2022年 3月11日(金)11時25分45秒
みなさんおはようございます。
春めいてきました・・・。
さて、ウキの話ですが、前回から少々の実証実験をしたので以下に記します。
まずは、こんなことをしてみました、pcムクの素材を使って少々であります。
前回お話しした、すべからくのものには浮力があるとのことで、たとい水の中に沈んでいる鉄の塊でさえ、それが押しのけている水の量(要は体積)分の浮力は発生しているが、それを遥かにしのぐ、鉄の比重が水に沈めているのだ。
基本的に比重が1(要は水の体積との比)より小さいもの(0.9とか)は水に浮くし、大きなものは(例鉄なら≒8弱とか)水に沈みます。
あくまでも科学的な話としての正確性になると面倒なのでその一切を端折ります。
特に前提条件(特に水温)などあれこれと説明が必要になります。
ままっ、へら鮒釣的な話上での精度とした”正確”を記すると、水温が低くなるほど(水温4度の時に比重(密度が高くなる)は最大そこからは逆に軽くな(密度が低くなっていく)って水面に浮き0度で氷にだから水は水面から氷が張る、暖かくなる方は沸騰することはあり得ないのでこの際割愛)、夏場と厳寒期のウキの目盛りは違ってくる(同じ錘なら押しのけている水の量(釣り合い)が多くなり(密度が高いから)つまり目盛りは暖かい時期に比べると厳寒期ほど潜るのである。
これは、マイ池のススメで実証実験はかなり簡単で、水温40度の給湯温度で測ったものを、水を普通のものに入れ替えなんなら氷でも浮かべると、ウキにもよるが半切近く(多分気のせいレベル)違ってくることが分かる。
といったことで、この時期の餌落ちメモリと適合させるなら、氷を浮かべたマイ池で餌落ち調整が必要になるわけですね。
前述、科学的な正確性ではなく、へら鮒釣的正確性なら、夏より冬の方が餌落ちメモリは深くなるって感じですか。
おっとだから前提条件の話がは面倒なんであります。
ままっ、話を元に戻すと最近行った管理人の実証実験の話ですが、まずはpcムクの比重を測ってみました。
比重はg/?ですので、PC1.5mmを10cmに切って(正確には10cmを2分割し秤にかけやすくしました)まずは重さの計測ですが、0.24gでありました。
でこの体積ですがΠr二乗h(パイアール二乗エッチ)、1.5mmをまずはセンチに直し、0.15cmで、半径なので0.075×0.075×3.14×10(これはcm)≒0.177・・・、えっ!!
この瞬間管理人は固まりました。
そしてここから計算のし直しを何度もしたのですが・・・。
恐る恐る、切り分けたpcムクをマイ池に投入・・・、えっやっぱり、そうなんであります。
計算の通りに水より比重が大きいので、沈みました・・・。
「比重はg/?ですので・・・」0.24g(秤の実測)÷0.177?(三乗になっているのか老眼にはわかりかねます)≒1.36g/?といったことで、1より大きいので沈む・・・。
管理人この実証実験をするまでは、pcムクは水に浮くと思っていました、それがただの思い込みだったことは衝撃でありました。
皆さんは如何だったでしょうか・・・。
で、ここからpc(ポリカーボネート)の比重を少々調べてみると、1.2g/?とのことでありました。
実証実験よりは小さな数字(少し軽い)なのですが、これは多分トップの素材として純粋(100パーセント)なポリカーボネートではなく、取り扱いがし易いとか、強度が上がるからなどの他材質を含んでいると推測します。
ままっ、1.5mmの直径といっても、正直カタログ値でありマイクロメータなどで測ってはいないので、そもそもが寸法が違うのかもしれません(へら鮒釣的な”正確”であるとご容赦のほど、気に入らなければ黙殺願います)。
ままっ、ここで前にお話ししたウキの精度(感度が正しいかも)の話ですが、pcムク0.8mmの感度ですが、この際はトップに塗ってある蛍光塗料は忘れていただくとして、0.8mmの1cmの計算をしてみます。
0.04×0.04×3.14×1≒0.005で、それにpcムク(ポリカーボネート)の比重、実測を尊重し×1.36≒0.0068となります。
pcムク0.8mmの感度は1cm沈めるのに0.0068gの錘がいることになるのであります。
ここで1cmを0.0068gですから、比例配分で1cm:0.0068g=xcm:0.001g、外項の積と内項の積は等しいので0.0068x(エックス)=0.001、x(エックス)=0.001÷0.0068=0.147となります。
以上から単位はcmなので、0.8mmのpcムクトップのウキは、まずは1cmに対して、0.0068gの錘が必要であること。
また、0.001gの錘で0.147cm(1.47mm)ウキのトップが沈むことになります。
同様に1.0mmサイズなら1cm沈めるのに0.01g→(0.001gでトップは1mm)
