【知佳の美貌録】高原ホテル別版 艶本「知佳」
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知佳
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官能小説 「悪夢のナースコール」 第2話 “拘束” Shyrock作
しかし反応がない。 早くも眠りに落ちてしまったようだ。 さすがに医療用睡眠薬の効果は絶大だ。 衣葡が眠ったことを確認した内田と山口は次の行動に移った。内田と山口は衣葡を抱えあげ右奥の患者がいない空きベッドへと運んだ。
空きベッドにはあらかじめ天井からロープが吊るされている。
準備に手抜かりがないようだ。
内田たちは足音を忍ばせそっと衣葡をベッドに寝かせた。
すぐさま口にタオルを咬ませる。
目を覚ました際大声を出されては困るのだ。
次に両手首を別々に紐で縛り、天井から吊るされたロープにしっかりと結わえた。
膝立ちで両手をあげた姿で緊縛されているが、眠っているため頭がだらりと前に垂れている。
内田は眠っている衣葡の耳元でそっとささやいた。
「ふふふ、それにしてもあんたは超がつくほどの美人看護師だぜ。毎日あんたに世話してもらっているけど、そのたびに俺のせがれが元気になって困ってたんだよ。もっぱらあんたは知らないふりをしていたかも知れないが。禁欲生活で溜まりに溜まっているところへ、あんたのようないい女がやってくるのは男にとって罪なんだなあ」
などと好き勝手な御託を並べながら内田はついに白衣に手を掛けた。
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官能小説 「悪夢のナースコール」 第3話 “剃毛” Shyrock作
「お返しに今度は俺たちが衣葡さんをきれいにしてあげなくちゃいけませんね」 「女の陰毛は以前何度か剃ったことがあるから俺に任せろ」 「へ~、さすが人生経験豊富な内田さんだ。じゃあ剃るのは内田さんに任せます。カミソリも用意してるので」 「段取りがいいじゃねえか」繊細な箇所と言うこともあり、山口が準備していたのは、女性用カミソリ、除毛クリーム、そして化粧水であった。
剃毛後化粧水も塗ると保湿効果が生まれ色素沈着が予防できる。
「ほう、女性用か?俺は男もののカミソリとシェービングクリームしか使ったことがねえが、さすが山口、よく気が利くなあ」
「いいえ、そんなことないっす」
「じゃあ看護師さんよ、赤ちゃんのようにお股をツルツルにしてやっから楽しみにしてな~」
「うぐ、うぐ、うぐぐ!」
内田は除毛クリームを指でたっぷりとすくい、柔らかく少なめの陰毛辺りに塗りたくった。
「ううっ、うぐ、うぐ!」
除毛クリームを塗布した内田が続いてカミソリを近づけると、剃毛から逃れようとする衣葡は懸命に腰を振ってカミソリを躱した。
「おいおい、あんまり暴れると大事なところを怪我するぜ。大人しくしてろ」
「うぐぐぐ!」
衣葡は腰を左右に振って必死に抵抗する。
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四畳半での謝礼 ~わざわざ職場まで様子を見に来てくれたナース~
(こんな調子で果たして明日起きれるだろうか) 不安に駆られながらも疲れと睡魔には勝てず、眠りに引き込まれた哲也を駅員は、アルバイトに間に合うよう起こしてくれた。(ふう~、助かったァ~。 ここからなら自宅と違い割と近いが…、う~ん…その前になあ…)
まさか店に警備の服を着て仕事というわけにはいかない。 祈るような気持ちでバッグをトイレに持ち込み開いた。 大穴でも開いていたら、どうにかして肌が露出しないよう誤魔化さないと妖し気で街を歩けない。
「ちっきしょう…やられた…どうしよう…」
どこが引き裂かれたのどころではない。 元々着た切り雀で生地は傷んでいた。 闇夜でわからなかったが、捨ててあったものを拾って来たが如くボロボロにされていたのだ。
夜明け前とはいえ街の中を、汚れ放題に汚れ、裂けてボロボロになった服を着て歩いたりすれば、祭りの仮装行列ではないのだから通りかかる人が見たら良い気はしない。 見た目多少はマシな警備服で移動するしかないが、職場では時間がダブル可能性のあるバイトを禁じている。
