2021年10月 7日(木)11時11分6秒
皆さんおはようございます
この時期の「毎年・・・」であるところの、台風の動向は時に不安を時に安堵をもって注目するとことであります。
至極当然ですが、放流がそこに待ち受けているからであります。
昭和60年から昨年・令和2年度のそれまでは、一度の中断もなく続けてきましたので、時には往生した年度まありました。
フエリーが止まったり、雪で放流車が走れなかったりしたこともありました。
後者の遠因になっていた往時の10月末の放流でしたが、そうした雪の心配が付きまとわないように、また折角の放流後の釣果上の楽しみを少しでも長く味わうことができるようにとの主旨もあり、現在の10月第二週に時期を前倒ししてきた実情があります。
ただこの10月の第2週は台風の心配は付きまといます。
地べた続きであれば、ここがだめならそこもあるといったことになりますが、これが津軽海峡を渡らねばならないので、この橋渡しの青函フエリーが止まってしまうと、大変なことになるのであります。
同フエリーが止まるなんてことはまずめったにないのですが、これが・・・。
管理人が放流の担当になってからでも2度、その前にも1度合計3度こうしたことが発生し、最悪だった月曜日に、管理人は会社を半日休んで一人でトラックから全量(往時は約2t強)を、測って降ろし放流を完了した記憶があります、30代でした・・・若かったのであります。
今は絶対に無理(60代ですもの)であります。
ままっ、兎にも角にも昔ばなしをする必要はどうやらなさそうな台風の無気配であります。
天気予報はあまり良いとは言えない状況ですが、基本的には広域ですから全部の地域が快晴なんてことにはなかなかなりません。
多少の雨も、前述台風と比ぶればどうといったこともないのであります。
今年のへら鮒も相変わらずの小ぶりであります。
その分口数は多くなります。
約1トンのへら鮒ですので、これが40cmで来ると、一枚1Kgですので1000枚といったことになります。
例えば、北村レンギョ沼で考えると110枚(放流予定数量は110Kg)となります、あのレンギョ沼の広さに110枚ですから推して知るべしでありますよね。
しかも、実際はそうした40cmのへら鮒をオーダーすると、キロ単価はビックリするほど跳ね上がります、有態に申し上げると「高い」んであります。
まあ、そこまでに大きくするためには餌も沢山必要ですし、作り上げるまでに死んでしまうものもいて、歩留まりを考えると「高い」は当然のことでありますね。
実際に、やる気はないし出来ないしで、意味のない試算ですが40cmのへらレンギョ沼を現在の予算状況で入れたなら、多めに見積もっても20枚ほどになります。
同沼が今般の放流の10分の1強(重量換算で)ですので、放流全体は200枚のへらを8湖沼に放流・・・、まあどれほど非現実であるかお分かりいただけるものと思います。
一方で、これが現在日研北海道地区が採用している並型ですと、キロ10枚強ですので、レンギョ沼には1,000枚強が入ることになります。
また、今年初の試みになりますが、全量を旧アヒル小屋に入れるふれあい公園沼にあっては、ままっ直ぐに全沼に拡散はするでしょうが、ある程度の凝縮はあるはずですので、放流後の釣りは楽しめるはずであります。
ただ、言わずもがなで当たり前に過ぎますが、”放流日に釣るために入れているわけではなく、長きにわたって楽しむために入れる”ので、放流後良く釣れたとしてもそれはあくまでも余禄でしかないのであります。
それでもあなたはリンゴの木を植える、明日を夢見て日研の先輩は昭和60年に初めて苗を植えたのであります。
その先見の明を、令和3年の今シーズンも我々は享受してきたのであります。
そして、今年の放流がなされようとしている今・・・、そうです、来年度の放流は既に始まろうとしています。
『継続』これは至上命題であります、最も難しいこの問題には絶対の解決策があります。
そうであります、ご高覧の諸兄もご協力いただいております、放流バッチのご購入であります。
”特定の誰かが極端に負担することがないように「薄く広く」とのこと”で考えられたこの放流バッチを、同事業の柱に据えた先達のなんと素晴らしきか。
井戸の水を飲むとき、堀ったる人の労苦に感謝をして・・・、との諺もあります。
現行は井戸たる放流バッチシステムのもと、水を飲むことができておりますが、これを枯らして失ってしまったとき、いくら喉が渇こうとも水は出ないのであります。
