札学心理学

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912

9章 社会心理学
課題2
私の母はスターバックスジャパン(以後スタバと記す)で現在社員として働いている。このスタバを実例にステレオタイプと利用可能性ヒューリスティックについて取り上げる。
友人の発言やSNSではスタバで働くこと人について、美人や可愛い人しか受からないとよく言われる。だが、実際私の母に聞くとそんな規定はなく、社員が選考の基盤としているのは笑顔が素敵な人で会社と一緒に成長してくれそうな人であると言う。
スタバを利用した際にたまたま美人で笑顔が素敵な方がレジや、商品の受け渡しを担当してくれたこと(思い出しやすいこと)が、当人の身に何度も起きている(スタバに来れば美人店員ばかりという)ように錯覚してしまっている可能性(利用可能性ヒューリスティック)があると考えられる。
それは同じようにステレオタイプでも言える。
美人、優しい、可愛いというイメージがスタバ店員という特定の社会的集団についている。スタバ店員(特定の社会的集団)に関する知識、期待によって構成されている知識構造が成っていると考えられる。

911

 課題2: 利用可能性ヒューリスティックによって「5期生」の概念が形成され、その概念からのトップダウン処理によってステレオタイプが生まれたということでしょうか。面白い複合のさせ方だと思います。
 ステレオタイプというのは社会集団でなくてもいいのですね。これは確認です。

8点差し上げます。

910

 課題2: よろしいです。

4点差し上げます。

909

 課題2: よいと思います。
 課題3: これは行動の文化差ですね。課題文では「認知や思考」の文化差を挙げるように求められています。

4点差し上げます。

121

 用語について注釈します。「証拠能力」とは、その素材を証拠として用いてよいことを意味します。たとえば「人相」が悪いからそれを有罪の証拠とすることはできませんね。人相には証拠能力がないということです。似た用語に「証明力」というものがあります。これは証拠能力を持つ素材(証拠)があることを証明する程度にかかわるものです。たとえば、鮮明な指紋は証明力が高いですが、かすれた指紋なら証明力は低いです。DNA鑑定についてはどのぐらいの照明力かを査定しておく必要があったのですね。当時の証明力は、2万人に一人を識別できる程度です。足利近郊の成人男性を全員調べたとしたら、同型と判定される人は20人ぐらいいたと言われます。指紋に比べると圧倒的に低いです。これ自体は心理学と関係しませんが、自白が虚偽であるという方向で弁護する動機づけにはなります。
 Sさんがテレビに出て話したことがありましたね。授業を受けた後に思い返すと、別の見方ができるのだと思います。そのことが実感されたのだとも思います。実感はいいのですが、感想にとどまりがちです。これは意見ではありません。意見には論評が含まれるものです。

4点差し上げます。
 

120

「質問」

 精神鑑定で、「代償性小児性愛」と診断していたが、小児性愛というのは聞いたことがあったが、代償性というのは精神鑑定を行った人が新たに考えたものなのだろうか。また、小児性愛と診断せずに、代償性小児性愛と診断したのには何か意味があるのだろうかと疑問に感じた。

119

「意見」

 今回の講義で、足利事件で使用されたDNA鑑定は、犯人逮捕に活用された初の事件となっていることから、DNA鑑定の精度が今までよりも低かったが、新しい鑑定ということで警察などの期待度が高かったのではないかと考えた。そのため、DNA鑑定の結果が出た時にこの結果が完全に合っていると思い込んでしまっていたのではないかと感じた。DNA鑑定が使用されたこの時期では、証拠能力はあるかもしれないが、この鑑定にも誤りがある可能性があると考えておけなければならなかったのだろう。
 また、足利事件については他の講義で扱われていたことがあり、ニュース番組で話している場面を見たことがあった。その時に、須賀氏が実際に体験した出来事の供述と自白の供述の言い回しに違いを感じることができた。自白に関しては、個人的に何回も同じことをいっているのか練習した後のような言い方だなと個人的に思った。さらに、自分の行動の供述だけで相手の反応などはなく、動作主連続がなかったように感じられた。しかし、実際に体験した出来事に関しては、動作主連続がほとんどの供述であり、話すスピードも流暢であった。足利事件を心理学の部分からみると、供述の特徴に関しては違いがはっきり見ることができるが、心理学を学んでいない人からするとこの観点からは見ようと思わないのではないだろうか。普通に自白を供述しているのだから、何も疑問はないと感じてしまうのかなと考えた。

