2020年 9月28日(月)04時09分53秒
ユミさんこんばんは
あなたの情熱の大フアンです。
どんなことでも、「前に進んでいくことが出来る根本的な原動力」は『情熱』だと思います。
だから、成果の上がらない現時点での状況にもかかわらず、あなたが一生懸命に頑張っていることは本当に頼もしいほどと、管理人の目には映ります。
おそらくは、少なくとも新べらクラブの会員には共通の想いだと思います。
全員が、あなたの現時点の釣り技量を知っていますので、「今日は厳しかったかも?」と検量場所でハラハラドキドキしているはずです、勿論管理人も同じ気持ちであります。
管理人の釣りも、もう結構な長さになりました、その間に様々な釣り人と接してきました、センス抜群の人もいました、勿論「これは中々大変だぞ」といった人もいました。
でも、早く上手くなった人の中には意外に続かなかった人も少なくなかったのです。
42歳の若さで急逝した親友のK会員も明らかに後者の人でした、信じられないかもしれませんが約10年です・・・。
何が?管理人が初めて真剣にアドバイスをし始めるまでの時間です・・・。
正直、アドバイスをできる要素があまりなかったのです、またアドバイスをするとしたら、ユミさんや、Jr諸君に施したような手を取り足を取りの本腰を入れたそれになるので、片手間ではできないほどのそれになるためおいそれとはアドバイスをできなかったのです。
で、彼は続けました。例会も殆どがオデコだったり貧果だったりでした。
ただ彼は、どんなに辛い状況の中でも兎に角辛抱強く竿を振る人でした、だから超喰い渋りの状況だったり、ずーっとマブだったりの状況下で、皆が根を上げるようなシチュエーションの時・・・、奇跡の一枚を釣り上げたりしていました。
彼を支え続けた原動力は「へら鮒釣りが好き」ただその一点でした。
そしてある日潮目が来ました。
たまたま管理人がそれまで愛用していた竿を切り替える時期に来ていたこともあり、「使ってみる?」と15尺と16尺の使いごろの竿を2本進呈したのです。
「軽っ!!」かれの第一声でした。
そのころから彼の釣りが劇的に変わっていきました。
何よりも、手返しが格段に速くなり、それに呼応するように釣果も彼に追従したのです。
水を得た魚、そんな感じでしょうか、「釣れない彼が」たとい釣れなくとも、常に一生懸命に竿を振っていたのです、釣れる面白さを知って彼の釣りは相乗効果で一気に上達しました。
こうなると、彼の前に進む原動力の一助にしかならないはずのアドバイスも、それまでの”アスファルトに降る雨”が、”大地にしみこむそれに、いや砂漠にしみ込むそれ”のように早く深く彼にしみ込み、適宜のアドバイスは面白いように彼の力量を大きく上げました、勿論ですが彼の研究心も並行して深まります。
そして、その日が来ました。
釣り場は忘れもしない北光公園沼です、今は無いタンクの横で二人で抜きつ抜かれつの引っ張り合いになりました。
結局、二人ともに全力を出し切って、二枚差で彼が勝利したのです。
枚数は40枚弱だったと思います。
うれしかった本当に、負けた管理人がです、ご推察のとおりに負けず嫌いの管理人ですから、本当なら悔しかった筈なのに・・・。
この日はそれ程の大釣りでもない、ありふれたただの一日です。
でも、彼にとっても管理人にとっても忘れられない一日になったのです。
その翌年に彼は初めて秋季大会を制覇しました・・・。
『手を付けられない10年』と、『手を付けてから2年』でです。
ユミさん釣ることの面白さは現在どのくらいですか?
ただ、ただ、明日を夢見てがんばっているあなたに・・・、現在かけてあげられる言葉が少ないことは管理人は大変に不甲斐なく感じています。
平素は、あなたの『情熱』に、むしろ管理人が引っ張られているような気さえしています。
あなたの現時点の力量に合致したアドバイスや、体力や身体能力などを考慮したエサやセッティングを、「何か良い方法がないモノか」と考えています。
ただ、あなたは前には進んでいます、振り込みも数か月前を振り返っても、別人のように安定してきました、相変わらず遅いと評判の餌付けも、まあまあ遅いぐらいには短縮できてきました、バカ合わせも程度も頻度も・・・。
勿論もっともっと上を目指せば現時点には満足はできません。
でもあなたはあなたの持っているスピードで、へら鮒釣り道を歩んでいけばいいと管理人は思っています。
人それぞれです。
「自分だけなぜ釣れない」さぞや悔しいでしょう切ないでしょう、それを間近で見ている管理も、何よりもっと身近で見ている、旦那さんのアッキさんも・・・。
あなたの頑張りにへら鮒釣り好きの原点が凝縮しています。
そのへら鮒釣り好きの持つ共通の原点は、上手くなる人には共通ではありません、身体能力や適性など、我が師匠の言葉を借りれば「へらなんてちょっと器用な奴がやれば誰でもすぐに上手くなる」であります。
ただ、上手くなってそして今も続けている人には全からく共通のそれ、「へら鮒釣りが好き」があることは間違いがありません。
「へら鮒釣りが好き」この単純明快な気持ちこそ、向上心を生み研究心をくすぐり自身を押し上げ続ける原動力エンジンなのです。