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みんみ教徒の集い / 2342

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流浪のみんみ教徒 2020/07/06 (月) 00:03:03 修正 457e0@d7c92

本日は1885年にルイ・パスツール氏が、自身が開発された
狂犬病ワクチンを初めて人間に接種され、効果が認められた日であります。
ルイ・パスツール氏はフランスの生化学者/細菌学者であり、
ドイツの医師/細菌学者であるロベルト・コッホ氏と共に
「近代細菌学の開祖」とされております。
パスツール氏は1822年にフランスのジュラ地方・ドールにて
皮なめし職人の御子息としてお生まれになり、
1843年にパリの高等師範学校に入学され、1846年に博士号を取得されております。
1849年には化学者時代の業績として酒石酸の性質を解明されており、
この結晶学に関する博士論文の発表により、
ストラスブール大学の化学の教授に就任されております。
1854年にリールの新しい理科大学の学部長に指名され、
1857年には高等師範学校の事務局長兼理学部長となられました。
この時期にアルコール製造業者から、ワインの腐敗原因の調査依頼を受けられ、
これが生物学、特に微生物学の研究に向かわせる契機となりました。
1861年に著書「自然発生説の検討」により、従来の「生命の自然発生説」を否定され、
翌年4月20日に、同じくフランスの医師/生理学者であるクロード・ベルナール氏と
共に、後に低温殺菌法として知られる最初の実験を行われました。
1865年頃、大量の蚕が犠牲となる微粒子病と呼ばれる病気から
多くのヒントを得られ、養蚕業の救済に取り組まれました。その研究の途中、
1867年に脳卒中で倒れられ左半身不随になられてしまいましたが、
微粒子病がカイコの卵へのノゼマと呼ばれる原生生物(微胞子虫)の
感染である事を突き止められ、微粒子病を防止する道を拓かれました。
また、嫌気性菌(空気や酸素なしに増殖する微生物)の存在も発見されました。
1895年、パスツール氏は微生物学の最高栄誉である
レーウェンフック・メダルを受賞されております。
パスツール氏の業績は非常に幅広く、初期には化学、その後に生物学と
医学の分野へと変遷しており、それぞれにおいて大きな発見を成し遂げられました。
特に、化学における分子の立体構造の予測や、ウイルスの培養とワクチン開発等、
いずれも科学の進歩を数十年先取りしております。
その中の一つが狂犬病であり、狂犬病の病原体であるウイルスの姿を捉える事が
出来ないまま犬の体で培養を行い、ワクチンの開発に成功されております。
ジャパリパークにお住まいのフレンズの皆様においては、
狂犬病の心配は無いようであります。
パークが通常営業されていた頃には、動物やフレンズの方々全てに対して
メディカルチェックが徹底されていたはずでありますし、
いざという時のためにワクチンも用意されている事と思います。
ただいま新型ウイルスが猛威を奮っている中、ワクチンの普及に向けて
開発が急がれております。1日も早くウイルスの脅威が去る事を願っております。
本日もお祈りいたします、みんみー。

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