908

第9章 社会心理学

課題2
私の応援しているアイドルグループ(乃木坂46)を実例に、利用可能性ヒューリスティックとステレオタイプを取り上げる。
乃木坂46は1~5期生という加入した時期によって分けられている。その中の5期生の中の2名は、加入当初に不祥事を起こし、活動謹慎を受けたことがある。
それから、5期生のメンバーがブログや雑誌インタビューで語弊を生むような発言や失言をした際に、「また5期生かよ」「5期生まともな奴いねえな」といったコメントが、TwitterをはじめとしたSNSで散見される。
しかし、「まともな奴いねえ」なんてことはない。もちろん、語弊を生む発言であることに変わりはないが、5期生全メンバーがしたわけではないことに加え、1~4期生のブログなどでも頻繁ではないが見られる。
これは、利用可能性ヒューリスティックとステレオタイプの事例である。
利用可能性ヒューリスティックとは、目立つことや思い出しやすいことを、実際の数より多いと錯覚してしまうことであるが、この事例でいえば、不祥事が大きく取り上げられたことで、5期生の語弊を生む発言が、実際よりも頻繁に起こると錯覚し、「また5期生か」という思考を引き起こしている。
また、そのことによって5期生に対するステレオタイプが構築されている。ステレオタイプとは、特定のカテゴリーに関する知識や信念から構成される知識構造であり、この事例でいえば、語弊を生む発言をするたびにSNSで拡散されるため、毎回その情報が入ってくる。そのことによって「5期生にはそういった発言をする人がいる」という認知、またその知識の般化により、「5期生まともな奴いねえ」という思考を引き起こしている。
この5期生に対するSNSでの発言は、利用可能性ヒューリスティックとステレオタイプの事例といえる。

907

9章 社会心理学
課題2 ステレオタイプ
 私が高校生だった時、お腹を壊してしまい保健室のお世話になることが一度だけあった。一般的に保健室の先生は、柔和で穏やか、優しいというイメージがある。私自身もそう思っていて「保健室の先生だから、きっと優しいのだろうな」と考えていた。しかし、私の高校の保健室にいた先生は、そのようなタイプではなく厳しくて冷たい人だった、ということがあった。これはステレオタイプの事例だと言える。なぜなら、ステレオタイプというのはある社会集団に対する期待や先入観、思い込みによってできたイメージのことだが、私も「保健室の先生」という社会集団に対して先入観から優しそう、穏やかそうなどのイメージを作り上げていたからだ。よって、この事例はステレオタイプと言える。

906

 課題2: 適切な書き方です。みなさん、手本にしてください。と言っても「写せ」といっているのではなく、事項を適切な日本語で論理的につないで書く見本にしてくださいという意味です。「 」のなかを自分のものに変えただけとか、そういう投稿はやめてくださいね。自分の言葉で書かないと、文章はうまくならない。
 ということは、あなたは真面目ではないのですか。と一旦書きましたが、この問いかけはおかしいと思いました。ステレオタイプは特定集団に対する信念であって、本当はどうであるかとは関係しないので、あなたは真面目かも、そうではないかもしれないですね。

4点差し上げます。

904

第9章「社会心理学」課題

課題2 野球をやっている人は坊主であるという事例がある。この事例はステレオタイプの事例である。理由は、ステレオタイプとは、「特定の社会的集団に関する知識・信念・期待によって構成された知識構造」と考えられているからである。事例の野球をやっている人は坊主であるという部分が、特定の社会的集団に関する知識・期待である事から、この事例はステレオタイプである。

課題3 以下の事例は日本とアメリカのプロ野球のベンチ衛生面の違いは文化差である事を述べる。 プロ野球のテレビ中継で、ベンチの様子が映った時に、普段から出したゴミはゴミ箱に捨てる事が基本であり、掃除する人が楽になると考えるのが日本文化であるため、日本のプロ野球はベンチにゴミが落ちて無いが、普段からゴミをゴミ箱に捨てるという習慣が無く、掃除する人の仕事を奪うと考えているのが西洋文化であるため、アメリカの野球はベンチが驚くほど汚い。日本とアメリカのプロ野球のベンチ衛生面の違いから、文化の違いが分かる。