(見つかったらヤバイよなあ~…かと言って無断欠勤もなあ~)
上司が罰を食わないよう、気を使いながら働くと、何かと勤務に手心を加えてくれることもある。 それをあからさまに違反してます風な服で登場されては彼らの立場が無い。
かといって下手な言い訳で無断欠勤でもしようものなら、他のバイト仲間に迷惑がかかる。
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官能小説 「悪夢のナースコール」 第4話 “老淫” Shyrock作
「力を抜くと痛みが和らぐよ。さあ力を抜いて」
そんなことを言われても、力を抜くことなど簡単にはできない。
衣葡は全身を震わせながら、強引に侵入してくる苦痛と闘っている。
山口の怒張した肉棒が衣葡の可憐な菊門から出たり入ったりする光景は実に淫猥だ。
そして衣葡が苦悶に顔を歪める度にピンク色の淫裂がヒクヒクと口を開く。
「おお、いい締りだ。これは堪らない!」
「ううぐっ!ううう~~~っ!!」
腸内をかき回される異様な感覚、そして肛門を押し広げられる苦痛が衣葡に襲いかかる。
汗みどろになった白い下腹部が激しく前後する。
本来なら前方に逃れたいところだが、前方には内田のつっかえ棒が邪魔をしていて逃げられない。
前後から挟まれた形となった衣葡の額からは大粒の汗が噴き出している。
二人がかりによる地獄のような責苦も意外と早い終焉を迎えた。
入院で禁欲生活を余儀なくされ精液もストレスも溜め込み、久しぶりの性交に堪え切れなくて、あえなく撃沈してしまったのだった。
うなだれる衣葡の内股に白濁色の液体がツーッと伝い落ちる様は実に痛々しいものであった。
「ふう~、すごく良かったぜ、美人看護師さん。シマリ具合も抜群だし予想どおりの名器の持ち主だぜ。あとからまたゴチになるとして、実はあんたにもう一働きしてもらいたいんだよ」
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四畳半での謝礼 ~急外で患者の治療に当たるナース~
(今日は最高の日になる…ような気がする) 哲也は高校すらまともに出ていない。 その哲也に、美人ナースが差し入れをしてくれた。 劣悪な現場に一輪の花。 この日は仕事のとっかかりから現場は浮かれていた。「あんちゃんにもとうとう春が来たか。 大事にせにゃいかんぞ」
「そうそう、おっさんのように呑んでばっかおると逃げられっぞ」
「持って来られた荷物は儂らが預かっちゃる」
てんでに親切な言葉を投げかけるが、何のことはない。 ただ単に、中に何が入ってるのか知りたいだけなのだ。
「腐るといけん。 儂のダンプに載せといちゃろう」
「そげんとこに置いといたら、お前がおらんようになったらどうすっで。 なっ? そうじゃろ。 儂がええようにしちゃる」
なんやかんやと御託を並べ、本人の了解なしに中のものを引っ張り出し講釈を垂れ、せめて食べ物でもクーラーボックスに入れてくれるのかと期待し見ていると、結局のところ日陰の、比較的風通しの良いところに吊り下げて終わりとなった。
それがこの世界で最良の場所ということらしい。
(有り難いには違いないけど、口に入れるころには饐えてるだろうなあ)
グチグチ言いながら、看板やコーン、果てはクッションドラムなどを配置していった。
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官能小説 「悪夢のナースコール」 第5話 “舐豆” Shyrock作
指による愛撫すらままにならない川島老人の様子を窺っていた山口が、親切にも川島老人の手をつかみ衣葡の股間へと導いてやった。 震えながらではあったが指は何とか秘所に到達し、川島老人は久しぶりの感触に喜びを隠し切れない様子であった。 その動きは見違えるように早い。 やはり若くて美しい女性は回春の特効薬なのだろうか。「ふんがふんが、気持ちいいのお……ふぉっふぉっふぉ…この柔らかい感触、久しぶりじゃあ……」
(うぐぐっ…)
衣葡は腰をよじって逃れようとするが、山口たちに押さえられていて思うように動けない。
川島老人の愛撫は若い男のそれとは違って、実に弱々しいものであった。
