札学心理学

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8章 感情心理学
課題1 感情語について
感情語とはその名の通り感情を表す言葉のことであり、例は「喜び」「悲しみ」「怒り」などです。その時人が使った言葉や表情から感情を推察し、対応する感情語に当てはめてその時の感情を言語で表現するために使用される。
教科書の130ページでは顔写真と感情語の対応が確認された。という文章があるが、そもそも感情語とは何かの説明がされていなかったのでこれでは顔写真がなにと対応してるのかがわからなかったため補足した。

876

課題1
追加情報:エクマンの基本6感情
 佐藤弥 こころの未来研究センター特定准教授らの研究グループは、日本人65人を対象として、表情の表出を調べ、日本人の表情が心理学研究において著名なエクマン博士の理論とは異なることを実証した。
 表情は感情を表すメディアで、人のコミュニケーションに不可欠である。エクマンは、感情を表す普遍的な表情があるという理論を提案した。理論は、観察や直感に基づいているが、基本感情の表情表出を実証的に調べた先行研究は、この理論を部分的にしか支持していなかった。さらに、そうした研究は今まで、西洋文化圏でしか実施されていなかった。
 この研究では、被験者は基本6感情(怒り・嫌悪・恐怖・喜び・悲しみ・驚き)のシナリオに基づいて表情を表出した。その結果、写真条件ではターゲットの感情が明確に表出されたが、シナリオ条件では幸福と驚きの条件でしかターゲット感情ははっきりと表出されなかった。さらに、写真条件とシナリオ条件では、全ての感情で、感情およびと表情の動きのパタンが異なっていた。
 この研究成果は、日本人の基本6感情の表情を報告する世界初の実証的知見となった。そして、日本人において(西洋での実証研究と同様に)エクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持されず、理論を実証研究に基づいて修正する必要があることを示唆する。

理由・深められた内容:教科書に書いてあることであり、エクマンの基本6感情について調べてる中でこれは全ての人に当てはまるのではないのかとも考えたが、この記事を見てエクマンの基本6感情は国・地域などで少しの変化があるのかと理解した。

URL:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2019-02-14-1

875

 課題2: で、どういうものが見えたのですか。「人物について知っておくべき情報」を提供することと、「その情報が教科書の内容の理解にどのように貢献するのかを必ず明記すること」とあります。この要件を満たしていません。

874

 課題2: 「6つの感情のうち2感情しかターゲット感情は表出されなかったため、日本人においてエクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持できない」、ここを最初の方にに持ってきて、エクマン理論と異なる結果をもたらした研究があると打ち出せばよかったと思います。
 「紹介されているため、知っておくべき情報である」とありますが、「どうして」と言いたくなります。何で紹介されているからといって、知っておかないといけないのでしょうか。「教科書の主張と矛盾しているから」ですよね。この一文があるとないとでは、大きく違うと思います。
 「感情とは突発的に起こる事が多く、時間がたつと薄れるものであり、表情とは顔面に表出される変化の事であるため、感情が先に起き、その後に表情として現れるという関係である」という文がどういう意図で入っているのかわからないです。エクマン理論と関係あるのですか。
 文章構成の修練はこれからも続けてください。やる気も、関心も持っているのに、文章のせいで伝わらないのは勿体無いです。

2点差し上げます。

873

課題1(再投稿)
追加情報:感情語
→ 子供は感情語の使用を通して徐々に感情状態への気づきを増していくと言われており、感情語の獲得が相手のことを理解し、その相手への適切な行動を促進することが明らかになっている。
 Bretherton & Beeghly (1982)は、内的状態を表す語を6つのカテゴリーに分 け、そのカテゴリーの1つとして感情語を扱い、知覚・身体・意思能力・認知・倫理判断・義務の5つのカテゴリーとは区別して28か月児の母親への質問紙調査を行った。 その調査によれば、 感情語は、知覚・身体・意思能力カテゴリーの語よりも獲得されにくい。 また Bretherton & Beeghly (1982) は感情語に 「嬉しい」 「悲しい」 などの感情状態語と 「笑う」 「泣く」 などの感情表出語の両方が含めている が、感情状態語と感情表出語では必ずしもどちらが獲得 されやすいということはないことがわかっている。

