博士
「お代わりをよこすのです」
ヒグママ
「悪いが今日は終わりだ」
助手
「なぜです? 新巻鮭もルーもたっぷり残っているじゃないですか」
ヒグママ
「博士たちが食べ過ぎたせいで米が無いんだよ!」
ジャガー(おこめが無い…?)ピクッ
ジャガーはおこめを探すために出掛けた。
しかし米屋は時短営業で既に閉まっていた。
ジャガーは仕方無く稲を育てる事にした。
じゃぱりトラクター「ブロロロロ・・・」
ぷすん、ぷすん…
トラクター「・・・」
ジャガー
「ありゃ… 電池切れかぁ。 こいつは厳しいぞー」
ジャガーは仕方無く電池を作る事にした。
ーと思い立ってはみたものの作り方が分からん。
そこでジャガーはYouTubeで米村でんちろうの動画を視聴した。
すると木炭が必要らしい。
ジャガー(木炭…まずはどんな木がいい木炭になるのか調べんとやな)
モリコキンメフクロウ(リコちゃん)
「ふんふふ~ん♪ 植物さん早く元気にな~れっ!」(木に水をあげてる)
「これやな」
ジャガーは太い腕で気をなぎ倒した。
モリコ「ぎゃあーー!?」
木をなぎ倒したことで、木の守り神森子がこの場に顕現した。
コダマ「アワワワ…」カクカク
アシタカ「森子殿、鎮まり給えー」
森子「あら、いい男 もぉ、今回は許してあげるけど今度から気をつけてよねぇ」
サン「・・・」
「何が起こってるか全然わからん」
ジャガーは構わず木を持ち帰って木炭づくりにとりかかった。
だがYouTubeを観ると火に掛けないといけないらしい。
ヒグマ「おい、私を過労死させる気か?」
ジャガー「頼むよ。 代わりにセルリアン退治はしとくからさぁ」
そして数日後・・・
炭の代わりに真っ白に燃え尽きたヒグマが椅子に座っていた。
ジャガー
「まほう!」
ヒグマは完全回復した。
ジャガー
「ところで木炭は出来た?」
ヒグマ「ああ、なんとかな… って『まほう!』が使えるならこんな苦労をしなくても良かったんじゃ…」
ヒグマは再び真っ白に燃え尽きてしまった・・・
ジャガー
「さて…この木炭を… うーん結局わからん…… まほう!」シャララーン!
電池が完成した!
ジャガーはふたたびじゃぱりトラクターに乗り込み作業を続けた。
次は田植ぇ!だ。
そこへ、お誂え向きにかばんが通りかかった。
ジャガー
「うーがおー! たべちゃうぞー!」(迫真)
かばん「た、たうぇ…」(涙目)
・・・あっという間に苗が植わった。
大分苗が育ったある日・・・
トビイロウンカのフレンズ
「…そろそろかしらね。
たべちゃうぞー!」
育った苗はトビイロウンカちゃんに食べられてしまった!
ワイト
「ワイトがもう一度育てようと思います」
しかし大分苗が育ったある日、今度はトノサマバッタちゃんが来て食べ尽くしてしまった!
面倒になったのでジャガーさんはスーパーに行ってお米を買うことにした。
しかしレジ待ちの列に壇蜜、やくみつる、ミッツマングローブの三人が並んでおり濃密な3密状態となっていた。
フルル「ワーアッタカーイ」
別のレジには松潤、松木安太郎、マツコ・デラックスが並んでいる。
イワビー「圧苦しいな、おい!」
ジャガー
「これはちょっと厳しいぞ~…」
ーと思ったがセルフレジが空いてたので、すんなり会計を済ますと店を出た。
ゴロツキセルリアン
「おい姉ちゃん、その手に持っている米を全部置いていきな!」
ジャガー
「それなら一緒においでよ。 美味しいごはん!をご馳走するよ」
ゴロツキセルリアン
「えっ?セルリアンの俺なんかが良いのか?」
こうして、ゴロツキセルリアンは100後にワープした。
ジャガー
「突然消えちゃったけど何が起こってるのか全然わからん…」
一方シマちゃんは…
しまちゃん
「最近おなかの調子が悪いんだよなー」
うーん、屁が止まらん!」ププププ
マダラスカンク
「ネギでも突っ込んでたらどうだい?」
シマちゃん
「風邪じゃないんだから…って、それだって迷信だろ!?」
マダラ
「ものは試しよ」ブスッ
シマちゃん
「あぢー! なんで茹でたネギなんだよ!」 スポーン!
