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みんみ教徒の集い / 2915

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流浪のみんみ教徒 2021/07/17 (土) 00:03:03 457e0@cf853

本日は2005年に北海道の知床半島(知床)が
国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産に登録された日であります。
・知床は北海道にある、UNESCOの世界遺産登録地域であります。
 世界自然遺産として登録されており、その対象地域は知床半島と
 その沿岸海域となっております。また、日本国内で初めてとなる、
 海洋を含んだ自然遺産の登録となっております。
 面積71000haのうち、陸域が48700ha、海域が22300haとなっており、
 対象地域内の主なスポットは、河川は岩尾別川/カムイワッカ川/ルシャ川/
 テッパンベツ川/アウンモイ川/ルサ川/ケンネベツ川/サシルイ川/羅臼川、
 滝はフレペの滝/カムイワッカ湯の滝/カムイワッカの滝/カシュニの滝、
 湖沼は知床五湖/羅臼湖/知床沼、
 山は遠音別岳(1,330m)/知西別岳(1,317m)/天頂山(1,046m)/
 羅臼岳(1,661m)/サシルイ岳(1,564m)/知円別岳(1,544m)/
 知床硫黄山(1,562m)/知床岳(1,254m)、
 岬はプユニ岬/知床岬となっております。
・評価のポイントは、冬の流氷からもたらされる豊富な栄養分に基づいた
 豊かな自然の循環によって、高密度で生息する大型の哺乳類を筆頭とした
 独特の食物連鎖が形成されている他、絶滅危惧種や希少な動植物にとっても
 生息に重要な地域となっている事等が挙げられます。
 また、遺産地域の管理計画等の自然保護活動が
 自然科学/社会科学の視点から練り上げられて立案されている点も、
 世界遺産地域の保護管理に相応しいとの評価を受けており、
 これら様々な要因によって世界遺産の登録へと結びついております。
・知床半島では1874年から鉱物資源調査が行われており、
 1953年に初の学術調査実施、1964年に「知床国立公園」の指定が行われました。
 1980年に「遠音別岳原生自然環境保全地域」に、
 1982年に国の「知床鳥獣保護区」指定され、
 1990年に「知床森林生態系保護地域」指定されました。
 1994年に斜里町/羅臼町にて世界自然遺産登録への取り組み検討が開始され、
 2002年に面積拡大に伴い「特別保護指定区域」を新設。
 2003年に環境省が知床を「世界自然遺産国内候補」に選定し、
 2004年に世界遺産センターへ「世界自然遺産推薦書」を提出、
 国際自然保護連合(IUCN)による現地調査が行われました。
 2005年にIUCNによって作成された評価報告書が世界遺産センターへ提出され、
 同年7月17日に南アフリカ共和国のダーバンで行われた
 「第29回UNESCO世界遺産委員会」にて世界自然遺産への登録が決定されました。
ジャパリパークは日本列島を下側に曲げたような形となっており、
また、面積こそ明らかではないものの非常に広大であります。
その中には知床と同じように豊かな自然環境と、
多種多様な生態系を形成している地域がある事が想像できます。
既に動物園として管理されているという事は、
自然環境に配慮した運営がなされているのは当然の事であり、
それは世界遺産と同等のレベルにあると言っても過言ではないかもしれません。
知床半島を含めた地域一帯は、北の大地の自然の縮図でもあり、
それは手付かずの自然がもたらす地球の息吹きであります。
機会があれば、是非とも訪れてみたいものであります。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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