たとえば陸軍火砲の榴弾より海軍火砲の榴弾のほうが弾殻が分厚い傾向があるんだけど、これは炸薬に足して弾殻が薄いと細かい破片が多くなって破片1つあたりの破壊力が減る代わりに密度が増えるから。人間を殺傷できる威力の細かい破片が多いほうがいい陸の砲に比べて艦艇を破壊する必要のある海の砲は破片がデカい必要があるのでそうなる。一方で航空機雷というのは水中だと破片の威力が出ないので水中衝撃波を可能な限り大きくするために炸薬だらけで弾殻は非常に薄い極端な作り。だから対地につかうと衝撃波で近くの人間を殺傷する効果は強い代わりに威力のある破片は飛び散らないという感じになる。
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