903

9章社会心理学の課題

2.自分は大学に入学してすぐのころに、「真面目な人だと思ってました。眼鏡かけてるし。」と言われたことがある。これはステレオタイプの事例である。なぜならば、ステレオタイプとは特定の社会集団に関する画一的な知識や信念である。先の事例は、「眼鏡をかけている」という特性を持った社会集団に対して「真面目な人だ」という画一的な信念を持っていると解釈できる。よって、この事例はステレオタイプの例といえる。

902

 課題1: この論文は、さまざまな研究を整理して、ある分野の研究動向を考察するという総説論文(レヴュー論文)というものです。あなたはその中で紹介されている特定の研究に言及しているので、紹介の仕方としてはよくありません。紹介した論文を引用してください。
 この総説論文の326ページあたりが、あなたが紹介している研究(群)なのでしょう。学習した単語の感情価と、再生時(思い出す時)の気分の一致不一致が相関するだけでなく、単語の使用頻度も影響するという結果が得られているようです。
 さて、あなたが注目している「実験で使用した単語の使用頻度」(「使用頻度」と略してはいけません。何のことだかわからなくなる)ですが、これは日常的にはどういう要因として現れるのですか。それを言わないと、実験という特殊な手続きのもとで存在する特殊な要因であり、日常とは関係ないと読まれかねません。実験というのは日常を模して行なわれるのですが、日常のいろいろなものを実験で扱えるように置き換えていきます。「単語」も何かを置き換えたものと思われます。私が察するに、「出来事」なのではないでしょうか。そうであれば、「実験で使用した単語の使用頻度」は日常において何に対応するのでしょう。「出来事の生起頻度」でしょうか。要するに、よく起きる出来事かそうでないかということですね。
 ここまで考えるとよかったと思います。そうしないと、実験の成果を切り貼りしただけになってしまいます。

2点差し上げます。

901

 課題1: プロスペクト理論をネガティビティバイアスに関連づける発想は面白い。しかし、プロスペクト理論だと損失がわずかである方が判断が敏感に変わるのではなかったでしたか。これはネガティビティバイアスに言えるのだろうか。たくさんの長所の中に欠点が一つのときが、最もネガティビティバイアスが大きいというように。
 F22128さんへの回答としては、これでいいのかよくわからないです。印象形成の初頭効果は、出来事の提示順序の影響を受けるものですが、プロスペクト理論では情報の順序性を考慮していないのてはなかろうか。
 細かいところはいろいろありますが、興味深い発想だと思いました。
 課題3: 「渇望」という第三次元ですか。先の投稿の「欲深さ」に通じるものがありますね。どういう欠乏状況にあるかが、感情を規定するのですね。面白いと思います。

14点差し上げます。

900

 課題3: これもさまざまな感情が次々に湧いてくる複合感情ではないですかね。「欲深さ」というより「向上心」といった方が綺麗かと。
 「「快・不快」では言い表すことができなく」ではなく「「快・不快」だけでは言い表すことができなく」ですよ。「快-不快」「覚醒-睡眠」の二次元にもう一つ追加した三次元で考えることになるから、それぞれの次元での値は持っている。

3点差し上げます。

899

 一つ目の論文は、ショウジョウバエをモデルにして、感情の根幹(神経学的基盤)を特定しようとする研究だったと思います。基本的に三つでしたね。「報酬」「罰」「ストレス」が根本で、あとの感情はこれらの配合であるという。一種の次元説です。エクマンのような基本感情説は、感情はこれだけしかないというような考えですが、次元説はコアアフェクト(これを基本感情と呼ぶことも可能かもしれませんが、通常使う意味での感情というより、生理学的、神経学的状態と解した方がいいと思います)を基盤にして、これらの配分比率によってさまざまな感情を特定します。エクマンの説で基本感情の数が変化していて(13という時期もあったような)安定していないところを見ると、次元説の方が妥当とも思われます。contemptは日本語にすれば「軽蔑」かもしれません。これが基本感情から消えたのですか。理由はエクマンの論文を読んでみたら分かると思いますが、私は読んだことがないのでお答えできません。申し訳ない。
 あなたが感じているように、感情同士は似ているところがあります。だから次元説が出てきたのかもしれません。「目的について何が似ているところ」というのはどういう意味でしょうか。答えになるかどうか分かりませんが、哲学者のルネ・デカルトは「情念論」という感情について考察した書物で、驚きはすべての感情の根底にあると言っていた記憶があります。また感情は進化論的に有益であるから所有されるに至ったと考えると、どういう適応のためにどういう感情があるのかという問いを立てることができます。適応という目的と感情の関係を考えるのは面白いと思います。
 一つ目の論文は、感情研究のこれまでも概観していて、感情心理学を勉強するるにはいい教材だと思います。英語なので骨が折れますが。二つ目の論文は表情(顔面表出)に関係するものなので、今回の主題とは少し違うかな。