理由・深めたこと:元々、感情語とは私たちの生活にどのような関わりがあるのかを知りたくて調べ、結果的に幼い頃から感情語が私たちの身近にあったこと、成長にとって大切であったことを知り、感情語について理解を深めた。

URL・出典
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdp/26/1/26_46/_pdf
②遠藤利彦(2002)「発達における情動と認知の絡み」高 橋雅延・谷口高士(編)感情と心理学 : 発達・生理・認知・社会臨床の接点と新展開 (pp.2-40). 京都:北大路書房
③ Walden, T.A. & Field, T. M. (1982). Discrimination of facial expressions by preschool children. Child Develop ment, 53, 1312-1319

872

 「気づいていない場合に生じる」ではなく「気づいていない場合にも生じる」と教科書の137ページに書いてあります。ということは、単純接触効果には自覚がある場合に生じるものと、ない場合で生じるものの両方があると言っていることにならないでしょうか。ここであなたの解釈は間違っています。解釈は間違っていても、あなたの疑問は「自覚がない場面で生じる単純接触効果とはどういうものか想像できない」ということだと読み取れました。教科書の読み取り方は間違っていますが、疑問自体については考えられるので、考えてみましょう。「非常に短い時間のみ接触」させるという手続きや、「閾下単純接触効果」という表現から心理学実験に詳しい人なら何となくわかりますが、1年生では難しいですね。とは言え、あなたはいいセンスをしています。「BGMなど普段意識して聴いていない音楽でも繰り返し聴いていると無自覚だが聴き覚えがある」、という現象はまさに該当ケースです。閾下とは気づきの下で生じる、すなわち意識によって感知されないということで、そのような事態の一つとして、注意が向けられていない事態が該当します。もう一つは、注意の向けようがないごく短時間での接触です。映画のコマが1秒に30コマ程度なのはご存知かと思います。一コマあたり0.03秒ぐらいですね。このぐらい短いと、提示されても文字や映像に気づきません。もっと他にあれば、みなさん情報を提供してあげてください。
 疑問を探して、調べてみる、かつ自分でも考えてみるという姿勢はとても素晴らしいと思います。

5点差し上げます。

871

訂正:提示→呈示
漢字ミスしていました…

115

高輪グリーンマンション・ホステス事件に関して、可視化されていない除隊の調書を信用できるかどうかという判断は難しいように思えた。警察や弁護士が調書に疑問を持って操作を進めて、合致しない点がない行動を見出した時、「このような行動をしましたね?」のようなクローズドクエスチョンを投げかけられてしまったとき、調書はさらに違う方向に走ってしまうと考えた。
 → 弁護士が警察の調書を逐次点検したり、警察とは独自に取調べをすることがあるような書き方に見えました。そういうことはありません。だから、こういう事態はあり得ないです。法曹三者がどう動くかを授業では詳しく述べていないので、仕方がないですけど。CQによって調書の記述の方向性が変わることはあり得ます。

高輪事件に関しては、心理学が犯罪と関われるきっかけを持つような事件であったので、心理学の新たな可能性を探るためのものだったようにも感じた。また、心理学者にとっても心理学を利用する者(弁護士など)にとっても、心理学を用いて何を知ることができるのか、どのような検討を行うべきなのかを明確にすり合わせる必要があったと考えた。
 → その辺は授業でも語っていたと思います。感想として受け取っておきます。