ただし弱々しくはあるが昔取った杵柄か、指使いは堂に入っており的確にツボを攻め立てた。
鳥の羽根でかすっただけでもすぐに反応してしまうのが女の身体。
処女ならともかく、人並みに性経験のある衣葡ならその効果は絶大といえる。
ましてや陰毛を全て剃り落とされ、敏感な個所が露出していればなおのこと。
川島老人は震える指をクリトリスに宛がい擦り始めた。
両脇を男たちに固められのけ反ることのできない衣葡は、まともに川島老人の愛撫攻撃を受けてしまった。
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四畳半での謝礼 ~救急外来に乱入した不審者~
病院関係者に対し、更に申し訳ないことが起こった。「事故と訊いて駆け付けられた方が救外の待ち合いで暴れてます。 すぐ来てください」
ナースから警備室にこのような要請があった。 が、警備員のほとんどが一般企業では雇ってもらえないから来ている定年退職者。 上役から言われたから仕方なしに様子見には来たものの、暴れてる連中を取り押さえようとしないばかりか、警察にも責任を追及されるのが嫌で通報しようとしなかった。
御託を並べ引き揚げた警備室で警備員たちは乱入者について、散々口汚くののしるものの、もう二度と様子見に来ることはなかった。 誰かが代わりにやってくれるのを待ち、自分たちの目の前から乱入者が消えると、安穏とテレビを見たり新聞を読んだりしながらくつろいでいる。 まるで、夜回りが仕事だと言わんばかりに。
「だあ~から救急隊なんか受け入れなきゃいいんだよ…ったく」
自分たちの意思に反し、救急隊を受け入れたから問題が起こったんだと息巻く。 病院関係者も規則だから、上の指導があるから、世の流れがそうだから仕方なく彼らを雇っている。
こういった時ナースは、一方で救急救命に当たりながらも、もう一方で暴れる族を説き伏せ、治療の邪魔をしないよう敷地内からお帰り願わねばならない。
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官能小説 「悪夢のナースコール」 第6話 “凌辱” Shyrock作
「まさか!爺さんはすでに85歳だぜ!」川島老人の下半身の元気さに内田と山口は唖然としている。
男性が高齢を迎えるとその多くは男性ホルモンが減少し、その結果、性欲が減退したり勃起障害を引き起こすことがある。
川島老人もその例外ではないのだが、憧れの早乙女衣葡との性交が老人に再び春をもたらしたのだった。
寝巻の上からではあるが、川島老人のイチブツは天井に向かって隆々と怒張しているのが分かった。
その勢いは若い男性かと思うほど立派なものであった。
「こりゃ驚いたなあ。爺さんにとってこんなチャンスはこれが最後かも知れねえなあ。そこでだ、爺さんにもう一花咲かせてもらいたいと思うんだ。冥土への最高のみやげになると思うぜ」
「内田さんって意外と優しいんですね」
「意外っていうのは余計だぜ」
「あ、ごめん」
「じゃあ、爺さんが萎えないうちにやっちまうか」
内田は川島老人の肉棒の真上に跨るよう衣葡に指示をした。
当然衣葡は首を横に振るが、内田たちはただ黙殺するだけであった。
川島老人の寝巻の裾が広げられ、ニョッキリとそそり立つ肉棒。
衣葡は観念の臍を固めた表情でゆっくりと腰を沈めた。
(ズニュッ……)
「くぅ~~~っ!」
顔を近づけ結合の一瞬を食い入るようにして覗きこむ内田と山口。
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四畳半での謝礼 ~哲也が施したナースへの施術~
(…このままほっといたら彼女は…何とかしなくっちゃ…といって、どうすんだ…) 駐車場で会った時には少しは正気を保ってくれていた。 それが、車に運び込み、自宅に運び込む都度悪化していく。(救急車か…いや待てよ…そんなことしたら勤務先に運ぶに違いない…)
勝気なふりして帰って来た彼女の、チームへの思いやりが、下手に救急車でも呼ぼうものならフイになる。
(ええい…どうすりゃええんだ、こんな時はよう…バカなオレにでもできることは…)
蒸し暑いからとエアコンをつけてあげた。 良かれと思ってやったのに、彼女の震えはますます酷くなった。