井戸を何とか維持して次の世代につなぐことは、渇きを恐れなくなるほどに忍び寄る怖さをもたらします。
管理人とて、現在では日研北海道地区の最古株ですが、それでも建立当時の先輩が苦労して初めて井戸を掘るべく鍬を入れた時点を知りません。
皆さんと一緒です、掘ってあった井戸の水を飲むばかりであります。
今でき得ることは、ただひたすらこの井戸を守ることだけであります。
今一度、井戸を新たに掘ることは、並大抵の労苦ではありません。
枯らしてはならないのであります。
2021年10月11日(月)09時49分15秒
皆さんおはようございます
雨にもまして風も加わり大荒れとしても良いほどの天候であります。
昨日放流したへら鮒諸君がこの水温の急激な低下に耐えてくれると思いたいところですがさて・・・。
まずもって、一昨日の苫小牧市地蔵沼を皮切りに昨日の旭川市藤沼、滝川市池の前水上公園沼、砂川市北光公園沼、月形町皆楽公園沼、岩見沢市北村ふれあい公園・へら鮒公園の両沼、そして江別市中津湖まで、8地区9湖沼への放流が無事に終了いたしました。
各湖沼にて、お手伝いをいただきました皆様には心より御礼を申し上げます、また何より放流バッチをご購入いただきました皆様、また協賛金を賜りました各釣り会関係・個人の皆様には、お陰様で今年も放流事業が何とか実施できましたことを報告と感謝を申し上げます。
各地の放流実施報告書につきましては、別途書面を郵送にて申し上げますこと、また日研北海道地区のホームページ上での公開もその後実施いたしますので、もう少しお時間をいただきますよう併せて申し上げます。
さて、新べらクラブ会員も、中津湖の東面に陣取って各自竿を振ったようでありますが、思いのほか放流魚は口を使ってはくれなかったようで、苦戦しておりました。
ままっ、放流魚が出発した大阪は積み込まれた日の気温はなんと33度だったとか・・・、到着した旭川では3度の気温だったとのことで、この気温差は水温差にも当然のこと影響しますので、コンディションは良いはずはありません。
しかも、最終になった中津湖で水槽を脱出できた時点までで、2泊3日の長旅でありますれば、如何に何度も運んでくれている熟練の業者さんの手ずからとはいえ、なかなか思うようには働いてはくれないこともあります。
ただ、これまでの放流を振り返ると最短では午後からイレパクになったりもしますが、最長では水曜日になってからなど、幾日かの養生期間を経て働きだしたこともあります。
まあ、兎に角この放流については、基本的には種をまくことが主旨であります。
釣れることは余禄でしかありません・・・、とはきれいごとを言ってはみたものの、そこはへら鮒釣師ならばこそで、釣果のほどは気にならないはずはありません。
各地各湖沼にて、もしおお釣りのあったればぜひとも情報をいただけますと幸いであります。
放流魚の特徴は、各ヒレが赤く充血していることが特徴であります、特に胸ビレの赤見は2週間以上も取れ難く、もしかすると雪が降るころまでその印を胸に竿を絞ってくれるかもしれません。
閑話休題、実は管理人ですが、幸いにしてワクチン接種の副反応は打った場所の筋肉痛程度で、この度の放流事業には参加できました。
ところが、本日起床の際に「うん?これが副反応ってやつ?」、実は今朝は4時に目覚ましをかけて一度起床(30分前に)しましたが、体が重いのであります。
倦怠感?といったことなんでしょうか、もしかすると昨日の疲れで単に疲労性のそれなのかもしれませんが兎に角、あまり経験がない感じの重さが体の芯に感じられたのであります。
早起きを目指したのは、毎年ごとに行っている放流後の各湖沼の写真撮影を兼ねた釣れ具合伺いをするためでしたが、これが天気のそれも相まってソファーに横になっては、体の形通りにへこませたのであります。
で、「あら行かなかったの?」「おはよう」の挨拶前の嫁の言葉で、ふといつの間にか二度寝をしていたことに気づかされましたが、「なんかこれが副反応かも」本当はただの疲労感かもしれないのですが、ままっ辻褄はギリ遭うことには違いがなく、「あら良かったね、昨日じゃなくって」に、「ああなんとポジティブ」と今更ながら”流石に恋女房のなるが故”の一端を見た気がしました。
カラスカーカーカーでやっと副反応か?、はたまたただの老人性の時差疲労なのか、どちらにしてもその受けたる被害は極軽微なりと申し上げておきますのココロダー!!