日本語ボランティア情報交換・相談室 検索除外

日々の活動での困りごとや話し合いたいテーマなど募集中です!

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次回のオンライン交流会(2022年初めを予定)に向けて、みなさんが日本語教室活動で、困っていること、気になっていること、また、交流会で話し合いたいテーマなどについて、教えてください。
気がついたときに、お気軽に書きこんでいただけると、うれしいです😍
どうぞよろしくお願いいたします🙇‍♂️

管理人
作成: 2021/09/04 (土) 12:01:26
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佐々木 洋(日立市) 2021/11/02 (火) 00:02:35

 はじめまして、さくら日本語木曜教室(日立市)で日本語ボランティアをしています、佐々木洋と申します。先日「守谷市日本語ボランティア講座」に参加し、飯野先生から茨城日本語情報ネットワークを紹介していただいたので、早速参加させていただきました。まず自己紹介をします。
 日本語ボランティアは、2年前から参加しています。しかし、コロナによる度々中断され、9月後半からオンライン授業の仕方を学び再開しました。10月から対面式の授業も再開されました。元教員で、主に日立市内とその周辺の小中学校と特別支援学校に勤務し、2015年3月に日立特別支援学校で定年退職しました。定年後、計3年市内の小学校で非常勤講師を勤めました。中学校での専門教科は、社会です
 現在教室では、Aさん(ベトナム出身;女性)とBさん(フィリピン出身;女性)を担当しています。Aさんは今年4月から、Bさんは10月末から担当しています。Aさんは、現在対面式の授業が困難なので、オンラインを希望しており、月2回を上限として、オンライン授業を実施しています。現在「みんなの日本語初級Ⅱ」32課まで進んでおり、介護の仕事をしているので、そのための漢字の学習を希望しています。 Aさんの支援に関し以下のことをお聞きします。
オンラインでは漢字の提示はできますが、手書きの漢字を見て、正しいか否かを話すことはむずかしいです。効果的な支援方法はあるでしょうか。
Bさんは在日経験は10年以上で、会話はできますが、カタカナは一部が読めず、漢字の読み書きはできません。「みんなの日本語初級Ⅰ」から始めています。Bさんの支援に関し以下のことをお聞きします。
この段階の文字、特に漢字の学習に効果的で、かつ安価の教材はあるでしょうか。小学校低学年の漢字ドリルを使う方法もあります。無料で、漢字ドリルをダウウンロードすることはできますし、100円ショップ(セリア等)でドリルを購入することはできます。しかし、成人に小学生向けの教材を使わせるのは、いかがなものか、と思います。特別支援学校では小学部・中学部・高等部とすべて経験しました。中学部の生徒に対し、通常学級では小学校低学年レベルの内容の国語や数学(算数)を教える際も、中学生相当にふさわしい形の教材を作成しました。
AさんとBさんの双方に共通することをお聞きします。
 とりあえず、Aさんはオンラインで月2回、Bさんは対面式で月3~4回の学習となる見通しです。少々負担ですが、どうにかなりそうです。
しかし、Aさんが対面式の授業に参加した場合、「みんなの日本語」の進度が大きく違うので、どう進めるかが課題となります。どのように進めたらいいでしょうか。
前半は、対話型の授業で共通の話題で話したり、文章の意味を考えたりする時間をとることとし、両者とも就学前の男子がいるという共通点がありますので、その点を話題にしたいと思います。後半は「みんなの日本語」の進め片方と会話練習している場合は、一方は書くことを中心とした課題をすることを繰り返そうと思います。これは、特別支援学級・特別支援学校での国語・数学(算数)を学習する場合の方法です。特別支援学級・特別支援学校でも、1対1で活動をする場合はまれであり、国語・数学(算数)では1人で複数の児童生徒を担当します。しかし、理屈通りいくかは、どうかはやってみないとわかりません。
所属している教室で退会希望者が多く出て、存亡の危機となっています。さくら日本語教室土曜教室と協議し、対応を協議中です。理由の一つに、当番活動(教室の使用申請や会計業務等)等の、日本語支援以外の業務があり、それが負担となっていることです。市内の他のボランティア団体も同様な傾向があります。日本語教育推進法が成立し、日本語教育は国・地方自治体・事業者と明記さていながら、実態はボランティアまかせであり、そのボランティアも高齢化と減少傾向にあるというのは、茨城県ばかりでなく、全国的な傾向と聞いております。皆さんの所属する団体は、どのようにこの問題に対応しているか、特に団体がおかれている自治体では、日本語教育のために、どういう支援をしているか、教えていただければ、ありがたいです。

はじめてで、 いろいろ書きましたが、ご助言、宜しくお願いします。 

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佐々木さん、書き込みありがとうございます。気づくのが遅くなってすみません。改めてお返事できるようにしますので、少しお待ちください😃

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佐々木さん、昨年の県のオンライン講座ではお世話になりました! 真摯にボランティア活動されている様子が目に浮かびます。水戸市でボランテイア活動をしている上村です。