エアコンを弱め、代わりに冷やしたタオルを額に置いた。 布団の中で躰を折り曲げるようにして寝てるものだから、緊張を解きほぐしてあげるために足の裏のマッサージを始めた。 土踏まずを揉み、親指から順に付け根を揉み、アキレス腱のあたりを揉んだ。
それを右左交互に繰り返した。 気持ちが良いのだろう。 最初は気味悪がって引っ込めてた脚を、終いには自分の方から伸ばしてきて指圧を要求し始めた。
勤務の途中、このままでは迷惑をかけるとでも思ったのだろう。 更に薬を盛ったようで、その薬が効き始め気持ち良くなったのだろう、吸い込まれるように寝入った。
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官能小説 「悪夢のナースコール」 第7話 “鬱蒼” (最終話) Shyrock作
「何なら写真を院内にばら撒いてやってもいいぜ」
「そんなことしたらあなた達の顔も丸判りじゃないの」
「残念だが俺たちの顔はちゃんとカットしているから問題なしって訳さ。気を遣ってくれてありがとうよ」
「くっ……」
「先生方が見るとはさぞかし驚くことだろうな~。だってこの病院ナンバー1の美人看護師さんが病院ですげえことやってるんだからな~」
「そんな卑怯なことやめて!」
「ふふふ、そう心配すんなって。あんたさえこれからも俺たちの言うことを素直に聞いてりゃ変なことしねえよ」
「私を脅かすのね」
「何か人聞きが悪いなあ。ははは~」
◇◇◇
衣葡にとって地獄のような長い夜がようやく明けて、午前5時になった。
その表情には隠しきれない疲労の色が滲み、雪曇りの空のようなどんよりとした影が心を覆っていた。
衣葡は重い足取りで部屋を出た。
ボタンがちぎれ着衣も乱れたままでナースステーションに戻る訳には行かなかったので、一度更衣室に寄ることにした。
途中悔しくて涙がこぼれ落ちた。
(口惜しい……何故こんな仕打ちを受けなければいけないのか……)
そんな衣葡を廊下の陰から冷ややかに見つめる一つの視線があった。
詩織である。
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四畳半での謝礼 ~海岸線の漂着物~
哲也はやることがなくなると決まって海に行く。 釣りに出かけるわけではない。 今節釣り道具もバカにならない。 寝る暇も惜しんで働いても、撒き餌すら買うのをためらう。それでも海に行く、気晴らしの散歩に。
水際で戯れていると時間を忘れる。 山育ちだから尚の事海は興味をひかれた。 普通の人はそっぽをむくゴミだって、彼にとっては海の一部なのだ。
大自然と触れ合うのは好きだが、それで生活できるほど世の中甘くない。 少しでも利益に結びつけようと、この頃では海で獲れたものを持ち帰ることに厳しく制限している。
哲也がゴミと戯れるのは、釣りをしたい気持ちを忘れるためだ。
だが、一部の人たちから見れば哲也の行動は疑わしいものであったに違いない。 なんとすればそれは、漂流物を装って禁制品を沖合で流しておいて、後になってこっそり回収し利益に結び付ける輩がいるからだ。
流す時間帯と潮の流れ、それに気象条件によって目的地にうまく流れ着いたり、方向違いのところに漂着したりする。
懸命にそれらの品々を探し歩いていた関係者の目の前で哲也は、何かを拾い、どうにかしていたようなのだ。
深夜の公園がどうのというのは、如何にも人が潜みやすい廃屋裏がかつて取引に利用されたことがあったからだ。
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「静 シンデレラキャット」 第1話 Shyrock作
<登場人(猫)物>
静……噂の美人女子高生(3年)。明るくて天真爛漫。少し派手。
俊介……静の同級生。成績はふつう。何事においても目立たない。静に強い憧れを持つ。
レオ……オスのトラネコ。静に可愛がられている。
俺の名前は俊介。ごくふつうの高3男子。
静は俺のことをすっかり飼い猫のレオだと思い込んでいる。
静はレオと俺が入れ替わったことに全く気づいていない。
「にゃ~ご~」
「アハ。レオ、お腹空いたのぉ~?ご飯の時間までもう少しだからがまんしてねぇ~」
学園ナンバー1ともっぱら噂の静は、俺にとっては高嶺の花だ。
俺のようなパッとしない男が、静に見向きをしてもらえるはずが無い。
