2020年 7月 9日(木)12時53分40秒
事程左様に、へら鮒釣りでも『化ける』瞬間はあるものです。
ただ、『化ける』としたことは自身の中での感覚で人様からは意外に分かり難いものです。
また、『化けた』と思った翌日に「なーんだ、勘違いだったか」や、「あれっ、こんなはずじゃなかった」など、自分自身に裏切られたような感覚を持たされることも少なくありません。
「おれもっとできるはず、なんだだめじゃんオレ!!」
へら鮒釣りでは、大釣りした時に『化けた』と思い、翌日周りよりも釣れなくってショボーン。
「ちょっと釣ったからっていい気になるなよー、へら鮒釣りってそんなに甘くないんだぞー」
いやいや、へら鮒釣りって甘いんです!!ちょっと釣ったらいい気になっていいんですよー!!
ちょっと釣ったら皆確実に『化けた』んですよー!!
だって、あなたの『化けた』ことやちょっと釣ったことは、「へら鮒がそれを認めたから、そんな風な結果が出た」んですから。
へら鮒釣りの何たるかは人が判断するものではなく、へら鮒が判断してくれます。
名人・上手は人が決めるものではなく、へら鮒が決めるものなのですから。
大釣りに一喜、貧果に沈み一憂 、いいんですそれが人間だもの(ミツオ)。
『スタート』が下でも、『才能』や『センス』に恵まれなくっても、実は管理人は”へら鮒釣りが絶対に上達する秘訣”を長い目撃期間を経て見つけちゃいました。
それは、”へら鮒釣りが好きでたまらない”こと、この一点です。
「格好つけてー、とってつけたようなこと言いやがるー」でしょうか?
実は早く上手くなった人で意外に多いのは、「釣れたへらが小さい」とか、「全然つれない」とか、「ジャミばっかり」等々、また「例会以外は釣りしない」とか、「大会で数枚の釣果だったら検量しない」とか、「釣れないときは早上がりする」等々、へら鮒を釣ることそのものよりも、『成果や大会の成績を釣る』ことが主眼になっている人が実に多いのです。
一方で、「俺は大会に興味ない」とか「あくせく釣るのは嫌だ」とかいう方には、本心からのそれが殆どとは思いますが、他方では興味ないの裏には「負けるの嫌だしー」や、あくせくの裏には「あくせく釣る」そのことを実は「俺だってあのぐらいあくせく釣れば釣れるさ」との本心が透けて見えたりします。
本人が周りよりも釣ったときは上機嫌だけれども、そうでないときは「ジャミが多くて」とか、言い訳がましくなる人は、その傾向が強い人だと思います。
まあ『負け惜しみ』や『負け犬の遠吠え』と、一纏めに括ってしまうのは聊か乱暴に過ぎますので、「多くの人は」本心のまま、「一部の人は」であります?
とかく並んで釣りをするのがへら鮒釣りでもあります、腕試しはごく自然に発生しないはずはありません。
「当たりがあった」と目を輝かせ、「寸足らずのへらだけどキレイ」とこれまた・・・。
型が小さくとも「いや釣れただけよかった」と、たとい『オデコ』に沈んでも「きれいな釣り場であった」と・・・。
管理人はそんな「へら鮒釣りが好きな人」が、才能に恵まれた人であり、上手くなって行く可能性のある人であると思います。
そんな人は、「他人より、会員の中で、選手の中で」ではなく、
”昨日の自分よりもへら鮒に評価される自分”が、いつか竿を置くその日までずーと、続くのです。
名人・上手に向かって、世間一般から見た最終到達点はどこになるかはもちろん不明ですが、兎に角自己記録を毎回更新続けて、時に大きく時に少しだとしても『化け続け』だと思います。
へら鮒釣りを上手くなるための一番必要な才能は・・・、「好き」たったこれだけです、これさえあれば後はどうとでもなります。
先輩に勘所を聞いてみたり、ネットに夥しく氾濫している情報を取り込んだりできます。
ただこの「好き」だけは、誰にもどうにもできない、本人のみの世界観です。
アドバイスも、忠告も、ネット情報も、親でも恋人でも、不可侵な「好き」!!
「好き」が大好き!!の管理人のココロダー
もういつの間にか昼過ぎになっているから怖いー!!