『オンラインでは漢字の提示はできますが、手書きの漢字を見て、正しいか否かを話すことはむずかしいです。効果的な支援方法はあるでしょうか。』
オンラインの漢字の支援もなかなか難しいものがあります‥。宮本さんのアドバイスで十分なのですが、私の経験もそれに加えていただけたらと思い書き込みいたします。
私もオンラインで漢字をしています。学習者さんは一人です。お互いパソコンとスマホ、両方を使ってzoomに入ります。パソコン画面では顔を合わせ、スマホでは スマホホルダー(100円ショップでも売っています)を使って手元を映します。お互い手元が見えるので書き順などもチェックできます。学習者さんの表情はパソコンで確認できます。やはり表情が見えるのは大切かなと思います。
学習者さんには漢字ノートを使って書いてもらっています。やはりマス目があるとバランスなど説明しやすいし、字を見てわかりやすいです。私はホワイトボードを使っています。(A4サイズくらいです。)

『手書きの漢字を見て、正しいか否かを話すことはむずかしいです。』この部分なのですが‥。「ん?この字あやしい」となったとき、私はホワイトボードに 学習者さんが書いた字を真似して書いてみます。そしてその隣に 正しい字を書きます。赤いマーカーであやしい部分を指摘します。例えば「何」の「イ」と「可」の間が離れていたら、ここが開いていますよと赤い丸のスペースを作って示します。「前」のハネがないときは、ハネをつけてもらいたい部分に丸をつけます。
私の場合、手書きで直す方が早いし、慣れているのでそうしています。そのためにも手元のスマホがいるのです。

教科書は学習者さんにも買ってもらっています。現在オンライン学習は、ボランティアでも著作権を考えなければなりません。購入は難しいという人もいるかと思いますが、私の場合は「教科書を持っていてもいい」と言ってくれました。ダメ元で聞いて見る、ですね。オンラインは対面とは違う、使う道具も教科書も必要だと言ったら納得してくれました。

私の学習者さんは最終目標が「ある程度の字は手書きをしなければならない」ので、このようなやり方をしていますが、読めればよいとか、ラインに書き込めればよいなどが目標の学習者さんはまた違った方法があるのではないかと思います。またカタカナと漢字の数字が書けると指導も楽になります。(もちろん学習者さんに必要な字だけ書ければよいのですが)

どこまで指導するかというのも難しいところです。あるとき「毎」という字を練習していたのですが、この字がなかなか書けなかったのです。バランスが悪く何度書いても「毎」に見えないんです!そんな字は、その学習者さんにとっては写経レベルの字になるな、と感じました。時間が経てば書けるようになる字もあります。短いレッスン時間、執着しないのも大切です。(こういう経験もいろいろ失敗してわかったことです!泣)
今は漢字のアプリも充実しています。すべてをボランティアがやろうとは思わず、よいものは取り入れていくのがベストかと思います。アプリの学習は自律学習にも繋がります。時間があるときに気軽にやってもらうのも(見るだけでも)いいと思います。漢字はどうしても「教える、教えられる」の関係になってしまいます。お互い無理せず、楽しく!できたところは100倍褒めて!学習していければいいですね。(笑)

日本語ボランティア・グループ オルビス 上村

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佐々木さん、こんにちは。
水戸でボランティアをしている山田です。昨年度の茨城県国際交流協会の講座で「やさしい日本語」を担当したときに、オンラインでお会いしました。
ご無沙汰しております。
この度は、掲示板への書き込みをありがとうございます!😊
すでに、みなさんからいろいろなアイデアが紹介されていますから、わたしからはウェブサイトなどをご紹介しようかと思います。

・つながるひろがる 日本語でのくらし(文化庁)
リンク
 これは、生活者としての外国人のための日本語学習サイトです。
 日本語ボランティアがオンラインで活動する場合でも、著作権の点でも大丈夫です。
 ここに<生活の中の読み書き>という動画が5本あります。
 これをご覧になると、活動のヒントになるのではないかなと思います。 

・いろどり(国際交流基金)
リンク
 これは、日本で働く外国人のために作られた教材です。
 この中に漢字もあります。各レベルの<付属教材・資料>の中に<漢字のことば>があります。
 この教材もオンライン活動での著作権は大丈夫です。

・このホームページの<便利なウェブサイト>ページも参考にしてください。
リンク
まだあまり見やすく整理されておらず、申し訳ありません。
漢字教材もいくつかご紹介しています。

・国際日本語普及協会(AJALT)では、日本語ボランティアの相談にのってくれます。
リンク

ご参考になれば幸いです。
佐々木さんも外国人参加者の方たちも楽しんで参加できますよう。

やまだ🐸

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 上村さん、山田さん、佐々木さんへのお返事をありがとうございます。佐々木さん、いかがでしょうか。守谷市の宮本さんが「Sさんとの対話」というトピックでお返事を下さっているので、そちらもご覧ください。
 次回のオンライン交流会では、漢字や文字の支援、ウェブ公開されている教材を使った支援など、いろいろ考えられると思っているところです。今後も皆さんからの投稿をお待ちしています😊

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佐々木 洋(日立市) 2021/11/07 (日) 21:40:59

 上村さん 山田さん 宮本さん 早速の投稿ありがとうがございました。たくさんの情報を頂き、よく読んで活動に生かしたいと思います。ありがとうございました。