三村事件に関しては、供述の変遷から作話の可能性を見出せたのは、高輪事件と比べると心理を用いた大きな一歩であったように思える。凶器の大きさについて、心理実験を行ったとのことだったが、最後の方の話にあったように、これから人を殺すという恐怖感と凶器の大きさを記憶することは何かしら関係があると思った。恐怖感の有無について言及されないように、事前に女性視点の映像(他者に殺害を依頼され、凶器を持って殺害しに行く)を用意し、その映像の中の凶器はどのくらいの大きさであったかというような実験を行うのはどうかと考えた。
 → 供述変遷から作話の可能性を示唆するのは、そもそも変転する変遷がないとできないことです。高輪の時はどうだったかな。供述分析を適用してみようと思う前に、灰原さんが再審を望まなくなったのかもしれない。
 あなたの提案する実験手続きでは、被験者は恐怖を感じることができるのだろうか。物理的視点は被疑者女性のものだとしても、人を殺す恐怖心を抱かせることはできない。

4点差し上げます。

870

質問
ネガティビティ・バイアスについて質問(というよりも個人的な疑問に近いかもしれないが…)したい。教科書では、A君に関するよい情報とよくない情報という2つの情報を聞いたとき、よくない情報のほうに重みのかかった印象を形成する傾向があると書かれている(つまり、A君はあまりよくない人という印象を受ける人が多いかもしれない、と教科書上ではなる)。ただ、この2つの情報を同時に伝えることはほぼ不可能なので、どちらかの情報が先に提示されることになると思う。そのため、提示された順番によってはA君はよい人という印象をもつ人が多くなるのではないかと思った。例えば、よい情報が先に提示された時、初頭効果の影響でA君はいい人という印象を受ける人が多いのではないか、と私は考えた。このことについて、他の方はどのように考えるのか知りたい。

869

課題1(https://www.jcss.gr.jp/meetings/JCSS2012/proceedings/pdf/JCSS2012_P2-3.pdf)
単純接触効果について

調べた論文の実験では、重要なのは「見る」というイベントのことなのか、「見ている時間」であるのかを明らかにした。呈示回数と呈示時間を操作し、単純接触効果に与える要因を検討した。結果は刺激の総呈示時間が一定の場合は、呈示回数が多いと単純接触効果が強くなるとは言い切れないという結果になった。また、刺激の総呈示時間は同じであっても、呈示の仕方によって、好感度を上昇させることだけでなく、下降させることも可能であるという知見も得られた。刺激の呈示回数については、呈示回数が増加するにつれ、好意度は増加傾向にあることがわかった。

単純接触効果について教科書では「人は繰り返し接触したものに対して好ましいと感じる傾向がある」と書かれているが刺激の仕方によっては好感度を下降させてしまうという情報を得ることができた。単純接触効果についての正しい知識を得ることは教科書理解に繋がる。

114

「意見」
高輪グリーンマンション・ホステス事件に関して、可視化されていない除隊の調書を信用できるかどうかという判断は難しいように思えた。警察や弁護士が調書に疑問を持って操作を進めて、合致しない点がない行動を見出した時、「このような行動をしましたね?」のようなクローズドクエスチョンを投げかけられてしまったとき、調書はさらに違う方向に走ってしまうと考えた。
高輪事件に関しては、心理学が犯罪と関われるきっかけを持つような事件であったので、心理学の新たな可能性を探るためのものだったようにも感じた。また、心理学者にとっても心理学を利用する者(弁護士など)にとっても、心理学を用いて何を知ることができるのか、どのような検討を行うべきなのかを明確にすり合わせる必要があったと考えた。

三村事件に関しては、供述の変遷から作話の可能性を見出せたのは、高輪事件と比べると心理を用いた大きな一歩であったように思える。凶器の大きさについて、心理実験を行ったとのことだったが、最後の方の話にあったように、これから人を殺すという恐怖感と凶器の大きさを記憶することは何かしら関係があると思った。恐怖感の有無について言及されないように、事前に女性視点の映像(他者に殺害を依頼され、凶器を持って殺害しに行く)を用意し、その映像の中の凶器はどのくらいの大きさであったかというような実験を行うのはどうかと考えた。

