」ではたまったもんではないのです。
因みに管理人は魚が掛かった状態で、竿を折ったことは今までの30数年のへら鮒釣り人生では一度もありません。
因みに竿を折ったのは、3度で一度目は30年ほど前で竿に仕掛けを付ける際に穂先を持ってつい引っ張ってしまい、穂先から数センチのところがポキリで①、2度目はこれも30年ほど前で竹竿の穂先ですが融雪時に竿を水面におく際に余所見をしていて浮かんでいた氷を叩いてしまいポキリで②、3度目は数年前の秋季大会にて小沼の中洲で振り込みの際に竿が同時に2ケ所一度にポキリ(実際はパン!!って感じでした)ことで③です。
なお、同氏のユーチューブ上の指摘では一度に複数個所折れるのは、竿の限界を超えたときであるとのことでありました。
閃光Rの18尺ですが、使った年数と掛けたる魚、振り込み回数をガラガラポンでは、限界を超えたといったことは思い当たる節は十分すぎますが、これを折れたことの言い訳にはしません、ミステイク以外の何物でもなく使い手の問題でありました、深く恥じ入り反省しております。
管理人は釣り番組自体が好きで、釣りビ〇ョンという番組は欠かせません。
勿論のこと、へら鮒釣はほぼ見逃しがないように網を張って録画予約してまで拝見しておりますが、他の釣りではバス釣りも良く見ております。
で、いつも見ている二つの番組でへら鮒釣りがバスに見習うべきと思っていることが、「これこれ」と村〇基氏の件のユーチューブのそれとも重なって指摘されておりました。
『竿はできるだけ立てるな折れるぞ』であります。
バスプロの中にもこれをしていない人も勿論のこと見受けるのですが、へら鮒釣の相当の熟練者の中にも結構これがいるのであります。
勿論のこと、折れるに至るのは、そこに応力が集中ししかもその応力の大小や力積によって、限界を超えた瞬間に突然訪れるのですから、同じ力加減でも”ジンワリとゆったりと”と、”力任せ”では力は一緒でも速度は大きく違い力積は、速度が増せば当然のこと積は大きくなりますので、そうした力加減については熟練者は言わずもがな間違いを犯さないのではありますが・・・。
話はとっ散らかりますが、『なぜタモを使うか』、これは良く”へら鮒を大事にするため”とかが話題になります、これを論じるときには必ず対極に『針外しで外した方が』が、存在し議論は白熱します。
タモはへらのヌルが取れる、針外しはへらの口が傷ついたり伸びたりするなど、どちらのサイドにも他方を揶揄する材料は存在し、「どっちも俺の方が」と主張さえしなければ、相手の主義主張の良いところを落としどころにして、尊重しあえるのではあります。
で、それはまた別の機会にするとして、竿にとってとのことであればこれは容易に決着はつきます。
『竹竿は絶対にタモを使え』、しかも『できるだけ長めのタモで、竿を握る手から一番離れたところで掬え』、これは竹竿を持っている人なら、必ず励行していることとおもいます、ほぼ常識だと思います。
で『タモを使って握る手から一番離れているところ」とはいったいどこか?
へら鮒釣の、「座して」の条件を鑑みると、右手で竿を握る人は両の手を大きく水平に離し理想的には体を開いて状態を右に捻って、意識としては体の後ろ側に手を回す感覚です。そうするとあら不思議左手は大きく前に出て・・・。
兎に角、端的に要約すると魚と竿を離せ!といったことになります。
この逆が一番竿に悪い、体を正面に向けたまま竿を後ろに倒してしかもその竿を持つ手が上に上がっておらず、ハリスを直接つかむ取り込みです。
これでは竿尻と魚の距離は1mもないはずで、この時に竿の曲がりは穂持ち(2番)だけが極端に曲がっており、同だけが曲がっているということは、応力が集中していることにほかならず、ここに力積の相方である、速度が増すアルアル”魚が潜るのに対応して竿をさらに後ろに倒す”が発生したら、2つの積は力も速度も一気に増すので、応力もまた同であり、限界を超える可能性は必至であります。
これを隣でやられると、竿を見るのが怖くて注視できません、目をそらして「バキッ」が聞こえませんようにと心の中で祈りたくなります。
また、そうした状態からは竿の周りを穂先がぐるぐる回る状況になりますので、「取り込みの際に竿に道糸がぐるぐると巻き付いたことがある方は」当該であります。
こういった人には竿を貸したり、特に竹竿なら絶対にイヤであります。
竿に道糸がぐるぐる程に酷くなくとも、取り込みの際に竿が横に倒れたことがある方も当該であります。
断言します、こうした方は将来必ず穂持ちを折ります。
また、今までに同個所を折ったことがある方は、取り込みの際でなくとも、その部分が何度も限界近くにさらされて、疲弊していた可能性があるためと思います。
昨今の竿は軽量化の命題のもと引き換えに強度に対する命題をある程度犠牲にしてきたことで、「昔の竿よりも弱くなった」ことは、竿を組む際に「よくこれで大丈夫なもんだわい」とした感想を管理人自身は持たされることがよくあります。
ある程度ご賛同はいただけると思います。
2021年11月15日(月)12時02分41秒
なぜ、こうした警鐘を鳴らすのか、竿は本来道具であり美術品ではありません、ですから基本的につかってなんぼです、それゆえ折れることもありましょう。
玄翁の柄が折れることもあります。
両方ともに避けて通れない宿命のもとの道具ではあります。
実家が建築板金屋でしたので、手伝いをしておりましたがよく言われました、”横ハンマーはできるだけ使うな”であります。
本来ハンマーは縦に小口を使うように柄が付けられておりますが、板金屋さんの特徴で横にハンマーを使って面を大きくして、金属面(ドブ板)に傷をつけないようになじませる使い方をします。
で、職人さんからは力任せ加減しらずのアルバイトであるところの管理人は、「折れるぞ」とのことで、注意を受けるのであります。
実際に、ひと夏に2度柄を折ったこともありますので、力の向き(ベクトル)と、加減は道具には大きな負担を生むことは、実体験できました。
話が大きく脱線しました元に戻しましょう、昨今の竿は軽量化のもと兎角薄造りのために折れやすくなったことは、材料の進化やコンピューター解析を使った重量配分や設計などで同を進めてきたことを差っ引いても動かしがたい事実でありましょう。
ですから、以前よりもキズには弱くなっており、多くの事象には避けがたい結果もあるとは思います、が!!それでも穂持ち(2番)が折れることが発生したら、今一度自身の竿捌きを見直すときと思います。
以前馴染みの釣具店で、竿の修理はやはり穂持ち(2番)が一番多く、しかも持ち込む人は何度も・・・お馴染みさんであると内緒話をしてもらったことがあります。
今一度、タモを使う本当の意味と、バス釣りの方の取り込む際の竿の使い方に習いて、避けられる事故は避けられることとして防ぎましょう。
竿が折れると釣りをする心も折れます、確かに現行品であれば金で解決はできますが、折れた心は金では元通りにはなりませんし、思いの詰まった竿であれば大事にしているはず、末永く使うためにも・・・。
言い過ぎかもしれませんが敢えて、所属の新べらクラブ内では取り込みで穂持ちを折るのはへら師としては恥だぞーといつも後輩には言っております、今日は言い過ぎのココロダー。