それでも静のことが俺の頭から片時も離れなかった。
例え1日でも構わない。静のそばにいたい。
俺はひたすら頭をひねった。何かよい方法は無いものかと。
そんなある日、俺の頭に突如として名案がひらめいた。
「そうだ。俺はネコ語が話せるんだ!」
静家には3匹のネコがいると彼女が友達に話しているのを聞いたことがある。
俺はそのうちの一匹でオスの虎ネコ・レオにコンタクトを取ることに成功した。
「なあ、レオ、頼むよ。1日だけでいいんだ。俺と入れ替わってくれよ」
「入れ替わるってトランスするってことかにゃ?お前何を考えてるんだ?」
「俺は静のことが好きなんだ。だからたとえ1日でもいいから静のそばにいたいんだ」
「ダメダメにゃ。何か不純なことを考えてるだろう?」
「考えてないよ~。純粋な気持ちだよ~」
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四畳半での謝礼 ~妖艶に微笑みかける人妻~
キキキーッという音がし振り向くと、時代に取り残されたような車が鼻先をかすめ通り具ぎていった。 「馬鹿野郎、あぶねえじゃねえかあ~~~」 怒鳴り上げたものの、もうその時には車のナンバーなど確認しようもないほど遠くに逃げ去った後だった。「危なかったわねえ、大丈夫でした?」
ひょっこりと家の隙間から女が現れた。
哲也は海岸線で拾ったものをそこら中にぶちまけてしまっており、声をかけてくれた女は、辺り一面に散乱しているそれらをひとつひとつ拾い上げてくれている。
「ありがとうございます。 あいすみませ…」
自分でも慌てて落としたものを拾おうとし、女が拾ったものを手渡そうと近づいてきたのを顔を上げ見て、思わず口をつぐんでしまった。
そこにいたのは、あの公園の女だったのだ。
「その節はどうも…」
丁寧に頭を下げた女の長い髪は、肩から胸へと滑った。
「はあ…ここいらにお住まいだったんですか…」
「…ええ…まあ…」
言いにくそうだったので、哲也は拾ってくれたものを受け取るなり、自分が先に立って通りを渡った。 渡り切ると右に折れた。 見ると女は後ろを付いてくる。
こちらが歩を緩めると、同じように緩めると言った風に、何処までも付いてきた。
年齢からするとアラフォーに近かろうと思われた。
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「静 シンデレラキャット」 第2話 Shyrock作
「おおっと、ちょっと待った!神戸牛キャットフードをやる替わりに必ず交代させるんだぞ?」 「いいよ~、何なら今からでもいいにゃ~」 「現金なネコ・・・」 「にゃんか言ったかにゃ?」 「いやいや、ありがとう。恩に着るよ。じゃあ、俺早速お前の家に行って来るよ~」 「静お嬢様は今学校から帰ったばかりだにゃ。くれぐれも言っとくが変なことだけはするにゃよ~。あ、それから、夜中の0時までに必ず戻って来るようににゃ~。0時を過ぎるとお前、人間に戻れなくなるからにゃ~」 「判った判った~。ありがとう~、レオ~。じゃあ、神戸牛キャットフードをたっぷりと愉しんでな」 「ゴロゴロ~」俺が静家に行くと静はピアノの練習が終わったようで、背の低いガラス椅子に腰をかけコーヒーで寛いでいた。
見つからないだろうか?
俺は恐る恐る静に近づいた。
ミニスカートにル-ズソックスがお似合いだ。
紺のブレザ-、チェックのスカ-ト、赤のネクタイと白のカッタ-シャツという組み合わせも結構静に似合ってる。
校章も外すことなくちゃんとつけている。
「ん?レオ、他の子達はどこに行ったのぉ~?姿が見えないんだけどぉ」
(他の子?そんなこと俺が知ってるはずないじゃないか。でもこんな時はネコって便利だ。とにかくにゃあにゃあ言っておけばいいんだから。ウッシッシ~)
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四畳半での謝礼 ~闇に光る眼~
哲也の住まいは格安で入れた。 格安にはふたつの理由があった。 ひとつは窓はあるものの、開けたからと言って陽の光は入らない。 窓の外は隣の家の壁だからだ。もうひとつ、それは訳アリ物件だからだ。
だから自然光と言えば玄関の硝子戸を通過し、入って来た光だけが頼みだった。