868

第8章 感情心理学

課題1
「気分一致効果」の追加情報
気分一致効果で一時的な気分状態が情報処理に及ぼす影響について調べた。
日常的な気分の想起や、反応時間のような気分の効果は、他者を評価したり判断したりするような、情報処理においても働く。しかし、感情が認知過程に及ぼす影響に関する検討の際に、気分状態に加えてこの感情特性についても研究しなければ、不十分な知見しか得られない。感情の働きは個人によって違い、個人特有である。そのため、感情の働きにおける個人差は、その後の情報処理にも影響を及ぼすと考えられる。
私も実際に、ある定食屋さんでご飯を食べに行った時に、店員さんに優しくしてもらいポジティブな気分になったことがある。そこのお店では、気分よくご飯を食べるとこができ、お店の満足度も高かった。この感情が、気分一致効果の一つであることを調べて理解できた。

参照: https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/43/3/43_368/_pdf/-char/ja

課題2
ラッセルの追加情報
ラッセルの考え方としては、円環モデルにおいて2次元の直交する原点が、ナチュラルであるとされており、無表情はこの原点に位置づけられると考えられている。すなわち、無表情とは中性であり、特定の感情価を持たないことを意味している。しかしこの論文の研究では、無表情はナチュラルではない結果が出た。
このことから、表情と感情には明確な関係はないが、時と場合においては関係を持つこともあるということが分かりました。

参照: https://hokusei.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=926&item_no=1&attribute_id=45&file_no=1

867

課題2シュロスバーグについて
教科書中にあった図解が無かったシュロスバーグの円環について調べてみた。円環モデルを見ることができる。
https://kotobank.jp/word/快-不快-2099717

866

8章「感情心理学」課題 再投稿
課題2 エクマンについて教科書では「エクマンによれば、幸福・怒り・悲しみ・嫌悪・驚き・恐怖の6つの感情については、顔面表出が文化によらず普遍的である」と記載されているが、以下で紹介する論文では、実験の結果「日本人においてエクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持できない」と紹介されているため、知っておくべき情報である。感情とは突発的に起こる事が多く、時間がたつと薄れるものであり、表情とは顔面に表出される変化の事であるため、感情が先に起き、その後に表情として現れるという関係である。この実験は文化の違いから、6つの感情が普遍的であるか調べるために行ったものである。日本人65人を対象として、表情の表出を調べた。対象者は6つの感情のシナリオに基づいて表情を表出。嫌悪では(臭いものが近くにある)幸福では(すごくうれしい気持ち)といった感情体験をイメージして表情を表出。写真条件として、エクマン理論(感情を表す普遍的な表情)に基づき作られた表情写真をマネした結果は、写真条件はターゲットの感情が明確に表出されたが、シナリオ条件では6つの感情のうち幸福・驚きの条件しかターゲット感情は表出されなかった。日本人の6つの感情の表情を報告する実験は、実証実験を進めていく必要があるが、シナリオ条件で6つの感情のうち2感情しかターゲット感情は表出されなかったため、日本人においてエクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持できないと言える。
(https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/embed/jaresearchresearch_results2018documents190212_201.pdf)

865

質問
閾下単純接触効果について
 私は、閾下単純接触効果について教科書137ページの説明を見て以下のように解釈しました。閾下単純接触効果とは、本人の自覚がない状態(場面)で繰り返し見たり聞いたりしたことに気づいていない場合に生じる単純接触効果のことである。この解釈をした上で、閾下単純接触効果が実際どのような自覚がない状態(場面)で生じるのか分かりませんでした。自分で調べてみましたが、どのサイトを見てもうまく理解ができませんでした。
 教科書に書かれた単純接触効果の例で音楽がありました。私は、この音楽を閾下単純接触効果の話で例えると、お店のBGMなど普段意識して聴いていない音楽でも繰り返し聴いていると無自覚だが聴き覚えがあるため、単純接触効果が乗じる。という状態(場面)をイメージしました。
 閾下単純接触効果の解釈や例が正しく理解できているのか分からないため教えていただきたいです。