シマちゃんがすぼめた拍子にネギの芯が飛び出し、
「あぢー!!」マダラにヒットした。
その後パークにはおしりから飛ばしたネギをセルリアンに当てる遊びが流行した。
一方・・・
ジャガー「
米も手に入ったし、としょかんに戻ろう」
しかし・・・
コツメ「ジャっガー! 久しぶりに一緒に遊ぼうよー」
ジャガー「えぇ…? じゃあちょっとだけだぞ」
こうして米はとしょかんの野外炊飯場にワープした。
博士「…この散乱したネギはなんなのです…?」
助手「知らないのですか博士? いまパークでは大人気の遊びなのですよ」
遊びから帰ってきたジャガー「米がどこにあるのか全然わからん!」
ヘラジカ「教えて欲しいか? だったら私と勝ぅ負だ!」
ジャガー「えぇ…?」
ジャガー「まほう!!」
ヘラジカ
「よくわからんがお前の勝ちのようだ… 約束どおり場所を教えよう。
ここをまっすぐ行って、突き当りを右に曲がってから左だ」
ジャガーが教えてもらった通りに行くと野外炊事場で博士たちがネギ拾いをさせられていた。
初音ミク「まったく、貴重なネギを粗末にして!」
あらいさん「ネギがもったいないからうどんのトッピングにつかうのだ!」
ミク「いい心掛けね。 ムラックマさんに『どん兵衛CMのmmd』に起用するようプッシュしてあげる」
後にうどん屋アライ亭で不衛生なネギによる集団食中毒事件が起こるのだがそれはまた別の話…
話は戻って一方そのころジャガーちゃんは・・・
お米を研いでる最中だった!
ジャガー
「一回で駄目なら何度でも研いでやる!」シャカシャカシャカシャカ!
1時間後・・・
気づけばそこはブラックジャガーパークだった。
ブラックジャガー
「ねんがんのブラックジャガーパークをてにいれたぞ!」
ジャガー☛ころしてでもうばいとる!
だが姉さんは強かった!
ジャガーさんは返り討ちにあってしまった。
ジャガー「ところで姉さんお米を見なかったかい」
ブラックジャガー「米? ああ、さっきスズメのフレンズが食べ尽くして行ったぞ」
ワイト「ワイトが買ってきました」
ジャガー(無洗米か・・・)
アライ「洗えないのか…?」 (´・ω・`)
ブラックジャガー「安心しろ。 無洗米でも洗うとコシが出るぞ」
アライ「おぉ!」
フェネック「よかったね〜 アライさ〜ん」
後にアライさんの洗った無洗米はコシヒカリとして大ヒット商品になりジャパリ御殿を築くことになるが、
それはまた別の話…
アライさん「よーし、早速洗うのだ!」ジャブジャブ
💡ピコーン あらいさんはアライトルネードを閃いた!
アライ「米が研ぎ終わったのだ!」
ジャガー「あとは炊くだけだね」
フェネック「炊く前に少しうるかしておいた方が美味しく炊けるんじゃないかな~」
アライ「なに言い出すのだ? フェネック」
博士「急に『ほーとくちほー』か『ほっかいちほー』の方言を使うと混乱するのです」
助手「米を水に浸しておくこと、なのです」
そして30分後…
ご飯が完成した。 やったね!
アライ
「どれどれ、さっそく食べてみるのだ!」
釜のふたを開けてみると・・・
そこには『こはん』が広がっていた!
アメビ「うーんごはんが炊けてるかどうか不安っすねえ・・・」
プレーリー「そんな事よりおはようのご挨拶がまだであります!ブチュー!」
アメビ「あんっ… 駄目っスよプレーリーさん! みんな見がてるっス!」
ボス「これ以上は見せられないヨ」(例のポーズ)
そう言われてアライさんは釜のフタをそっ閉じた。
ジャガー「ごはんは・・・?」
ブラックジャガー「そんなものは無かった!」
ジャガー「えぇ…」
博士「炊飯器がダメなら
博士「こんなこともあろうかとアマゾンでポチっておいたのです」飯盒スッ
ジャガー
「じゃあやってみるかー」
アライ
「でも薪が無いのだ…」(´・_・`)
ブラジャー
「ガスコンロも無い!」
博士
「これでは火が起こせませんね」
そこへシマスカンクたちがやって来た。
「IHのコンロ持ってきたぞ」
博士
「しかし としょかんは風力発電… しかも今は風がピタリと止んでいて電気が使えないのです」
マダラ
「シマちゃん、まだガス漏れは止まってなかったろ?」
シマちゃんは屋根に登り風車を回した。
シマちゃんの活躍により発電は成功! だが風下のフレンズ達は阿鼻叫喚の地獄絵図となった・・・
「どれ、そろそろ炊けましたか?」
博士がフタを開けようとしたが・・・
あらい
「待つのだ! あらいさんがふたを開ける係なのだ!」
ジャガー
「いや、まだだ。 まだ電力が足りない…」
ブラジャー
「始めチョロチョロ、中パッパと言うしな」
「これならどうだ?」
そこへヒグマが木炭電池を持って来た。
「電力最強すぎるだろ…!」
こうして史上最強のごはんがここに誕生した!
博士
「ヒグマ、早くごはんをよそうのです」
助手「カレーのお代わりもよこすのです」
ジャガー
「ほら、ゴロツキセルリアンも来なよ」
みんなで一緒にぃ~~~~~~・・・・・
一同「いただきます!」
ー完ー