働きづめに働かされ、寝に帰るだけだから…そう思って借りた。
それが大きな間違いだった。 夏は熱気が、冬は冷気が部屋を支配し、逃げ場がないものだからその分余計に仕事に逃げた。
哲也がやせ細るのも、冬はまだしも、熱帯夜と呼ばれる季節になると暑すぎて、この部屋では熟睡などありえないからだ。 夏はだから、海水に脚を浸しながら海岸で寝た。
いつかここを出てやるという気持ちだけが、彼を揺り動かしていた。
その猛暑日が、もう間もなくやって来ようという日の午後、女は彼の部屋を、さも危ないところを助けた、何か寄越せと言いたげに訪れていた。
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「静 シンデレラキャット」 第3話 Shyrock作
「レオ、ねえ、聞いてよぉ~」 「にゃお~」 「あ、聞いてくれるんだぁ~アハ^^嬉しいぃ~^^」 「にゃ~にゃ~」 「あのね、静さぁ、ある人を好きになったのぉ。でもね、その人、静のこと何とも思っていないみたいなのぉ~」 「にゃ~?(一体誰を好きになったんじゃ~!くそっ!)」 「片想いに終わるのかなぁ・・・」(何と!静に惚れられて見向きもしないって男ってどこの誰だ!?同じクラスのヤツか?それとも教師か?う~ん、知りたいな~。でも俺は今ネコ語しか喋れないから聞くわけにもいかないし。まあ、そのうちポロッと言うだろう。くそ!それにしても、むかつく~)
静は俺の毛並みのよい背中を何度も何度も撫でてくれた。
気持ちは良いのだが、何か変な気分だ。
俺は何気に静の脚を見た。
ミニスカートから惜しげもなく脚をにょきり露出させている。
それにしてもスリムで形の良い脚をしている。
俺は甘える振りをして、静の素足に身体を摺り寄せてみせた。
ふつうネコがよくやる仕草だからおそらく怪しまれることは無いだろう。
「にゃ~お~」
静は嫌がる様子もなく、慈しむように俺の背中を撫でてくれた。
形の良い脚をずっと見上げると、静はチェックのミニスカートを穿いていた。
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四畳半での謝礼 ~痛む膝を宥め賺すべく乳房がもってりと乗って来た~
哲也の気が遠のきかけると、何故だか女は最も痛めたであろうところに手を伸ばす。「いっ 痛ううう」
あまりの痛さに全身が総毛立つ。 飛び退ろうとする哲也を、抱きかかえるよう背に手を回し、痣が出来ていた頬に触れつつ顔を近づけた。
あの、独特の甘ったるい匂いが鼻腔を刺激する。 嗅いでいるうちに躰が宙に浮くような感覚を覚えた。 唇を奪うか、それに近い状態を維持しつつ、女は盛んに吐息を吹きかけてくる。
「何度も痛い思いをさせてごめんね。 でも、こうしておかないと後々大変だから」
何がどう大変なのか、そこいらはうまくはぐらかす。 何度か哲也の口元に息を吹きかけておいて、足元にしゃがんだ。
女も気分が悪くなったんじゃないかと心配になり、供にしゃがもうとした。 だが女の目的は別にあったようで、しゃがんだ格好でトランクスの内股の辺りに手を忍ばせてきた。
「この様子からして、ここいらも相当打ち身が激しかったんじゃないかしら」
「そこは大丈夫です。 何かあったとしても、自分でやりますから」
一度は相手の命を救ったかもしれない、そして今回はそのお返しとばかりに救われたかもしれない。 が、それとこれとは別だった。
哲也にしてみれば、なにがなんでもそこだけはナースに捧げなければいけないと、この期に及んでも勝手に思い込んでいた。
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「静 シンデレラキャット」 第4話 Shyrock作
今俺は俊介ではなくネコのレオなのだから遠慮はいらない。 俺はここぞとばかりに真上を見上げた。(うほ~~~~っ!見えた~~~!絶景かな~~~~~!)
ガラス椅子を通してだが、静の純白パンティが見えた。
しかも女性の一番大事なところを覆うデリケートゾーンが丸見えではないか。
一瞬だが俺の身体中の血がすべて一箇所に集中するような錯覚に陥った。
(くう~~~~~!素晴らしい~~~~~!鼻血が出そうだあ~~~~~!)