864

 課題1: 出だしの一文が理解不能です。「教科書によると」を省くと意味が通じるので、削除し忘れたという前提で読みます。
 日本はローコンテクストの文化だから、表情の強度が低く、文脈に依存しがちになるのではという仮説を提示したのですか。これまでの投稿で紹介されていた、佐藤さんたちの研究で示されていたのは、このことではないかと思います。佐藤さんの研究も引き合いに出して考察してくれるともっとよかったですね。いや、本当に惜しいです。
 文献はできるならリンクを貼ってください。

5点差し上げます。

863

 教科書などに書かれている文字の部分を「テキスト」、それが置かれている状況を「コン・テキスト」と言います。音声についても同様のことが言え、発せられた言葉自体を「テキスト」、発せられた状況を「コン・テキスト」と言います。言葉と文脈のこのような関係を、「表情」と「それが発せられた時の状況」に転用したのです。だから「テキスト」は「表情」、「それが発せられた時の状況」が「コン・テキスト」になります。言葉にせよ、表情にせよ、そしてここでは触れられていませんが行動にせよ、文脈と共に意味が決まるという考えです。テキストはテクストとも書かれることがあるので、覚えておいてください。そしてその場合は、コン・テクストです。中黒(・)が省略されることも多々あります。
 適当に済まさないのはいいことですね。

2点差し上げます。

862

 課題1: 教科書がネガティビティ・バイアスに言及したのは、感情と適応という文脈です。この文脈で、ポジティビティ・オフセットが紹介できるとよかったですね。「片割れだけを示したのはおかしい」だけですますと、「教科書が感情と適応を議論していて、その一事例を出しただけだよ」と言われると思います。情報としてはいいけれど、出し方に工夫が必要というか、教科書の文脈を読み取った上で情報提供するとなおよいです。
 課題2: 「リンク先を見よ」という情報提供は歓迎されません。内容を解説、紹介してください。「ラッセルの円環モデルとどのように違っているのかも知ることができる」とあるのは救いですが、この部分を読み取って紹介した方がもっといいです。
 この文献、二次元以上の分類を試みている研究が紹介されているなど、これまでに投稿した人の参考になる情報が掲載されていますね。

6点差し上げます。

861

8章 感情心理学 課題1
コンテキスト 補足情報

教科書によると、この論文ではコンテクスト(コンテキスト)には、ローコンテクストとハイコンテクストがあると述べている。ローコンテクストとは、言語が重要な意味をしめる文化であり、会話の量が比較的多くなる。そのような文化を持つ国はアメリカやイギリスなどだ。
ハイコンテクストは文脈に大きく依存し、場の空気を読んだり察したりすることで相手の言いたいことを汲み取る文化で、日本がそのような文化であると言える。
これまでの投稿に、日本人にはエクマンの表情区分が部分的にしか合わないというものがあった。この論文を読むことで、あまり一致しないのはエクマンの出身国と日本ではコンテクストの種類が違うからではないかと考えることが出来る。
国によってコンテクストが異なることやそれによってエクマンの主張にも異なる点がでてきていたということを知ることは教科書理解に貢献できると考えた。

藤本久司(2011)「文化の類型とコミュニケーションギャップ」人文論叢 (三重大学)第28号 145-155

860

 課題1: 研究の起源はたいてい米国なので、専門用語も英語で何というかを確かめておくことが必要です。「感情」がemotionの訳であれば、emotionのニュアンスで理解しないといけない。emotionに対しては「情緒」や「情動」がふさわしいのかもしれないですね。感情に類する言葉と、emotionなどの英単語とをそのニュアンスで比較して、「感情」研究と言った場合、どういうことが対象になるのかに注意を促すような書き方になっていると、「感情」心理学とは何かをもう一歩深められる投稿になったと思います。

