はじめまして、さくら日本語木曜教室(日立市)で日本語ボランティアをしています、佐々木洋と申します。先日「守谷市日本語ボランティア講座」に参加し、飯野先生から茨城日本語情報ネットワークを紹介していただいたので、早速参加させていただきました。まず自己紹介をします。
日本語ボランティアは、2年前から参加しています。しかし、コロナによる度々中断され、9月後半からオンライン授業の仕方を学び再開しました。10月から対面式の授業も再開されました。元教員で、主に日立市内とその周辺の小中学校と特別支援学校に勤務し、2015年3月に日立特別支援学校で定年退職しました。定年後、計3年市内の小学校で非常勤講師を勤めました。中学校での専門教科は、社会です
現在教室では、Aさん(ベトナム出身;女性)とBさん(フィリピン出身;女性)を担当しています。Aさんは今年4月から、Bさんは10月末から担当しています。Aさんは、現在対面式の授業が困難なので、オンラインを希望しており、月2回を上限として、オンライン授業を実施しています。現在「みんなの日本語初級Ⅱ」32課まで進んでおり、介護の仕事をしているので、そのための漢字の学習を希望しています。 Aさんの支援に関し以下のことをお聞きします。
オンラインでは漢字の提示はできますが、手書きの漢字を見て、正しいか否かを話すことはむずかしいです。効果的な支援方法はあるでしょうか。
Bさんは在日経験は10年以上で、会話はできますが、カタカナは一部が読めず、漢字の読み書きはできません。「みんなの日本語初級Ⅰ」から始めています。Bさんの支援に関し以下のことをお聞きします。
この段階の文字、特に漢字の学習に効果的で、かつ安価の教材はあるでしょうか。小学校低学年の漢字ドリルを使う方法もあります。無料で、漢字ドリルをダウウンロードすることはできますし、100円ショップ(セリア等)でドリルを購入することはできます。しかし、成人に小学生向けの教材を使わせるのは、いかがなものか、と思います。特別支援学校では小学部・中学部・高等部とすべて経験しました。中学部の生徒に対し、通常学級では小学校低学年レベルの内容の国語や数学(算数)を教える際も、中学生相当にふさわしい形の教材を作成しました。
AさんとBさんの双方に共通することをお聞きします。
とりあえず、Aさんはオンラインで月2回、Bさんは対面式で月3~4回の学習となる見通しです。少々負担ですが、どうにかなりそうです。
しかし、Aさんが対面式の授業に参加した場合、「みんなの日本語」の進度が大きく違うので、どう進めるかが課題となります。どのように進めたらいいでしょうか。
前半は、対話型の授業で共通の話題で話したり、文章の意味を考えたりする時間をとることとし、両者とも就学前の男子がいるという共通点がありますので、その点を話題にしたいと思います。後半は「みんなの日本語」の進め片方と会話練習している場合は、一方は書くことを中心とした課題をすることを繰り返そうと思います。これは、特別支援学級・特別支援学校での国語・数学(算数)を学習する場合の方法です。特別支援学級・特別支援学校でも、1対1で活動をする場合はまれであり、国語・数学(算数)では1人で複数の児童生徒を担当します。しかし、理屈通りいくかは、どうかはやってみないとわかりません。
所属している教室で退会希望者が多く出て、存亡の危機となっています。さくら日本語教室土曜教室と協議し、対応を協議中です。理由の一つに、当番活動(教室の使用申請や会計業務等)等の、日本語支援以外の業務があり、それが負担となっていることです。市内の他のボランティア団体も同様な傾向があります。日本語教育推進法が成立し、日本語教育は国・地方自治体・事業者と明記さていながら、実態はボランティアまかせであり、そのボランティアも高齢化と減少傾向にあるというのは、茨城県ばかりでなく、全国的な傾向と聞いております。皆さんの所属する団体は、どのようにこの問題に対応しているか、特に団体がおかれている自治体では、日本語教育のために、どういう支援をしているか、教えていただければ、ありがたいです。
はじめてで、 いろいろ書きましたが、ご助言、宜しくお願いします。