俺はもう一度しっかりとクロッチを見つめ直した。
するとクロッチの中央には、薄っすらではあるが女を証明する凹みがはっきりと見てとれた。
(ど、どひゃあ~~~~~!おろろろろろ~~~~~!はぁはぁはぁ、はぁはぁはぁ~~~)
ドックンドックンと胸が鼓動が高鳴っている。
俺は無意識のうちに、舌を出して「ハァハァ」と息を吐いていた。
もしも現在人間の状態であれば、おそらくエロくてだらしない表情になっていただろう。
ところが現在幸いにもネコである。
人間であれば「舌出しハァハァ」は助平男の典型的仕草だが、皮膚呼吸できないネコであれば体温調節のため頻繁に行なう仕草だから別に珍しくもない。
ゆえに静に気づかれることは先ずないだろう。
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四畳半での謝礼 ~お礼にと、乳房を差し出す女を前に困惑する哲也~
容姿もそうなら年齢から言っても人妻に違いない。 その女が独り者を裸にひん剥いておいて乳房を露出させのしかかる。それも、こんなおっぱいじゃ嫌なのかと問うてくる。 呑まず食わずの生活が続き、意識を保つのさえ懸命だったはずなのに、目の前に異性を突き付けられると、どこにそんなエネルギーがと思えるほどの浅ましい反応が沸き起こった。
頭に思い浮かぶのは、これから行わなければならないであろう、女と対等に渡り合えるだけの男らしさを保つこと。 いうなれば先ほどまでは恥でしかなかった漲りを、今度ばかりは維持なければならないような気になった。
「こんなになってても?」
哲也が問われたことに素直に応えないものだから、女は晒した手前引っ込みがつかず、これでもかというほどおっぱいを脛と言わず股と言わず擦り付けてくる。
「いや、だからどうだとか、一言も言ってないです」
見ればわかるだろうと言いたかった。 この時すでに女は、上着など着てないに等しいような状態になっていたのだ。 露出した素肌が、漲りを捉えて離さない。
そこにもってきて、胸元をだらしなく開け、ブラからポロリとおっぱいを片方だけこぼし、今一番敏感になっているであろうところにグリグリと擦りつけてくる。
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「静 シンデレラキャット」 第5話 Shyrock作
午後7時になって空腹を感じ始めた頃、静は俺に食事を・・・いや、餌を与えてくれた。 餌はもちろんキャットフードだ。「にゃお~ん(ペッペッ!キャットフードってこんな味なんだ。めちゃ拙いじゃないか。レオのヤツこんなもんいつもよく食ってるなあ。いや、レオに限らずネコ全員か~。でも食べなきゃ静に怪しまれるから、一応美味そうに食べるとするか。ゲッソリ)」
「レオ、どぉ?美味しい?アハ。このキャットフードはねぇ、アメリカ産の新製品なんだよぉ~。値段いつもの1.5倍なんだからさぁ、よく味わって食べてねぇ~」
「にゃんにゃん~(国産もアメリカ産も俺にはいっしょなんだよ~。普通の飯が食いてえよ~)」
「あら?あまり食欲ないみたいねぇ・・・アメリカ産美味しくないのかなぁ?」
「にゃ~」
「さぁてと、私、お風呂に入って来るからねぇ。レオはご飯食べててねぇ」
「にゃん~(おお!風呂入るのか!?)」
静はそう俺に告げて風呂場に行ってしまった。
(むふふ、しめしめ~。もしかしてこれはビッグチャンスかもね~。むふふ)
俺は早速、脱衣室に向かった。
静の脱衣シーンなんて滅多に見られるものではない。
このチャンスを逃してなるものか。
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四畳半での謝礼 ~凛と張った乳房を惹きたてるたおやかな腹部~
四畳半での謝礼 ~凛と張った乳房を惹きたてるたおやかな腹部~ 続きを読む「静 シンデレラキャット」 第6話 Shyrock作
静が前屈みになりルーズソックスを脱いでいる。 片足ずつ脱衣ボックスに放り込まれていく。 静の両手が背中へと廻った。 ブラジャーホックを外している。 ホックが外れストラップが肩から落ちる。(男にとってこのシーンはゾクゾクするんだよな!ん?今俺はネコだったか・・・)
静はブラトップを押さえていた手を退け、ゆっくりとブラジャーを取り去る。
(ボロン)
(うひょ~~~!!)