3点差し上げます。

859

うまくいった。やはり > 印は二つだ。

858

>> 848
 これも「複合感情だ」という考えかと思いましたが、違っていました。
 「「疲れ」はこの図で表現されているため、「軽蔑」もこの図で評価できる」という論理がわからないです。さらに「「軽蔑」をこの図で評価するならば、「怒り」と「不安」の間あたり」と特定する根拠を示してくれるとよかったと思います。
 引用するときは、>印を二つにするとクリックして飛べるようにならなかったかな。

3点差し上げます。

857

 感情と表情と表示規則の区別と、エクマンの理論とはどういう理論なのかが明確でないと議論できないのではないかというのが、先のコメントで記したことです。そこに触れていなければ、文章をいくら直しても何もならないと思います。
 文章自体も直してください。「・・・という情報を追加するため、理解につながる」はへんです。何の理解に繋がるのか、と問われる表現です。

856

 課題1: 教科書では「感情語」とだけあって、この語の定義は特にありませんでした。このことを問題にしたのかと思ったのですが、そうでもないようです。「感情語辞書があること」が教科書の理解に有益とは思えないです。へー、そういうのがあったのねとは思いますけれども。むしろ子供による感情語の獲得とその重要性のほうが大切だと思いますが、この情報の意義づけがはっきりしない。深めるとしたら、こっちのほうですよ。

2点差し上げます。

855

 「課題3」としてもよかったのですが、導入すべき新次元が見当たらなかったので「質問」としたのですね。潔い態度です。「快」をともなう「軽蔑」というのはあるのですか? 「軽蔑」に「喜び」が複合しているだけの気がします。「不快」の場合も同様、複合感情としてはどうかと思いました。本当かどうかわかりませんので、皆さんにお任せします。自分の体験だけで考えるのでなく、これまでの研究でどう言われているを踏まえて解答してくれると素晴らしいです。

3点差し上げます。

854

8章 感情心理学
質問
教科書130pに、テキストという言葉がでてきますが、テキストはなんの事を指しているんですか?
この前の文のコミュニケーション論の説明は、メッセージ(悲しいなどの感情)が媒体(表情)にコーティングされると理解出来たのですが、テキストの意味がちょっとよく分かりませんでした。

853

感情心理学の課題課題1:ネガティビティ・バイアスについて
教科書ではネガティビティ・バイアスついてしか解説していないが、対となるポジティビティ・オフセットという傾向もありますし、それらをまとめて情動バイアスと呼びます。話の流れからネガティビティ・バイアスを開設するのはわかりますが、心理学を学ぶ教科書である以上、セットで覚えた方が良い単語の片割れだけを記載するのはおかしいのではないかと考えました。リンク

課題2:シュロスバーグについて
教科書中で話題は出たが図解が無かったシュロスバーグの円環について、図解とともに解説を加わっている以下の論文を提供する。これによってラッセルの円環モデルとどのように違っているのかも知ることができる。リンク

852

8章 感情心理学

課題1
感情について

基本6感情や表情という単語の英語訳には、感情に対してemotionという単語が選ばれている。しかし、私はfeelingなども感情と言えるのになぜemotionなのかという疑問がでてきた。この辞書によると、emotionは「情緒」や「情動」といった動的側面を強調される場合に多いようだ。それに伴い、感情=emotionを学術用語と対応させたことから使われることが多くなったとも書かれている。(feelingは日常用語として感情の意識化された主観成分を強調して用いられる場合が多いようだ。)これらは感情や情動という言葉の意味よりはっきりとさせるために必要であると考え、追加情報とする。

中島義明ら(1999)「心理学辞典」有斐閣出版

851

>>>848さんへ
848さんの考えを「軽蔑は時として快ー不快どちらにもなりうるため、教科書133ページの図8.2では評価できない」と読み取りました。もしこう考えているならば、私は848さんの考えに反対です。なぜならば、この図は「時として快ー不快どちらにもなりうる」感情でも評価できると思うからです。例として「疲れ」挙げます。勉強が嫌いな人にとって、勉強後の「疲れ」は不快になります。一方、勉強が好きな人にとって、勉強後の「疲れ」はおそらく快になります。「疲れ」はこの図で表現されているため、「軽蔑」もこの図で評価できるだろうと考えました。「軽蔑」をこの図で評価するならば、「怒り」と「不安」の間あたりだと思います。
 848さんの考えの読み取りが誤っていたらすみません。

