日研北海道地区 新べらクラブ掲示板

土日ノーツリ

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2020年12月27日(日)11時31分25秒

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 みなさんこんにちは
 まずは土曜日ですが、ノーツリです。
 で、本日日曜日もノーツリです。
 二日間の報告はそれぞれ一行で済んでしまう、へら師としては何とも物悲しい週末であります。

 冷え込みました。
 特に今朝ほどは・・・、車の気温計では-9度とのことでありましたので、まあ相変わらず雪は少ないのではありますが、完全に冬になってしまったようであります。
 雪が少ないといっても、これは札幌限定のお話であります。
 岩見沢市などでは、ものすごい量のそれが『堆き』で、市民の往生を生んでいるようであります。
 以前に気象予報士が、「風向きで岩見沢に降ったり、札幌に降ったりする、どちらかに降れば他方は降らない」と聞き及んだことがあります。
 「本来なら?札幌に降るべき雪が、風向きで殆ど岩見沢に降った」といった現状なのではと推測します。
 ままっそれでも、今後は徐々に辻褄があってきて、昨年のような極端な小雪にはならないのでしょう。
 雪かきは大変ですが、毎年並みの雪はやはり自然の摂理を安定させるために必要不可欠な因子なのだろうと、思うところであります。

 実は、まあ冬眠状態の管理人ですが、暇と一緒にフラシを繕っております。
 以前に手掛けていた尺半フラシを徐々に編み上げているのですが、昨夜時点では6~7割方の道中であります。
 このフラシ編みは、最初に底面のへそ部分から網始めます、まずはへそになるステンレスのOリングから、目を作っていき、増やしながら放射線状に編み進めていき底が出来上がると、最初の金具を付けます、ここのサイズがそのフラシの最大サイズになるのですが、市販のものは直径で39~40cmほどがレギュラーサイズになりますか。
 で、管理人もそうしたサイズを作るのですが、持ち運びは大変ですが、フラシそのものは、大きい方が魚は傷まないことは至極当然であります。
 ですので、過去に1枚だけ尺半サイズのフラシを作ったのですが・・・。

 正直懲りました。
 なぜか?
 兎に角、ものすごい労力が増すからなのであります。
 39~40cmのレギュラーサイズで底の一番目数が多い部分では、140~150目ほどですが、尺半になると180~200目近くになるのです。
 目を一段編み上げる時間が、40cmサイズだと40~50分、尺半サイズだと60分から70分・・・。
 で、特に時間がかかるのが、金枠を入れるところと、入れた直後から2~3目ほど、ここは従前の2~3倍の労力がかかりますし、この部分は一気に仕上げないと・・・、なぜかは不明ですが糸が自然と緩んでくることが多いのであります。
 ですから、この金枠を入れる前後は「気付けば夜中の3時」などと言ったことになります。
 糸を締め上げる力も平素の5割増しになるので、手指の関節は悲鳴を上げることになります・・・。

 「買った方が良い」これは明らかです、また手すきのフラシが良いものだと7~8万円するといったことも、その労に照らし合わせれば納得なのであります。
 ただねー、それでも編む、編む、編む・・・、の果ての完成!!
 金枠と金枠の間が25目ほど、それが5段で・・・、更には一段当たりの網上がり時間、ガラガラポンで概ねの一枚当たりの労働時間は算出できるのですが、まあ野暮いので止めておきます。
 兎に角、編み続けさえすればいつかは完成するんですから、曰く「百里の道をいく者は、99里をもって半ばとせよ」、最後の金枠を入れる瞬間に、「ああ道半ばまでやっと」そんな思いをできるのは果たしていつになるやら、しかも、この冬ごもりの間にもう一枚完成させなければならず・・・、道は果たして未だ一里といったことになるのかもしれません。
 とはいえ、もう一枚のフラシは40cmサイズですし、現在進行形のフラシも実は上に行くにしたがって、『すぼめる』わけですから、現在の目数は一段112目です、金枠から離れると一段30~35分で丁度一段編み切ると一息といったことですので比較的ストレスフリーのお仕事になります。
 底から編むことで「上に行く程楽に感じる」のであります。