細身の身体からは想像できないほどの量感のある乳房が目前に現れた。
俺は無意識のうちに尻尾をくるくる回し喜びを表現していた。
何とヒゲまでが前に向かってピンを張り詰めている。
そしていよいよ静の指がパンティに掛かったその時に、俺にとって大きな不幸が訪れた。
静が俺の存在に気づいてしまったのだ。
「アハ、レオ、そこにいたんだぁ~。そんなところで何してるのぉ?もしかして静が脱ぐところを覗いていたとか?アハハ、エッチなニャンちゃんだぁ、向こうに行っててよぉ~、恥ずかしいからぁ~、それにこんなところにいたら湯気で濡れちゃうでしょ~?」
結局俺は風呂場から追い払われ、ドアをピシャリと閉められてしまった。
万事休す。
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四畳半での謝礼 ~舐め取られた先走り~
「今度こそ受け取ってね」 横臥した哲也を宥めすかすように言葉がけすると、女は唇を奪いにきた。 舌が絡まり情が乗り始めると、女は幾度も哲也の口内に向かい耐え切れないと言った風に深く吐息を吐いた。獲物の匂いを嗅ぎつけた獣が、ゆっくりと舌なめずりするが如く、女の唇は哲也の皮膚を這い降りてゆく。
入れ替わりに秘毛の煙るところから、嗅覚を麻痺させるような媚香を漂わせ、ソレが這い上がって来た。
哲也と正反対を向いた女の手が鼠径部を盛んにまさぐる。 哲也の、顔近くまで引き寄せられたソレに向かい、口と舌での行為を、彼女が屹立に手を伸ばす前にやってほしいと目顔で促してくる。
「ええっと…怒らない? どうやっったらいいか、さっぱりわからないんだ」
「ナースと付き合うぐらいだから、経験あるんでしょ」
「いえ…女の人と…こんなことするの初めてで…」
せっかく差し向けてくれた彼女の豊かな尻に、手を触れることすらできなく、オロオロしていると
「まっ! 信じらんない! あんた童貞だったの?」
妖艶な仕草から一転、目を剝かんばかりの形相で振り返るなり、サッと顔を跨いだ。
顔のド真ん中に興奮で捲れ、充血し濡れ光り奥まで丸見えになったソレが覆いかぶさってくる。
驚くべき速さだった。
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「静 シンデレラキャット」 第7話 Shyrock作
「アハ、レオはまだ眠くないの?いつもならもう私のベッドに潜り込んで先に寝ているのにぃ~」 「にゃあ~」(な、なに?レオはいつも静のベッドで寝ているのか?やったぜ!こりゃいいこと聞いたぞ~。ってことは俺が静のベッドに潜り込んだとしても、静には全然怪しまれないんだ。しめしめ)
「静ねぇ、明日の朝、演劇クラブの練習で学校に早く行かないといけないのぉ~。だからぁ今夜は早く寝なきゃぁ~。ピアノの練習やパソコンもしたいんだけど、今日はもうおやすみするぅ~」
「にゃお~」
(うんうん!それでいい、それでいい!早く寝るんだ!今からピアノとかパソコンを楽しまれたら、12時を過ぎてしまうかも知れないものね。そうなるとせっかくのチャンスがなくなってしまうものね~。イェイィェイ~!幸運がめぐってきたぞ~!ワクワク)
俊介は突然訪れた大きなチャンスに心躍らせた。
心が躍ると身体は猫なので思わず喉が鳴ってしまう。
(ゴロゴロ、ゴロゴロ~)
「レオ、どうしたのぉ?ゴロゴロ喉をならしてぇ。何がそんなに嬉しいのぉ?あ、もしかしていつもより早く静とおネンネできるから嬉しいのかなぁ?」
(ゴロゴロ、ゴロゴロ~)
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四畳半での謝礼 ~何度もイカされる人妻~
すっかり吸い尽くすと、人妻は亀頭を口から放した。 「凄い勢いだったわ。 それにもの凄く濃かった」 「あれ以来色々あって…こんなことする気持ちになれなかったものですから…」 彼女に、それとなく、どちらが先か気持ちを伝えた。 欲して止まなかったそれを受け止めてくれた。 息も絶え絶えであったこともだ。正直、大人のセックスとはこれほどまでにすさまじい快楽を求めるが故執り行われるものなのだと、改めて思い知らされた。
初めて女が侵される様子を拝み、代わってほしかったが耐え、そして今せめても彼女の中に割入るまではと全力で耐え、双方を通じ溜まりに溜まった、行き場所を失ったエネルギーをすっかり抜かれたものだから多少脱力感らしきものは確かにある…。 が
「まだまだ出そうね」
すっかり抜き切り、腹上から降りておきながらその直後に人妻は、もう精液を求め肉胴を、このように言いねめつけてきた。
「……だと思います」
ヌカれはしたが、まだ顔騎された折に拝んだ女のヒダを味わってない。 それにこの程度では彼女に自分という漢を植え付けたとは思えなかった。 ここは今後を考え、何としても女を堕とすというのをやらかしておかねばと思った。
「ねっ、哲也くん」
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