850

第8章「感情心理学」課題 再投稿
課題2 エクマンについて教科書P132には「基本6感情と顔の動きの対応関係は、ある程度固定されているだろうが、文化にとって異なるかも」と書かれているが、「エクマンの普遍的な表情の理論は日本人において部分的にしか言えない」という情報を追加するため、理解につながる。以下の論文は表情の表出について述べたものである。
対象者は6つの感情のシナリオに基づいて表情を表出。嫌悪では(臭いものが近くにある)幸福では(すごくうれしい気持ち)といった感情体験をイメージして表情を表出。写真条件として、エクマン理論(感情を表す普遍的な表情)に基づき作られた表情写真をマネした。結果は、写真条件はターゲットの感情が明確に表出されたが、シナリオ条件では6つの感情のうち幸福・驚きの条件しかターゲット感情は表出されなかった。日本人の6つの感情の表情を報告する実験は、実証実験を進めていく必要があるが、シナリオ条件で6つの感情のうち2感情しかターゲット感情は表出されなかったため、「基本6感情と顔の動きの対応関係は、ある程度固定されているだろうが、文化にとって異なるかも」という情報を理解するのに貢献する。
(https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/embed/jaresearchresearch_results2018documents190212_201.pdf)

849

課題1
追加情報:感情語
 感情語とは,感情を表す単語である。感情語を感情ごとに集めた感情語辞書を作成し、感情推定に用いている。この感情語辞書の作成は人手で行っており、手間がかかる。また、推定する感情の種類が変われば再び感情語辞書を作成しなければならない。
 子供は感情語の使用を通して徐々に感情状態への気づきを増していくと言われており、感情語の獲得が相手のことを理解し、その相手への適切な行動を促進することが明らかになっている。

理由・深めたこと:教科書では、感情語があることで国境・言語・年齢などを超えてなんとなく表情を感じ取ることができるのだとわかった。しかし、感情語とはどのような意味なのか明記されていなかったため調べた。調べた結果、感情語には、感情語辞書があることを学んだ。また、感情語は私たちにも必要だが、幼児期に必要なものであり、人の成長にとっても必要であることがわかった。

URL・出典
https://www.ieice.org/publications/conference-FIT-DVDs/FIT2011/data/pdf/E-004.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdp/26/1/26_46/_pdf
③ 遠藤利彦(2002)「発達における情動と認知の絡み」高 橋雅延・谷口高士(編)感情と心理学 : 発達・生理・認知・社会臨床の接点と新展開 (pp.2-40). 京都:北大路書房

848

質問
 私は、軽蔑という感情は「快-不快」「覚醒-睡眠」だけでは評価できない感情である考えました。
軽蔑とは、いやしいもの、劣ったものなどとみなして、ばかにすること。さげすむこと。と書かれている。(goo国語辞典より) 軽蔑は、相手が自身の能力よりも劣っていた際に使うのであれば、"快"に近くなる。しかし、相手の行動が道徳的に外れている行為を見た時には"不快"に近い値で生起する。
そのため、教科書の図では説明ができないと考えました。
 ですが、どのような次元が導入する必要があるかまでは考えれなかったので皆さんの意見を聞きたいと思いました。また、私の考えに否定する考えがあれば、聞きたいと思いました。
 よろしくお願いいたします。 

847

 悲しい感情の時は「悲しい」表情をするけれども、逆に表情から感情を判別するときは文脈も考慮しないといけないということだと思います。
 「悲しい感情の時の表情は判別できる」のではなく、「悲しい感情の時の表情は「悲しい」というアクションユニットで記述できる表情が出る」ということです。「判別できる」と言ってしまうと、表情から感情を読み取る方の話になります。
 「その逆の表情から・・・」ではなく「その逆に表情から・・・」と言うべきだと思います。

