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みんみ教徒の集い / 2351

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流浪のみんみ教徒 2020/07/14 (火) 00:03:03 修正 457e0@ed5c6

本日はサン・フェルミン祭の最終日であります。
サン・フェルミン祭はスペイン・ナバラ州の州都パンプローナで
7月に開催される祭礼であります。バレンシアの火祭り(3月中旬)や
セビリアの春祭り(主に4月後半)と並ぶスペイン三大祭りの一つで、
いわゆる「牛追い祭り」として世界的に有名な祭礼であります。
フェルミン氏はナバラ地方のキリスト教の布教に貢献された司教で、
フランシスコ・ザビエル氏と共にナバラの守護聖人であります。
・サン・フェルミン祭は中世に行われていた二つの行事に起源を持っており、
 長年にわたってパンプローナでは夏の初めに開催されていた商業見本市と、
 10月10日に行われていた町の守護聖人を称える宗教儀式であります。
 1591年には商業見本市と宗教儀式を同時に行い、また気候の良い時期への
 変更の要望が大きかったため、宗教儀式が7月7日に変更され、二つの行事が
 合体したこの年がサン・フェルミン祭の始まりであると考えられております。
・サン・フェルミン祭の主な行事は、チュピナソ(開会宣言)、
 リアウ=リアウ(ワルツ・パレード)、聖フェルミンの行進、
 ストゥルエンド(爆音)、エンシエロ(牛追い)、巨大人形のパレード、
 バスクの伝統的スポーツ、コリーダ・デ・トーロス(闘牛)、花火大会、
 ポブレ・デ・ミー(閉会宣言)であります。その中でも特に有名なのが、
 連日開催される行事の一つであるエンシエロ(牛追い)であります。
・エンシエロ(牛追い)は祭礼などで牡牛の群れの前を人間が走る行為であります。
 スペインやラテンアメリカの多くの村、幾つかの都市での祝祭における
 伝統的な闘牛の慣習の一つであり、サン・フェルミン祭は最も有名であります。
 その起源は、牡牛が夜間を過ごした屋外の囲い場から、
 闘牛場に輸送する必要性による方法に由来しております。
 記録に残る最古のエンシエロは、1215年にカスティーリャ地方
 (現・セゴビア県)のクエリャルで行われたものであり、
 夜明け前に牧童達が牧場から村までの6.5kmを走ったとされております。
 この数年後、牛を速やかに移動させる事は競技の一つとなり、
 若者は牡牛に追い抜かされる事なく走って牡牛を囲いに入れる事に挑戦し、
 その習慣はやがて人気を増し、またスペインの都市人口が増加すると
 ますます注目されるようになり、伝統となって今日に至っております。
 ただ、ご想像の通りエンシエロは非常に危険であり、転倒や将棋倒し、
 牛の角による怪我等の事故が度々発生しております。
 また、動物への倫理的観点から批判の対象ともなっております。
けものフレンズには牛のフレンズの方々がおられますが、
エンシエロでの牡牛に近い方といえばオーロックス様が思い当たるかもしれません。
お持ちである角やそれを模した形状の武器等により、
いかにもと思えるパワフルさが特徴であり、最大の魅力であります。
元来、牛は大人しく愛らしい動物であります。
草原でゆったりのんびり過ごすのが、最も良いのかもしれません。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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