3点差し上げます。

898

 英語が達者な人がいると、語感を読み解いてくれて助かります。emotionがfeelingの一種と考えられることはわかりました。しかし、emotionを「情緒」や「情動」を表す語と解釈するのは間違いなのでしょうか。これは私もわからないので、お尋ねする次第です。

3点差し上げます。

897

 「感情の読み解きが苦手な人は、通常の人のような基本感情を有しているのか」という質問だと思いますが、感情の読み解き能力と基本感情をなぜ関連させて問うのかを書かないと、思いつきの質問と思われてしまいます。サイコパスの人の基本感情どうなっているでしょうね。残念ですが、私は知らないです。

896

 課題3: 以前の投稿で、「軽蔑」を出してくれた人がいました。時に心地よさを、また別の時は感じ悪さを引き起こすからです。この主張に対して私は、「複合的な感情」ではないのかと問いました。「軽蔑」+「喜び」、「軽蔑」+「怒り」のような。あなたの事例もそうではないかと思いました。それから、あなたが指摘する感情は何と呼んだらいいですか。
 日本語、頑張ってますね。下記のようにしたらもっとよかったと思います。参考にしてください。

嘘がバレた後、怖くて、不安を感じます。しかし、同時に楽になって、少しリラックスを感じます。このように、違う感情、むしろ逆な感情を同時に感じるような複合した感情は、「快ー不快」「覚醒ー睡眠」だけでは評価できないと思います。

2点差し上げます。

895

 課題1: 曖昧な情報に関する記述は教科書に載っていませんでたから、ここを埋めてくれた功績は大きいと思います。しかし、主張に不明瞭なところがありますね。「この結果から、曖昧な言葉に関しては、気分と一致する傾向がみられた」の部分です。曖昧な言葉が気分と一致するとはどういうことなのか、曖昧な気分などというものがあるのかと疑問が出てきてしまいます。紹介してくれた論文はこうあります。「ある気分状態のときには,曖昧な情報は気分と一致する情報として解釈されるようにバイアスが生じることが示唆された」(93ページ)。バイアスの存在を指摘しないと、あなたが主張したかったことは伝わらないのではないかと思います。ここは惜しかったです。

4点差し上げます。

894

 課題1: 「感情語」の定義は教科書にはなかったですね。そこを補ったのは大切だと思いました。しかし、出典はどこなのでしょう。

2点差し上げます。

893

 課題1: この研究、すでに何回か投稿されていますが、こちらの投稿はエクマンの理論がどういうものかわかるように書いてありました。ただ、元の記事の切り貼りになってしまっているせいか、どこが画期的な研究なのかが分かりにくいままです。そこはおしい。

3点差し上げます。

892

 課題1:  この書き方だと、教科書理解とは無関係に見えてしまいます。教科書理解と関連づけて述べるのが課題1なので、この書き方では課題1への投稿としてふさわしくありません。あなたの知識が増えたことは喜ばしいことですけれども。こんなふうにするとよかったと思います。「教科書では『感情語』という名称のみが記されており、感情状態を記述する用語程度にしか見えない」と言っておいて、感情語の獲得と使用が子供に与える影響を述べ、「感情語の獲得と使用が子供の感情状態への気づきを増進し、相手のことを理解し、その相手への適切な行動を促進する。単に感情状態を記述する語であるかのように掲載している教科書の記述は不十分である」と結ぶ。証拠として研究成果を載せないといけませんが、あなたが紹介している部分は、あなたが主張しようとする子供への影響について書かれていないと思います。論文を十分に読み込めていない可能性があります。
 それから、出典をこのようにただ列挙してはいけません。どの部分がどの出典によるものかを示さないといけない。
 もろもろ今後の参考にしてください。