 道中の写真をアップしておきます。
 所望があれば、編み始めからお教えしますが、念のため「買った方が」、あるいは管理人のような、お人よしを見つけて貰う方が・・・。

 それでも、管理人は編む、そこにフラシが有るから・・・、のココロダー

管理人
作成: 2022/07/17 (日) 14:13:10
最終更新: 2022/07/17 (日) 14:14:00
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管理人 2022/07/17 (日) 14:15:14

2021年 1月 6日(水)12時25分32秒

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 謹賀新年
 本年もよろしくお願いいたします。

 さて早速ですが、尺半フラシ完成いたしました。
 続けてさえいればいつかは完成しますが、やっぱり仕上がり間近はペースが上がります。
 テレビを見ながら一目一目・・・、底が完成してからは25目金枠、25目金枠、30目金枠、30目金枠で×一段当たりの目数の平均125ほどか?を掛けると所要時間が・・・。
 まあこの際野暮はやめといて、兎に角思い立ったその日から数か月をかけて、完成になったのであります。
 道中で殆ど触らなかった日もあり、まあ正味1.5か月ぐらいでしょうか。
 で、間もなく40cmフラシを編み始めなければならないのですが、まあ完成は3~4月で良いので、少し休んで中旬から始めようと思っております。
 40cmフラシは尺半フラシを編んだ後ですから、正直本当にハードルは低いのであります。
 一番目数の多い底でも精々130目ほどです、しかも上に行くにしたがって目数は減るので平均で100目ちょっとでしょう、金枠は6段ですが、一枠で20目ぐらいで仕上げるつもりですので全部で20×5段ということで100段を編むことになりますか―。
 尺半の110段で約160cmほどの全長なので、100段だと140cm強になると思います。
 まあもう少し長い方が良いと思いますので、一枠22段ぐらいで仕上げる予定ではありますが・・・。
 糸の色も、少し抑え気味の色にしてみるつもりです。

 これは、完成すると知人に嫁入りが決まっておりますので、自分で使うものに比べると神経は使います。
 自分の釣りを高めていただいた恩人を思って、一目一目心を込めて編み上げるつもりですが、完成はいつになるやら・・・、急にブレーキがかかったりして気持ちを維持し続けるのが一番大変な作業です。
 出来上がると、性格的なものでしょうか、労苦は全然残らず、過去にも気付けば釣り友に結構上げたりしているんです。
 まあ、極近い将来に自動検量器などが出てくれば、「過去の遺物」扱いになるのは確実な釣り具なんで、もとよりどうといったこともないのではありますが。

 ただねー、この「一本の糸から編み上げるとした技術」は、是非とも残したいと思うんですよねー。

 一目一目・・・、継続は力のココロダー。

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管理人 2022/07/17 (日) 14:16:28

2021年 1月14日(木)13時27分23秒

「空手の『型』の精度や練度を競う」とする競技が、東京オリンピックの日本のメダル獲得有力候補種目の一つであるようです。
 本来は、空手は武道であり、徒手空拳で己や大事な家族を守るために、平素の鍛錬をしていくものでしようから、『型』はあくまでも脇役と見る向きもありましょう。
 実際に海外など日本以外では素手で大男をなぎ倒したりする実戦の方が受けは良い傾向が強いのではと思います。
 しかして、『型』とはその実戦の実践を想定し、拳の一突きの確度などを「より力の伝達を生む効果的なそれ」に研ぎ澄ませていくための鍛錬の方法なのだと思うのです。
 スポーツ全般には、そうした実戦を想定した練習をただひたすら反復していく先にしか得られない到達点や領域もあると思います。

