名無しのフレンズ「へ~!中は結構広いんですね!」
カラカル「わ、私は初めからそうじゃないかと思ってたわよ!」
アリツカゲラ「それじゃ、タテガミオオカミさん、ろっじの中を案内してあげてください!」
タテガミオオカミ「はいよー、二人とも案内するわ、ついてきて」
タテガミオオカミ「この部屋は、『ぽかぽか』だよ。お花が沢山生えてて綺麗でしょう?それからこっちの部屋は…」
タテガミオオカミ「『ぐちゃぐちゃ』だよ。散らかってるけど落ち着くよ。それからこっちの部屋は…」
タテガミオオカミ「『みっちり』ねフレンズ一人がやっと入れる位の壁が体に密着するお部屋ね、猫科の子に人気よ」
カラカル (なんだろう…オオカミさんが解説するからアリツカゲラのお株奪われてるような・・・〕
名無しのフレンズ「ほんとだ…このみっちり感が最高~」カラカル「あっ、ずるい!私にも試させなさいよ!」
その時二人の手と手がふれ合う! 二人「えっ!?」ドキッ
名無しのフレンズ「とかそう言う事は無くってぇ」カラカル「何よ、ちょっと期待しちゃったじゃないの!」
タテガミオオカミ「ハッハッハ、初々しくっていいねえー」
カラカル「ちょ、からかわないでよ!ほら次よ次!」
アリツカゲラ「こちらが次のお部屋『じょびじょば』です。水浸しで、部屋全体がカビだらけで腐っていますよ。」
名無しのフレンズ「…うわぁ…どんなフレンズさんが泊まるんですかぁ?」
タテガミオオカミ「ゴキブリちゃんとかシロアリちゃんがよく泊まるわ。次は…」
案内をしている内に外は雨だった
カラカル「あら、雨がふってきたみたいね」
その時、雷が鳴った
アリツカゲラ「きゃーー!!」
カラカル達は慌てて外に出た カラカル「ちょっと!アリツカゲラ大丈夫!?」
アリツカゲラ「雷はちょっとニガテで…お騒がせしました」
カラカル「ちょっとあんた(名無しのフレンズ)!何してるのよ!」
タテガミオオカミに抱きつく名無し「えっ?・・・あ!す、すいません!」
タテガミオオカミ「可愛いわねー、食べちゃいたい位よ!ふひっ」
名無しのフレンズ「食べないでくださーい!」
タテガミオオカミ「ハハハ、冗談、冗談!」
カラカル「それにしてもこんなどしゃ降りじゃあ今日はここに泊まるしか無いわね…」
タテガミオオカミ「なら、どこか気に入ったお部屋はあったかい?」
カラカル「じゃあ、『みっちり』がいいかな…」
名無しのフレンズ「『みっちり』は1人用だから私は『すぺしゃるすうぃーとるーむ』でがまんしますね」
カラカル「じゃあ私もそっちで。」
タテガミオオカミ「では『すぺしゃるすうぃーとるーむ』お二人様ですね、ご案内しまーす」
タテガミオオカミはそう言うと、最上階にあるすぺしゃるすうぃーとるーむに二人を案内した
カラカル・名無し「こ、ここがすぺしゃるすうぃーとるーむ…!?」
カラカル・名無し(思ったよりしょぼい…!!)
アリツカゲラ「…何かおっしゃいまして?」
カラカル「な、なんでもないわ!あらー素敵なお部屋じゃないのー!」
カラカル「ほ、ほら!バルコニーからの眺めは最高じゃないの!」名無し「…どしゃ降りですね…」
アリツカゲラ「それでは、何かあったらタイリクオオカミさんにお声をかけてくださいね!」バタンッ!!
次の日の朝・・・
タテガミオオカミ「キャー!」
カラカル「ど、どうしたの!?何があったの!?」
アリツカゲラ「セルリアンです!」
カラカル「まかせなさーいっ!おりゃあーーーっ!エリアルループクローーーッ!!」
スカッ
カラカル「……な、なかなかやるじゃない!もういっちょ!おりゃああーーーーッ!!」
名無し「がんばってー!」
セルリアン「ぼくは わるいセルリアンじゃ ないよ!」
カラカル「セルリアンはみんなそう言うのよ!!」
タテガミオオカミ「というより喋ってることに驚かないのかい。私はかなりびってくりしているんだけど」
セルリアン「セルリアンだって言いたい事くらいあるさ」
カラカル「とう!!」 パッカアーーーーン!
セルリアンがパッカーンしたその時である!
セルリアン「それは残像だ!」
名無しのフレンズ「えいやっ!」パッカーーーン!!
セルリアン「油断したァー!!」
セルリアン「まさかお前がそっちに付くとはな…(名無しにしか聞こえない声で〕」
名無しのフレンズ「あんた誰です?」
カラカル「何を話しているの?」
名無し「なんでもないですよ」
カラカル「ふーん…ま、いいわ、それよりあんたなかなか強いじゃない!」
名無し「いや~ カラカルさんにはかなわないですよ」
そして次の日の朝…
カラカル「あー、よく寝た!あれ?あの子はどこにいったのかしら?」
カラカル「アリツさん、昨日一緒にいたあの子を見なかった?部屋にいないのよ」
アリツカゲラ「あの子でしたら早朝、近くの池に向かっていくのを見かけましたよ?カラカルさんは聞いていないんですか?」
カラカル「聞いてないわね…、ま、お腹が空いたら帰って来るでしょ…もう一眠りしよーっと♪」
そして夕方…
カラカル「まだ帰ってこないわ!」
カラカル「うーん…明日になったら帰って来るわねきっと…、さーて今夜の晩ごはんは何かしらー♪」
タテガミオオカミ「大丈夫かな…心配だな…」