1点差し上げます。

118

 心理学の仕事は情報提供で、あとは法曹三者が情報を組み合わせて「真相」について議論するというのが、裁判のスタイルのようです。「真相」は弁論(弁護人の意見)や論告(検察官の意見)、そして最終的に判決文(裁判官の意見)では語っていいですが、それ以外の役割の者が言及することは嫌がられます、特に裁判官によって。裁判官には、さまざまな情報を総合して判決を下してよい「自由心証の原則」というものがあります。情報の提供はいいが、情報の見方や組み合わせについて言及すると、自由心証の原則を侵していると批判されるのです。浜田先生などは、これに大いに抵抗されています。現実には、自由心証の原則の壁をさけながらうまくやらざるを得ません。私も、ある再審請求の事件の調書のおかしさを指摘する依頼を弁護士から受けたことがあります。作業を進めていくうちに、この意見は自由心証の原則に抵触する恐れがあるので、弁護士の意見として弁論で出してはどうかと提案しました。しかし弁護士は、心理学者がやることに意味があると主張し、そのまま私が意見を出すことになりました。裁判というところは、発言者が権威ある者であることが重要視されるからという見解でしたが、それでいいのか私にはよくわからなかったです。確かに「捜査の真似をするな」とか「自由心証の原則を侵すな」とかいう前に、ちゃんと情報を採取しろよ、吟味しろよと言いたくなりますが、不満を述べても相手が聞いてくれるとは限りません。相手のルールの中で最大の効力を発揮するにはどうしたらよいかを考えることが、実践的には重要ではないかと私は思っています。

4点差し上げます。

117

 次回「現実の刑事裁判と心理学2: 足利事件」の動画と資料をmoodleに上げました。始めて結構です。採点対象となる投稿期限は11月30日(水)9時です。
 「現実の刑事裁判と心理学1: 高輪事件、三村事件」の採点対象となる投稿はこれで締め切ります。

891

 次回「社会心理学」の動画と資料をmoodleに上げました。始めて結構です。採点対象となる投稿期限は11月30日(水)9時です。
 「感情心理学」の採点対象となる投稿はこれで締め切ります。

116

「質問・意見」
高輪事件の話を受けて、心理の専門家としての仕事と事件の究明は本当に混ざりやすいと思いました。ですが、調書の分析などを行うことで新たに見えてくる真実は存在すると思いますし、もしそれが事件の真相に直結する、もしくは今ある事件の前提を変えるようなものであった場合は、それでも「捜査の真似をするな」と言われてしまうのかと疑問に思いました。
そもそも供述の分析で分かるのは「被告人の精神状態」だけではありません。「被告人が嘘を言ってないか」「どんな意図で供述しているか」を調べる専門家を呼んだ時点で、事件の捜査に関わらせているようなものですし、それで見えた新たな観点を発見出来るのは、被告人を有罪とも無罪とも見ないよう中立の立場で仕事をするからこその特権なのではないかと、私は思いました。

890

感情心理学
課題1 気分一致効果について
音楽を用いて気分一致効果を発現させる実験を男女に行ったところ女性でのみ気分一致効果が現れた。そこでこの実験で使用した単語の使用頻度を調べたところ、女性の方がその単語の使用頻度が多かった。また、使用頻度の高い単語ほど気分一致効果が得やすいという結果を得た。このことから気分一致効果はポジティブ、ネガティブに関与しているだけでなく、使用頻度も効果の大きさに関係していることがわかる。
教科書ではポジティブとネガティブにより気分一致効果が起こることしか書かれていなかった。教科書を読んだだけでは一つの要因しか学べていなかったため、使用頻度も気分一致効果が発生する一因となることは教科書の内容の理解に貢献する。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/34/3/34_319/_pdf/-char/ja