 さても、いざ有力種目はあれど、それ自体の開催の行方については、昨今の諸般の事情もあり大変に悩ましいところはあります。
ただ、この際は兎に角「できる」といったことは、今よりも諸般の事情がそれを許す方向に向かっているといったことで、管理人的には特段の前に出る動きはしないものの、それの足を引っ張るようなことは慎み、また『応援』も惜しまずとしておきます。

閑話休題、自身の釣りを、ユーチューブで確認する機会(チャン松さんその節はありがとうございました)があり、20枚ほどの取り込みを見返しましたが、判で押したように同じ動きでした。
正直、もう少し変化があると思っていたのですが、これが我ながら見事に毎回のリピートでした。
 で、前述と合わせて、「へら鮒釣りにも『型』があるのでは」との思いを持ったのです。
特に管理人は意識はしていないのですが、録画を見ると『型』を大事にしているようにも見えます、『一定の動作』と表現するところか、合わせを入れ対象を浮かせ、針のかかり具合などを確認し、手を洗って、タモを握り、竿をさばいてタモに収め、錘付近を掴んで竿を置きながら魚体を確認し、針を外して、餌を付け振り込んで道糸を沈め、手を洗って、タモを返す。

へら鮒釣りに限らず、釣りは相手があります、釣り人が意図してできることと、相手次第の部分もあるのですが・・・。
タモを握る前に手を洗う→これは釣り人に委ねられており、管理人は特に意識したことはなくクセになっていると思われます、これはしようがしまいが釣果には影響しないのですが、少なくともタモの柄は餌がつかないのできれいであり、これを意識して身についたと思われます。
合わせを入れ対象を浮かせる→これはスレや魚の大小や種類(ナマズやコイは大変)で変化しますが、ここを一定にできるかどうかは、竿裁きのいかんにも大きくかかわってくるので、これを一定にできることは釣果ににも少なからず寄与するのではと思われます。
言い換えると、こうした相手次第の要素を出来得る限り制御し、例えば「へらを同じような位置(沖目)で水面を割らせる」とか、合わせをできるだけ小さくして「毎回事のへらの動きを極端なそれにさせない」とすれば、判で押したような『型』が出来上がり、それは無用なトラブルを防いだり、ひいては何よりへら鮒釣りにとって大事な「成功体験の再現性」を無限ループできる、所謂イレパク状態を生みだしやすくなるのではと思います。

 同じ無限ループでも、合わせを入れる、折角ウキが動き出したところなのに、スレなのかタナでバラす・・・。
これは再現性としては最も避けたいのですが、管理人的には餌がグルテン系であり、際どいアタリも手を出すタイプのへら師なので残念ながら結構良くやってしまいます。
月例会で、終日こんな釣りをしてしまったことも、「未だに」を含めて少なくありません。

で、何が言いたいのかというと、そうした『型』を、へら鮒釣り人は本人の意識とは別にして、繰り返すことですべからく身に付けるのですが、またその『型』の最適化はより高い到達点を目指すとき以外に重要なテーマになるのではと思うのです。
そうした意味においては、自身の釣りを客観的に見る機会を与えてくれる録画は、貴重な資料になりますね。
振り込みから合わせ・・・、縷々を経て再度振り込みまでの一連の動作に、幾ばくかの無駄や改善点を検証する時、やはり録画の持つ意義は大変に重要になるのではないかと、思った今日この頃であります。
それがない時代に釣りをはじめ、30年以上の年月をかけて気付けば『型』を身に付けていた?、他方では、ユーチューブに代表される動画の百花繚乱のこの時世・・・、巷に氾濫する動画の見る視点を変える時、他者が気づけない『気付き』に気付けるのか?
自分自身のそれがない場合でも、マルキューのインストラクターなど名手たる他者のそれを写し鏡にして、自身の『型』に果たして無駄は無いのか、冬眠久しい今、検証の時間はたっぷりとある、そんなことを思った今日この頃のココロダー。