確かに16式の車体にはエンジングリルの出っ張りとペリスコープが弱点なことを確認した。しかしこれが言うほど大きな弱点なのかを確かめる必要があるだろう。
まず、2つの車両の車体上部はお互いに15ミリ装甲だが、チェンタが80度に対して16式が82度なので若干硬い。ただ、上で出てる戦車砲のAPFSDSに対してはお互いに無力で真正面からうたれりゃ容赦なく貫通する。なのでペリスコープやエンジンデッキの出っ張り云々はもはや関係ない。
次に小口径の機関砲に撃たれた場合、今回はBMP-2のAPDSを例にするが、確かに16式はエンジングリルに引っかかって乗員に危害を及ぼす範囲が存在する。がしかしそれ以外の部分については跳弾や非貫通となるのでその弱点は非常に小さいといえる。大してチェンタはエンジングリルのようなものはないが車体下部という非常に大きな弱点を抱えており、その面積の大きさや抜かれた際の危険さは言うまでもない。次に操縦手ペリスコープについて。16式はそもそも砲塔が固く機関砲の砲弾貫通が困難なため、小口径機関砲で砲党内に加害を与えるにはここか砲身脇下部の薄いところを狙わなければいけない。対するチェンタはそもそも砲塔装甲が薄く防楯以外の正面ほとんどの部分を抜かれる。大きなペリスコープはないが同様に首元を撃たれれ容赦なくぶち抜かれるのも同じ。
機関砲に撃たれたときのウィークポイントをまとめるとこんな感じ。つまり16式がチェンタに対して防御力や弱点の大きさで大きく劣ってるってことは消してないという話だ。
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