889

感情心理学 
課題1 ネガティビティバイアス
思決定現象を扱うプロスペクト理論において仮定されている価値関数では,損失の傾きが利得の領域よりも急になっている。このことは損失忌避,すなわち損失(ネガティブ情報)の方が利得(ポジティブ情報)よりも影響力があることを示している。論文P9右中段 小澤拓大1・下斗米淳 結果関連関与が意思決定におけるネガティビティ・バイアスの強度に及ぼす影響――将来自己と心理的安全装置の関連―― 専修人間科学論集 心理学篇 Vol. 2, No. 1, pp. 9~19
とある。ここでプロスペクト理論という単語を調べてみると、
「利得または損失がある一定の確率で生じるという不確実な状況における人間の意思決定の性質を記述したモデル」との記述を見つけた。こちらは論文と比べると確実性があるサイトであるとは言えないかもしれないがわかりやすかったと感じたため参考程度に掲載しておく。https://liberal-arts-guide.com/prospect-theory/
プロスペクト理論とは、期待効用だけでは説明が出来なかった人間の不合理な意思決定を説明するものと表され、期待値と呼ばれる値によって行動を決定する。
このプロスペクト理論を前提に考えると、教科書中の「自分にとって少しでも害になりそうな人を見つけて自分の身を守るという意味では適応的である。」P136という記載をより自然に読み進めることができる。

この内容を踏まえてF22128さんの質問にも微力ながら返答させていただくと、「落とし物を拾って交番に届けた」「電車でお年寄りに籍を譲らなかった」の2点の事がどちらも起こりうると考えたときに、近くにいる友人の立場としての自分の評価が得をするか損をするかの天秤にかけるとやはりいい人ではないと考えることになると思う。初頭効果によって良い印象を与えられるなら教科書を読んだ場合は良い印象を受ける人が多くなると考えられるので、この講義の受講生全体の印象の割合などを数字で出してみるのも興味がわく。

課題3
憧れの感情は快ー不快 覚醒ー睡眠の2つでは分類できないと考える。渇望の有無という次元をここでは使う。何か熱中している人ならわかると思うが、自身と腕前が同じような相手に負けた時の悔しさをプロ級を相手にして負けた時に同じ感情の強さで持つことはあまりないだろう。そこにあるのは、今の対戦に関しては一種の諦めなのかもしれないが「自分もあのようになりたい」という渇望があるはずだ。英語でいうところのWANTがこれにあたるかもしれない。
憧れること、他には羨ましいといった感情もこれに当たると考えられる。憧れが快・覚醒・渇望有に対して、羨ましいは不快・覚醒・渇望有となる。
私の語彙力では渇望の有無という単語を使うほかなかったが、もし他の単語で良い表現があれば是非とも助言願いたい。

888

課題3
「快-不快」「覚醒-睡眠」だけでは評価できない感情
自身の経験上の話になるが、バスケの試合に僅差で負けた時にとても「悔しい」思いをした。感情で言うと腹立たしさなどの「不快」の類になる。
しかしその反面、試合の結果に内容に満足するような敗北を味わい、「悔しさ」と同時に「快」の感情である「清々しさ」や向上心が芽生えました。
この時の感情は「快・不快」では言い表すことができなく、この時の感情を特定するにはもっとこうしたいなどという向上心の中の「欲深さ」という新たな次元が必要とされると思った。

887
F220381 2022/11/23 (水) 01:42:10

質問
エクマンの6感情についてですか、論文を調べるとき、以下の文章みつけました。
その中、近年の研究で、恐怖と驚き、嫌悪と怒り、表情での表現が似ているところがあります。
なので、6感情ではなくて、4感情の仮説が出しました。
これで僕の個人的な好奇心ですか、驚きと恐怖、嫌悪と怒りという感情が目的について何が似ているところありますか?
それ以外、この論文で、エクマン以前は6感情ではなくて、7感情の理論がありました。しかし、その後変更しました。contemptという感情の意味を日本語で説明すると、あるものに対してとても嫌いまたは尊重していない意味です。嫌悪と少し違います、英語ではdisgustという言葉を使っています。それはもっと気持ち悪いと感じかな、例えば汚いもの触ったときの感情。それで、contemptを基本感情から消した理由はなんですか?