846

 教科書でもそれ以外の文献でも、そのままの表現を引用したときはページ数を書いてください。この記述は128ページですね。
 感情心理学で答えが出ていない問いに対して、皆さんの考えを尋ねることになります。これまでの研究の成果を知らない人が、自分の経験だけで物を言うことになると思いますが、そういう回答の学術的貢献は低いかもしれません。とてつもないアイデアが出るかもしれませんが、それはやってみないとわからないかもしれないですね。そういう質問だと思って、回答されるのであればいいと思います。

845

 課題2: 感情と表情(顔面表出)が区別し、その関係を述べた上で紹介するのであれば、よいと思います。エクマンの理論とはどこまでを指しますか。基本感情というものがあることは含まれると思います。「それら一つ一つに表情が対応していることは含まれますか。ここがよくわかりません。表情の認知は文化によらず普遍的であると教科書に書いてあります(130ページ)。一方でエクマンは「表示規則」があると言っています(教科書132ページ)。ここもエクマンの理論と言った場合は含まれるのでしょうか。佐藤さんたちの研究は表示規則に関わるもののようにも見えます。要は、「エクマンの理論」というものが何を意味しているのかわからないこと、感情、表情、表示規則のどれにかかわる研究なのかがわからないことが難点ではないかと思います。ここをはっきりさせる必要があるのではないでしょうか。

 この問題は、他の人にも考えてほしいと思います。

1点差し上げます。

844

8章 感情心理学 質問
ラッセルは、表情から感情の読み取るにはその時の文脈も必要だと言っていますが、表情を構造的に表しています。これは、例えば悲しい感情の時の表情は判別できるけど、その逆の表情から感情を読み取る時は文脈も考えないと判別できないという解釈で大丈夫でしょうか?

843

質問:教科書の中で、「日常生活の中で、時に感情の涙を流し暮らしている。それはどのような条件の時なのか。それは何のためなのか。」これについて、感情心理学ではいまだに答えがないと解説されています。皆さんは「どんな条件・何のために涙が出るのか。」についてどうお考えなのか知りたいです。

842

今日も教室には登場しないので、この掲示板上で交流しましょう。投稿お待ちしています。

841

 課題1: 論文の記述が書き写してあるためか、教科書より難しくなっているように思えます。論文をうまく扱えていないのではないことが危惧されます。わかりやすく書いてください。書けなければ、論文を扱えていないことであり、まだその論文を読むのは早いのかもしれない。
 「感情価」「覚醒度」については、この論文内では引用番号8、9の文献で言及されています。まずこれをあたるべきではないかと。ついで、感情心理学について詳しく書いてある本を参照するとよいと思います。

3点差し上げます。

840

第8章「感情心理学」課題 再投稿
課題2 エクマンについて教科書では「エクマンによれば、幸福・怒り・悲しみ・嫌悪・驚き・恐怖の6つの感情については、顔面表出が文化によらず普遍的である」と記載されているが、以下で紹介する論文では、実験の結果「日本人においてエクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持できない」と紹介されているため、知っておくべき情報である。この実験は文化の違いから、6つの感情が普遍的であるか調べるために行ったものである。日本人65人を対象として、表情の表出を調べた。対象者は6つの感情のシナリオに基づいて表情を表出。嫌悪では(臭いものが近くにある)幸福では(すごくうれしい気持ち)といった感情体験をイメージして表情を表出(写真条件として、エクマン理論に基づき作られた表情写真をマネ)結果は、写真条件はターゲットの感情が明確に表出されたが、シナリオ条件では6つの感情のうち幸福・驚きの条件しかターゲット感情は表出されなかった。日本人の6つの感情の表情を報告する実験は、実証実験を進めていく必要があるが、シナリオ条件で6つの感情のうち2感情しかターゲット感情は表出されなかったため、日本人においてエクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持できないと言える。
(https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/embed/jaresearchresearch_results2018documents190212_201.pdf)