同様に1.2mmサイズなら0.015g→(トップは0.001で0.67mm)
また1.5mmサイズなら0.024g→(トップは0.4mm)となります。
整理すると、
0.8mmpcムクトップウキは→0.001gの錘(アタリと置き換えれる)で、1.47mm
1.0mm → 1 mm
1.2mm → 0.67mm
1.5mm → 0.4 mm
各種トップのウキは上記の感度であるとも言えますか、ままっへら鮒釣的な”正確”さといったことになれば、「トップが太くなるほどウキの感度は鈍くなる」といったことになりますね。
経験則とも合致するわけであります。
勿論のこと、この数字は、トップにテーパーが掛かっていたりすると違ってきますし、蛍光塗料の重さ(径が太くなれば表面積が増え重くなるし比重の計測自体もかなり難しくなる(塗料を完全に剥がして重さを測ることと、マイクロメータ―でサイズを測らなければならないことなど正確には無理かなー))ので、「あとはたのむのだ」としておきます。
ただ一点、管理人の今年からの取り組みに、トップを板状に削って見易さはそのままに、感度は細いもののそれを・・・、とした主旨でPCムク1.5mmの平板加工トップを採用しておりますが・・・。
これを少しばかり数値化して感度の見える化をしてみます。
仮に、薄く削ったものを平板であると仮定して、例えば1.5mmを0.5mmまで削ったとしましょう。
これをざっくり、方形であると考えて、縦×横×高さですので、cm表記では0.15×0.05×1×1.36で、0.01gとなります。
これはPCムクの1.0mmでは0.01gでしたので、同じ感度を有しているといったことに数字上はなります。
ざっくりと、「感度は一緒で見易さは5割増し」といえますかー?
で、0.3mmまで削ったら・・・。
0.15×0.03×1.36=0.0061となるので、0.8mmサイズのウキよりも感度は良くなるー、ままっ理論上であります。
実際には、水には摩擦もあるので、形によっては表面積が増して目盛りは動くけどゆっくりになる可能性(あくまでも理論なので見た目の違いは人間の目では判別不能でしょうが)もあります。
ただねー、「1.5mmの見易さで、0.8mmの感度」
言い換えれば、感度は一緒のまま2倍見易くなるウキが・・・、だんなーあるんですよここだけの話ですがねー、ショナイにしていただければ、アッシがお世話させていただきますよー、おっとショナイですからねー。
ウキ(前にも書きましたが管理人の作るウキは『ウキ』程度のレベルです、浮子とか浮き、うきも畏れ多くてとっても使えません)の話のココロダー。
2022年 3月11日(金)11時32分25秒
前述の記事中で”g/?”となっている部分は、グラムパー立方センチメートル(三乗)です。
文字化けしてしまうので訂正が上手くできません、ご容赦願います
2022年 3月30日(水)18時49分13秒
皆さんこんばんは
NO457の記事の中で”へら鮒釣的正確性なら、夏より冬の方が餌落ちメモリは深くなる”と為したんですが、その後は誰も突っ込んではくれません。
もちろんこれは真逆で、”へら鮒釣的正確性なら、夏より冬の方が餌落ちメモリは『浅く』なる”が正解なのであります。
なぜなのかというと、ウキの体積が水温で変わらないことを仮定すると、ウキ1本の体積で押しのける水の量が、ウキAとしますと、例えば水の比重が0.5で釣り合いが取れている状態を、ウキAgとするなら。
で、この比重が1つまり2倍ならウキA×2gでウキAが押しのけた水の量は倍になるのです。
ですので、ウキAgが釣り合いをとれるためには半分の水の量で釣り合いが取れます。
海では体が浮きます。
これは体験したことがある人ならだれもが知っている「当たりマエダのクラッカー」ですが、海水の比重は1.02ぐらいと、淡水のほぼ1よりも比重は高いのであります。
で、水に浮いてしまうので、ダイビングなどではウエイトを腰に巻きます。
で、で、淡水の時も巻くことはそうなんですが、後者の時には少しウエイトを軽くしないと、潜り過ぎて(水中活動が大変になります)しまいます。
で、結論を為せば”へら鮒釣的正確性なら、夏より冬の方が餌落ちメモリは『浅く』なる”といったことになるのであります。
私、実はNO457の記事をポチった時には、前述の正しい方を記載していたのですが、
いくつか記事中の細かな記述を手直ししているうちに、「ムズムズ」っと来てしまいました。
で、書き直して、さてどんな指摘が入るのか・・・。
確信しました、「記事内容はあまり注目はされていないのね」ってことであります。
まあ、平素から・・・、くだらないことばかりを書き連ねているので、しょうがないのではありますが・・・。
いいんですどうせですからのココロダー