他の人の答えの返事になりましたので、もう一回投稿します
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886
F220381 2022/11/23 (水) 01:30:42

>> 852
feelingは英語で、意味がもっと広いです。
日本語で説明すると、感じたことになると思います。
例えば、最近北海道が寒いになってきた、寒いもfeelingの一つです。
しかし、emotionは人の感情のみです。
なので、emotionは「情緒」や「情動」を強調するより、feelingの一つ種類と考えられると思います。

885

質問
サイコパスは相手の感情を読み解くのが苦手とされていますが、基本感情は通常の人と同じなのでしょうか?

884
F220381 2022/11/23 (水) 01:23:42

課題3
嘘がバレた後、怖くて、不安感じます。しかし、同じ時間も楽になって、少しリラックス感じます。
このような違う感情、むしろ逆な感情を同じ時間で感じて、複合な感情は「快ー不快」「覚醒ー睡眠」だけでは評価できないと思います。

883

質問
エクマンの6感情についてですか、論文を調べるとき、以下の文章みつけました。
その中、近年の研究で、恐怖と驚き、嫌悪と怒り、表情での表現が似ているところがあります。
なので、6感情ではなくて、4感情の仮説が出しました。
これで僕の個人的な好奇心ですか、驚きと恐怖、嫌悪と怒りという感情が目的について何が似ているところありますか?
それ以外、この論文で、エクマン以前は6感情ではなくて、7感情の理論がありました。しかし、その後変更しました。contemptという感情の意味を日本語で説明すると、あるものに対してとても嫌いまたは尊重していない意味です。嫌悪と少し違います、英語ではdisgustという言葉を使っています。それはもっと気持ち悪いと感じかな、例えば汚いもの触ったときの感情。それで、contemptを基本感情から消した理由はなんですか?

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 おお、いい疑問ですね。印象形成に関する研究で言われていることを考慮すると、こういう疑問は出てきますね。みなさんの意見を聞きたいとのことですが、これまでの研究を踏まえた意見を言っていただきたいですね。個人的な体験に基づくものではなくて。
 語句についてですが、「呈示」と「提示」は相互互換的に使用されることが多いです。使い分けを強調している文献もありますが、個人的にはどっちでもいい気がします。

5点差し上げます。

880

第8章 感情心理学
課題1 気分一致効果の追加情報
この論文では、音楽を聴くことによる気分一致効果の実験についてまとめている。第1実験と第2実験とあるが、今回は第2実験のほうで考える。第2実験では、明るい音楽を聴くグループと暗い音楽を聴くグループとで、ポジティブな言葉・ネガティブな言葉・曖昧な言葉を呈示し、好ましいか好ましくないかを判断してできるだけ速く正確にスイッチを押すように求めた。この結果から、曖昧な言葉に関しては、気分と一致する傾向がみられた。しかし、教科書では気分一致効果について、ポジティブな気分の時、ポジティブなものを見つけやすく、一方で、ネガティブな気分の時はネガティブなものを見つけやすいということしか載っていない。曖昧な情報に関する記述は教科書に載っていなかったため、この論文の情報は教科書の内容を補足するのに適すると考えた。

出典
谷口高士(1991)「言語課題遂行時の聴取音楽による気分一致効果について」『心理学研究』第62巻第2号,p88-p95

879

 課題1: 単純接触効果は、「人は繰り返し接触したものに対して好ましいと感じる傾向がある」と教科書で言われるような単純なものではないということですね。有益な情報だと思います。教科書の記述はこのへんを丁寧に書いた方がいいかもしれないですね。

5点差し上げます。

878

 課題1: 「この感情特性」とは何ですか? この表現は「この」という指示代名詞が指し示す先行対象があるはずです。でも、ないですね。それと、あなたの体験は感情特性について触れられていないようです。それから最も肝心なことですが、この情報は教科書のどの部分の理解に、どのように貢献しているのでしょうか。
 課題2: この論文が「無表情はナチュラルではない結果」をもたらしたのではなく、この論文で引用されている研究がそういう結果を出しているのです。本来はその成果をもたらした論文に、直接当たるべきです。人が紹介しているものを紹介するのは「孫引き」と言って、基本的に禁じ手です。しかしやむを得ない場合には、この人の研究をこの人が紹介しているという書き方をします。
 それで、この情報は教科書理解にどう貢献するのですか。

2点差し上げます。